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2007/1/9

このところ更新を怠っているので久々に...。
去年、一昨年、とたまたま2年連続で新年の聴き初めがピンク・フロイドだったのだけど、今年は逆に意識してピンク・フロイドを聴き初めとしました。
どれにしようかな~、とCDのラックを物色してたら、彼らのラスト・アルバム(再結成する前の...)であるこの作品を暫く聴いていなかったのを思い出した。
このアルバムはリアルタイムで聴いたんだけど、当時全然ピンと来なかったんだよね~。
...って言うか、今回聴くまで僕はピンク・フロイドのワースト・アルバムだと思っていて、あまり真剣に聴いた事が無かった。
何て言うか、ルー・リードの「ベルリン」をより暗くして、ジョン・レノンの「ジョンの魂」を更に何倍も重苦しくしたようなイメージだけだったんだよね。
それに日本人の僕としては不愉快にさせられるような部分があったし...。
あと一般に言われているように、このアルバムはピンク・フロイドの作品と言うよりロジャー・ウォータースのソロ作品と言った意味合いが強いし。
だってバンドで曲を組み立てていないでしょ、このアルバムでは...。
ロジャー・ウォータースがギルモアのギターとかメイソンのドラムを曲にはめ込んでるだけっぽいもんね。
いや~、でも結論から言ってしまうと、今回聴きなおしてみたら実はこの作品は可也の力作で名盤だと言う事をに気付きました。
ずしんと思いボディー・ブローを腹に受けて、暫く麻薬常習者のようにこの作品を聴き狂っていました。
前作「ザ・ウォール」より更に自分自身の内面をさらけ出しているロジャー・ウォータース。
それを聴衆が受け入れられるかどうかは別にして、これには可也凄まじいものを感じました。

sweetheart sweetheart are you fast asleep, good
'cos that's the only time that i can really talk to you
and there is something that i've locked away
a memory that is too painful
to withstand the light of day

息が詰まる程の苦しみ...。
この苦しみゆえか散々悪態をさらす無様な姿。
オブラートに包むことなく、ここまで自分の姿をさらけ出したアーティストは極わずかではないだろうか?

僕と同じようにこのアルバムがピンク・フロイドのワーストだと思っていた人がいたら、この機会にじっくりと聴き直してみてください。
また聴いた事がない人は是非とも一聴を...。
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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