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2006/4/28

ロチェスターからイサカへはいつもルート96を使うが、最近は大分日が伸びたので未だ明るいうちにイサカに辿り着けるので嬉しい。
そしてこの長い田舎道を、素晴らしい音楽を聴きながらドライブするのが、この出張での一番の楽しみなのである。

大体3枚くらいのCDを聴ける程の運転時間なのだが、今回はこのバート・バカラックによる映画のサウンド・トラックがツボにはまってしまって、2回リピートして聴いていた。
アルバム全体に漂う物悲しさが、アメリカの田舎道を行くドライブにまさにうってつけだったのかも知れない。
この作品は映画のサウンド・トラックではあるが、ピンク・フロイドの「モア」などのように、バート・馬鹿ラックというアーティストのアルバムとして十分に楽しめるものであると思う。
1曲目のインスト「The Sundance Kid」からいきなり、何ともノスタルジーを感じさせるメロディが僕の車の中に充満してきた。
それにしても不思議なのは、The Sundance Kid のテーマ曲が収録されているのにも拘らず、何故 Butch Cassidy のテーマ曲はないのでしょう?
これって、えこひいき?

...。
 
う~ん、もしかしたら「えこひいき」って言う言葉は日本では既に死語になっているんではないだろうか?

「Raindrops Keep Fallin' on My Head」はBJトーマスの歌う、言わずと知れたスタンダード・ナンバー。
イントロは今流行のウクレレなんでしょうか?
今の流行の30年も前を行っていたんだね~、凄いね~...って、牧伸治もあの時代にウクレレで漫談やってたけど...。
BJトーマスって、ちょっとエルビスっぽい感じもするけど、良い声してるよね~。
でもどういう訳か、「On a Bicycle Built for Joy」での「Raindrops Keep Fallin' on My Head」のリプライズは声が少し嗄れていて苦しそうに歌っている....。
何故かな~?
何かの効果を狙って、声を嗄らしたのかな?

アルバムは「Not Goin' Home Anymore (Reprise)」で幕を閉じるが、何とも悲しいタイトルだな~っとしみじみ感じてしまった。
特にこうして遠方に出張できていると、「家」と言うものの大切さを実感するからね。
「もう家には帰らない...」というのは、ここでは「自由」を意味しているのと同時に、それとは裏腹の「死」をも意味しているんであろうね。
これはこの映画を観た人なら分かってくれると思うんだけど。
僕のような弱い人間は、どうしても心の拠り所となる何か(物)に頼ってしまう...。
それは僕にとっては音楽であったり、友達であったりするんだけど、最後にはやはり「家」になってしまうんではないかと思うんだよね。
その「家」を捨てて「自由」を選ぶというのは、並大抵の精神力ではないよね~、やはり...。
「自由」を選んだ時点で、「死」も同時に受け入れているんだからね。

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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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