忍者ブログ
天知る 地知る 汝知る
[394]  [393]  [392]  [391]  [390]  [389]  [388]  [387]  [386]  [385]  [384
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



2006/6/4

マハヴィシュヌを聴いて興奮した後に、キング・クリムゾンでその興奮を更に持続させようとするのは、間違った行為ではないよね~?
そして、それを「太陽と戦慄」や「暗黒の世界」で行うのではなく、このライブ盤でするのは更に正しい事のような気がする。
と言う事で、今日は夕暮れ時家族がビデオに夢中になってる間に、ヘッドフォンをしてこのアルバムを楽しんだ。
う~ん、録音状態が良くないのにも拘らず、ここまでファンの間で珍重されるこのアルバムの魅力は一体何なんだろうか?
一つには「アイランド」の時代のライブとしての価値があげられるかな?
今でこそ、うっげ~、こんなライブ盤あるの~?ってくらい、ガンガンにクリムゾンのライブが発売されてるけど、当時はU.S.Aライブとこのライブ盤だけで、貴重な音源のひとつだったからね。(ブートレッグは沢山あったのかもしれないけど...。)
またあの叙情的なアルバムを製作したメンバーによって行われたライブにしては、大分演奏にギャップがあって面白いアルバムだし。
また崩壊寸前のバンドのエネルギーが、逆に上手い具合に作用してアルバムの成功をもたらしているのも理由の一つかな。
どうせぶっ壊れるんなら、行くとこまで行ってやるぜ~!的な派茶滅茶なパワーがあったのかもしれない。
後にバッドカンパニーにベーシストとして加入するボズと、ボブ・ディランのバックでドラムを叩く事になるイアン・ウォレスの作り出したグルーヴは、ファンキーなロックそのもので、キング・クリムゾン(と言うかロバート・フリップ?)の指向していたジャズ的なアプローチが少なく、それが逆にメル・コリンズのサックスとロバート・フリップのギターを引き立てているような気がする。
面白いミス・マッチみたいな...。

ところで、このアルバムのライナー見たら、ロバート・フリップってこのバンドが崩壊する前後、ジョン・ハイズマン(Dr)とマーク・クラーク(B)更にキース・ティペット(P)とバンドを組む話があったみたいね。
何か、そのバンドも聴いてみたかったな~。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
これはオフィシャルブートの先駆ではないでしょうか?ビートルズのホワイトアルバムにかけて言うならこれはブラックアルバム。バンドが火を噴いて錐もみ状態で落下して行く趣のある自爆ライブ。クリームのフィルモアライブにも共通するコワサがありますね。フリップとコリンズが必死に機首を立て直そうとしてる感があります。最近こんなライブやるバンドいなくなったんでしょうね。

2006/06/06 11:07:29
ミスターT 2006/09/24(Sun)10:40:36 編集
無題
このアルバムも最高ですね。
クリムゾンらしからぬ暑苦しさはボズとイアン・ウォーレンスですね。
フィリップ翁も手に負えなかったらしいですからね~。
それにしても実にロックしていて良いライブですね。

2006/06/07 20:37:18
フロイド 2006/09/24(Sun)10:41:10 編集
無題
>ミスターTさん
>自爆ライブ。

一概には言えないかもしれませんが、これはバンドの一番燃え上がる瞬間かもしれませんね。
自爆ライブ...。
凄いな~、この表現。

>フロイドさん
>クリムゾンらしからぬ暑苦しさ

確かに「暑苦しい」感じだね~。
グルーヴがぐにゅ~って、うねってるんだよね。



2006/06/08 10:01:26
U.G. 2006/09/24(Sun)10:41:41 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
アクセス解析
カウンター
最新コメント
(05/13)
無題(返信済)
(11/10)
(09/18)
無題(返信済)
(09/15)
無題(返信済)
(09/13)
最新トラックバック
ブログ内検索
バーコード
フリーエリア
忍者ブログ [PR]