忍者ブログ
天知る 地知る 汝知る
[8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17]  [18
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008/7/19

去年も行ったNYのアップステイトにあるキャンプ場へ2泊3日で行って来た。
2度目の訪問と言う事で勝手も分かってるので、大した問題もなく事は運び、一緒に行った他の家族の皆も大喜びで昨日帰宅したのだけど...。

僕だけ去年経験しなかった酷い虫刺されに悩まされ、寝てるときに痒くて痒くて早朝叩き起こされてしまっていた。
一緒に行った人達の意見では、蚊ではなくベッドバグではないかとの事。
(被害者が子供達でなかったことが不幸中の幸い。)

今朝も虫刺されの痕の痒みが復活して、朝の4時だというのに目が覚めてしまった...。(まあ、どちらにしろ今日は朝から仕事で5時には起きる心算でいたのだけど。)

う~、痒い、痒い、痒~い。



来年は皆もう一泊増やしたいと言っていたけど、ベッドバグ対策はしっかりとやる必要があるかも...。
って言うか、もうキャビンでの寝泊りはやめてテントにしようかな...。
PR


2008/7/12

ボンジョビが今晩セントラル・パークでフリー・コンサートを演るとラジオで聞いたのは2週間位前のことだった。
僕自身彼らのファンという訳ではないので、「へ~、そうなんだ..。」くらいにしか思わなかったのだけど、子供達を連れてセントラル・パークでピクニックがてら行くのには良いイベントかな~とも考えた。
土曜日は仕事が休みだし、先々週から僕はず~っとこのコンサートに行く気になっていたのだけれど、数日前にこれには事前に整理券の様なものを入手しておかないと会場へ入場できない事が発覚した。
え~っ、フリー・コンサートって言ったじゃ~ん!
そう言えば、数年前に観に行ったデイヴ・マシュウ・バンドのフリー・コンサートの時も同じように整理券での入場だったのを思い出した。
しかしあの時は友達と行ったので、人目のない所から石垣を乗り越えて会場に侵入し、何食わぬ顔でコンサートを楽しむ事が出来たのだった。
でも今度は子供達とピクニックがてらにと思ったので、さすがに同じ事は出来ない...。
う~ん...。
ポール・サイモンのフリー・コンサートの時はこんな整理券のシステムなんてなかったのにな~。
入場は無料なのでフリー・コンサートには違いないけど、何だか管理されちゃって不自由な感じで本当のフリー・コンサートじゃないよな~これは...。
パール・ジャム辺りだったらこんなシステムにはロックの精神で反発しそうなもんだけどな~...。

ブツブツブツ.......。

と言う事で、今晩このコンサートに行くのはやめました。
そして昨晩暫く聴いていなかったボンジョビの1992年5枚目のアルバムを聴いて寝ました。

1. I Believe
2. Keep the Faith
3. I'll Sleep When I'm Dead
4. In These Arms
5. Bed of Roses
6. If I Was Your Mother
7. Dry County
8. Woman in Love
9. Fear
10.I Want You
11.Blame It on the Love of Rock & Roll
12.Little Bit of Soul

僕の手元には彼らのアルバムはこれと、この前のアルバム「ニュー・ジャージー」しかない。
このアルバムも自分で購入したのではなくて、レコード会社で働いていたバンドの仲間がくれたサンプル盤。
なのでこの作品に熱心に耳を傾けた事はなかった。

1曲目...なんともブライアン・メイのギターを彷彿とさせる重厚でシンフォニックなギター・サウンドで幕を開ける。
おっ、中々良いではないですか...。
しか~し、キーボードの登場がこれを80年代の産業ヘビメタ・サウンドに引き戻してしまった....。
う~ん。
良くも悪くもこれがボンジョビか...。
いや~でも聴き進めていくと、どの曲も掴みがあって耳当たりが良く、上手に作られているのが分かる。
とても器用なバンドだったんだな~と改めて感心したが、当時90年代初頭はこの器用さが逆に仇になってウソ臭く聴こえたのかも知れない。
なにしろニールヴァーナを筆頭に爆発していたグランジの時代。
聴衆が80年代の音には離れつつあったから...。
このアルバムが発表された時、何か時代に取り残されて精彩を欠いていたボンジョビに、僕は同情すら感じていたが、今こうしてセントラル・パークでフリー・コンサートを敢行し聴衆に整理券で入場させる事を強いるのをみると、やはり実力があったのだな~と思ってしまう。

僕はこのバンドのドラムって結構好きなんです...。


2008/7/11

いや~、先週から今週にかけてメチャ忙しかったな~...。
固定給でない僕には忙しい分だけ収入がアップなので全く文句ないんだけど...と言うか、とても有難い事なんだけど、やはり余裕があまりないと体調が悪くなるんだよね~この年齢になると...。
何日か前、仕事を終えて帰宅したら右手首が凄く痛むんで、どうしたのかな~?と思っていたら、お客さんの荷物がメガトン級の重量だったのを思い出した。
「あ~、あの時荷物を運んでる時に手首をひねったんだな~きっと...。」
あれから未だ痛みは引いてないんだよね...やはり年齢のせいか...。
そうこうしている内に、今度は左足が痛み出してビッコひきながら(えっ?これって差別用語ですか?)仕事をしていた。
「どこかでひねったか何かしたのかな~?」
しかし思い当たる節は何もなし....。
帰宅してから確認してみると踝のあたりが腫れてきているではないか。
う~ん、これはもしや...。
痛風?
食事の時間が不規則で変な腹の減り方するから摂取過多になってしまったのだろうか...。
こんな右手首と左足が不自由な状態での仕事はかなりきつい。
しかしラッキーな事に昨日で一連の仕事が終了したので、今日は療養の為休みを取った。

体の自由が利かなくなって、初めて健康な状態の有り難味が分かるもんですな~...。
しかし、治ったら直ぐにそんな事忘れてしまうでしょう。
それが人間なんでしょうか...。(一般化するな!)


2008/6/29

最近街の彼方此方でジュール・ヴェルヌのSF冒険小説?「地底探検」の映画化のポスターを見かける。



7月11日公開か...。

う~ん、しかし恥ずかしながら僕は原作の小説を読んだ事がなかったんだけど、そんな時たまたま家のカミさんが子供のためにこの本を買ってきていた。
おおっ、これは何と言うタイミングの良さ!
早速子供から本を奪って僕が読みはじめた。



僕の英語力程度では子供用の本を読む位が調度良いのだ。
いや~、これが意外に面白い。
科学と言うものに真っ向から挑む想像力のたくましさとでも言いましょうか...。
そんな事は有り得ないだろう...とは思いながらも、物語の中にずるずると引き込まれて行くんですな~、これが...。
と言う事で、数日かかってやっと昨日読み終わり、何だか子供に戻ったようなこの気分を反芻しながら、昨日寝る前にリック・ウエイクマンによる1974年この小説のロック化アルバムを聴いていた。

1. The Journey/Recollection
2. The Battle/The Forest

う~ん、物語の内容を知らずに漠然と聴いていた時とは大幅に印象が変りますな~。
何だか妙にワクワクしながら音にのめり込んでいってしまった。
ロンドン交響楽団との共演という事でロックとオーケストラの融合を試みた作品のひとつでもあるんだけど、数多くあるその手のアルバムの中でも群を抜いて成功した作品であるのは間違いないと思う。
後半に出てくるグリークの「ペールギュント」からの抜粋も面白い。
これって英語タイトルが「In The Hall Of Mountain King」と言うんですな~。まるで「In The Court Of Crimson King」じゃないですか(笑)


2008/6/28

すっかり暑くなりましたね~。
昨晩はこの暑さの中じっとりとスマッシング・パンプキンズの1995年のこの2枚組アルバムを聴いていました。
おお~、このアルバムももうリリースされて10年以上経つんだ~(絶句)

Disc one: Dawn to Dusk

1. Mellon Collie and the Infinite Sadness
2. Tonight, Tonight
3. Jellybelly
4. Zero
5. Here Is No Why
6. Bullet with Butterfly Wings
7. To Forgive
8. Fuck You (An Ode to No One)
9. Love
10. Cupid de Locke
11. Galapogos
12. Muzzle
13. Porcelina of the Vast Oceans
14. Take Me Down

Disc two: Twilight to Starlight

1. Where Boys Fear to Tread
2. Bodies
3. Thirty-Three
4. In the Arms of Sleep
5. 1979
6. Tales of a Scorched Earth
7. Thru the Eyes of Ruby
8. Stumbleine
9. X.Y.U.
10. We Only Come Out at Night
11. Beautiful
12. Lily (My One and Only)
13. By Starlight
14. Farewell and Goodnight

いや~、へヴィーですな~...。
当時はオルタネイティブ・ロック、或いはグランジと呼ばれていたのかな?の全盛期で、ご存知ニールヴァーナやパール・ジャム等が大活躍している中にこのスマッシング・パンプキンズもいたわけなんすね。
70年代後半にパンク・ロックの出現があって、それ以前のロックがオールド・ウエイヴなんて一括りにされて否定されていたんだけど、今の時代にしてみるとその当時ロックを隔てていた壁の存在なんてどうでも良くなる。
そのせいかどうか、オルタネイティブ・ロック・バンドはパンクの要素ともっとそれ以前のハード・ロックやサイケデリック・ロックの要素を持ち備えていて、自分達の音楽を固定していないのが強みだったのかな~なんて思う。

さて、で、この2枚組。
リーダーのビリー・コーガンがピンク・フロイドの2枚組アルバム「ザ・ウオール」の影響を示唆しているように、何とも憂鬱で絶望的な世界が繰り広げられている。
タイトルにある「Mellon Collie 」って「melancholy」(憂鬱)の駄洒落なんだろうと思うんだけど、つまり「憂鬱で永遠に続く悲しみ」って言うのがタイトルなのかな?
では何が一体憂鬱なのか?
このアルバムを通して聴いて感じたのは「断絶」と言う事だろうか...。
これは「ザ・ウオール」で歌われていた自分と他の人に存在する「壁」と共通するものであると思う。
歌詞を見ながら聴いているといくつかの言葉が、意識的なのか無意識でなのか分からないけど、繰り返し色んな曲で使われているのが分かる。
その中でも僕が思ったのは「world」と言う言葉の2面性。
「world」。
それはそのものずばり「世界」のことなんだけど、この言葉って所謂現実に存在する「世界」そのものを指す時と、人それぞれが自分自身の中に抱えている「内なる世界」を指す時の2つがあると思うんだよね。
普通の会話では一般に言われる「幻想」とか「妄想」って言うのは非現実的な事と扱われがちだけど、これって言うのはその個人の中にある世界では実際に起こっている「現実」であるんだよね。
こういった外界と内界での「断絶」が起こって、「ザ・ウオール」で言う「壁」が構築され、このアルバムでの「Mellon Collie 」が生まれてくるんだと思う。
ディスク1の8曲目「Fuck You (An Ode to No One)」では盛んに「disconnect」と言う言葉が飛び出し、自分自身と外界との接続を断っている。
この絶望的な苦しみは、メランコリックなメロディで悲しみとして歌われたり、ブラック・サバスに影響を受けたであろうへヴィなサウンドで怒りとして歌われたり、様々な形で表現されているけど、ピンク・フロイドの「ザ・ウオール」で最後に「壁」が壊されるようなアルバムを聴き終えた後で最終的に救われた様な気持ちになることがこの作品にはない。
それはタイトル通り「Infinite Sadness」だからでしょう.. 。
人が生きて行くということは、常にこの「断絶」と「接続」を繰り返していく事に他ならないからですな~...。


2008/6/19

ニューヨークにビジネスで来る人のパターンで、ここで仕事を終えてからボストンへ行くと言うのが多い。
この間の僕のお客さんたちも3日間ニューヨークにいて、その後ボストンだった。
車の中でその人たちがボストンの話をしているのを聞きながら、「そう言えばボストンには未だ行った事ないな~...。」などと思い、未だ観ぬその街に思いをはせていた。
全米でも超が付くほどの有名大学が軒を連ねるボストン。
ハーバード大学を筆頭に、タフツ大学、マサチューセッツ工科大学、ボストン大学、ボストン・カレッジ、ノースイースタン大学、ラドクリフカレッジ、そして音楽の名門 バークリー音楽大学...。
う~ん、学生の街って良いな~...でも自分とは明らかに格が違うな~...などと思いながらも、そう言えばエアロスミスはボストン出身のバンドだったな~なんて相変わらず何でもかんでもロックに結びつける親爺のクセが出てしまった。
しかし、ボストンと言えばやっぱりバンド名がそのままの「Boston」でしょう。

と言う事でBostonの1976年のデビュー・アルバム「Boston」を聴いていた。

1. More than a Feeling
2. Peace of Mind
3. Foreplay/Long Time
4. Rock and Roll Band
5. Smokin'
6. Hitch a Ride
7. Something About You
8. Let Me Take You Home Tonight

う~ん、美しい旋律を歌う伸びやかなBrad Delpの声。
彼のヴォーカルはドゥービー・ブラザースに代表されるアメリカン・ロックのヴォーカル・スタイルの系統ではあるけど、あまり黒さを感じさせないのが特徴。
そしてがそれを包むようにして一体化していくオーケストラルなTom Scholzギター・サウンド。
彼のギターにクイーンのブライアン・メイに通じるものを感じるのは僕だけだろうか?
このバンドの2本柱がこの後のアメリカン・ロックに及ぼした影響と言うのは計り知れないんではないだろうか?

いや~、それにしても名曲の連発ですな~。

「More than a Feeling」

フィーリング以上のもの...。

Its more than a feeling,
when I hear that old song they used to play (more than a feeling)
I begin dreaming (more than a feeling)
till I see marianne walk away

音楽によってもたらされる想いって、たまにフィーリング以上の何か現実的な実感が伴ってくる時が僕にはある。
何かそんな事が歌われてるのかな~なんて、爽快な青空の下で車の運転をしながら思っていた。

そして僕のフェイヴァリット「Peace of Mind」。

I understand about indecision
But I dont care if I get behind
People livin in competition
All I want is to have my peace of mind.

人類はお互いの競争によってこうやって文明を発展させてきた。
「競争」無しにはここまでの発展は有り得なかったかもしれないとさせ思う。しかし物質的な豊かさを得ると同時に失っていくものも多くあるのに気付かされる。
それは現在の自分自身もそうなのだけど、競争社会における日々の生活に身を削っていく事で失われる「心の平静」と言う事なのだろうか。
世の常ではあるけど、一方を立てればもう一方は立たなくなる..。

映画「第三の男」の有名なセリフで、

「イタリアはボルジア家の時代、戦争と流血が続いたが、ダ・ヴィンチやミケランジェロを生んだ。しかしスイスの500年の平和で残ったのは、...鳩時計だとさ。」

と言うのがあるが、
もうこう考えるとこれは個人一人一人のチョイスでしかないとしか言えなくなって来る。

「peace of mind」と言う言葉にある想い。

「心の平静」と歌ってきたBrad Delpが自らの命を絶ってしまったのはあまりにも皮肉で残念としか言いようがない...。

2008/6/13

おおっ、今気が付いたんですが今日は13日の金曜だったんですね。
って、どうでも良い事なんですが....。

今日は初めてお客さんとプログレッシブ・ロックの雑談で盛り上がりました。
いや~、ネット上ではコアなプログレ・ファンにお目にかかることは容易いですけど、身の回りには殆どいないですからね~。
とても嬉しかったです。
トンネルが渋滞していたのですが話しに夢中になってしまって全然気にならなかった位です。

NYプログレッシブ・ロック愛好会とかあったら直ぐに入会するんですけどね~。




2008/6/7

いや~、今週は仕事の忙しい週でした~。
疲れたけどその分自分に返ってくるので納得できます。
こう言う時って僕はあまりロックを聴きたくなくなるので、全く違うジャンルの音楽を聴く事が多くなります。
クラッシック、ジャズ、映画音楽、シャンソン、今週は色々と物色してそれぞれに感銘を受けてとても有意義な時間を過ごせましたが、その中でもこのBBキングのブルースは久々に良かったですね~。

ブルース。
いわばロックの祖先ですが、何故かロック程の進化を遂げた音楽ではない。
ご存知の通りロックは元々チャック・ベリー等がブルースをベースにしてはじめた音楽だったのですが、今では一括りにするには可也多義に渡っています。
しかしながらブルースは未だにブルースとして一括りにするのは難しくはありません。
これは一体何なのでしょうか?
まるで人類の進化とその祖先である猿の進化の違いの様です。
そんな事を思いながらこのBBキングの1971年のアルバムを聴いていました。

1. Caldonia
2. Blue Shadows
3. Alexis Boogie
4. We Can't Agree
5. Ghetto Woman
6. Wet Hayshark
7. Part-Time Love
8. The Power of the Blues
9. Ain't Nobody Home

サンプル♪

これは豪華な顔ぶれで録音されたセッション・アルバムみたいなもののようですが、メンバーは以下のような人達です。

Line-up
B. B. King - lead guitar, vocals
Ringo Starr - drums
Peter Green - guitar
Alexis Korner - guitar
Jim Price - trumpet, trombone, electric piano
Bobby Keys - tenor saxophone
Gary Wright - piano, organ
Klaus Voorman - bass
Duster Bennett - harmonica
Steve Marriott - harmonica
Greg Ridley - bass
Jerry Shirley - drums
Pete Wingfield - piano
Paul Butler - guitar
John Best - bass
Jim Gordon - drums
Bill Perkins - baritone saxophone, clarinet
Ollie Mitchell - trumpet
Chuck Findley - trombone
Jim Keltner - drums
Mac Rebennack (Dr John) - keyboards
Barry Ford - drums
Rick Wright - keyboards
David Spinozza - guitar
Dr Ragovoy - piano
Joshie Armstead - background vocals
Tasha Thomas - background vocals
Carl Hall - background vocals

お~っ、色んな人がいますね~。
中でも僕の眼を引いたのがキーボードのRick Wright なんですが、そうなんですあのピンク・フロイドのRick Wright なんですね。
僕の持っているCDには、どの曲で誰が演奏してるかなどの詳細が一切ないのですが、6曲目の「Wet Hayshark」と言う曲がWright と言う人の作品になっているしピアノをベースにした曲なので、お~っ、これがRick Wright の参加してる曲か~何て思っていました。
しかしながらよくよく参加メンバーを見るとあのスプーキー・トゥースのGary Wrightも参加しているんですね。
う~ん、となるとこれは Gary Wright の可能性も出てきたわけで...。
分からないですね。
ただ曲名を見ると何となくRick Wright方のような気がしないでもないですが...。
2曲目の「Blue Shadows 」は僕の想像ですがおそらくKlaus Voorman がベースを弾いていると思われます。
そうKlaus Voorman とは、あのビートルズのお友達ですね。

このような詮索もアルバムを聴いている時の楽しみ方なのですが、やはり主人公のBBキングをなしに語れない訳です。
BB。
BIG BROTHER? BAD BOY?一体何の略なのかな~と思ってましたら、 "Beale Street Blues Boy"と呼ばれていたところからきたそうです。
今やキー一つを押せば一発ですね。
この Blues Boy の発するブルースが未だに聴衆を魅了するのは何なのでしょう?
今回もこのアルバムを聴いていて思ったんですが、基本的にBBのブルースは楽しいですね。
あまり暗くない。
彼の体のように可也へヴィー級の音ではあるんですが、聴いていて憂鬱にさせないんですね。
ここが未だにこの人の人気の秘密なんではないかと思いました。
そして粘りのあるギターの音。
テクニック的に彼に勝るギタリストはいくらでもいるでしょうが、この魂を揺すぶるような音の存在感と言う点ではBBを超える人はそんなにいないはずです。
名前に負けていない、まさにブルースのキングですね。



2008/5/24

今週末はメモリアル・デイの3連休と言う事で僕も土曜、日曜、と2日休みを取る事にしました。(普段は土曜日のみ休みにしてます。)
ちょっと薄ら寒さはありますが、比較的天気には恵まれた連休になりそうなので良かったんではないでしょうか。

今日は子供を日本語学校から連れて帰ってくるときに、車の中でこのCDを聴いていました。

ヤードバーズの1966年の作品ですね。

1. Lost Women
2. Over, Under, Sideways, Down
3. The Nazz Are Blue
4. I Can't Make Your Way
5. Rack My Mind
6. Farewell
7. Hot House of Omagarashid
8. Jeff's Boogie
9. He's Always There
10. Turn into Earth
11. What Do You Want
12. Ever Since the World Began

アルバム・タイトルになっていてでジャケットに描かれているのは文字通り、エンジニアのRoger Cameronさんの事なんですが、僕はこのエンジニアと言う人達はレコード制作上どういう事をして何処までの役割を果たしているのか良く知らないんです。
レコーディングのプロセスにおけるプロデューサーとエンジニアの違いは一体どんなもんなんでしょ?
映画制作における監督とカメラマンの違いみたいなのでしょうかね?(ってその違いも実際には知らないですけど...。)
僕はロカールのバンドで何度かレコーディングを経験してるんですが、その程度ですとプロデュースをしてくれる人が一人で全部やってしまうので、本格的なプロのレコーディングでの仕事分担が分からないんです...。
だからこのRoger Cameronさんがアルバム・タイトルになるほどバンドに持ち上げられた理由が良く分からないんですね。
まあ、このアルバムではプロデュースをヤードバーズのベーシスト、ポール・サミュエル・スミスがやってるので、ジョークのネタにされたのがエンジニアのRoger Cameronさんだったと言う風には理解に容易いですが...。

さあ、そのエンジニアにつてはちょっと置いときまして、このバンド、ヤードバーズですが...。
皆さんご存知に通り、かのエリック・クラプトン、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、そしてこのアルバムでギターを弾いているジェフ・ベック、という所謂ロック3大ギタリストが在籍していたと言う事でロック史に名を残しております。
しかしながら、私、あまり真面目にヤードバーズは聴いておりません。
このアルバムと変なベスト盤のみでございます。
個人的な意見(と言ってもいつもの事。)ですが、ヤードバーズってギタリストと他のメンバーの力量の差があり過ぎなんではないでしょうか。
このアルバムをを聴いてるとギターの音が他の楽器に溶け込まず浮いてきてしまって、まるで飛び出す絵本を観てるような錯覚に陥ってしまうんです。(ある意味、これはサイケデリックな効果なのでしょうか?)
このアルバムでも流石にジェフ・ベックのギターはエキセントリックに響き渡るんですが、どうもこれが...浮きまくり、と言う印象は拭い難いです。
あとはソング・ライティングと言う部分でヤードバーズはビートルズ、ストーンズ、キンクス、フー、等と比較して革新的でなかったのが残念です。
う~ん、なんだか批判的なことばっかりになってしまいました...。
でも、こう言いつつも実はこのアルバムは好きなんですけど...。

いや~しかしジェフ・ベックはこの頃からもうギンギラギンギンなギターを鳴らしていたんですね~。
凄いです。
ベックのギターって人を寄せ付けない冷たさを感じるですが、その為かクラプトンやペイジと比べて孤高な印象を受けます。
変な例えなんですが、織田信長って感じです。
となると、豊臣秀吉はジミー・ペイジで、徳川家康がエリック・クラプトンという感じでしょうか?

う~ん、ヤードバーズ。

もうちょっと腰を入れて聴いてみようかな...。



2008/5/21

いや~、気付かないうちに5月ももう後半に入っていたんですね~。
早~っ!
NYは未だ朝晩肌寒い日が続いてるので、何となくまだ5月の前半の心算で居りました。(自分は物事を理論的に考えず感覚的に捕らえる人間なので、こういう曖昧な事が度々起こります...。)

と言う事で、今日は僕の大好きなアメリカン・バンド(あえてアメリカンとた付けました。)グランド・ファンク・レイルロードの1970年のサード・アルバムです。

1. Sin's a Good Man's Brother
2. Aimless Lady
3. Nothing Is the Same
4. Mean Mistreater
5. Get It Together
6. I Don't Have to Sing the Blues
7. Hooked On Love
8. I'm Your Captain (Closer to Home)

      サンプル♪

グランド・ファンクは好きなんですね~。
ただ単に「気持ち良さ」を音に追求しているだけではなく、色んな意見はあると思いますが自分達自身のメッセージを持っていて、何ていうか、凄く真面目な感じがするんです。

このアルバムは仕事で遠出する時によく携帯しています。
帰宅時に聴くんですが、アルバム最後の曲「I'm Your Captain (Closer to Home)」が自宅に近くなってから聴けるようにタイミングを見計らって聴き始めるんです。
そして

I'm getting closer to my home

と曲にあわせて大声で歌いながら、安全に1日仕事を終えて帰宅できた事を喜び祝うんです。(相変わらず単純で御目出度い性格ですが...。)

Everybody listen to me
And return me my ship
I'm your Captain, I'm your Captain
Though I'm feeling mighty sick

何で「Though I'm feeling mighty sick」なのかな~、船長なのに船酔いしてるの?なんてバカな事以前は思っていたのですが、時代的にこの曲はベトナム戦争からの帰還について歌われたものなのですね、きっと。
「sick」どころかこの人は死にかけてるんでしょう。
戦場と言う地獄から自分の家という天国に帰ることの出来る喜び(と言うか、必死な願い?)を感じる事が出来ますが、曲の終わりが

I'm getting closer to my home

のリフレインで終わってしまうんです。
「家」に近づいてきたとは歌われているんですが、決して辿り着いてた事は歌われていない。
この部分はストリングスなどのアレンジが加わり夢見心地な感覚になるんですが、我が家という「天国」に近づきながらそのまま「本当の天国」へ行ってしまっているように思えます。悲しいですね。
だから僕は帰宅時にこの曲を聴いて実際に家につけた時、命の尊さを思い自分が生きている事を感謝するんです。(ちょっと大袈裟。)

最後の曲から解説してしまいましたが、このアルバムは1曲目の「Sin's a Good Man's Brother」からガツンときます。
アコースティック・ギターに導かれて「へヴィ」と形容するしかない爆裂するギター・サウンドがスピーカーの左右に鳴り響いた時は、いつでも「おっ~お~...。」と唸ってしまいます。
これぞハード・ロックに真髄!
素晴らしい。
しかしながら、アルバムを聴き進めていくと単なるハード・ロックでこの作品は終わっていないのを感じます。
それは1曲目や8曲目のアコースティック・ギター入や4曲目、5曲目のエレクトリック・ピアノの導入に表れていると思うんですが、ファースト・アルバムやセカンド・アルバムでゴリゴリのハード・ロック路線を突っ走ってきたグランド・ファンク・レイルロードが自分達の音楽性に幅を持たせようと言う意志なのでしょう。
そこら辺は、やはり3枚目のアルバムでアコースティック・ギターを大幅にフューチャーしてバンドの可能性を広げたレッド・ツェッペリンに似ているような気がします。
ただビートルズのようにスタジオでしか出来ないような(最近ではそうでもないですが。)アレンジではなく、このアルバムでも出色の「Mean Mistreater」に表れているようにあくまでライブでの演奏を念頭に置いてアレンジしているのを感じます。
またこのキーボード導入が後のバンド加入メンバーでキーボ-ディストのクレイグ・フロストに繋がったのかな~なんて思いました。

グランド・ファンク。

良いな~。
大好きです。
プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
アクセス解析
カウンター
最新コメント
(05/13)
無題(返信済)
(11/10)
(09/18)
無題(返信済)
(09/15)
無題(返信済)
(09/13)
最新トラックバック
ブログ内検索
バーコード
フリーエリア
忍者ブログ [PR]