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2006/7/12

残念な事に、「狂ったダイヤモンド」ことシド・バレットが他界した...。

ロック界にとっては彼はソロ以降全く音楽活動がなかったので生ける屍のようなものだったかも知れないが、実際他界してしまうと何か大きな穴が開いたような気がしてしまう。

エルビス・プレスリーが死んだ時、ジョン・レノンが「エルビスは除隊した時に、既に死んでいた。」と言うような発言をしていたが、実際あのカリスマが生きているのと死んでしまうのとでは大きな違いがあった。

今考えるとシド・バレットもそれと同じような感じがする。



僕にとってのシド・バレットは、2枚のソロ・アルバムよりこのピンク・フロイドのファースト・アルバムの印象が強い。

それは別の世界へ行ってしまう前のシド(いや、もしかしたら既に別の世界へ足を踏み入れていた?)の唯一の作品だからかも知れない。

別世界に住み始めた後のシドの2枚のソロ・アルバムに比べると、この作品は非常にアグレッシブでアバンギャルドな試みをしながらも、とても聴きやすいポップな作品に仕上がっている。

今日1日中このアルバムを聴いていたが、改めて感動の嵐に巻き込まれてしまった。

言葉の意味よりその音とかイメージを主に置いたような歌詞。

バンド名をブルースのミュージシャンから取った割にはブルース色のないポップで美しいメロディの作品群。

デビット・ボウイ曰く「ロックを初めてブリティッシュ・アクセントで歌った...。」というシドのヴォーカル。

「Lucifer Sam 」でのかきむしるように弾くシドのギター。

「Pow R. Toc H.」や「Take Up Thy Stethoscope And Walk 」で聴かれる変な声を組み入れたリズム作り。

恐らくはアルバム「狂気」の「タイム」のSEの元ネタだろうと思われる「バイク」終盤のSE。また「毛のふさふさした動物の不思議な歌」でも登場するSE。

もうあげ始めたら切がないが、これら全てが未だに眩しい位に今でも輝きを失っていない...。

本当に度肝を抜かれる永遠の名作である。





単なるシド・バレットのいちファンであるが、彼の冥福を祈りたい。

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無題
僕もこのアルバムは大好きです。
1曲目からノックダウン!
すごいアルバムだよね。

輝け!狂ったダイアモンド・・・・合掌

2006/07/13 21:09:48
フロイド 2006/09/25(Mon)10:03:28 編集
無題
私のロックヒーローが本当にあっちの世界にいってまいました。
それでも、ずっと影響を受け続けるだろうし、憧れの気持ちは変わらないでしょう。
ご冥福をお祈りします。

2006/07/14 8:49:01
oda 2006/09/25(Mon)10:03:58 編集
無題
>フロイドさん、 oda さん

彼がこの世に残してくれたものは数少ないけど、あまりにも美しく、時を超越して存在し続ける事でしょう..。
だから僕等は残りの人生この後もず~っと聴き続ける訳です。



2006/07/24 5:49:45
U.G. 2006/09/25(Mon)10:04:27 編集
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自称、シンガー・ソングライター...。
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