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4/8/2010

このところ、年を取ったせいか...、振り返ることが多くなったような気がします。
子供を寝付かせるときに、本を読んであげる代わりに自分の子供の頃の話しをしたりするのもそんなうちのひとつかもしれません。

で、Pan と言うバンドの1998年のアルバムを久しぶりに引っ張り出して聴いていました。

1. With You 3:51
2. Move 3:22
3. She Comes 3:54
4. Joy 2:55
5. All the Best 4:02
6. Goin' Home 3:09
7. Again 2:36
8. Sky 3:44
9. Sun 3:26
10.Good Day 3:40
11.Revolution 3:49
12.Justice 3:29
13.Maybe 3:55
14.Dangerous 3:34
15.Now That You Know 5:35
16.May B. Instrumental 3:53
17.Just This Instrumental

このバンドを知っている人はまずいないと思います。
実はこれは僕が一時期在籍していたNYのローカル・バンドなんです。
取り合えず、どんなもんなんじゃ?と仰る方は、断片的なサンプルがCDベイビーにて聴けますのでお試しください。
僕が好きだったのは、7曲目の「Again」、11曲目「Revolution」、 15曲目「Now That You Know」だったのですが、残念ながらそれらはサンプルで聴く事は出来ません。
興味のある方はMP3でダウンロードして聴いてみてください。(各曲99¢かかりますけど...。なんじゃそりゃ!!)
ちなみにその時ギターを担当していたトミーというやつも7曲目の「Again」がお気に入りだったみたいだし、別の友達に聞かせたときも「Again」に反応していたので、この曲は特にお勧めかと思います。
...って、あんたはセールスか!!

これは僕が米国にて初めて活動したバンドを辞めた後バンド浪人してた時に、たまたまスタジオのメンバー募集の張り紙を見て何となくオーディションに行ったバンドでした。(あの頃はヴィレッジ・ヴォイスのクラシファイドを見ては沢山オーディションに行ったものです。)
バンドはアコースティック・ギターとヴォーカル担当のクリスとエレクトリック・ギターのトミー、ドラムのブライアンの3人でした。
皆上手かったし(特にドラムのブライアンはタイトな良いドラマーでした。)また良い人たちだったし、音楽もそんなに悪くなかったんですが、何となく「華」が無いな~と思って、加入は断ったんです。
でも彼等は僕を気に入ってくれて、「ライブがもう決まっているのでその手伝いだけでもしてくれないか」頼んできたので、取り合えず数回のリハをしてライブを演ったんですね。
そのライブが終わったあとに再び「実は来月もライブが決まっているので、また頼むよ。」と言うので、まあリハーサルのスタジオ代免除だったし、僕はバンド浪人中でもあったし、でOKしました。
その後リハに今度はクリスがパーカッション担当のカサンドラというフランス人の女の子を連れてきたので、おいおいおい..とは思ったんですが、自分のバンドではないし、別に口出しはしませんでした。
いやいや、でもこのカサンドラ、女だてらにとは思っていたんですが、中々気合の入ったパーカッションを叩いて、良いバンドの触媒にはなったように思いました。
そしてライブは盛況に終わり(クリスは友達が多くライブの観客動員は中々のものでした。)、僕は「さあ、またバンド就職活動しなきゃ。」と思っている最中、今度は「いや~、レコーディングをしたいと思っていて、メンバー見つけるのも大変だし、そこまで付き合ってくれない?」とまた頼まれてしまったのでした。
そうしてこのCDが出来上がったと言う次第です。

レコーディングは朝の11時にスタジオへ行きセッティングをして、2時にレコーディングをスタート。
終わったのが夜の11時というハードスケジュールでした。
基本的にヴォーカル以外のバンド演奏をスタジオ・ライブで一発録り。
ガイドラインであるヴォーカルのメロディがないので演奏がしずらかったのを覚えています。
ヴォーカルやコーラス、ギターソロ、その他の追加楽器は後日オヴァーダブと言う形をとりました。(これは中々経済的な方法らしいです。)
レコーディングする曲数がやたら多く、その内の何曲かはレコーディングの2日か3日前にリハに持って来た曲で、僕はベースのフレーズを前日にやっと決めたなんていう状態でした。
ですからアレンジを煮詰めるような事が全く無かったので、殆どの曲がアコースティック・ギターではじまり、それにリズム隊が乗っていくと言うワンパターンになってしまっています。

僕は結局この後も数回ライブを頼まれましたが(この時にはギターのトミーもドラムのブライアンもいませんでした。)、ある機会を境にきっぱりと手伝いをやめました。
その後今は無きライブハウスの老舗CBGBなどに彼等のライブを見にいたんですが、バンドのコンセプトが全く変っていたのには驚かされました。
僕がいた頃は60年代のラブ&ピースをコンセプトにしたようなバンドでしたが、知らない間にギターの音がへヴィーでダークなオルタネイティブバンドに変容していました。
コスチュームも可也きわどいな~なんて思っていましたら、演奏中あのパーカッション担当だったカサンドラがストリップを始めるパフォーマンスをするなど、僕はひっくり返るくらい驚きました。(と同時に、しまった~っ、あのままバンドに残ってれば良かった~、などとも思いました。笑)
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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