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2007/5/19

リムジンやタクシーのライセンスを持っている人には定期的なドラッグ・テストが義務化されている。
ちょっと前に僕にもTLCというリムジンのライセンスを発行している機関からテストを受けるための通知が来ていたので、昨日テストを受けるべくアポイントメントを取っておいた。
関係書類に加えて郵便局が発行するマネー・オーダーが必要だったので、仕事を早めに切り上げて郵便局へ直ぐに向った。
時間にかなり余裕があったので、マネー・オーダーを作ってからいったん自宅に戻り昼飯を食べてから行こうと思っていた。
しか~し!
ここはニューヨーク!
そうは問屋が卸さないのである。
郵便局に入ると目の前には長蛇の列が出来上がっていた。
「むむっ、何ですか?こりは?」
何が起こっているのか良く分からなかったが、前の方で話をしてる人たちの言ってる事を聞いていたら、この長蛇の列にも拘らず窓口がひとつしか開いていない事が判明した。
切手の料金が上がったにも拘らずこの郵便局のサービスは一体何事か?
マネー・オーダーなら他の所でも作れるのだけど、一応通知には郵便局発行のマネー・オーダーと記載されていたので僕は待つ以外無かった。
待つのが我慢できなくてパラパラと列から出て行く人がいたにも拘らず、たった一枚のマネー・オーダーを作るのに結局1時間位かかってしまった。
その間何人かの人が事務所へマネージャーに文句を言いに行ったが、不在のようで埒が明かない状態。
相変わらずですな~、ニューヨーク。

こうなっては昼飯をゆっくり食べてる時間が無いので、自宅に戻って書類関係だけ取って来て直ぐにテストへ行く事にした。
ただ場所を一応確認したかったのでインターネットを開こうとすると...。
繋がらない....。
DSLを使っているんだけど最近こういう事が頻繁に起こる。
う~ん、まあ良いか...。
一応TLCからの通知にはちゃんと48thアベニューで11thストリートとジャクソン・アヴェニューの間って書いてあるし。
地図で確認して行けば問題ない。
地下鉄の最寄の駅を確認してからいざ出発!

自宅の最寄駅に着いて、う~ん、そう言えば地下鉄に乗るのは久々だな~、なんて感慨にふけって電車に乗り込むと、いきなり業務連絡が車内で流れてる...。

「マーティンは乗ったか?」

「......。」

「(業務連絡~。)マーティンは乗ったか?」

「..........。」

いや~な雰囲気....。
時間に未だ余裕はあるものの、電車が出発しないとなると話は別である。
そうこうしている内にも時間は刻々と流れていく。
ヤキモキしながら待っていると、やっと電車は出発してくれた。

ふ~っ、一安心。

そして目的地の駅まではスムースにいき、さて通知に記載されている場所へ直行!

......。

ん、ん、?????

あれっ、無いぞ!
こんな場所無いぞ!

LOB CORP と言うところに行く事になっていたが、そんな所はこの通知に書かれた場所には存在しない。
仕方ない電話して聞いて見よう。

ジリリ~ン~。
「もしもし!この通知に載ってる住所の所に着たんだけど、LOB CORP が見つからないんだけど?」と僕...。

若い兄ちゃん風の声の人物。「あ~っ、その住所間違えてんだよね~。そこじゃなくて31ストリートの方に行ってくれよ~。」(こんな感じの言い方だった。勿論英語だけど。)

何じゃそりゃ?
僕は少しむっとした態度で「1時45分のアポイントなんだけど、これだとそこには時間どうりに行けないよ。」

「じゃあ、そこの電話番号教えるから、直接電話してちょ。」と男。

うぎゃ~!何だろ、これ?

仕方ない、その正しい方の住所へ向いながら貰った電話番号へ電話し続けた...。
が、いっこうに繋がらない...。
何度も何度もかけてやっと繋がったので、事情を話しアポイントメントの時間に遅れる旨を知らせたが...。

「あなた一体どこにかけてるの?」と...。

「えっ?ロング・アイランド・シティのLOB CORP でしょ?」

「ここはジャクソン・ハイツの方よ。」

何じゃそりゃ!

あいつ間違えた電話番号教えやがったな!
「ロング・アイランド・シティのLOB CORP の番号知らない?」

「うちじゃ分からないわね。」

.......。

いいや、もう。
直接行って、アポイント時間外と言う事で断られても駄々をこねてやる。

そして、アポイントの時間はとおにまわっていたが、ようやく目的地へ到着。
窓口は何だかガヤガヤと混みあっている。

「1時45分にアポイントを取っていた者だけど...。」
と窓口で告げると。

「あっそう。そこに名前記入して。」

.......。

僕が取った1時45分のアポイントって一体なんだったの?
別に時間通りに来なくても全然関係ないんじゃん。
まあ、逆に言えばこのいい加減さに救われたわけだけど、何から何まで本当にテキトウって言うか、いい加減と言うか、まともに機能していないね相変わらず。

郵便局、インターネットのサーバー、地下鉄、TLCのオフィス及び窓口、LOB CORP 。
昨日僕が関わった全ての機関でまともに業務を遂行できている所がひとつもございませんでした。

さすがニューヨーク。

いつも楽しませてもらえます。
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2007/5/16

いや~、最近舞い始めていますな~、花粉。
目が痒くてしょうがない。
そして僕の場合は、咳が止まらなくなるっていう症状もでるんだよね~。
困ってしまいます。

そんな苦しみを背負いながら、神の導きを請う為にサンタナとジョン・マクラフリンによる1973年のこの作品を聴いていました。
ん?1973年?
そう言えばこのところず~っと1973年の作品を聴き続けてるな...。偶然だけど...。

(この作品はず~っと未聴だったんだけど、evergreenさんのブログで見てこの度聴くに至りました。有難うございました。)

これはインドの導師スリ・チンモイの下にいた2人による競演作品だけど、僕の独断的解釈では言い出しっぺはジョン・マクラフリンの方だね。
作品の全体的な印象はサンタナの音に近いんだけど、これは恐らくマクラフリンが意識的にしたことだと思う。
製作過程での主導権も恐らくはマクラフリンにあって、もっとマハビシュヌっぽい作品も作れたんだろうけど、自分は1歩引いてサンタナを前に出した結果こうなったんだろうね。
全くをもって根拠は無いんだけど...。
聴いてるとそんな気がしてくるんです。

コルトレーンの「A Love Supreme」で幕を開けるんだけど、流石一流ギタリストの競演。いきなりテンション上がりまくりで、2人共凄い勢いで弾きまくってる。
サンタナってこんなに早弾きする人だったっけ?
ジョン・マクラフリンに触発されて(対抗してと言う感じではない。)指が動いてしまったんだろうね。きっと。
これまた僕の独断的解釈と言うか、感想だけど、聴いてればどっちのギタリストのプレイかはっきりと分かるのがこの作品の凄さというか、この2人の素晴らしさだろうね。
それだけ2人とも確固とした自分の音を持っていて、表現できているんだね。決して物まねになっていない。
ソロのフレーズもサンタナはストーリー(展開、組み立て)があるけど、マクラフリンは音を剛速球でぶつけて来てる感じ。
全然違うよね。
以前スティーブ・ヴァイのソロ・アルバムの事をこのブログで取り上げて書いた事なんだけど、Bzのギタリストと彼の2人で繰り広げられるギター・バトルが一体全体どっちが弾いているのか分からない位似通ったギター・プレイだった。
あれでは2人で弾いている意味が無いと思うんだけど...。
僕の耳がもう彼らについて行っていなくて、違いが分からないだけかも知れないけどね...。

その昔、ニューヨークに来たばかりの頃街中でスリ・チンモイの無料ワールド・コンサートという張り紙を見て、おっ、これは一度行って見ないといけないな~と友達を誘って行った事がある。
会場に到着と同時に自分達が可也場違いな場所に来てしまったことに気が付いた。(コンサートというよりも、宗教の集いといった感じだったんだよね。)それでも、ちょっとだけ観ていたんだけど、スリ・チンモイのシタールは僕が聴いても分かるくらい素人じみたものだったので、直ぐに会場を後にした。
う~ん、遠い昔の話です。


2007/5/12

今日はうちの息子と近所に住む息子の友達を連れて、この映画を観に行ってきました。
先週から既に上映されていたんだけど、最初は混むし、1週間あけた方が良いんじゃないかという事で今日にしました。
先週ラジオで聞いた所では評判はあまり宜しくなかったので、気乗りはしなかったんだけど...。

結果から言うと...、結構良かったです。
主人公の最後のセリフが映画全編に突き抜けるテーマだったように思うんですが、そう言うお説教臭いのはアメリカ人には受けが悪いのかも...。

人は過ちを犯して「こうするしかなかったんだ。」と言い訳するけど、選択肢がひとつしかないなんて事はないんだ、と...。
更にその選択肢も、「そうすると楽だから」とか「気持ち良いから」とか「自分を癒してくれるから」とか言う理由で選ぶのではなく、「それが正しい事だと思うから。」という事で選ぶべきだと...。

おっしゃってたように思います。

アメリカはテロを受け、イラクに兵隊を送りました。
果たしてアメリカは「それが正しい事だと思うから。」と本当に思ってした事なのでしょうか?
映画を観終わってそんな事を思わされました。
そこまで具体的なメッセージが映画制作者にあったかどうかは知りませんが、或いはもっと個人レベルでのメッセージだったかもしれません。

未だ観ていない方は、僕の個人的感想は忘れて自由な感覚で観る事をお勧めします。

映画の予告編で「Across The Universe」と言うのを観ました。 中々興味をそそられました....。


2007/5/10

昼に時間が少し空いたので自宅に戻り、ブログの更新などしているふとどき者のEugeです。

仕事でお客さんをピックアップする時に、僕はいつもその近辺にStarbucksがあるかどうか確認をする。(或いはダンキン・ドーナッツ、もしくはマック、バーガー・キング。)
と言うのも、それは僕にとってトイレの確保?に他ならないからである。

今日も早朝に Scarsdale と言う街にお客さんをピックアップに行ったんだけど、その駅前にStarbucksを見つけ一安心。
お客さんの自宅の前にて待機していたが、案の定トイレが恋しくなってきた...。
本当困るんだよね、この体質....。
これが小さい方の時は我慢するんだけど、大きい方だと流石に厳しい。
時間に可也余裕があったので直ぐに駅前に引き返し、早朝ひと気の殆どない Scarsdale の駅前に車を止めて、この時間帯近辺では唯一営業してる Starbucks(上の写真) へ駆け込んだ。
人によってはトイレだけ使って行ってしまう場合もあるだろうが、律儀な性格の僕にはそれが出来ない。
必ず何かをオーダーしてからトイレへ向う。
無事に用を足して、店を後にした。

それでも未だ時間があったので、コーヒーをすすりながら誰もいない駅前をフラフラしてから仕事に戻った。

...と、オチも何もない話でしたが...。

いつも感謝しています Starbucks 。


2007/5/6

今の仕事になってから日曜日も働いている。
ただ自分で納得してやっているので、そのことに対して不満はない。
まあ、休みたければ休めるし...。
と言う事で、本日は朝から仕事をしてきました。
休みの日に働く事のメリットは、道がすいている事。
だから仕事がスムースにこなせるんだよね。
今日も朝の木漏れ日が降りしきるガラすきのハイウエイをキャメルの1973年のファースト・アルバムを聴きながら走っていた。

う~ん、キャメル。
何故にキャメルなのか?
このファースト・アルバムを聴くと彼らがバンド名をキャメルにした事を自然と納得してしまう。
1曲目の「Slow Yourself Down」からもういきなり!と言う感じである。サンタナをほうふつとさせるエキゾチックなこの曲を聴いていると、キャメル(駱駝)という動物の姿が自然に頭に浮かんでくる。
「駱駝のようにゆっくりと行こうぜ!」とでも言ってる様に聞えるのだ。(曲自体は別にスローな訳じゃないけど...。)
そう言えばこのファースト・アルバムの前年にリリースされたサンタナの「Caravanserai」ではオレンジ色の太陽の下を行くラクダの連隊が描かれている。
それと4人というバンド編成なので4本足の生き物は象徴的だし。(後にこのバンドはメンバーが増え、4本足でなくなってしまいますが...。)

このアルバム・ジャケットは個人的にはあまり好きではないけど、バンドの方向性を端的に表現しているようで面白い。
駱駝の流してる涙がキラキラ星(かーっ、古っ!)に変っている。そしてその駱駝はメタリックな汽車に乗せられている。(乗っていると言うよりのせられているような気がする。)
涙は勿論哀愁漂うメロディ、或いは泣きのギター。
駱駝はサンタナ的なエキゾチック・サウンド。そして、そのサウンドはメタリックなロック・ビートにのせられている....。
...と、こんな解釈です。

このアルバムには後々も彼らのレパートリーとして演奏し続けられる、「Never Let Go 」という超名曲が収録されている。

Crazy preachers of our doom
Telling us there is no room.
Not enough for all mankind
And the seas of time are running dry.
Don't they know it's a lie...

Man is born with the will to survive,
He'll not take no for an answer.
He will get by, somehow he'll try,
He won't take no, never let go, no...

I hear them talk about Kingdom Come,
I hear them discuss Armageddon...
They say the hour is getting late,
But I can still hear someone say,
This is not the way...

う~ん、歌詞を全部載せてしまいましたが....。
生きる事への非常に肯定的なメッセージ・ソングとでも言いましょうか?
いや~、素晴らしい~。

特に

Man is born with the will to survive

の部分ですかね。

そして、

never let go

と、「生きる事を諦めるな」とでも言っているような...。

いや~、涙チョチョ切れです。

しかし、この曲はこんなにも完璧なアレンジで収録されているにも拘らず、ライブでは色々いじくられちゃうのが僕には少し不満な点です。
アコギだけのヴァージョンなんてのもあるし...。



2007/5/5

昨晩は仕事でヤンキー・スタジアムの所にいたんだけど、ヤンキース散々だったみたいっすね~。
僕が車で待機していたところで人の往来が激しくなってきたから、「おっ試合終わったのかな?」と思ってラジオつけたら未だ試合中だったんだよね。聞いてたら可也酷い試合だったみたいで...。
みんな試合見てるの嫌になっちゃって途中で出てきたんだな~。

と言う前ふりには全然関係なく...。

このダンカン・ブラウンと言うシンガー・ソングライターの1973年のセカンド・アルバムなんですが....。

いや~、こんな素晴らしい作品に出会うの久しぶりと言う感じで、此処数ヶ月、ず~っと聴き続けています。
ファーストも可也良いんですが、どちらかと言うと僕はこのセカンドをピックすることの方が多いかな。

つい最近までこのアーティストの事知らなかったんだけど、いや~、まだまだ探すと出てきますな~埋もれてしまっている才能あるアーティスト。
(...って、ただ僕が知らなかっただけか?)

...と言っても、この人は残念ながら故人になってしまったので過去に残した彼の作品を発掘してるだけなんだけど。

取りあえず試聴してみます?

......。


で、どうでした?

基本的には彼の弾き語りなんだけど、いくつかのトラックはバンドがバック・アップしている。
バンドも出過ぎないで必要最小限な感じでプレイしてるから、ダンカン・ブラウンの歌を壊すことなく、埋没させる事無く、効果的に曲を盛上げている。
これ、理想的だよね。
シンガー・ソングラーターとしては、聴いてもらいたいのは曲でアレンジじゃないから....。
ニック・ドレイクなんかはそこら辺が可哀想だったかも...。

刺身食べるのだって色々食べ方あるだろうけど、調味量とか最小限にしないと折角の刺身の味が分からなくなっちゃうもんね。

ダンカン・ブラウンのパーフォーマーとしての特徴のひとつにギターがあるよね。
大概のシンガー・ソングライターは所謂フォーク・ギター(スティル弦)を使用してるけど、彼はクラッシック・ギター(ナイロン弦)を使ってるから明らかにギターの響きも弾き方も違ってる。
だからそこから生まれてきた彼の作品群も当然特徴あるものになってくるよね。
イエスのスティーヴ・ハウ辺りと競演させたかったな~。

ファーストでは歌詞をデヴィット・ブレットンという彼の友人に一任していたけど、このセカンドではダンカンが自分で書いているようで、彼の真の世界観を知ることが出来る。

「Country Song」で

Never stand in front of me
Never stand right behind
We are meant to be side by side

とある。
この部分は男女の平等を歌った物とも取れりけど、もっと広げて人間一人一人の権利平等を歌ってると取っても良いんじゃないかと...。

ボーナス・トラックの「In a Mist」でも

We were born alone
And we die alone
And we can not possess anyone in between

と人の平等と言うか、尊厳と言うか、を歌っている。

非常に視点が優しく、弱者を救うメサイアのようにさえ思える(可也大袈裟?)
2007/5/3

いや~、昨夜随分と久しぶりにオープンマイクで歌って来ました。
最後に行ったのがいつか調べたら、去年の終りくらいだった。
行こう行こうといつも思っていたけどもう5月...。
毎度のセリフですが、光陰矢のごとし...ですな...。

行く前に少し時間があったので予行演習してみたら、何とか普通に演奏出来そうだったんだけど...、何ちゅうか、腰が重くなっちゃって、行くのが面倒くさいったらありゃしない。
こんな事ではいけないと、自分に鞭をうち、蝋燭をたらして、気持ちを奮い立たせた。????

行ったのは近所のWALTZ - ASTORIA
知らない間にオープン・マイクのシステムも顔ぶれも変っていた..。
「I Just Can't Go On 」と言う曲と「All I Want Is Love」と言う曲の2曲を演ったが、出来は...う~ん...。
しかしながら今回は演奏の出来とか聴衆の反応とかそういう事はあんまり自分では気にならなかった。
それよりも、人前で演奏している自分に対して、妙に自分らしさを取り戻せた様に感じて嬉しかった。
こんな事感じた事無かったけど、これってやはり歳を取った証拠なのかな~?


2007/4/30

いや~、今日は良い天気ですな~。
月曜日はいつも早朝から仕事しているので早めに上がるようにしている。
今は午後2時前ですが、こうして自宅でブログの更新なんぞしております。
う~ん、可也恵まれた環境だと言わざるを得ないでしょう..。

感謝感謝。

昨日何気なくYou Tubeを見ていて、何気なくこのシドニー・ルメット監督アル・パチーノ主演の1973年作品を検索したら...出てくる出てくる...。
全編を見ることは流石に出来ないけど、いくつかの印象的なシーンを久々に見ることが出来て、改めて便利な世の中になったことを感謝しました。

感謝感謝。

この作品は未だ小学生だった頃にテレビの水曜ロードショーで見たのが最初だったかな~?
美しいテーマ曲とともに(劇中あまり使われていなかった?)この作品はEuge少年のフェイヴァリット・ムービーのひとつとなりました。

ニューヨーク市警に実在したセルピコと言う刑事が、腐敗しきった警察内部に入り込み言わば身内のスパイをすると言う話。
この時代から今に至るまでニューヨーク市警がどこまで洗浄されたかは知らないけど、未だに警察の問題は尽きていないのは事実のようですな~。

ところでYou Tubeで見たこのシーンなんだけど
<a href="http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/1d5f57dd904075541541e3c4267f180a/1177956931" target="_blank">
(写真をクリックしてチョ)
セルピコが警察内で置かれている立場や警察内部の腐敗度を説明している部分で、更には映画の結末の暗示みたいな含みもあって、映画では重要な場面のひとつだと思うんだけど...。
それより何より...。

アジャパー!

はりふれほ....。

これって、家の近所ではないですか?
そう、駅の所のコミック屋から銀行通って裏のパーキング・ロットまでの所。

う~ん、初めて僕が此処(クイーンズのアストリア、ディットマーズ駅)に来た時、何だか見たことある風景のような気がしたんだよね~。(ウソじゃないっす。)
この映画のシーンが脳のどこかに確実に保存されていていたんでしょうな~。

久しぶりにDVD借りて見てみようかな。
(...って、見た後のリヴューじゃなかったのか~!)


2007/4/28

いや~、今週は何だか忙しかったな~。
天気の方も1日単位で真夏みたいに暑くなったり急に冷え込んだりと、何だか忙しい感じだったしね~。
疲れたな~。ふ~っ。

この間観光でニューヨークに来ているお客さんを彼方此方連れて行った。僕はもう16年も住んでるのでマンハッタンの景色は見慣れてしまったんだけど、些細な事にも感動しているお客さんを見ていたら何だか嬉しくなってしまった。
そう言えば初めて来た頃の自分も同じように感動していたのに、いつの日からその感動がなくなってしまったのだろう...?

誰でも夢を見てそれを現実にしようと努力する。
僕にとってはアメリカで生活する事がそのひとつであった。
が、いざそれが実現し生活と言う手垢にまみれると、夢であったはずのものがどんどん色褪せてしまって感動を失ってしまう。
う~ん、可也贅沢な話である。こんな事でよいのでしょうか?

よ~っし、こうなったら仕事を忘れて自分もお客さんと観光している気分になろう。
そうしたら初心に帰って、改めて自分が此処にいる意味を見つめる機会が得られるかもしれない。

と言う事で、BGMをポール・モーリアにして気分転換を図った...。
(う~ん、この持って行き方...無理があるかな~?
でも実際これを聴きながらメトロポリタン美術館の所で待機していたんだけど、ちょっとリゾート地にでも来ている様な錯覚に陥ったんだよね。)

1968年にリリースされたポール・モーリアのこのアルバム...。
単なるイージー・リスニングと言って片付けてしまうには勿体無い、音楽の玉手箱。
選曲もシナトラからビートルズ、はたまたチャップリンシェールの曲までと幅広く、それぞれの曲がポール・モーリア流にアレンジされて新たな息吹を吹き込まれ蘇生しているのが凄い。

兎に角僕の頭の中で手垢にまみれた現実の世界をリゾート地に変えてしまったのである。
これぞミュージック・マジックに他ならない!

この作品の中では皆さんご存知の「L' Amour Est Bleu (Love Is Blue) 」が圧倒的な輝きを放っている。特筆すべき点は多々あるだろうけども、やはりポール・モーリアによるアレンジがその最たる事だろう。
この曲では、繰り返されるメロディ・ラインに変化を持たせるべく1番、2番、3番の主旋律を奏でる楽器が変えられている。
まあ、今となれば(昔から?)こんな事はアレンジの常套手段ではあるだろうけど、僕はこの曲でこの手段を学び、自分のいたバンドのアレンジに活用していた。
また、これ以上シンプルになりえないくらいのフィル・インで入ってくるドラム。
ドラマーだったら絶対にしたくないだろうけどけどね~。
でもこのフィル・インは実に的確で無駄がなく、印象深く聴いている者の知覚の扉を叩いてくれる。
テクニックではないんだよね。
...って言うか、これがテクニックなんだろうけど...。

いや~、いつも愚だ々々音楽なんぞ語っちゃっていますが、理屈ぬきで音楽って素晴らしいと思えました。

初心わするるべからず   宮本武蔵


2007/4/21

ここの所ポール・マッカートニーがこのブログで話題にする事が多かったので、昨日仕事のお供にポールのアルバムをどれか持参して行こうと思った。
そしてCDの棚の前で自然に手が伸びたのがこのPaul&Linda McCartney名義での1971年のアルバム。
ビートルズ解散以降ポール名義(ウイングス含む)は数多くあるけど、1枚だけ選ぶとしたら迷うことなく僕はこのアルバムを選ぶ。
特別なヒット曲があるわけでもないし、どちらかと言うと地味な作品なんだけどね。
ポールのソング・ライターとしての才能は今更言うまでもないし、それについて全く反論はないんだけど、唯一彼の優等生的と言うか、あまりに良い子になっちゃっている彼のアティテュードが作品に反映されると僕はその甘さにうんざりする時がある。
ところがこの作品は甘いどころか、辛くもあり、苦くもあり、すっぱくもある、もしかしたらポールの全作品中唯一の刺激的作品かもしれない。
と言うのも、皆さんご存知かもしれないが、これはジョン・レノンと言う怪物にポールが真っ向から挑んでいる作品だからである。
オープニング・ナンバーの「Too Many People」の歌い出しから可也挑発的!

a piece of cake ( 朝飯前さ)

なのである。
人を食ってると言うか、茶化してると言うか...。

この曲を聴いたジョン・レノンが激怒して、アルバム「イマジン」でポールに反撃しているのは有名な話である。



「3 Legs」と言う曲はビートルズ解散時のポールvs他の三人と言うシチュエーションを歌ってるようだけど、可也皮肉っぽい。ここら辺もジョン・レノンの癇に障ったのは間違いないだろうね。
思えばタイトルの「Ram」(雄羊)はビートルズを象徴しているような気がするし、ジャケットの写真ではポールがそれを押さえ込んでるもんね。
ここら辺の意気込みって言うか、気合って言うか、ポールの闘争心或いは自負心があからさまに外に向けられていて強力なヴァイブが放たれている。
そしてこのヴァイブこそがこの作品に緊張感をもたらしているんだろうと思うな~。

その一方で「Uncle Albert」のようなポールらしいメロディアスで聴きやすい作品もあり、改めてポール自身のライフ・スタイルを吐露したようたような「Heart of the Country」みたいな作品もありといったヴァラエティに富んだ(このフレーズ多用してますな~Eugeさん)アルバムになっているから全く飽きさせない。

う~ん、素晴らしい。

やはりアーティストは緊張感を強いられて気合を入れてこそ、ガッツんと能力を発揮できるんだろうね。
プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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