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2007/5/6

今の仕事になってから日曜日も働いている。
ただ自分で納得してやっているので、そのことに対して不満はない。
まあ、休みたければ休めるし...。
と言う事で、本日は朝から仕事をしてきました。
休みの日に働く事のメリットは、道がすいている事。
だから仕事がスムースにこなせるんだよね。
今日も朝の木漏れ日が降りしきるガラすきのハイウエイをキャメルの1973年のファースト・アルバムを聴きながら走っていた。

う~ん、キャメル。
何故にキャメルなのか?
このファースト・アルバムを聴くと彼らがバンド名をキャメルにした事を自然と納得してしまう。
1曲目の「Slow Yourself Down」からもういきなり!と言う感じである。サンタナをほうふつとさせるエキゾチックなこの曲を聴いていると、キャメル(駱駝)という動物の姿が自然に頭に浮かんでくる。
「駱駝のようにゆっくりと行こうぜ!」とでも言ってる様に聞えるのだ。(曲自体は別にスローな訳じゃないけど...。)
そう言えばこのファースト・アルバムの前年にリリースされたサンタナの「Caravanserai」ではオレンジ色の太陽の下を行くラクダの連隊が描かれている。
それと4人というバンド編成なので4本足の生き物は象徴的だし。(後にこのバンドはメンバーが増え、4本足でなくなってしまいますが...。)

このアルバム・ジャケットは個人的にはあまり好きではないけど、バンドの方向性を端的に表現しているようで面白い。
駱駝の流してる涙がキラキラ星(かーっ、古っ!)に変っている。そしてその駱駝はメタリックな汽車に乗せられている。(乗っていると言うよりのせられているような気がする。)
涙は勿論哀愁漂うメロディ、或いは泣きのギター。
駱駝はサンタナ的なエキゾチック・サウンド。そして、そのサウンドはメタリックなロック・ビートにのせられている....。
...と、こんな解釈です。

このアルバムには後々も彼らのレパートリーとして演奏し続けられる、「Never Let Go 」という超名曲が収録されている。

Crazy preachers of our doom
Telling us there is no room.
Not enough for all mankind
And the seas of time are running dry.
Don't they know it's a lie...

Man is born with the will to survive,
He'll not take no for an answer.
He will get by, somehow he'll try,
He won't take no, never let go, no...

I hear them talk about Kingdom Come,
I hear them discuss Armageddon...
They say the hour is getting late,
But I can still hear someone say,
This is not the way...

う~ん、歌詞を全部載せてしまいましたが....。
生きる事への非常に肯定的なメッセージ・ソングとでも言いましょうか?
いや~、素晴らしい~。

特に

Man is born with the will to survive

の部分ですかね。

そして、

never let go

と、「生きる事を諦めるな」とでも言っているような...。

いや~、涙チョチョ切れです。

しかし、この曲はこんなにも完璧なアレンジで収録されているにも拘らず、ライブでは色々いじくられちゃうのが僕には少し不満な点です。
アコギだけのヴァージョンなんてのもあるし...。

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キャメルの由来
キャメルとキャラバンサライを結びつけて考えたことはありませんでした。”ナルホド!!!”の膝打ち三連発!ラテイマーの言によるとキャメルのバンドコンセプトはサンタナのギターサウンド、ソロのプログレ的展開にあったそうですから、プログレ環境をバックにサンタナみたいにギターを弾いてみたい!という願望からスタートしたみたいです。面白いですね。サンタナの英国的展開は光と闇の対照を見せているみたいです。地味ですが、とってもいいですね。キャメルが他のプログレバンドみたいな成功を収められなかったのは、シングル曲がなかった為とも言ってました。ラテイマーは全くシングルを書けなかったそうです。
でも今は亡きボトムラインでライブを観れてよかったですね。個人的には最後のボトムライン体験になりましたが、それにふさわしいよいライブだったと思います。(誘ってくれてありがとう!感謝してます。)ラテイマーのギターとキーボードが良かったですね。Never Let goはクリスチャン教義への異議を唱えた重いテーマの曲だったんですね。今回、歌詞を読んで初めて知りました。 Go! Camel!!
ミスターT 2007/05/13(Sun)23:48:37 編集
Re:キャメルの由来
>キャメルが他のプログレバンドみたいな成功を収められなかったのは、シングル曲がなかった為とも言ってました。

う~ん、他のプログレバンドも、シングル曲ってあまり無かったように思うんですけどね...。
ラティマーの言い訳なんですかね?
基本的にキャメルはヨーロッパ寄りでアメリカのマーケットに合っていなかったバンドだったからじゃないかな~って、僕は思っています。
結局成功のバロメーターってアメリカ市場にありますもんね。

>でも今は亡きボトムラインでライブを観れてよかったですね。個人的には最後のボトムライン体験になりましたが、

そうなんです。
僕もあれが最後のボトムラインで、ローカルバンドのライブを除くと、あれ以来ライブに行っていないんです。

>Never Let goはクリスチャン教義への異議を唱えた重いテーマの曲だったんですね。

こんなふうに体制に向っていく姿に僕はロックを感じるんです。
そして、生きる力強さを教わっています。
素晴らしいです。
【2007/05/15 10:41】
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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