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2006/11/23

アメリカは「感謝祭」の祝日なんですね、今日は...。
学校は木、金、土、日、と4連休、一般の会社でもそうしてる所が多いですよね。
僕の仕事はこう言った日が暇なので、取り合えず休みを取りました。
でも今日は生憎の雨ですな~。

ここの所日が短くなってきて、朝は7時位まで薄暗いし夕方の4時半位になるともう日が落ちてしまう。
だから夏などの比べて冬は街のネオンがキラキラと輝く時間に働いている事が多い。
リムジンの仕事をしてる僕には、視界が余りよくないので嬉しい事ではないが、ニューヨークと言う都会の違った顔が見えてくるので面白く感じる事もある。
そこで2、3日前にふっと思い出して、この映画「Taxi Driver 」のサウンドトラックを持参して車の中で聴き始めたら...
もう大変。
はまってしまいました。
う~ん、僕はタクシーの運転手とは少し異質だが、非常に似通っている職業なので、何だかこの映画のサウンドトラックの音楽が凄くリアルに感じられたのだ。
1曲目「Theme from Taxi Driver」でのサックスの音が怪しく艶かしく響き、マンハッタンのネオンの中に解けていくような感じがした。

素晴らしい。

ところで、このサックスって、トム・スコット?
6曲目の「Theme from Taxi Driver」には Alto Sax solo by Tom Scottってあるんだけど、わざわざこんな覚書がしてあるって事は1曲目のサックスはトム・スコットじゃないって事かな?
まあ、いいや、誰が吹いていようと素晴らしい事には変わりない。
2曲目以降は所謂映画のサウンドトラックで、効果音的な音楽が立て続けに鳴り響く。
これらを聴きながら夜の街中を運転していると、都会の持っている魔力みたいなものを感じずにはいられなくなってくる。
恐ろしく孤独な人々が都会には多く生息してて、そこに潜む魔物によってどんどん違う人間に変化させられ、最後には運命を狂わされていくんじゃないかなって。
映画でも似た様なことが描かれていたもんね。
でもそれって、もしかしたら元々人々の中にあった物が都会によって目覚めさせられただけなのかもしれないけどね。
僕はタクシードライバーではなくリムジンドライバーだけど、車の中と言う隔離された空間の特殊性は恐らく一緒なんじゃないかな。
実際は都会のど真ん中で運転してるんだけど、窓ガラスを通してその光景を見ているので、外界が映画を観ているような変にリアリティのない物に思えて来るんだよね。
車の中では乗車してる人との共有している空間世界もあるし、なんか知らない間に外の世界を違う世界から見ているような。
映画でも主人公の職業をタクシードライバーにしたのは、そういった隔離された特殊な世界観=孤独、みたいな狙いがあったのかもね。
5曲目「All the Animals Come Out at Night」では映画中のロバート・デニーロのセリフが聴けて嬉しい。
"You talking to me?" のセリフは昔一緒にバンドをやっていた友達もよくマネをしていたな~。
このタイトルが表すように、夜の都会と言うのは人間が本性を剥き出しにすよね。

夜に都会を運転する機会のある方は一度このサウンドトラックをBGMにしてみては如何でしょうか。
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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