天知る 地知る 汝知る
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2007/6/9
今週は忙しかったな~。
多人数のお客さんの仕事がず~っと入っていたので、うちの会社のドライバーが所有する9人乗りのバンを借りて、朝から晩まで...。
最初はバンなんて運転した事なかったので不安だったが、ある程度慣れると普通のセダンより運転しやすい事に気付いた。
視点が高いので交通状況が一目で分かる。
う~ん、交差点内でバスやトラックが立ち往生している状況を良く見かけるが、こんなに交通状況が把握しやすい車であの状況を作り出すのは、明らかに彼らが確信犯だと言うのが分かるね。
まあ、それはさて置き...。
今週は天気もとても良かったので、待機中も清々しい気分でいられた。
こんな空が澄み渡って気持ち良い日に聴くのにうってつけのCDがある。
そう、それはスカイと言うバンドの1979年リリースのファースト・アルバム「Sky」。
クラッシック音楽界のギタリスト、ジョン・ウイリアムスが組んだロック・バンドと言う事で当時可也話題になったらしい。
僕は当時中学生だったのでそんな話題の蚊帳の外にいたわけだが、レコード屋さんで見かけたセカンド・アルバムのジャケットと帯に書いてあるコメントを見て興味を持ったのは覚えている。
そしてボンヤリながらそれらからプログレッシブ・ロック的な匂いを感じていた。
それを数年前にふっと思い出し、数十年の時を隔てて初めてCDを購入、このバンドと御対面する運びとなった。
う~ん、やっちゃいけないんだけど、その当時の印象が強くあってプログレッシブ・ロックっぽい音をこの作品に可也期待してしまい、実際の音とのギャップから、この作品の正当な評価が出来なかったように思う。
しかしながら、何度となく聴いていくうちに大分その呪縛から解き放たれていき、今ではそれなりに気に入った作品になっている。
ロックと言う音楽は、他のジャンルの音楽、クラッシックやジャズ、民俗音楽、等を軟体動物の如く柔軟に吸収してここまで成長してきた。
同時に吸収された側からのアプローチとして、ジャズ界のマイルスがロックを取り入れた事は大きな衝撃だったろうし、その後ジャズ・フュージョンというジャンルも形成されていった。
しかしながら、ジャズを取り入れたロックとロックを取り入れたジャズには基本的な違いがあり、そのボーダーを越えてしまうと逆に面白みがなくなってしまうと僕はいつも思う。
日本食のブームが最高潮のここニューヨークだが、日本食もロックのように他の食文化、フレンチやイタリアン...を取り入れて発展してきているし、またその逆もある。
それはそれぞれの食文化がそのアイデンティティを失わずにいるから保ち続けているのだと思う。
このギリギリの部分での融合の比重がそれぞれの個性になっているのである。
そして、クラッシク界からロックにアプローチしてきたこのバンド、スカイ(と言ってもメンバーにはロック畑の人もいる。)に話を戻すと...。
う~ん、ロックと言うには少し物足りないのである。
クラッシック...とは言えないよな~、...やっぱり...。
なんか微妙な融合という気がしてならない...。
そこら辺が当初気になり、あんまり諸手を上げて歓迎出来なかった部分かもしれない。
しかし、あまりビートを効かしていない「Carillon」や、サティの「Gymnopedie No.1」の美しさには涙がちょちょぎれる。
う~ん、素晴らしい...。
ジョン・ウイリアムスのアコースティック・ギターの一音一音が活き活きとしたヴァイヴを解き放っている。
う~ん、これだな~。
この世界に浸っていたいな~。
何て思って聴いていたらお客さんが戻ってきたので、CDはプレヤーに入れたまま一時中断して仕事に戻った。
そして、帰宅途中再び聴きなおそうと思ったら...。
ありゃ。
CDプレーヤーが動かない。
イジェクト・ボタンを押しても「No CD」と表示されるだけ...。
プレイ・ボタンを押しても、ラジオに切り替えても、なだめても、すかしても、全然言う事を聞いてくれない....。
参ったな~、SKYのCD食われちゃったよ。
もう諦めてCDは改めて買いなおすことにして、このバンの所有者には説明しようと思っていたら...。
帰宅して、車のエンジン切って、何気にイジェクト・ボタン押したら、
出て来た~!
CD出て来た~!
良かった良かった。
おしまい。
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プロフィール
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Euge
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男性
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夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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