忍者ブログ
天知る 地知る 汝知る
[91]  [90]  [89]  [88]  [87]  [86]  [85]  [84]  [83]  [82]  [81
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



2005/3/3

今回からバッファロー方面の出張のルートを少し変更した。
今までロチェスターへ行った後はシラキウスへ向かったが、今回からイサカへ行く事にした。
ルート96というローカルの道を1時間半~2時間位走るが、ハイウエイと違い景色が断然良い。
時間的に5時から6時位なので、薄暗がりで空は薄い夕日がかかりとてもよい感じになっていた。

それまで、ずっとクラプトンを聴いていたが、こういうシチュエイションにはスペイシーで暗さのある音を!と思いコクトー・ツインズのこのアルバムに変更した。
う~ん、素晴らしい。
1曲目の「Blue Bell Knoll」のイントロがかかった途端に、車の中の空気が一変した。
更にエリザベスの声が響いたりしたら、もうそこはコクトー・ツインズ・ワールドである。
いや~、何度も言ってしまうが...、素晴らしい!
野畑には雪がかぶっていて一面白一色。
遠くの雑木林は黒い枯れ木のシルエットになっており、冬の寒々しさと言うか、何ともいえない荒涼とした寂しさと言うか、が浮きでている。
更にそこにはコクトー・ツインズの「Blue Bell Knoll」である。
否が応でもノスタルジックな気分に浸ってしまう。

特にこのアルバムはコクトー・ツインズの最高傑作だと僕は思っているので、このシチュエイションで聴くのに悪いはずは無い。
全曲素晴らしいが、「Carolyn's Fingers」はベスト・チューンと言っていいと思う。超名曲だ。
2曲目の「Athol-Brose」は日本で車かなんかのCMで使われていたが、良い味を出していたのを覚えている。
最後の「Ella Megablast Burls Forever」がかかる頃には、イサカの街の明かりが点々と向こうの山の中腹辺りに見えてきて、仕事の事などすっかり忘れてしまうほど感動させられた。

こういう田舎の風景が美しく感じるのは、自分が都会の中で暮らしているからなのだろうか?
田舎に生活している人にとっては逆に、マンハッタンの夜景なんて最高に美しく見えるものかもしれない。

でも最近田舎への移住を考え始めている自分を見つけている。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
2005/03/06 19:37:52

「Carolyn's Fingers」は大好き!
あれは名曲だな~、このアルバムは一瞬に空気をかえる力を持ったアルバムですね、僕も一番聴くかな。(^^)

ふろぱぱ 2006/07/02(Sun)12:41:04 編集
無題
2005/03/06 22:28:54

前衛的と言うか、アンダーグランド・チックと言うか、そんなだったコクトー・ツインズが良い感じで少しポップになったアルバムだよね。
ピンク・フロイドが「狂気」を出したのと似てる。
初期の「Treasure」を最高傑作と言う人もいるけど、僕は断然このアルバムだな。


[ U.G. ] 2005/03/06 22:28:54 [ 削除 ]
U.G. 2006/07/02(Sun)12:41:53 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
アクセス解析
カウンター
最新コメント
(05/13)
無題(返信済)
(11/10)
(09/18)
無題(返信済)
(09/15)
無題(返信済)
(09/13)
最新トラックバック
ブログ内検索
バーコード
フリーエリア
忍者ブログ [PR]