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2008/6/29

最近街の彼方此方でジュール・ヴェルヌのSF冒険小説?「地底探検」の映画化のポスターを見かける。



7月11日公開か...。

う~ん、しかし恥ずかしながら僕は原作の小説を読んだ事がなかったんだけど、そんな時たまたま家のカミさんが子供のためにこの本を買ってきていた。
おおっ、これは何と言うタイミングの良さ!
早速子供から本を奪って僕が読みはじめた。



僕の英語力程度では子供用の本を読む位が調度良いのだ。
いや~、これが意外に面白い。
科学と言うものに真っ向から挑む想像力のたくましさとでも言いましょうか...。
そんな事は有り得ないだろう...とは思いながらも、物語の中にずるずると引き込まれて行くんですな~、これが...。
と言う事で、数日かかってやっと昨日読み終わり、何だか子供に戻ったようなこの気分を反芻しながら、昨日寝る前にリック・ウエイクマンによる1974年この小説のロック化アルバムを聴いていた。

1. The Journey/Recollection
2. The Battle/The Forest

う~ん、物語の内容を知らずに漠然と聴いていた時とは大幅に印象が変りますな~。
何だか妙にワクワクしながら音にのめり込んでいってしまった。
ロンドン交響楽団との共演という事でロックとオーケストラの融合を試みた作品のひとつでもあるんだけど、数多くあるその手のアルバムの中でも群を抜いて成功した作品であるのは間違いないと思う。
後半に出てくるグリークの「ペールギュント」からの抜粋も面白い。
これって英語タイトルが「In The Hall Of Mountain King」と言うんですな~。まるで「In The Court Of Crimson King」じゃないですか(笑)
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おもしろい
地底探検は読んだ事がないのですが、海底五万マイルとかあとなんだったかもう忘れてしまったけど小学校の図書館にあったジュール・ヴェルヌものは一通り読んだ記憶が遠く彼方にあります。話の内容はほとんど覚えていないのだけれども、ドキドキしながら一気読みしたのは覚えています。

ペールギュントのやつ、面白いですね。私はロックには疎いのですがクラシック好きなので、なんか不思議な気持ちでビデオ見させてもらいました。なんかああいう「シンセサイザー」懐かしいですねー。
しゅうこ 2008/06/29(Sun)22:12:22 編集
Re:おもしろい
>小学校の図書館にあったジュール・ヴェルヌものは一通り読んだ記憶が遠く彼方にあります。

そう、普通は子供の頃に読んでいるもんなんですよね。
僕みたいにこの年になってあまり読んでる人はいないです。しかも子供用の本を...。
このリック・ウエイクマンと言う人も子供の頃に何百回と「地底探検」を読み返したそうです。
子供の頃にあった感動と言うのはその後も残るんでしょうね~。

>ペールギュントのやつ、面白いですね。

1970年代のロックにはクラッシックの引用をするアーティストが沢山いました。(元々と言うか、最初はビートルズがしたことだと思いますが.。)

>なんかああいう「シンセサイザー」懐かしいですねー。

う~ん、そう言えば最近の音楽ではこんな感じの仰々しいシンセの音を聴く事はあまりないですね。
時代だったのかな~。
【2008/06/30 20:08】
リックウエイクマンは巨大
リックウエイクマンがイエスに加入した時は大変だったそうです。音楽性が広がったのはいいとして、機材の購入代金がもの凄く、74年でもシンセは小型自動車とほぼ同額。(シンセサイザー、メロトロン、ハモンドオルガンその他多くのイクイップメント)バンドは大慌てでアルバムを制作。それが"Fragile."
 イエスアルバムの残りのベーストラックを使って仕上げ、幸い"Roundabout"という曲がヒットして大成功。プログレを一般に認知させるくらいアルバムも売れたとか。でもヘタすればバンド自体が「壊れ物」だったらしい。それで次作がプログレジャンルにおける最高傑作、不滅の金字塔!(これ、異論ないです。)"Close to the edge"なのですが、なんとリックさんはこれが嫌い!でビルブラフォードともどもやる気なく、バンドはそれこそ「危機」を迎えていたとか。あとの三人が必死でガンバッテ作ったそうです。傑作が生まれる時ってケンカしてる状態が多いんですね。それで海洋...で切れて地底に向った。でも今回の記事をみてあらためて聴いてみたくなりました。リックはやっぱり凄いですからね。89年頃イエスのコンサートに行った時、友人のギタリストが”イエスはね、ステージで時々、ワケわからん状態になるんですよ。とくにウエイクマンは音楽性が高すぎて一人でカオス作り出しますからねエ。”ポカンとしてたら、間もなくその状態がやって来た。確かに周囲をキーボード群で囲まれたウエイクマンがマント姿で涼しげにカオスを巻き上げてました。エマーソンは自ら体ごとカオスに突入しますが、ウエクマンは理知的と言おうか冷めたまま竜巻状態に持って行ってるように見えました。それでコンサートのアンコールが終る頃、大きな拍手の中でその友人は”あのベース誰やー。”と日本語で何度も叫んでいました。うーん、この男、聞く耳もってるなあ。その夜はトニーレビンが弾いていたのでした。
ミスターT 2008/06/30(Mon)09:48:30 編集
Re:リックウエイクマンは巨大
>リックウエイクマンがイエスに加入した時は大変だったそうです... 機材の購入代金がもの凄く....

当時はムーグとかって高かったんですね~。
キース・エマーソンもバンド結成当時グレッグ・レイクに「君がムーグを買うなら一緒にバンドをやるし、じゃなければ僕はジミヘンのところに行くよ。」と言われてムーグを買う決断をしたそうです。
当時は楽器購入に可也の覚悟がいったんですね。

さらにこの「地底探検」はライブ録音なのですが、これは録音費用を軽減させる為の案だったそうです(ザッパみたい..。)
リック・ウエイクマンも経済的に四苦八苦してたんですね~(笑)

>....でもヘタすればバンド自体が「壊れ物」だったらしい。

いろんな意味での緊張感が作品を高みに持っていくんでしょうね。

>それで次作がプログレジャンルにおける最高傑作、不滅の金字塔!(これ、異論ないです。)"Close to the edge"なのですが、なんとリックさんはこれが嫌い!でビルブラフォードともどもやる気なく、バンドはそれこそ「危機」を迎えていたとか。

いや~、知りませんでした。
あれだけの作品なのでメンバーは皆自分達が歴史的瞬間を作り出していると自覚しながら可也高揚していたものだと僕は想像してました。

>周囲をキーボード群で囲まれたウエイクマンがマント姿で涼しげにカオスを巻き上げてました。

ああいうのって、演出の部分もあるんでしょうが、緊張を強いられるステージ上でのアーティストそれぞれの対処法みたいな事かもしれないですね。

>その友人は”あのベース誰やー。”と日本語で何度も叫んでいました。うーん、この男、聞く耳もってるなあ。その夜はトニーレビンが弾いていたのでした。

と言う事はアンダーソン・ブラッフォード・ウエイクマン・ハウ(長いバンド名ですね~、しかも順番があってるか分からない(笑))のライブですね。
トニー・レヴィンはプログレ界の服部半蔵ですね。(何のこっちゃ...。)
【2008/06/30 20:39】
クリムゾンキング
トニーレヴィンの忍者装束姿は決まるかも知れません。数少ない絵になるベーシストですからね。ステイックなんか持つと忍具みたいでなおいいかも。

ところで、この地底探検は英国でNO.1になったそうですね。面白いお国柄です。でもツアーは経済的な理由で中断されたようです。シンセは値段も高いが輸送費がまたかかるんですよね。この辺り、ギターとハーモニカで動けるデイランなんかと大違い。ハハハ。

でもELPのキースは他の二人の反対を押し切ってオーケストラを率いてツアーを敢行したんですよね。これって本当に凄いことだ。世界の頂点にあった時、彼こそクリムゾンキングだったのではないでしょうか。
ミスターT 2008/07/02(Wed)11:10:10 編集
Re:クリムゾンキング
>ステイックなんか持つと忍具みたいでなおいいかも。

あれは、カッコいいですよね~。
それから指に付ける長~い割り箸みたいな棒。彼は本当に忍者のようです。

>ところで、この地底探検は英国でNO.1になったそうですね。面白いお国柄です。

同時に羨ましいお国柄でもありますね。
時代と言う事もあるんでしょうけど、日本ではヒットしたとしてもNO.1にはなり得ないでしょうから...。

>ギターとハーモニカで動けるデイランなんかと大違い。ハハハ。

ハハハ、でも実際この身軽さって言うのは音楽性とリンクしてるように思えますね。

>でもELPのキースは他の二人の反対を押し切ってオーケストラを率いてツアーを敢行したんですよね。

彼はナイスの時にもオーケストラと共演していますよね。
その結果に彼自身満足していなかったのか...、或いは大変満足したので再びやりたくなったのか...。
兎に角当時のロック・ミュージシャン(もちろん全てにあたりはまる訳でないですが。。)にとってクラッシック音楽或いはオーケストラと言うものがある到達点であったのは間違いないですね。
【2008/07/04 10:41】
無題
In The Hall Of Mountain King かー。
ケイトの何年か前に出た最新作の一発目はKing of the mouuntainだよ。

傑作が生まれる時ってケンカしてる状態が多いんですね。
とのこと。

サバスのサボタージュとか、パープルのウーマンフロムトキオの入ってるやつとか、
ワシが一番すごいんじゃー、合戦で聴きごたえ充分。

マエストロの指示のもと、一流の楽器奏者がたばになって奏でる素晴らしい音より、
その瞬間だけでも超一流の人達がたまたま居合わせただけの演奏は、凄くて、とても美しい。
U.G. 2008/07/06(Sun)23:30:27 編集
Re:無題
う~ん、このコメントは投稿者U.G.となっていますが、Sydさんですね....。

>ケイトの何年か前に出た最新作の一発目はKing of the mouuntainだよ。

これ、まだチェックしていません...。
どんなでしたか?

>サバスのサボタージュとか、パープルのウーマンフロムトキオの入ってるやつとか、ワシが一番すごいんじゃー、合戦で聴きごたえ充分。

サバスは詳しくないんですけど、サボタージュの頃ってメンバー間に何か問題があったんですか?
あのアルバムって結構プログレっぽくてハード・ロックの勢いだけじゃない練った部分があるような気がするんで不思議です。

>その瞬間だけでも超一流の人達がたまたま居合わせただけの演奏は、凄くて、とても美しい。

緊張感なんですかね。
馴れ合いでやってる時にはない...。
【2008/07/08 05:36】
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