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2006/10/6

昨日仕事の合間にヴィレッジ・ヴォイスを見てたら、BBキング・カフェのライブ・スケジュールにバンド「マウンテン」の名前があった。
お~っ、何度か過去にもニューヨークでライブをやってるのを確認した事があったが、今回は何故か観てみたい気がしてきた。
「マウンテン」とは言っても、もうこの世に存在しないベーシスト、フェリックス・パパラルディは当然参加していないのだが、「マウンテン」と名乗ってレスリー・ウエストとコーキー・レイングの2人がやっているいじょう、可也気合が入ってるんじゃないかと僕は勝手な思い込みをしてしまう。
で、今日は彼らのサード(或いはセカンド?)アルバムのこの「Nantucket Sleighride」を聴きまくっていた。
このバンドの前作「Climbing!」に比べると大分バンドとしてのまとまりが出て来ている印象を受けるが、反対に前作の荒々しいパワーが少し失われてしまったようにも感じる。
前作ではレスリー・ウエストの持つワイルドなロック感覚とフェリックス・パッパラルディのメロディアスで音楽的な部分の別方向のベクトルが良い具合に引き合っていたのが、このアルバムではどちらともなくベクトルの方向を向け合いお互い近づいてしまっている様に思える。
つまり外に向っていた力が内側に向ってきてしまったと言う感じだろうか。
ただ作品的には名曲が揃っているし、可也出来の良い秀作で、聴けば聴くほど味の出てくるスルメのようなアルバムである。
オープニング・ナンバー「Don't Look Around」では畳み掛けるようなレイングのドラムの猛襲と実にハードロックなレスリーのギター・サウンドに、お~っ、これぞマウンテン!と叫びたくなるような興奮をいつでも覚えるのだ。
う~ん、やっぱいいな~、ハード・ロック。
「Tired Angels(To J.M.H)」辺りのレスリーのギターは、もろクリーム時代のクラプトンのウーマン・トーンの香りがして、今日真昼間から車を運転中の僕を酔わしてくれた。
ウィイッ~...。
タイトル曲の「Nantucket Sleighride」はフェリックスらしくメロディアスな作品で、曲がめまぐるしく展開して行くので多少プログレ的なニュアンスも持っている。
僕の好みの作品である。
でもレスリーは当時この曲は大嫌いだったらしい。
ふ~ん、分からないもんですな~。
その昔イギリスのとあるテレビ番組でこの曲が使用されていたらしく、リンゴ・スター親子はこの曲を聴きたくてこのテレビ番組を観ていたと言う逸話がライナー・ノーツに書かれていた。
う~ん、何と言う親子...。
レコード買っていつでも聴きたい時に聴けば良いじゃん!

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2006/10/3

このオールマン・ブラザース・バンドのセカンド・アルバムは以前の仕事の出張時には定番で持参していた。
その出張では長時間アメリカの田舎の風景の中を突っ走ってていたので、オールマンのような乾いてるけど土臭いロックが風景にビシッと合っていて気持ちが良かったのだ。
でも今の仕事ではそういった地方への長時間運転はあまりないので、ここの所この手のサザン・ロック系CDは仕事に携帯することが殆どなかった。
しかしながらニューヨークは昨日今日ととても天気が良く、秋の風を浴びながらドライブするのが気持ちよかったので、久々にこのアルバムを持参して聴いてみた。
う~ん、ナイス・チョイス。
相変わらず当たり前の事を言うが、良い作品はどんなシチュエーションでも良い作品であることに変わりないね。
オープ二ング・ナンバーの「Revival」は歌詞もメロディも非常にシンプルでストレートな作品だが、だからこそ心に響いてくる名曲。
曲の殆どが、

People can you feel it? Love is everywhere.
People can you feel it? Love is everywhere.

の繰り返しと言っても良い。
時代的に反戦の意味あいが強いと思うけど、所謂プロテスト・ソングとは違いあまり暗さやじっとりした重さはない。
軽快なサウンドにのせて歌われるこの歌詞をドライブしながら聴いていると、僕は綺麗な花畑の中を走っているような錯覚に陥る事が度々ある。
そう、それでいいのかもしれない。
感じる事が出来れば、Love is everywhere.なのである。
後ろばかり見ずに、前を向いて、さあ、感じてみよう、とオールマン・ブラザースに言われると、知らない間に汚い都会の風景がお花畑に変ってしまうのである。
これぞロックのマジック。
素晴らしい。
このアルバムにはディッキー・ベッツによる名曲「In Memory of Elizabeth Reed」のスタジオ・ヴァージョンが収録されている。
このエリザベス・リードって一体誰なんだろうと思って調べたら

http://www.11thhouronline.com/macon/content.asp?ContentId=624

なんだって。
ふ~ん、別にディッキー・ベッツの個人的なものじゃなかったんだね。
いや~、曲の魅力が倍増しましたな~。
そしてこれが↓エリザベス・リードの墓。





2006/10/1

とうとう今日から10月。
相変わらず月日の経つのは早いですな~。
今朝は雨がシトシト降っていたので、トラフィックのこのアルバムを聴いていた。
...なんでかって?
いや単に最後の曲が「Rainmaker」と言うタイトルだから...。

...半分、嘘。

う~ん、それにしてもトラフィックって言うバンドは本当に素晴らしいバンドで、彼らのアルバムは殆どハズレがなと言っていいと思う。
どのアルバムも名盤と呼べるものばかりではないだろうか。
しかしながらその素晴らしい音楽性とは裏腹に、僕は彼らのアルバムのジャケットのセンスのなさが惜しくてならない。
勿論個人的感想だが...。
初期の2枚目くらいまでは良かったんだけどね~。
特にこのアルバムのジャケットね~。
このジャケットのせいで、暫くの間僕はこのアルバムを聴きたいと言う衝動が全く起きなかったんだよね~。
ジャケ買いのまるで正反対だな~。
しかしながら実際にこのアルバムの音に触れた途端、この作品の虜になってしまった。
う~ん、やはり中身(音)が素晴らしければ、ジャケットが多少センスなくても名盤には違いないんだな~。
これって人間も同じだよね。
外見が多少悪くっても、中身(人間性)が素晴らしければ最後まで残るんだよね~やっぱり。
逆に外見だけで選ばれても(ジャケ買い)、中身が良くなかったら捨てられるのも早い....。
そう、磨くべきは中身ですよ中身...。

...一体誰に言ってるんだろう、僕は?

このアルバムも例のように、トラッドからジャズと様々な音楽性をロックと言う彼らの音楽スタイルに消化して行き、トラフィック・サウンドとして奏でている。
幾分かファンキーなノリがこのアルバムから強くなってきたかな~と言う印象があるかな。
しかしながら、このタイトル「The Low Spark of High Heeled Boys」。
何故に「The Low Spark 」なのか?
たしかにアルバムのスタートもハイテンションというより、レイドバックしたようなスローな雰囲気で始まっているし、このアルバム・タイトル・ナンバーも曲の始まりはローテンションかもしれない。
でも演奏は段々とテンションが高くなっていき、最後には可也な「High spark」の火花がメンバー間に散っていると思えるのだが...。
だから本当は「The High Spark of High Heeled Boys」であるべきなんだと思うけど。
まあ、実際そんなタイトルじゃ面白味に欠けるのは事実かな。

ところで今回この「The Low Spark of High Heeled Boys」って言う曲を聴いてて、

And your head is spinning from a loud guitar

って言うフレーズが面白いな~って思った。
この当時は(或いはこの手のロックでは)聴衆が音に合わせて頭を動かすのを、spinning って表現してたのかな~って。
更にもっと昔は swingig って言ってたかもね。
今や音が激しくなって、ヘビメタの人達は head banging だもんね~。
時代は変わるよね~。



2006/9/30

随分と寒くなってきたな~。
でも天気は良いから朝が気持ちいいんだよね。

長男を日本語学校へ送りその帰りに車の中で、フォーカスのこのファースト・アルバムを聴いていた。
フォーカスはオランダのプログレ・バンドとして有名なので、このアルバムには購入時ゴツゴツのユーロ・プログレ・サウンドを期待していた。しかしながらこのファースト・アルバムは所謂プログレとは一線を画しているので、その当時僕は可也ガッカリしたのを覚えている。
1曲目の「Focus [Vocal Version] 」はヨーロッパの薫り高く、透明感があり可也叙情的で、プログレ・ファンである僕の心をくすぐってくれた名曲だったが、それ以外の曲は所謂プログレとはニュアンスが随分と違っていた。
これはまだバンド自体が自分達の方向を模索していて、作品の焦点がはっきりと定まっていない状態であった為だったのかも知れない。
だからアルバム・タイトルが、焦点が合ったりぼやけたりと言う意味の「In and Out of Focus」になったのかも...(笑)。
でも、もしそうだとすると自分達で自分たち自身の事を自覚していたと言う事なのだろうか?
いや~、まあ、アルバム・タイトルは実際は他の意味を勿論持っていたんだろうけどね...。
つまり...。
In Focus...焦点のハッキリしたサウンド→ハード・エッジのロック。
Out Focus...焦点のぼやけたサウンド→淡い叙情的なバラード。
って言う事をタイトルに表現したかったんじゃないかと思う。
ただ逆にこういう発展途上のバンドの作品と言うのは、半熟卵の旨さに似た生々しさがあり妙に味わいがあったりするよね~。
最初はこの生なましさの残るこの作品に抵抗のあった僕も、ちゃんと火の通った卵の味ようなプログレ作品より知らないうちに好きになっていたようで、今ではこの半熟フォーカスをよく聴くようになった。
ここには「プログレ」という一言で片付けられてしまう音は存在せず、60年代後半から70年代へと入り始めた頃のロックのヨーロッパのバンドへ与えた影響が「混沌」と言う形で息づいているように思われる。
「Sugar Island」ではキューバとカストロの事を歌っているようだけど、こういう政治的な曲と言うのはプログレの世界ではあまり無いことで、60年代後半のヒッピー・バンドの影響を感じざるを得ない。
時代的にはキューバ危機のちょい後ぐらいになるのかな?
ヤン・アッカーマンのギターもさることながらThijs Van Leerのフルートがイアン・アンダーソンのそれを彷彿とさせ可也アグレッシブな音をこの時点で既に聴かせてくれている。
このフルートの音はイアン・マクドナルドのような繊細さのあるものとは明らかに違っていた。

70年オランダね~。
この頃のヨーロッパの音楽シーン、まだまだ探せば掘り出し物があるような気がする。


2006/9/27

と言う事でドアーズの「ハロー・アイ・ラブ・ユー」のカヴァーをしていたミッシング・パーソンズを今日聴いていました。
恥ずかしながら、このベスト盤しか聴いた事ないですけど...。
前から感じてたんだけど、何だかドラムの音が大きくない?
まあ当然と言えば当然だけど。
だってこのバンドはドラマーのテリー・ボジオのバンドだからね。
ず~っと前に聴いた時は、この人達ドラムのリズムから曲を作ってんじゃないかな~なんて感じてたけど、そんなでもないかな?
今回聴いていたら、やっぱり曲を作ってからドラムを加えてるんじゃなかって気もした。
それにしてもドラムのおかずの入り方、半端じゃないよね~。
バンドの志向がポップでダンサンブルと言う事に焦点を置いていただろうから、基本的にドラムのリズムはシンプルだからね。
だからフィル・インの時は、ボジオさん、ここぞとばかりに怒号のリズムを畳み掛けてくる。
く~っ、これがたまらないんだな~。
やっぱり、凄いドラマーだよね。テリー・ボジオは。

今回「Walking in L.A.」を聴いてて、昔行ってたESLの学校の先生が冗談半分、本気半分、でカリフォリニアでは人が歩いていなくて、誰かが道を歩いてると、「あ~っ、あいつ歩いてるぜ~。」ってバカにされるって話をしてたのを思い出しちゃった。

Walkin' in L.A.
Walkin' in L.A., nobody walks in L.A.

彼らがこんな歌にしてる所観ると、本当にロスでは人が歩いてないのかな?




2006/9/25

いや~、やっとブログの引越しが完了しました。
今後とも「ツァラトゥストラも人の子」をよろしくお願いします。

ところで今回この引越しを兼ねて昔書いた自分の文章を読み返してみたんだけど...。、可也恥ずかしくなってしまいました。
う~ん、こんなに下手な文章を書いていたとは思いもよらなかったな~。
その時その時はそれなりの文章かいてる心算だったんだけどね...。
今後精進いたします。


いや~、それにしてもニューヨークはもうすっかり秋ですな~。
今日も陽射しは強かったけど、空気がもう夏とは全然違ってる。
サラサラで、暑くもなく、寒くもなく、凄く気持ちいいんだよね。
ニューヨークでは一番気候の良い時期じゃないかな。
皆さん、ニューヨークに来るんなら9月に来るのがお勧めです。

そんな初秋のニューヨークで、ドアーズのこのアルバムを1日中聴いていた。
う~ん、季節的には大分タイムリーではなかっただろうか?
ただこの「Waiting for the Sun」と名付けられたこのドアーズのサード・アルバム。
ジャケットからも収録曲からも夏の終わりを感じさせられるけど、何で「太陽を待ちながら」なのだろう?
やはり時代的に反戦の意味を持っているのかな?
「太陽を待ちながら」、言い換えれば「平和を待ちながら」と言う事なのかもしれない。
と言う事はベトナム戦争が終わった今でも我々人類は悲しい事に「Waiting for the Sun」状態なんだね...。

このアルバムは曲がヴァラエティに富んでいて、なおかつそれぞれが魅力的なので可也の成功作になっていると思う。
僕は個人的にこのアルバムがドアーズでは一番好きで、ちょくちょくCDの棚から取り出している。
皆さんご存知であろう1曲目「Hello, I Love You」はミッシング・パーソンズなんかもカヴァーしていたけど、ポップな中に狂気がうごめいてる不思議な感覚の名曲だね~。
昔ニューヨークで知り合った日本人の友達はこの曲をラジオで聴いて、能天気な最悪の曲だと言っていたけど、僕には聴けば聴くほど奥の深くなっていく曲だと思える。
2曲目の「 Love Street」は、映画「ドアーズ」の中でメグ・ライアン演じる所のジム・モリソンの恋人パムが街を歩いてるシーン(...だったかな?)で効果的に使われていたけど、この曲って僕には何となく売春婦の事を歌ってるように思える。

She has wisdom and knows what to do
She has me and she has you

う~ん、どうかな~?

She has me and she has you だよ~。

フリー・セックスの事とも取れそうだけど...。

ビートルズの「Can't Buy Me Love」も売春婦の事を歌ってるんじゃないかって言われて、ポールは「何にも分かってない」って言うような事コメントしてたもんナ~。
違うかな~?

いや、やっぱり僕はそう感じるな。
僕の中では売春婦の歌と言う事にしておこう。

このアルバムではドアーズのバックのメンバー3人の活躍が著しく、アルバムのディメンションを広げながらジム・モリソンのサポートをしている。
ジム・モリソンがバックのメンバーには絶対的な信頼を置いていたようだけど、このアルバムを聴いているとそれが頷けるね。

2006/9/12

いや~、ブログの引越しも大分進んできました。
後もう少しで完了するかな?

...。

いや、もう少しかかるかも。

どっちなんじゃい?

ブログ引越し中の為、正直あまり記事を増やしたくないのですが、NYの片隅で僕が未だ生きているのをお知らせしたくて、こんな記事でお茶を濁しました。



上の写真は、ウチの最寄り駅の近くのスターバックス...。


2006/8/31

いや~、今日で8月も終わり...。
天気も今日から急に秋のようになって、今年の夏は終わったんだな~なんて感慨にふけっていました。

ブログの引越しは未だ少し時間がかかりそうです。
新装開店のときは、是非お越しを。

そして、今日は給料日。



韓国レストランで焼肉など食べ、腹が張っている現在です。


2006/8/16

さっき久しぶりに記事の更新をしたんだけど、どう言う訳かエラーになって、折角書いた記事がおじゃんになってしまった...。
仕上げるまで1時間もかかったのに...。

実際これと同じことが起こったの、2度目なんだよね~。

ということで、
残念な事が多すぎるので、今度ブログ(ブログ・シティ)を引っ越そうと思っています。



引越しが完了したらお知らせします。

2006/8/9

来年は夏くらいに日本へ帰ろうかな~っ、何て思ってます。
まあ、精々1週間~10日くらいだろうな~。

まだはっきり決めてないけどね...。


プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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