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2005/4/21
自分自身が40歳になって、改めてジョン・レノン40歳の時のこの作品を聴いてみた。
「ジョンの魂」は「マザー」の重い鐘の音で幕を開けるが、このアルバムは軽いチャイムの音で幕を開ける。
これは非常に象徴的で、ジョン自身、自分が随分と軽くなれたと語っていたようだ。
ビートルズのデビューからずっと色んな問題と戦い続けてきたが、ハウス・ハズバンドを経た事で余裕が出来たのかもしれない。
僕なんか(一般的にもそうかな?)この歳になると仕事でも家庭でも責任の負担が大きくなり、人によっては住宅ローンなどでがんじがらめになり、自分の自由などどんどん剥奪されていく時期だと思う。ジョンのように軽くなるどころか、人生どんどん重くなっていくのだ。
まあ、一般の人とジョンを比べること自体違っているが、自分がこのアルバム製作時のジョンと同じ年齢に達した事で、色々と思うことがあるのだ。
このアルバムはそういった意味を含めて「ジョンの魂」とは対極にある作品ではないかと思う。
しかし重さがなくなったからといっても、決して軽音楽にならないのがジョン・レノンの偉大な所ではないだろうか。
どの曲も聴きやすく、肩に力の入っていない名曲揃いだ。
このアルバムを聴いたジョージ・マーティンが、自分がプロデュースしていたらもっと良い作品になっていた惜しいアルバムと評していたらしいが、それを聞いたジョンは「あんな老いぼれに何が分かる!」とコメントしてジョージ・マーティンを悲しませたらしい。そしてそうコメントしたことを後で後悔すると言う、ジョンらしいエピソードも残っている。
このアルバムでは、ヨーコの作品も中々の出来だと思う。
ジョンの曲といいバランスで収録されていて、アルバムを上手く構成している。
40歳と言う区切りの良い年齢に達して、新たに (Just Like) Starting Over !と人生をリニューアルしても楽しいかもしれない。
空港で会いましょう...。
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無題
このアルバム、全部ではないでしょうけど、トニー・レヴィンがベースを弾いているんですよね。
ボン・ジョヴィのリッチー(リッチ・ブラックモアではない)がそのソロのライヴで彼を起用していました。曰く「現存するベーシストの中でもっともすばらしい人だから」
2005/04/25 20:52:17
ボン・ジョヴィのリッチー(リッチ・ブラックモアではない)がそのソロのライヴで彼を起用していました。曰く「現存するベーシストの中でもっともすばらしい人だから」
2005/04/25 20:52:17
プロフィール
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Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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