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2008/5/24

今週末はメモリアル・デイの3連休と言う事で僕も土曜、日曜、と2日休みを取る事にしました。(普段は土曜日のみ休みにしてます。)
ちょっと薄ら寒さはありますが、比較的天気には恵まれた連休になりそうなので良かったんではないでしょうか。

今日は子供を日本語学校から連れて帰ってくるときに、車の中でこのCDを聴いていました。

ヤードバーズの1966年の作品ですね。

1. Lost Women
2. Over, Under, Sideways, Down
3. The Nazz Are Blue
4. I Can't Make Your Way
5. Rack My Mind
6. Farewell
7. Hot House of Omagarashid
8. Jeff's Boogie
9. He's Always There
10. Turn into Earth
11. What Do You Want
12. Ever Since the World Began

アルバム・タイトルになっていてでジャケットに描かれているのは文字通り、エンジニアのRoger Cameronさんの事なんですが、僕はこのエンジニアと言う人達はレコード制作上どういう事をして何処までの役割を果たしているのか良く知らないんです。
レコーディングのプロセスにおけるプロデューサーとエンジニアの違いは一体どんなもんなんでしょ?
映画制作における監督とカメラマンの違いみたいなのでしょうかね?(ってその違いも実際には知らないですけど...。)
僕はロカールのバンドで何度かレコーディングを経験してるんですが、その程度ですとプロデュースをしてくれる人が一人で全部やってしまうので、本格的なプロのレコーディングでの仕事分担が分からないんです...。
だからこのRoger Cameronさんがアルバム・タイトルになるほどバンドに持ち上げられた理由が良く分からないんですね。
まあ、このアルバムではプロデュースをヤードバーズのベーシスト、ポール・サミュエル・スミスがやってるので、ジョークのネタにされたのがエンジニアのRoger Cameronさんだったと言う風には理解に容易いですが...。

さあ、そのエンジニアにつてはちょっと置いときまして、このバンド、ヤードバーズですが...。
皆さんご存知に通り、かのエリック・クラプトン、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、そしてこのアルバムでギターを弾いているジェフ・ベック、という所謂ロック3大ギタリストが在籍していたと言う事でロック史に名を残しております。
しかしながら、私、あまり真面目にヤードバーズは聴いておりません。
このアルバムと変なベスト盤のみでございます。
個人的な意見(と言ってもいつもの事。)ですが、ヤードバーズってギタリストと他のメンバーの力量の差があり過ぎなんではないでしょうか。
このアルバムをを聴いてるとギターの音が他の楽器に溶け込まず浮いてきてしまって、まるで飛び出す絵本を観てるような錯覚に陥ってしまうんです。(ある意味、これはサイケデリックな効果なのでしょうか?)
このアルバムでも流石にジェフ・ベックのギターはエキセントリックに響き渡るんですが、どうもこれが...浮きまくり、と言う印象は拭い難いです。
あとはソング・ライティングと言う部分でヤードバーズはビートルズ、ストーンズ、キンクス、フー、等と比較して革新的でなかったのが残念です。
う~ん、なんだか批判的なことばっかりになってしまいました...。
でも、こう言いつつも実はこのアルバムは好きなんですけど...。

いや~しかしジェフ・ベックはこの頃からもうギンギラギンギンなギターを鳴らしていたんですね~。
凄いです。
ベックのギターって人を寄せ付けない冷たさを感じるですが、その為かクラプトンやペイジと比べて孤高な印象を受けます。
変な例えなんですが、織田信長って感じです。
となると、豊臣秀吉はジミー・ペイジで、徳川家康がエリック・クラプトンという感じでしょうか?

う~ん、ヤードバーズ。

もうちょっと腰を入れて聴いてみようかな...。

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無題
豊臣秀吉はジミー・ペイジかー。
秀吉もすごく銭金関係には尋常ではない触覚をお持ちのようで笑ってしまいました。
家康ごときに成り下がってゆくエリック・クラプトンも納得。
私のベック感は新撰組の斎藤一かな。切れ味に迷いがないもん。
譬えの人物にランクの差がありすぎですが斎藤一、私大好きですから。
syd 2008/06/05(Thu)21:27:11 編集
Re:無題
sydさんどうもご無沙汰です。

ジミー豊臣とジェフ織田の関係も何となく似てるような気がしませんか?
師弟関係みたいな...。

>私のベック感は新撰組の斎藤一かな。切れ味に迷いがないもん。

すみません。
斎藤一さんは存じ上げません...。
新撰組ですか。

確かにベックのギターには迷いのない自己が存在していると思います。
何て言うか...媚びてないんですね。聴衆に対しても、プレイヤーに対しても...。
【2008/06/07 11:39】
鳥から飛行船に
プロデユーサーとエンジニアの違いは音楽監修者と録音技師でよいと思います。プロデユーサーの役回りは広くなんでもやってしまう人。楽器まで弾いてしまうひとから、なんにもしないで制作費だけ出してクレジットをもらう人まで色々みたいです。
でもジョージマーチンは特別、別格の人でしたね。彼は録音の技術、知識も豊富で楽器も弾けるアイデアマン。それである時、録音に立ち会っていた一人が、”マーチンさん。そんなにお詳しいなら、エンジニアも兼任されたら、どうですか?”と水を向けたらしい。それで返ってきた返事が素晴らしい。”エンジニアの仕事は木を見ることだ。私はプロデユーサーとして森を見るのが仕事だと思っている。”

このアルバムの頃はジミーペイジがすでにバンドに入っているんですね。最初はベースを頼まれたのが、ベックとのツインギターに変って音が思いっきりアブナイ方向に向って行きます。録音後、3ヶ月してベックが抜けます。時代はヒットシングル狙いからアルバムセールスの時代に移行していた。曲を書き溜めていたペイジは同年Zepを率いて離陸します。
でもヤードバーズ,60年代の英国ロックシーンでは外せないバンドだと思います。ベックの凶暴なギターサウンド、ツェッペリンの布石になっていないか?
ミスターT 2008/06/08(Sun)12:45:21 編集
Re:鳥から飛行船に
鳥から飛行船ですか~!
面白い着眼点ですね。

>”エンジニアの仕事は木を見ることだ。私はプロデユーサーとして森を見るのが仕事だと思っている。”

おおっ、これは素晴らしいお言葉!
非常に分かりやすく適切に僕の疑問に答えてくれていますね。

>このアルバムの頃はジミーペイジがすでにバンドに入っているんですね。

このアルバムのCDにはボーナス・トラックが収録されていまして、ジミー・ペイジ及びジョン・ポール・ジョーンズが参加しているみたいです。
実はこのボーナスの2曲がこのアルバムのどの曲よりも魅力的です。
これは単にギタリストとしてギターを弾く事だけでなく、曲そのもののクオリティという事に執着したであろうペイジの才能によるものではないでしょうか?

>でもヤードバーズ,60年代の英国ロックシーンでは外せないバンドだと思います。

そうなんでしょうね~。
もうちょっと真面目に聴いてみようと思うんですが...何故だか彼らのCD少し高いんです。

>ベックの凶暴なギターサウンド、ツェッペリンの布石になっていないか?

ベックは後に「ツェッペリンは俺のアイデアを盗んだバンドだ。」って言っていましたもんね。

【2008/06/10 04:41】
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
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