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12/12/2007

巷では10日に行われたレッド・ツェッペリンの再結成コンサートの話題が溢れているようですね。
う~ん、ついにツェッペリンまでも再結成か~。
ピンク・フロイドといい、クリームといい、この間観に行ったポリスといい、往年のロック・バンドの再結成に関してはなんとも複雑な心境だったんですが、それとは裏腹にむずむずと血が騒いでしまっている自分がいつもいたんですね。
そして今回のツェッペリン。
当然のように血液の濁流が血管の中を流れまくり究極の興奮状態に陥ってしまいました。(嘘)
いやいや、まあ、そんな大袈裟ではないけど、でももしこのお祭りに参加できてたらそれはもう大騒ぎだったでしょう。
YouTube で少し見れたけど、やはりライブ会場にいるのとは当然違いますからね。ジミー・ペイジのギターが下手になったとか、ロバート・プラントの声が出ていなかったとか、そんな事どうでも良くなっちゃっただろうしね....。

そんな自分を慰める為に今日はツェッペリン全盛期のライブを集めた1997年に発売のこのCDを聴いていました。
ディスク1が1969年のライブ。
ディスク2が1971年のライブ。
う~ん、聴き比べるとこの2年の間にジミー・ペイジのギターが格段に上達してる事が分かりますね~。
69年の方は荒削りで勢いあった分、今聴くと少し耳障りな感じがしました。それに比べて71年の方では音色もフレーズも安定してきて激しくも美しいプレイがされているように思います。
そしてそその71年のライブでは「Going to California」、「That's the Way」でライブでのアコースティック・ギターの演奏が聴けるのが嬉しいですね。
このアルバムが出るまでは唯一の正規のライブ・アルバムだった「The Song Remains the Same 」ではアコースティックはなかったですから。
また69年ライブのディスク1にも、71年ライブのディスク2にも、また73年ライブの「The Song Remains the Same 」にも収録されている「Dazed and Confused」を聴き比べると、その変化していく様が手に取るように分かりとても興味深いです。
69年時点ではこの曲の演奏時間は6分程度、それが71年には18分に膨れ上がり、73年には恐ろしい事に約27分にまで...。
えらいこっちゃ、って感じです。
きっとライブを重ねていくうちにアイデアが溢れ出てきて、どんどんと継ぎ足しされていってしまったのでしょう。
ツェッペリンと言うバンドが熟していく過程と比例しているようで面白いです。

そう言えば僕は未だ「How the West Was Won」と言う2003年に出たライブ・アルバムをチェックしていなかったな~。


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12/9/2007

先日はジョン・レノンの命日と言う事でセントラル・パークには沢山の人達が集っていた事でしょう。
しかしながら僕はそちらには出向かずに、コロンビア大学内にあるPostcrypt Coffeehouse で行われたオープン・マイクへ久々に参加してまいりました。
上の写真は真っ暗で何だか分からないものになってしまいましたが、この建物の地下にこのコーヒー・ハウスがあります。
ニューヨークでは多くの場所でオープン・マイクのイベントが開かれていますが、今までの僕の経験ではいろんな意味でここを凌ぐオープン・マイクはありません。
ひとつには、赤レンガの地下室という場所の雰囲気。
ひとつには、参加者の幅広い年齢層と音楽性。
そして何よりも、オープン・マイクでありながらステージにはマイクがない事。(実際彼等はオープン・マイクとは言わずオープン・ステージと言っています。)
こんな感じです。
つまりそこで奏でられる音楽は、地下室という場所によってもたらされるナチュラル・エコー以外全く音の加工のない究極のアコ-スティック・サウンドと呼べるものなのです。
音量の調整なんかも演奏者しか操作する事が出来ないですし...。
ギターの音色の違いも手を取るように分かります。
そしてそれだけに、他のオープンマイクに比べて演奏者としての自分はこの上ない位に緊張を強いられるのです。

う~ん、久しぶりの人前での演奏と言う事もあって、前回同様、いやそれ以上にガチガチになってしまいました。
また今回は参加者全員が全員メチャ上手い人達ばかりでしたからね~。(普段は必ずコケてる人が数人いるものなんです。)
どう見ても自分が一番下手糞なのが演奏する前から分かってしまたのが、更に緊張をエスカレートさせてくれました。
もう歌い始めて自然に声が震えていましたので、ヴォーカルにヴィブラートをかける必要が無かったくらいです。

ただ嬉しい事に演奏後に数人の人に「良かったよ~。」と言ってもらえたのが救いでした。

豚もおだてりゃ木に登る、ですか?


12/2/2007

いや~、参りましたね~。
天気予報では言っていたんだけど、本当に雪になってしまいました。
今日は仕事が午後からなんだけど、やっぱり雪降りの日はあんまり仕事したくないって言うのが本心...。
こういう日の運転は怖いからね。
ただ無茶な運転する輩が減るのは事実。
その部分では逆に安全かも知れないけど...。

話が反れますが...
11歳になる息子が昨日から急に音楽など聴き始めまして、驚いておるんです。
K-ROCK なるラジオ局を昨晩聴いていて今朝起きてきて今も聴いています。
音楽バカ親爺の自分としては、息子が音楽(特にロック系)に興味を持ってくれるのは嬉しい事で、とっても歓迎です。
で、特にお気に入りのアーティストがいるのか訊いてみたら、LINKIN PARK らしく、僕自身あまり詳しくなかったので早速 YOU-TUBE で視聴してみました。
う~ん、オルタネイティブ、メタル・サウンドを基調にラップが絡んでくる如何にも現代っぽいサウンドですな~。
ただマイナー系のメロディアスな歌メロは僕のようなおじさんにも理解できる範囲ではありました。

時代は変る、ですな~。
12/1/2007

とうとう12月に突入してしまいましたな~。
光陰矢のごとし。
相変わらず時間が経つの早く感じる毎日です。
う~ん、と言うか、知らず知らずのうちに(いや、自分でも半分気付いてる。)莫大な時間を浪費してしまっているだけなんでしょうね。
もうそろそろこんな事に歯止めをかけないといけないと反省しております。
結局自分に甘いんだと思いますが...。

先日、学生時代の友人が彼らのバンドのデモCDを送ってくれまして...。
スタジオで自分達のMTRを使って録音したラフなものだったんですが、これを聴いていたら楽しいのと同時に刺激を大分受けました。
自分自身ここ暫くライブをやってないし、録音もしていない、それどころか、新曲なんて全く出来ていない...。
いつかクオリティの高い作品をつくろう、いつかまたライブを始めよう、いつかちゃんとした録音でCDを作ろう...、いつか、いつか、なんて考えていても結局ダメなんですな。
若い頃に比べて確かに腰は重くなっています。
ただ、まだそれを持ち上げる力が残っているうちにやらないと、そのうちに持ち上げる気力もなくなっていくでしょう。

いかん、いかん...。
兎に角始めないと。


と、今日は独り言をつぶやいてみました...。



11/23/2007

いや~、どうもどうも、大分ご無沙汰してしまいました。
最近何だか疲れがたまっていまして...。

昨日はアメリカは感謝祭の祝日。
木、金、土、日、と4連休にする人達も多く、アメリカ人にとって年間を通して1番大きなホリデイと言う事にになるんでしょうか。

感謝祭は、メイフラワー号に乗ってアメリカに渡ったイギリスの清教徒(ピューリタン)が近隣に居住していた北米先住民ワンパノアグ族(Wampanoag)の助力により生き延びることができ、とりわけ収穫が多かった翌年秋にワンパノアグ族を招待し、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされています。
(娘の学校の宿題を手伝う為に恥ずかしながら僕も少し勉強しました。)

その名の通り「感謝」する気持ちをそのまま祝日として残した意義のある日な訳ですが、11月の第4木曜日に設定された今年の感謝祭は、11月22日になったわけで、きしくもそれは1963年ダラスでジョン・F・ケネディ大統領が暗殺された日でもあるのです。
言わば今年の感謝祭はアメリカの良心とその裏の部分が重なり合った、皆既月食のような日であったんですかね...。

ジョン・F・ケネディ、キング牧師、ロバート・ケネディ、...と次々に暗殺され、ついにはジョン・レノンまで...。
そして実はブッシュ大統領は事前に知っていたと噂される「911のテロ」。
それらに続くひとつのラインに、アメリカに暗躍する世界が未だに生き続けているのかな~なんて漠然と感じている今日この頃です。
ジョン・F・ケネディ暗殺の実行犯(オフィシャルではオズワルドということになってますけど、誰もそんな事信じちゃいないでしょう..。)が今も生きているのか知らないけど、もしまだ生きていたとして昨日彼等は一体何に感謝して七面鳥を食したのでしょうか?



We come on a ship we call the Mayflower,
We come on a ship that sailed the moon
We come at the age's most uncertain hour
And sing the American tune

と、ポール・サイモンが歌う「American Tune」

不平不満はいつでもありますが、生きている事に感謝します。


2007/11/12

今日は昨日のヴェテランズ・デイの振り替え休日。
と言いつつ、会社によっては全く知らん顔で営業する所もあるそうな。
う~ん、アメリカはこういう中途半端な休みか休みじゃないか分からない休日が多いよね~。
しかしながら自主的に休みの取れる僕のような人にはあまり影響のないことだけど...。
でも、まあ、僕の場合、自分にまわって来た仕事はなるだけしていかないといけないのが辛い所です。

と言う事で、今日の仕事は夜からなので朝目覚め一番にこのアルバムを聴いていた。
ディープ・パープルの黄金期と言われた第2期のベーシスト、ロジャー・グローヴァーによる1974年のファースト・ソロ・アルバム。
同名の絵本の音楽化。
同じように本を題材にして音楽化した作品にキャメルの「スノー・グース」があるけど、この2作間には大きな違いが存在する。
キャメルの場合、アーティスト自身が小説に感動して自発的に作品が制作されたのに対し、この作品は絵本の音楽化という企画が持ち上がり、それがロジャー・グローヴァーに持ち込まれ制作されたという過程がそれ。
ロジャーの前にピンク・フロイドにも話が行ったとか...。
しかし、そう言う「職業的」な過程は経たとは言え、自分にまわって来た仕事に全力で取り組んだと言う印象を与える素晴らしい仕事をロジャーはしています。
そうなんだよね~、貰った仕事は文句言わずに一生懸命やらないとね~。
自分にも良く分かります。
ある意味、自発的でない分作品を客観的に捕らえられると言う利点もある様に思える。
ここら辺はプロデューサーとしても才を発したロジャーの持ち味だろうか。

ハード・ロック・バンドのベーシストだった人のソロ作品なので、ど・ハード・ロックが展開されると思ったら大違い。
ビートルズっぽい、ポップでちょっぴりサイケな音が散りばめられております。
ただ参加ミュージシャンがへヴィー畑の人達が多いので、そういうニュアンスは多分にあるけど...。
「Get Ready」と言う曲ではグレン・ヒューズが、「Behind the Smile」ではデヴィッド・カヴァーデイルが、そして「Sitting in a Dream」、「Love Is All」、「Homeward」と3曲でロニー・ジェイムス・ディオがそれぞれヴォーカルを取っている所からも想像できるでしょう。
いや~しかしビートルズの「All You Need Is Love」をもじった「Love Is All」はポップながらもロニーのへヴィーな歌声が心地よく響く名曲ですな~。
う~ん、何だか嬉しくなります。
「Sitting in a Dream」や「Homeward」もロニーの異常な歌唱力が炸裂していて、改めてこの人のヴォーカリストとしての資質に驚嘆させられました。
素晴らしい。
その他、エディ・ジョブソンがヴァイオリンでマイケル・ジャイルズでドラムで参加しているのもプログレ・ファンの僕には嬉しい所です。

僕の持っているCDにはマルチメディア・トラックとして「Love Is All」のプロモ映像が最後に収録されている上に、歌詞カードもCDのファイルに入っていてCDと言うメディアの可能性を思い知らされました。

う~ん、しかしながらこのCDも過去の遺物になり始めているようですが...。


先日久しぶりに映画鑑賞などいたしました。
この2006年のドキュメンタリー作品
映画公開前から公開されたら映画館へ観に行こうと決めていたのですが、自分の知らぬ間に公開されていて知らぬ間に終わっていたので見逃していました。
今回DVDにてレンタル可能になったので早速ブロックバスターで注文。
便利な時代ですな~、本当に...。

映画は70年代ジョン・レノンと小野洋子が積極的にした反戦活動とその種に起こった当時米国大統領だったニクソンとの確執を当時の映像や関係者のインタビューにて実証していくと言うもの。
確かにニクソンのスピーチで(ジョン・レノンと名指しはしていないものの)反戦運動をしている今で言うセレブに対して警告を促している映像などがあり、当時のアメリカがどんな状態でベトナム戦争をしていたかをうかがい知る事が出来た。
そしてジョン・レノンが言うように電話を盗聴されていたりいつも尾行されていたり、アメリカ政府がジョン・レノンというロック・スターに脅威を感じていたのも同時に事実であったろう事が想像できた。
しかしながら、一番重要なジョン・レノン射殺の部分についての立証が全くなされておらず、単にこの事件の背後にアメリカ政府の存在があったと言うのは想像の域しか出ていないのが残念だった。
実行犯チャップマンとアメリカ政府の関係については全く言及されていないし、ベトナム戦争は既に終わっていて反戦活動をしていなかったジョン・レノンが何故あの時に暗殺されなければいけなかったのか?という疑問にも答えていない。確執のあったニクソンも既に失墜していたわけだし...。

ただこの映画が2006年という今の時代に製作され公開された意義はあったと思う。

「自由」と言う命題を掲げ世界を牛耳ろうとしているアメリカという国家のあり方について再度考えさせられる機会を与えてくれているからだ。


11/2/2007

いや~、行ってきましたよ、ポリスの再結成ライブ。
楽しかった~。

前座はFictionplaneと言うやはりトリオのバンド。
音はわりとサラッとしてたかな...。
この前座を務めた翌日にニューヨークの「The Pianos」と言うローカルのクラブでライブをやるから見にきて!なんて言っていた。
マディソンの翌日ローカル・クラブ?
何と言うギャップでしょうか?
このバンドが演奏している間に段々と客席も埋まってきた。
思ったとおり客の年齢層は可也高い...。
オジサン、オバサン大集合。
今回ラッキーだった事に僕の隣りは空きだった。

そして、いよいよポリスの登場。
この日はハロウイン当日と言う事もあってか、3人ともコスチュームを着けて出て来た。
スティングはジョーカー?
アンディ・サマーズはチャップリン。
スチュアート・コープランドは...何だったんだろう?
普通じゃ見れない格好でのライブだったんだけど、スティング以外は顔にペイントしていたから演奏中の彼らの表情が良く分からなかったのが難だったかな...。
今回僕はノートとペンを持参してセット・リストを記録してきた。
昔友人がやっていた事をまねたんだけど、これをやるとライブの記憶が鮮明になってとても良い。
で、以下がセット・リスト。

Message in a Bottle
Synchronicity II
Walking on the Moon
Voices Inside My Head~When the World Is Running Down, You Make               the Best of What's Still Around
Don't Stand So Close to Me
Driven to Tears
Hole in My Life
Truth Hits Everybody
Every Little Thing She Does Is Magic
Wrapped Around Your Finger
De Do Do Do, De Da Da Da
Invisible Sun
Walking in Your Footsteps
Can't Stand Losing You~ Reggatta De Blanc
Roxanne

First Encore:
King of Pain
So Lonely
Every Breath You Take

Second Encore:
Next to You

全体にアンディ・サマーズのギターが可也フューチャーされていたと言う印象があった。
レコードなんか聴いてもギターソロなんて殆どないけど、今回のライブでは可也長い間ソロを取っていた。
スティングはやっぱカッコ良いね~。
もう爺さんの域に達してるはずなんだけど、公共に露出する頻度が高いせいか体も大分シェイプ・アップされていた。
見習わないとな~...。
スチュアート・コープランドは....。
う~ん、正直僕の期待が大きすぎたのか、さして圧倒される事はなかったかな....。
ドラム・セットの後ろに大掛かりなパーカッションのセットを用意してあっち行ったりこっち行ったり飛び回っていたんだけどね...。

それにしても驚きだったのはマディソン・スクエア・ガーデン....。
あそこって禁煙なんじゃないの?
ポリスのショーが始まるや否や、あたり一面マリワナの匂いがもうモクモク...。
う~ん、禁煙とかいう問題じゃないか...。
流石ロック・コンサート。
10/30/2007

今月も明日で御終いですな~。
早いね~相変わらず時間が経つのが...。

そして明日10月31日はご存知ハロウイン。
「トリック・オア・トリート」と言いながら仮装した子供達が街でキャンディやらチョコレートを貰う為に練り歩くと言ういわばお祭り。
毎年仕事の都合がつけば僕も子供達と一緒に出かけていたのですが、今年は親爺のわがままを言ってポリスの再結成コンサートを観にマジソン・スクエア・ガーデンまで行ってきます。
う~ん、コンサートを観に行くのなんて何年ぶりだろうか?
確か最後に観に行ったのが、今はなきボトム・ラインでのキャメルのライブ....。
もう3年前位かな~?
いや~、今から可也楽しみです。

ここ数日ポリスのアルバムを年代順に聴き続けて予習をしておりますが、当日は盛り上がる事でしょう。

それではまた明日。


2007/10/24

今日は夜からの出かけるけど日中仕事無し....。
と言う事で、ブログ更新してます。
何だかんだ言ってブログに好き勝手な事を書くのはストレス解消になる。
特に自分は好きな音楽の事を書いてるだけだからね。

昨日寝る前にクイーンの1976年のこのアルバムを聴いた。
う~ん、「A Day at the Races」と言うタイトル。
毎日僕もニューヨークの街でレースに参加して居りますが...(笑)

このアルバム・タイトルからもジャケットからも前作「A Night at the Opera」を意識して作られたのは一目瞭然。



「A Night at the Opera」→夜、このジャケットが白を基調にして
「A Day at the Races」→日中、が黒を基調にしているという相反したイメージが面白い。
アルバムの中身も前作に呼応したような作品作りがされているけど、あまりにもアルバムとして完成された前作に比べ、このアルバムでは1曲1曲に比重が置かれているような気がする。
僕は個人的にクイーンではセカンドとこのアルバムが断然フェイヴァリットなんです。
昨日も聴いていてあまりの音の美しさ荘厳さに心打たれ涙してしまいました。

例のブライアン・メイによる凄まじいギター・オーケストレーションに幕を開け、クイーンならではのハード・ロック・ナンバー「Tie Your Mother Down 」でブチかまされると、いかに40歳を越した親爺と言えど頭の中はヒートして興奮の嵐と化してしまいます。
う~ん、Tie Your Mother Down...。
自由になれ!或いは、自立しろ!と言う事でしょうか。
間違えても興奮して母親を縛り上げないで貰いたいものです....。

そしてフレディ作の「You Take My Breath Away」。
これが美しい!!!!
溜息が漏れてしまいます。
彼のピアノの繊細な音、そして彼にしか表現できないだろうヴォーカル。
どれを取っても素晴らしい。
これは今考えると同性の人に向けられたラブ・ソングなのかも知れないけど、そう言ったフレディの個人的な意志があったとしてもそれを超えてもっと普遍的な「愛」を感じさせる超名演でしょう。
いや~、素晴らしい。

う~ん、そして僕のクイーンのファヴァリット・ソング「Long Away」。
ブライアン・メイによる名曲ですね。
前作の「39」に呼応したようなアコースティックを基調にした作品だけど、このクオリティの割りに殆ど話題に上がらないので僕はいつも????...なんです。

You might believe in heaven
I would not care to say
For every star in heaven
There's a sad soul here today

反宗教と言うのではなく、絵空ごとではない現実を見据えているブライアンの姿が目に浮かび、自分が恥ずかしくなり頭を丸めてしまいそうになります。

いや~、凄い。

「The Millionaire Waltz 」は前作の「Bohemian Rhapsody 」に呼応してるのかな?
流石に前作を凌いでいるとは言えないけど、この曲におけるブライアン・メイのギター・オーケストレイションは可也凄まじい物があります。

「You and I」ではジョン・ディーコンがやはり前作の「You're My Best Friend 」に対する形で曲を書いているが、前作ほどの成功は見せていない。
ジョン・ディーコンの曲って何だか歌詞がたどたどしいって言うか、素人っぽいって言うか、逆に言うととても新鮮な印象を受ける。

「Somebody to Love」は有無を言わさぬ名曲ですな。
フレディって何かこうこの曲のようにとても痛いラブ・ソングが多いね。
悲しいとか辛いって言うより、痛いって感じ....。
ただ痛さの向こう側も同時に見せてくれてるって言うか...。

「White Man」はこれまた前作の「The Prophrt's Song」対応かな?

A man who learned how to teach
Then forgot how to learn

と言う歌詞が印象的です。

「Good Old Fashioned Lover Boy」はクイーンならではのポップ・チューンだな~。
こういう曲がアルバムに存在しているって言うのが嬉しいね。
ただ重かったり何か斬新なだけじゃなくてさ。
とってもホッとさせてくれる1コマを用意してくれているみたいな...。
大好きな作品です。

「Drowse」ロジャー・テイラーの曲だけど、珍しくアコースティック基調のうねりのある佳曲。
ロジャー・テイラーの作品の中では可也言い出来だと思います。

そしてエンディングはブライアンの作品「Teo Torriatte (Let Us Cling Together)」
僕はこの曲はつい最近までフレディの作品だとず~っと思い込んでいた。

サビの部分の歌詞

In the quiet of the night
Let our candle always burn
Let us never lose the lessons we have learned

「White Man」でも出て来た「learn」と言う言葉。
心に残ります。
年齢に関わらず人間は常に「learn」し続けるべきなんでしょう。

このアルバムを聴いて改めて「learn」したような気がします。
プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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