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2007/7/7

今週は色々と買い物したりしまして...

まずは、やっと我が家でもデジカメを購入。
早速当たり障りの無い近所の風景など写真に収めました。



これから色々な写真を節操無くアップしそうです....。

そして、この間車のガラスを割られ盗まれたGPSを改めて購入。



盗まれたものと同じ型のものをEbayで買ったんですが、凄い...。
元々$700だったんですが、型が古かったとはいえ新品が$280で買えました。

で、昨日は休みを取って、初めて Six Flags という遊園地?まで行って来ました。
乗り物は一切乗らずに、一日中プール。
流れるプールと波のプールだけ子供に付き合って行きましたが、それだけでも帰りはもうヘトヘト...。
体力の衰えを感じづにはいられませんでした。

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2007/7/1

久々に昨晩友人のバンドのライブを観てきました。
いや~、いいね~バンドって。
自分でもライブやりたいな~なんて思いました。

ところで、このドラマーの友人が別のプロジェクトでやっているプログレ・バンドがデビューしたらしく、僕としても是非今後応援したいと思ってこの記事を書きました。

Shadow Circusというバンドです。



調べた所日本でも既にアルバムは発売されているようで(こんなとこ、とか、あんなとこで...。)、彼も出来れば日本でのライブも実現させ、日本のファンを是非獲得してマーケットを広げて行きたいと言っていました。

僕はサンプルで音源をちょっと聴いた程度なんですが、中々良かったです。
キーボーディストがイエスのジョン・アンダーソンのサポートで演奏していたらしく、イエスっぽいニュアンスがところどころ聴こえます。

しかし、今時プログレをやるバンドがあるんですな~。
妙に嬉しくなってしまった話でした。


2007/6/30

晴天ですな~。
素晴らしい。
湿度が無く、カラッとしてるから気持ち良い。
僕は行った事が無いので想像でしかないのだけど、きっとサンフランシスコ辺りって一年中こんなに良い気候なんだろうね。

そして今朝子供を学校へ連れて行くとき、サンフランシスコのロック・バンド、Steve Miller Band の1976年のこの名盤を聴いていた。
ジャケットを見ると、左利き用のギターを髪を振り乱しながら弾いているスティーブ・ミラーの姿から、「おおっ、ジミヘンと逆のギターだな。これはへヴィでハードなロックか。」なんて最初思ったけど、全体にスペイシーでムーディ、メロディアスでライトなロックのオンパレードです。
きっとサンフランシスコの気持ちよい気候に準じた音楽性なのかもね。(...って、想像でしか物を言っていないけど...。)
いや~、でもこれが可也ハマルんですな~。
ことにこんな快晴の日には最高です。

「Space Intro」のキーボードによるSEはプログレの影響も感じるんですが、彼らは60年代からアルバムの冒頭にサイケっぽい SEを使う事が多かったのを考えると、ただ単にスタイルが少し変化しただけなのかもしれないとも言えますかね。
そしてイントロから流れるようにアルバム・タイトルの「Fly Like an Eagle」はクラッシック・ロックのラジオ曲でも定番になっているメドレーですわな。

素晴らしい。

家の子供から聞いた話なんですが、「Eagle」と言うのはアメリカの象徴のひとつで、だから郵便局のスタンプなどに「Eagle」の絵があしらわれているとの事。
う~ん、では「EagleS」と言うロック・バンドはそのネーミングから、俺達はアメリカのロック・バンドなんだ!と言う強い意識の表れと考えられる。

そして「Fly Like an Eagle」。

Feed the babies
Who dont have enough to eat
Shoe the children
With no shoes on their feet
House the people
Livin in the street
Oh, oh, theres a solution

I want to fly like an eagle
To the sea
Fly like an eagle
Let my spirit carry me
I want to fly like an eagle
Till Im free
Fly through the revolution

う~ん、「Eagle」をアメリカの象徴として捉えているとも思えるし、単に力強く飛翔する鳥のイメージでしかないとも思えるし...。

どちらでも良いのでしょう。

僕のお気に入りの「Serenade」などのようなポップ・チューンの狭間に数曲ブルース・ナンバーが入っているが、これらのブルースもあまり重たくない聴きやすい作品になっている。
「Mercury Blues」を車の中で聴いていたら、長男が「この曲聴いた事ある。」などと言うので、おいおいそんな事ないだろう何て思いながらも「何処で聴いた?」って訊いたら、「学校で音楽の先生が聴かせてくれた。」って....。
へ~っ、学校でもロックン・ロールが聴ける時代になったんですな~と妙に感心してしまった。
僕等が子供の頃は中学の文化祭ではエレキ(ひゃ~っ、これって死語?)とドラムは禁止だったからね。
バンド=不良っていうステレオ・タイプが横行してたから。
それが今じゃ先生が授業でロックン・ロール聴かせるんだからね~。
...って、これは時代の違いじゃなく、日本とアメリカの違いなのかな~?
で、僕はこの Mercury って惑星の事を歌ってるのかと漠然と思っていたのですが、実は車の Mercury の事らしいですね。息子が言ってました。

Had my money
I tell you what Id do
I would go downtown
Buy a mercury or two

歌詞をちゃんと聴けば明らかですな~。
お恥ずかしい....。

と言う事で、息子に色々教えてもらった1日の始まりでした。


2007/6/27

いや~、暑いっすね~...。
こりゃ~たまらん。
さっき夕立があったからちょっとは涼しくなるかな~なんて思ったけど、とんでもない...。全然変化なし....。

と言う事で、(ってどう言う事で?←ひとりつっこみ)最近大分形になってきた(う~ん、そうでもないかも。)新しく建築中のShea Stadiumの話。
僕はちょくちょく近くを通りかかるんで、工事の状況が進んでいるのが良く分かる。
現存の球場の直ぐ隣に立てられてるんだけど、何故にこんなに費用のかかる事をするんでしょうかね?
球場自体の老朽化なのかなと思っていたんだけど、お客さんに聞いた話では老朽化というよりオールド・ファッションになっていると言うのが大きな理由のひとつらしい..。

う~ん。

僕はさほど野球に興味が無いので、正直言って単なる球場の取り壊しに口を挟む気はもうとうないのだけど、このShea Stadiumには別の思い入れがあるので非常に残念に思っている。

そうなんです、Shea Stadiumは僕にとってニューヨーク・メッツのホーム・グラウンドではなく、ビートルズが1965年に行ったライブ会場に他ならないからです。

家内には「そんな事を言ってるのは、あんただけだ。」みたいなことを言われましたが、この球場が取り壊される事を残念に思っている人は他にも
沢山いることでしょう。

数々の伝説を生んだビートルズのShea Stadiumでのライブ。
その会場となったこの球場も姿を消し、新しい球場となって登場するのもそんな先のことではなさそうです。


2007/6/23

ここのところ過ごし易い日の続いているニューヨークです。
今日なんかも本当に「It's a Beautiful Day」と叫びたくなるような良い天気でしたが、そんな時に限って仕事が入るんです....。
ガックリ。
何処か景色の良い所にでも行きたかったな~。

まあこんな時は音楽で気分転換。
そして僕の選択は1969年発表 It's a Beautiful Day のファースト・アルバム「It's a Beautiful Day」。
う~ん、まさにこんな日にはうってつけ。
この美しいジャケットのイメージ通り、青い空の下でハイな気分にさせてくれるアート・ロック。
このバンドの特徴はフロントが男女のヴォーカルで、ヴァイオリンがメインのリード楽器である事。
1曲目の「White Bird」のイントロからいきなり、のどかな世界をヴァイオリンの爪弾きで表現してる所からも分かる。

う~ん、美しい...。

White bird,
in a golden cage,
on a winter's day,
in the rain.

White bird,
in a golden cage,
alone.


籠の中に囚われている白い鳥...。

「白い鳥」とは愛と平和の象徴であり、「籠」とはベトナム戦争という時代的背景と考えていいと思う。
Love & Peace を全面的にアピールしたヒッピー・ソングと言っても差し支えないと思うけど、やっぱりこう言う象徴的な曲からスタートしている所に、バンドの意識とか意図が汲み取れるよね。
ヴァイオリンの音は比較的乾いた印象を受ける音で、クラッシック的なニュアンスとカントリー的なニュアンスの両方を持っている様に感じる。
ここら辺にアメリカのバンドらしさがあるかも。

曲は今の時期にぴったり?の「Hot Summer Day」へ続き、へヴィーなナンバー「Wasted Union Blues」では引き続きこの時代の苦悩が歌われ、物悲しいメロディの「Girl With No eyes 」
そして問題のインスト「Bombay Calling」
ディープ・パープルの「Child In Time」の下曲なんですが、...いや、パクリと言った方が正しいんでしょうか?
このイントロ部分だけだったらそのまま拝借しなくても...って思うんですけど。
原曲の方も中々炸裂してます。
後半の2曲「Bulgaria」から「Time Is」は、やはりこのアルバムで一番の山場でしょうか。
僕はここまで到達すると、涙を流し、こぶしを振り上げながら汗を流し、そして小便をちびってしまうと言う、体液マル流し状態になってしまいます。

素晴らしい。

この最後の2曲はピンク・フロイドのアルバム「狂気」の最後の2曲に相通じるものがありますよね。


2007/6/15

仕事柄、空港へは毎日のように行っている。
数日前の事、JFKのデルタ航空のターミナルにいた時かかっていた音楽が、自分の趣味に近いものだったので聴き入っていた。
しかしながら、業務連絡等で曲が途切れ途切れになるのが残念で、その時、ふっと、空港と音楽の関係に考えが及び、ブライアン・イーノのこの1978年のアルバムの事を思い出した。

う~ん、そう言えば暫く聴いていなかったな~、これ。
空港内で聴く事は出来ないけど、代わりに空港へ向う車の中で聴く事にしよう...と、このCDを持参して今日仕事に向った。

Ambient...。
環境音楽。

激しく高ぶる感情をそのままぶつけるのがロックだとすると、環境音楽はそれとは全く対峙する物と言える。
言わば、禅の世界。(...って、禅の事良く知らないけど...。)
無心の心。
無感情と言うのとは違う、感情に左右されない穏やかな心。
静かな波に揺れるが如く、空気の流れに身を委ねるが如く....。
つまるところ、let it be...。
実際このCDを聴きながら運転すると、驚くほど気持ちが落ち着き安全運転をしている自分に気付く。
これって、「Music for Airports」って言うより、「Music for driving」と言ったほうが正しいかもしれない、なんて思ったりもした。

しかしイーノ自身はこんな風に語っている。

う~ん、興味深い。
何が興味深いかって、空港で流れていた彼の気に障った「Awful Music」が一体誰のどの曲だったかって言う事。
だって、イーノ曰く空港のような公共の空間にそぐわないその酷い音楽こそ、「Ambient」の発想の起源にある訳だから....。
その日、イーノの耳に雑音の如く流れ込んだ音楽が無かったら、「環境音楽」と言う発想は生まれなかったかもしれないもんね。
まあ、形態的には、このアルバムよりずっと以前からイーノは似たような音楽を創造していたんだけど、観念と言う部分で違っているから。
それともうひとつ。
ロックとは対峙する音楽を創造しながらも、ブライアン・イーノって言う人は基本はロックン・ローラーなんだな~なんてつくづく思わされてしまったこと。
空港では乗客を不安にさせないように、陽気な音楽をかけるのが常套手段かもしれないけど、イーノはあえて、「飛行機に乗ったら落ちて死ぬかもしれないよ。でも死んだからって So What?」って思わせる音楽を目指したと言うあたり....。
ビートルズの「Tomorrow Never Knows」みたいな思想...。
う~ん、僕だけかもしれないけど...、こう言う意識にロックン・ロールを感じるんだよね~。
前に自分が言った事と矛盾しちゃうかもしれないけど、表面的な音の部分ではロックと環境音楽のベクトルは反対方向に向っていながらも、根底は同じところで結びついていた..みたいな....。

環境音楽=ロック~っ!?

どっひゃ~ん!!

......。


このアルバムは、感情の浮き沈みの表現を排除する為か、曲のタイトルが、「1/1」、「2/1」、「1/2」、「2/2」、と記号化されているのが面白い。
そしてジャケットの裏の羅列された幾何学模様の帯。



これって、楽譜なんじゃないかな?って僕は邪推するんですが...。
自分でも似たような事を試みた事があるんですね。
音のつながりって、点とか線に見えることがあるんです。
それをそのまま楽譜に起こすとこうなるんですよ~って、教えてくれているようで...。

色々楽しいアルバムです。

ただ、いろんなこと言っても、結局は美しくないといけないんです。
このアルバムは究極的に美しい....。

2007/6/13

今日も早朝に仕事があったので、日中に帰宅した後自宅の前に車を止めておいて部屋でちょっと睡眠をとった。
そして夕方出かけるときに、息子が駐車してある車の異変に気が付いた。

うっげ~、やられた~...。

ガラスが割られてる...。

...。

GPSが無くなってる....。

白昼堂々と、こんな住宅街の真ん中で、よくもまあやってくれるもんだ。
おかげで、明日の仕事がキャンセルになってしまった...。
とホホ....。
そして警察を呼んで(来るまでに1時間以上かかった...)ポリス・リポートを作ってもらい、その後24時間営業してる修理屋に持って行って直してきた。

頭痛いよ...。


2007/6/9

今週は忙しかったな~。
多人数のお客さんの仕事がず~っと入っていたので、うちの会社のドライバーが所有する9人乗りのバンを借りて、朝から晩まで...。
最初はバンなんて運転した事なかったので不安だったが、ある程度慣れると普通のセダンより運転しやすい事に気付いた。
視点が高いので交通状況が一目で分かる。
う~ん、交差点内でバスやトラックが立ち往生している状況を良く見かけるが、こんなに交通状況が把握しやすい車であの状況を作り出すのは、明らかに彼らが確信犯だと言うのが分かるね。

まあ、それはさて置き...。
今週は天気もとても良かったので、待機中も清々しい気分でいられた。
こんな空が澄み渡って気持ち良い日に聴くのにうってつけのCDがある。
そう、それはスカイと言うバンドの1979年リリースのファースト・アルバム「Sky」。
クラッシック音楽界のギタリスト、ジョン・ウイリアムスが組んだロック・バンドと言う事で当時可也話題になったらしい。
僕は当時中学生だったのでそんな話題の蚊帳の外にいたわけだが、レコード屋さんで見かけたセカンド・アルバムのジャケットと帯に書いてあるコメントを見て興味を持ったのは覚えている。



そしてボンヤリながらそれらからプログレッシブ・ロック的な匂いを感じていた。
それを数年前にふっと思い出し、数十年の時を隔てて初めてCDを購入、このバンドと御対面する運びとなった。
う~ん、やっちゃいけないんだけど、その当時の印象が強くあってプログレッシブ・ロックっぽい音をこの作品に可也期待してしまい、実際の音とのギャップから、この作品の正当な評価が出来なかったように思う。
しかしながら、何度となく聴いていくうちに大分その呪縛から解き放たれていき、今ではそれなりに気に入った作品になっている。

ロックと言う音楽は、他のジャンルの音楽、クラッシックやジャズ、民俗音楽、等を軟体動物の如く柔軟に吸収してここまで成長してきた。
同時に吸収された側からのアプローチとして、ジャズ界のマイルスがロックを取り入れた事は大きな衝撃だったろうし、その後ジャズ・フュージョンというジャンルも形成されていった。
しかしながら、ジャズを取り入れたロックとロックを取り入れたジャズには基本的な違いがあり、そのボーダーを越えてしまうと逆に面白みがなくなってしまうと僕はいつも思う。
日本食のブームが最高潮のここニューヨークだが、日本食もロックのように他の食文化、フレンチやイタリアン...を取り入れて発展してきているし、またその逆もある。
それはそれぞれの食文化がそのアイデンティティを失わずにいるから保ち続けているのだと思う。
このギリギリの部分での融合の比重がそれぞれの個性になっているのである。

そして、クラッシク界からロックにアプローチしてきたこのバンド、スカイ(と言ってもメンバーにはロック畑の人もいる。)に話を戻すと...。

う~ん、ロックと言うには少し物足りないのである。
クラッシック...とは言えないよな~、...やっぱり...。

なんか微妙な融合という気がしてならない...。

そこら辺が当初気になり、あんまり諸手を上げて歓迎出来なかった部分かもしれない。

しかし、あまりビートを効かしていない「Carillon」や、サティの「Gymnopedie No.1」の美しさには涙がちょちょぎれる。
う~ん、素晴らしい...。
ジョン・ウイリアムスのアコースティック・ギターの一音一音が活き活きとしたヴァイヴを解き放っている。

う~ん、これだな~。
この世界に浸っていたいな~。
何て思って聴いていたらお客さんが戻ってきたので、CDはプレヤーに入れたまま一時中断して仕事に戻った。
そして、帰宅途中再び聴きなおそうと思ったら...。

ありゃ。

CDプレーヤーが動かない。
イジェクト・ボタンを押しても「No CD」と表示されるだけ...。
プレイ・ボタンを押しても、ラジオに切り替えても、なだめても、すかしても、全然言う事を聞いてくれない....。
参ったな~、SKYのCD食われちゃったよ。
もう諦めてCDは改めて買いなおすことにして、このバンの所有者には説明しようと思っていたら...。

帰宅して、車のエンジン切って、何気にイジェクト・ボタン押したら、
出て来た~!
CD出て来た~!

良かった良かった。

おしまい。




2007/5/31

いや~、暑かったな~、今日も。
それもそうだね、もう5月も終わりだもん。

こうやってだんだん暑くなってくると、彼方此方でさ、オーバーヒートして煙上げてる車よく見かけるんだよね。
見る度に「あ~、大変だな~。」って人事に思ってたんだけど、今日自分の車が煙上げちゃったよ。
いや~、参った参った....。
自慢じゃないけど、自分は可也のメカ音痴なのでエンジンの事はサッパリ分からない。
でも神様っているんだな~。
偶然に同じ会社のドライバーが直ぐ傍にいて、あ~だ、こ~だ、と助けてくれた。
いや~、彼には本当に恩に着たな....。
どうも有難う。
しかしさ、この車去年のモデルでまだ乗ってから1年経ってないんだよ。
それでもう煙上げちゃうんだもんね。
こりゃ、酷いよ...。
フォードのリンカーン・タウン・カーって言うのなんだけど。
修理工場なんか行ってもさ、一応工員にどうして故障したか訊くんだけど、「だって、これアメ車だぜ。」って答える奴が多いんだよね~。
(工員はインド系らしき人の場合が多い。)
アメ車は壊れやすいのが当たり前と言う認識が世間一般にあるんだろうね~。

トヨタがアメリカで車の生産台数トップになったんでしょ?
それと反比例してフォードとかGMとかアメ車の会社が経営危機に瀕していると言うけど、こんな車作ってたら当然だよね。
実際日本車って壊れづらいし...。
企業努力の差なんだろうな。





2007/5/25

いや~、暑くなりましたな~。
もう今日は真夏日だね。
明日から世間一般(アメリカでの話し)はメモリアル・デイの3連休。
天気に恵まれて最高ですな。
しかし残念ながら僕は明日のみ休みで、日曜と月曜はフル出勤。
まあ僕のやってるような仕事は働ける時に働いとかないと...。

こういう暑い日には食欲が減退しサッパリしたも以外食べたくなくなるように、音楽もゴテゴテでへヴィーなものより爽やかでライトな感覚のものの方を聴きたくなってくる。
なので今日僕は仕事に軽音楽ものCDをずらりと持参して、待機時間に聴いていた。
しかしながらこの手のものはず最初は良いんだけど、僕の性格上ず~っとは聴いていられない。
他に何か持って来て無かったかな~?っとCDケースをパラパラとめくっていると...。

あった。
ありました。

ご存知ピンク・フロイド1970年の超名作。
ず~っと前の記述で、アルバムに漂う季節感と言うものに触れた事があったが、僕にとってこのアルバムは「夏」に他ならない。(お~っ、今日みたいな日にはピッタシじゃないっすか~。)
収録曲のタイトルからもアルバム全体に「夏」の空気が漂っている事は一目瞭然なのだが、僕にとってはこのアルバムの音そのものの中に「夏」が存在しているのである。
それは、エコーの効いたギルモアのスライド・ギターの音かもしれないし、気だるいビートをはじき出すメイソンのドラムかもしれない。
或いは独特の空間を作り出すライトのキーボードかもしれないし、オクターブ奏法を多用してばかりの割には意外にファンキーなウォ-ターズのベースかもしれない。
或いはフロイドと共同でこの作品を作り上げたロン・ギーシンのオーケストラ・アレンジかもしれない。
いや、それら全てがあってこそ、このヴァイブを発しているのかもしれない...。
ただまぎれも無くその音の中に、この蒸し暑い夏の日中に漂う陽炎のような幻影を見出せるのである。

よ~っし、こういう今日みたいな真夏日には大音量でこのCDをかけまくってやるぜ!
そして「むかつくばかりのこやし」になってやるんだ!
などと、訳の分からない事を思いながらじっくりと作品を聴き入った。

LPレコードでは片面を埋め尽くす組曲「Atom Heart Mother」で幕を開ける。これは邦題が「原子心母」という摩訶不思議なタイトルだが、まずはこの邦題のセンスには脱帽せざるを得ない。
何処の何方が考え出したのか知らないが、フロイドの日本でのイメージ作りに大いに貢献したに違いない。

今でこそフロイドのアルバムと言えば「狂気」が筆頭に上がるのだろうけど、この作品が発表された当時はフロイドの最高傑作と絶対に言われていた事だろうと今日聴きながら改めて感じた。
単にオーケストラとロックの融合と言う当時色んなバンドが果敢に挑戦したテーマが成功した形で具現化されているだけでなく、あくまでも美しく連なる音の塊と斬新でありながら普遍的な前衛が同居しているのがこの作品の素晴らしさだと思う。
当時イギリスでは、国歌をこの「原子心母」に変えようという運動が起こったとか....。
ジャケットも滅茶苦茶インパクトのある傑作だし、アルバム・タイトルも変だし、どんな風に録音されたのか未だに不思議な箇所が多々存在するし、全く驚くべき怪物的作品である。
こういう怪物的作品って言うのは、アーティストの意志や力量を超えて色んなことが次々に思いもよらぬ方へ好転して出来ていくもんなんだろうね...。

LPレコードのB面にはコンパクトでピンク・フロイドらしからぬポップな作品がずらりと並んでいるが、これらがまた可也良い。
ロジャー・ウォーターズの作品「If」はロック評論家?渋谷陽一氏も絶賛のフォーク調の名曲。
ここに歌われているウォーターズの苦悩は後々の「ザ・ウォール」まで引きずられていく。...というか、その次の「ファイナル・カット」では更なる苦しみが歌われている...。
リック・ライトの「Summer '68」はビートルズっぽいメロディアスでポップな曲。
中間のブラスのアレンジが、サイモン&ガーファンクルの「Keep the Customer Satisfied」っぽいな~と思うのは、僕だけだろうか?
個人的にお気に入りの作品。
デイブ・ギルモアの「Fat Old Sun」も組曲「Atom Heart Mother」同様に夏の倦怠が蒸気になってゆらゆらと揺れていると言った感じの名曲。
これを聴くと、う~ん、やはりフロイドのリード・ヴォーカリストはギルモアでないと~、などと思ってしまう。
「Alan's Psychedelic Breakfast」はインストの3部作。
ピアノ曲、アコギの曲、ピアノ主体(数台のピアノでやってる?)のバンド演奏、そしてそれらの合間合間に朝食を作って食べるまでのSEが入ってくる。
ここらへんって、アラン・パーソンズに負う所が大きかったのかな?
じゃなければわざわざタイトルに「アランの...」とは入れないもんね...。
しかし、まあ、全然関係なけど、このSE にも出てくる欧米の朝食って朝から脂っこいし、何か変化ないよね~。
ベーコン、ソーセージ、シリアル....。
それに比べ日本の朝食の何とヘルシーな事。
白飯に納豆、味噌汁...。
アメリカに来た当時はこの脂っこい朝食に中々慣れなかったけど、今ではコーヒーとドーナッツだけとなんていう朝食ですらОKになってしまっている自分が怖い...。
人なんて何処に行っても適応していくんだろうね...。
と言う事で今では上のように不満を言いながらも、朝食と言えばベーコン、ソーセージになっています。

このアルバム発表当時、日本の電気屋さんではステレオの音チェックにはこのレコードが使われていた事が多かったと聞いた事がある。
(電気屋でバイトしてた時に聞いた話。)
そんなフロイドの超名盤、「Atom Heart Mother」。
この夏「マザー牧場」辺りに行って、大音響でかけて白昼夢に陥るのも乙かも知れませんな~。
プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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