天知る 地知る 汝知る
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2005/3/5
毎週土曜日の朝は子供をクイーンズの日本語補修校へ車で連れて行く。休み日の朝は寝床でゆっくりしているより、早く起きて爽やかな空気を感じた方が有意義かもしれない。
今日も先週と同様に、子供を学校に降ろした後 Arby's でコーヒー・ブレイク。
ちょっとした休息に幸せを感じるのは、歳を食った証拠だろうか?
この送り迎え時に車でこのイアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズのアルバムを聴いていた。
出張にもちょくちょく持参するアルバムなのだが、いつもは午後の3時~4時位に聴くようにしていた。
日が翳り始めるこの時間帯に聴くと、ぐっと来るアルバムだったからだ。
でも結局良い作品は、何時聴いてもそれぞれのシチュエーションを増幅させる効果を持っているもので、時間帯で聴き分ける必要性が無い事を痛感した。
う~ん、素晴らしい。
イアン・マクドナルドのヴォーカルは決してレイクのような凄いヴォーカリストのものとは異質だが、優しさを感じる素直なヴォーカルだ。
「Flight of the Ibis 」はクリムゾンの「Cadence And Cascade 」の下歌だが、クリムゾンのそれよりビートルズ的で僕は好きだ。次曲の「Is She Waiting?」も含めここらへんを聴くと、きっとイアン・マクドナルドもビートルズが好きだったんだろうと想像できて僕は嬉しい。
組曲の「Birdman」はやはり沈み行く夕日を見ながら聴くと、なんとも言えない感動に浸ることが出来る。
また僕はこのフィルターをかけたような紫っぽい色合いのジャケットも凄く好きで、自分でもコンピューターで色々試してみた。
でもこのジャケットのような色合いは上手く出せなかった。
それにしてもこのアルバム。
ジャケットの表側がジャイルズで裏がマクドナルドと言うのは何故だろう?
ハンサムなマクドナルドを表にしたほうがアルバムももっと売れたんじゃないかな~?
イアン・マクドナルドには、ジョン・ウエットンのライブを観に行った時に会った。
初老のイギリス紳士と言った感じで、とてもジェントルな印象だった。僕は社交辞令で、彼のその時のライブでのフルートの演奏がどんなに素晴らしかったか一生懸命になって伝えた。でも本当はそんなことは思っていなかった。ただその場でマクドナルドが演奏をしていたと言う事実だけに感動していだけだったのだ。
その時イアン・マクドナルドの目を見て、僕は明らかに彼の目の中に狂気を見つけていた。
彼は狂人だったと思う。
凄い迫力のある、優しい狂人だ。
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プロフィール
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Euge
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男性
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夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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