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2009/1/24

お~っ、今週は頑張って更新してますね~。
って言うか、いつもこれくらいのペースでアップ出来れば良いんですけど、頭の中がまとまらない事が多くて文章を作成するのに凄く時間がかかるんです。
ですから、頻繁に記事を書くのは中々出来ないんですね~。

まあ、言い訳はこの辺にして...。
昨日は「死刑台のメロディ」と言う1971年のイタリア映画のサウンド・トラックを聴きながら涙してました...。

1. Hope for Freedom
2. The Ballad of Sacco and Vanzetti: Introduction
3. The Ballad of Sacco Vanzetti, Pt. 1
4. In Prison
5. The Ballaf of Sacco and Vanzetti, Pt. 2
6. Sacco and His Son
7. The Ballad of Sacco and Vanzetti, Pt. 3
8. Freedom from Hope
9. Sentenced to Death
10.The Electric Chair
11.Here's to You (Introduction)
12.Here's to You



1920年代のアメリカ。強盗殺人事件の容疑者として、逮捕されたイタリア移民の製靴工ニコラ・サッコ (Nicola Sacco) と魚行商人バルトロメオ・バンゼッティ (Bartolomeo Vanzetti) が偏見による冤罪ではないかという疑惑がありながら、死刑に処された事件があったのです。
その事実をもとに1971年にイタリアで映画化されたのが(イタリアで映画化されたというのが、味噌ですよね..。)、この映画なんですが、その音楽を担当したのがあの超巨匠、映画音楽家のエンニオ・モリコーネだったんですね~。
何を隠そう(って別に何も隠していませんが...。)彼は僕のフェイヴァリット映画音楽家のひとりなんです。(それにしても、最近は昔のように映画音楽家というのがあまりいないような気がするんですが、気のせいでしょうか...。)
彼の仕事では「夕陽のガンマン」などのマカロニ・ウエスタンのテーマ曲が有名ですが、やはり今では「ニュー・シネマ・パラダイス」のサントラが圧倒的に彼の知名度を上げたのではないかと思います。
日本のテレビでも、視聴者を泣かそうとする場面には必ずと言ってこのサントラの曲が使われますもんね。
そうです、この人のメロディは涙腺を可也激しく刺激するんですね~。
そして、この涙腺刺激王とガッツリとタッグを組んだのが、60年代のフォークの女王、そして当時人権擁護を声高らかに歌っていた、ジョーン・バエズだったんですね。
う~ん、映画の題材からして、彼女の起用はもう自然の流れだったのでしょう。
エンニオ・モリコーネとジョーン・バエズ。
このチームが映画のために作り上げた音楽は、ドラム缶3個分の涙(何じゃそれ...。)をそそる、悲しくも美しい、時間を越えた素晴らしい作品でした。
基本的にジョーン・バエズはアレンジ違いの「The Ballad of Sacco Vanzetti」と言う曲と「Here's to You 」の2曲で参加と考えて良いと思います。
両曲におけるジョーン・バエズの名唱は永遠に語り継がれる事でしょう。
特に僕が小学校の頃に聴いてショックを受けた「Here's to You 」は、アバのリード・シンガーのアグネタもカヴァーしていた位の名曲です。(う~ん、そんなに説得力ないかな...。)
短い節の繰り返しでしかない曲なのですが、ここまで人を惹きつけるのはアレンジの力とジョーン・バエズの声の賜物だと思います。
素晴らしい。
そして、モリコーネ氏は相変わらず涙腺を攻撃してくるメロディとオーケストラの演奏だけにとどまらない数々の実験?(ジミヘンっぽいギターも少し効果的に入れていたり...。してます。)で聴いている人にサッコとバンゼッティの悲劇を訴えかけてきます。

偏見、差別、権力、...。
これらがもたらすものは「涙の終結」でしかないのに、この事件から70年以上も経った現在でも、人間は気が着く事がなく繰り返しているんですね...。(自分自身を含め...。)
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2006/11/23

アメリカは「感謝祭」の祝日なんですね、今日は...。
学校は木、金、土、日、と4連休、一般の会社でもそうしてる所が多いですよね。
僕の仕事はこう言った日が暇なので、取り合えず休みを取りました。
でも今日は生憎の雨ですな~。

ここの所日が短くなってきて、朝は7時位まで薄暗いし夕方の4時半位になるともう日が落ちてしまう。
だから夏などの比べて冬は街のネオンがキラキラと輝く時間に働いている事が多い。
リムジンの仕事をしてる僕には、視界が余りよくないので嬉しい事ではないが、ニューヨークと言う都会の違った顔が見えてくるので面白く感じる事もある。
そこで2、3日前にふっと思い出して、この映画「Taxi Driver 」のサウンドトラックを持参して車の中で聴き始めたら...
もう大変。
はまってしまいました。
う~ん、僕はタクシーの運転手とは少し異質だが、非常に似通っている職業なので、何だかこの映画のサウンドトラックの音楽が凄くリアルに感じられたのだ。
1曲目「Theme from Taxi Driver」でのサックスの音が怪しく艶かしく響き、マンハッタンのネオンの中に解けていくような感じがした。

素晴らしい。

ところで、このサックスって、トム・スコット?
6曲目の「Theme from Taxi Driver」には Alto Sax solo by Tom Scottってあるんだけど、わざわざこんな覚書がしてあるって事は1曲目のサックスはトム・スコットじゃないって事かな?
まあ、いいや、誰が吹いていようと素晴らしい事には変わりない。
2曲目以降は所謂映画のサウンドトラックで、効果音的な音楽が立て続けに鳴り響く。
これらを聴きながら夜の街中を運転していると、都会の持っている魔力みたいなものを感じずにはいられなくなってくる。
恐ろしく孤独な人々が都会には多く生息してて、そこに潜む魔物によってどんどん違う人間に変化させられ、最後には運命を狂わされていくんじゃないかなって。
映画でも似た様なことが描かれていたもんね。
でもそれって、もしかしたら元々人々の中にあった物が都会によって目覚めさせられただけなのかもしれないけどね。
僕はタクシードライバーではなくリムジンドライバーだけど、車の中と言う隔離された空間の特殊性は恐らく一緒なんじゃないかな。
実際は都会のど真ん中で運転してるんだけど、窓ガラスを通してその光景を見ているので、外界が映画を観ているような変にリアリティのない物に思えて来るんだよね。
車の中では乗車してる人との共有している空間世界もあるし、なんか知らない間に外の世界を違う世界から見ているような。
映画でも主人公の職業をタクシードライバーにしたのは、そういった隔離された特殊な世界観=孤独、みたいな狙いがあったのかもね。
5曲目「All the Animals Come Out at Night」では映画中のロバート・デニーロのセリフが聴けて嬉しい。
"You talking to me?" のセリフは昔一緒にバンドをやっていた友達もよくマネをしていたな~。
このタイトルが表すように、夜の都会と言うのは人間が本性を剥き出しにすよね。

夜に都会を運転する機会のある方は一度このサウンドトラックをBGMにしてみては如何でしょうか。


2006/4/28

ロチェスターからイサカへはいつもルート96を使うが、最近は大分日が伸びたので未だ明るいうちにイサカに辿り着けるので嬉しい。
そしてこの長い田舎道を、素晴らしい音楽を聴きながらドライブするのが、この出張での一番の楽しみなのである。

大体3枚くらいのCDを聴ける程の運転時間なのだが、今回はこのバート・バカラックによる映画のサウンド・トラックがツボにはまってしまって、2回リピートして聴いていた。
アルバム全体に漂う物悲しさが、アメリカの田舎道を行くドライブにまさにうってつけだったのかも知れない。
この作品は映画のサウンド・トラックではあるが、ピンク・フロイドの「モア」などのように、バート・馬鹿ラックというアーティストのアルバムとして十分に楽しめるものであると思う。
1曲目のインスト「The Sundance Kid」からいきなり、何ともノスタルジーを感じさせるメロディが僕の車の中に充満してきた。
それにしても不思議なのは、The Sundance Kid のテーマ曲が収録されているのにも拘らず、何故 Butch Cassidy のテーマ曲はないのでしょう?
これって、えこひいき?

...。
 
う~ん、もしかしたら「えこひいき」って言う言葉は日本では既に死語になっているんではないだろうか?

「Raindrops Keep Fallin' on My Head」はBJトーマスの歌う、言わずと知れたスタンダード・ナンバー。
イントロは今流行のウクレレなんでしょうか?
今の流行の30年も前を行っていたんだね~、凄いね~...って、牧伸治もあの時代にウクレレで漫談やってたけど...。
BJトーマスって、ちょっとエルビスっぽい感じもするけど、良い声してるよね~。
でもどういう訳か、「On a Bicycle Built for Joy」での「Raindrops Keep Fallin' on My Head」のリプライズは声が少し嗄れていて苦しそうに歌っている....。
何故かな~?
何かの効果を狙って、声を嗄らしたのかな?

アルバムは「Not Goin' Home Anymore (Reprise)」で幕を閉じるが、何とも悲しいタイトルだな~っとしみじみ感じてしまった。
特にこうして遠方に出張できていると、「家」と言うものの大切さを実感するからね。
「もう家には帰らない...」というのは、ここでは「自由」を意味しているのと同時に、それとは裏腹の「死」をも意味しているんであろうね。
これはこの映画を観た人なら分かってくれると思うんだけど。
僕のような弱い人間は、どうしても心の拠り所となる何か(物)に頼ってしまう...。
それは僕にとっては音楽であったり、友達であったりするんだけど、最後にはやはり「家」になってしまうんではないかと思うんだよね。
その「家」を捨てて「自由」を選ぶというのは、並大抵の精神力ではないよね~、やはり...。
「自由」を選んだ時点で、「死」も同時に受け入れているんだからね。



5/7/18

日が短くなったね~。
ついこの間まで夜の9時でもまだ薄明るかったけど、今日9時に帰宅した時はもう真っ暗だったよ。

今日はフードエンポリアム系のスーパーで、スーパー・フレッシュという所に呼び出し食らって行ってきたんだけど、帰りにCD物色していたらこんなのが売ってたから、思わず買ってしまいました。
チャップリンは映画人として僕にとってはナンバー・ワンの存在なんだけど、音楽家としても凄い才能の持ち主だったと思う。
映画音楽というのは、多分にイラスト的要素の濃い音楽なんだけど、素晴らしい音楽の宝庫でもあるよね。クラッシクあり、ジャズあり、ロックあり、フォークあり、民俗音楽あり...。本当にすべての音楽を網羅している。
僕は元々ビートルズにかぶれる前に、相当映画音楽に傾倒していたというルーツがあって、小学生の頃から映画音楽を通して色んな音楽を聴いていたのは非常にラッキーだったんじゃないかと思う。
そんな中でチャップリンの映画の音楽は僕のフェイヴァリットのひとつでもあった。
このCDの中では、特にチャップリンの歌う、映画「サーカス」の挿入歌「Swing Little 」が心にしみてくる。
う~ん、素晴らしい曲だよな~、本当に~。
歌詞は非常にシンプルで、あまり英語が分からない人でも理解できる程度。
シンプル・イズ・ベストだよね。
あと今日初めて気が付いたんだけど、映画「黄金狂時代」のサントラの部分で、昔ドリフが歌ってた ♪だ~れかさんと、だ~れかさんが...♪っていう歌の節が出てきた。
あれって大昔からあるアメリカの曲だったのかな?




2005/4/16

どうも今日は自分の結婚記念日らしい。
元々数字を記憶するのが苦手だし、そういうことに無頓着な性格だからな~。
取り合えずレストランで食事して体裁を整えた。

今日は何となく静かな音楽が聴きたかったので、映画のサウンドトラックのこのアルバムを聴いた。
映画の場面を思い出すような聴き方ではなく、一つの音楽として楽しんだ。
1曲目の「Solace」は非常にノスタルジックな響きを持っていて、何だか心臓の奥の方がキューッとするような気持ちにさせられる。
自分が小学生の頃、この曲を聴いていてもそんな気持ちにはならなかった。
まあ子供というのは前を向いて進んでいくだけで、振り返ったりしないからな~。
マラソンで例えれば、スタート地点の走り始めの頃と一緒だからね。まだゴールはずっと先だし、体力も全然あるし...。
暫らく走っていくと体力は消耗してくるし、ペース配分を後悔したり、自分の思い描いたゴールが出来るかどうか不安になってくるし、色々な事が起こってくるのでどうしても振り返ってしまうんだよね。そうするとノスタルジックな気持ちに陥りやすくなる。
今の自分がそうなんだろうな...。
もうマラソンで言うとハーフ地点を通り越したくらいなのかな?
かなり苦しくなり始めて、後ろから来るランナーに抜かれていくのが気になったり、この先にある坂道を上りきれるか不安になったり、そんな時期なのかもしれない。
だからこういう曲を聴いたりすると、昔を懐かしがったりしてしまう。気が弱くなってる証拠だな...。
もう一度前を見据えないと...。
2曲目の「Entertainer 」みたいに、ある程度気楽に楽しまないと...。歯を食いしばるのは勿論大切だけど、折角の人生十分にエンターテインして楽しまないといけないよね。



2005/3/11

ニュージャージー・ターンパイクって工場地帯を通ってるから、風景が殺伐としている。千葉に産業道路って言うのがあったけど、こんな感じだったかな~?
今日はその道をずっと行ったところの PATHMARK というスーパーで仕事。 http://www.pathmark.com/company.htm
値段は安めで、中流から下の客層が対象だ。

ここでは少量だがCDも大分安く売っているので、どんなのがあるか覘いてみた。
この手の店は、大概アーティストのオリジナル・アルバムではなく、どっかの怪しげな会社の作ったベスト・アルバムが置いてあるものだ。でもここは違った。
結構幅広く色々なアーティストを網羅していて、それぞれのオリジナル・アルバムを売っていた。
その中にこの「ワイト島のポップ・フェスティバル」の2枚組みがあった。
おっと~、2枚組なのに他のCDと値段が一緒だぞ~。
買うしかないぞ~。

ウッドストックに比べると、僕の好みのアーティストがこちらの方が多い。
何しろ、ELPのデビューがこのコンサートだからね。

なんだか聴いてると、時代の節目を感じるな~。
アーティストの演奏は良いけど、コンサート自体は酷かったんだよね。ジョニ・ミッチェルなんかも半べそかいてMCをしていた。

このアルバムのハイライトはマイルスかな~。
曲名「Call It Anything 」だって...、かっちょい~!!

2005/1/21

朝ホテルから出ると外は何と摂氏-18度だった。
あっちゃー、道理で耳が引きちぎれそうだった訳だ...。
この後ウッドストックへ向かうのだが、道が凍結してないか可也不安だった。
しかしながら時間が経つにつれて気温も上がっていき、特に道の問題はなく無事ウッドストックで仕事を済ます事が出来た。

この道中ずっと「Woodstock」と「Woodstock Two」を聴いていた。いや~、このアルバムを聴くのにこれ以上のロケーションはないな~、と可也興奮気味になっていた。
このアルバム自体実際のコンサートを凝縮して更に凝縮したものだから、ある意味コンサートとは別の価値を持った物になっていると思う。
しかし音を聴いていると当時の雰囲気が異様に伝わってきて、僕はタイム・スリップしたような感覚に見舞われた。
 中には冗談じゃないだろうか?と思うような演奏もあるが、逆に音楽の楽しさって何だろうか?と自問してしまった。
 ジミ・ヘンの歴史的な演奏は当然だが、どのアーティストも個性的な素晴らしい演奏を繰り広げているな~と深い感動に陥ってしまった。
 サンタナなんてあの頃から今もずっと同じギターの音出してるもんね。これは凄い事だよね。演奏もバッチリ決まっていて、確実にこのコンサートの一瞬は彼の世界に奪われていたと思うな~。
テン・イヤーズ・アフターもかっこ良いね~。ロックンロールって本当はこれだ~!って感じ。いや~、実に気持ちいい。
あとスライね。このテンションの高さってやっぱ黒人のスライだから作れたものだと思うし、聴衆との掛け合いって黒人のアーティストの専売特許のような気がする。聴衆をリズムに乗せていくのが本当に上手いよな~。
 もう一つ一つのアーティストの話をしたらきりがなくなるな~。
僕は94年だっけ?ウッドストックのコンサートへ来てるんだけど、あれはがっかりだった。
69年から時間が経ちすぎたのかな~?もうラブ・アンド・ピースはないんだよね。
ただ楽しければ良いんだよね。
「時代は変わる」なのかな...。
プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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