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3/8/2011

この間本屋さんへ行った時、こんな本がセールになっていたので買ってしまいました。

「The 100 Best Beatles Songs」

大概の人は自身の好きなものに順位がつけらるているのって興味がそそられますよね。
僕にとってそれはロック関係。
特にビートルズのベスト100なんてタイトルが付けられてる本を見かけると、他人事でいられなくなってしまうんですね。
その反面、「そもそもビートルズの曲に順位を付けるってことは馬鹿げてる!」なんて気取ってる自分もいるんですが、結局「どれどれ、どんなもんですか。」と立ち読みで順位をチェックしちゃったりするんですね。
この本は各曲のレコーディング・データ、歌詞の意味するところ、メンバー他のコメント、どんなアーティストがカヴァーしたか、等々...色んなトレビアが書かれていて面白そうだったので立ち読みでは済ませられなくなってしまったのでした。

以下がこの本でのベスト10

1. A Day in the Life
2. Strawberry Fields Forever
3. Let It Be
4. Yesterday
5. All You Need Is Love
6. Hey Jude
7. In My Life
8. Penny Lane
9. Revolution
10. While My Guitar Gently Weeps

こういうベスト10ものって大変ですよね、書く方は...。
中には狂信的なファンなんかもいるから、色々クレーム受けたり、下手したら嫌がらせとかされるんじゃないかな~?
僕は1位、と2位、を見て、「あっ、これだったら読んで見ても良いかな。」って思った方なんですけど、序文にはクレーム対策なのか、言い訳がタラタラ書かれてありました。

読み進めていくと、ちょっとデータが甘かったり、解釈が通俗的なものとかけ離れていたりして違和感を憶えたりするんですが、まあ御愛嬌ってところで、僕なりに楽しんでます。
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3/4/2011

前回CDの価格高騰に関して情けない記事を書いたので、それを読んだ大学時代の先輩が不憫に思って、僕にこのCDを送ってくれました。
何ともはや、優しい先輩です。

有難うございました~!!

マイク・オールドフィールドの1984年の作品です。

All tracks by Mike Oldfield

1."To France" – 4:37


2."Poison Arrows" – 3:57


3."Crystal Gazing" – 3:02 4."Tricks of the Light" – 3:52


5."Discovery" – 4:35


6."Talk About Your Life" – 4:24


7."Saved by a Bell" – 4:39


8."The Lake" – 12:10


マイク・オールドフィールドと言うと、映画「エクソシスト」で使われた「チューブラ・ベルズ」が有名ですが、あの作品に象徴されている様に、彼は当時のアナログ・レコードで言う所の片面に1曲という約20分前後の超大作ばかり作っていたんですね。
それが段々と小品を作る様になって行って、ここでは精々エンディングの曲、「The Lake」で過去の片鱗を見せているに留まっているんですね。
これはおそらく前作「クライシス」で、「ムーンライト・シャドウ」がヒットしたのを受けたものよるのだと思います。
まあ、この「ムーンライト・シャドウ」、以前(大昔)にも書きましたが、当時僕のルームメイトだったイタリア人とチェコ人が「そう言えば、昔”ムーンライト・シャドウ”って流行ったよね~。」なんて会話していた位ヨーロッパでは大ヒットだった訳です。
ちなみにその当時日本では、シブがき隊の「ZOKKON 命」なんていう歌がもてはやされていたのですから、何とも羨ましい限りでした。
このヒットにマイクが気を良くしたんでしょうね。
以前と違い全体にこじんまりとした聴き易いアルバムにしようとする意識を感じます。
しかしながら単なるヒット狙いと言うよりも時代の変化を直接的に感じて、マイクの中で意識変革が起こったという気がします。
僕がこのアルバムを聴いて強く感じたのが、”如何にインパクトのある短いフレーズを刻む事が出来るのか?”と言う事に重きを置いているのでは?と言う事でした。
昔は前記の通りプログレ超大作ばかり作っていて、フレーズひとつのインパクトより曲の構成やアレンジに重きが置かれていた様に感じます。
と言うか、これは所謂プログレ全般に言える事だと思うんですが、聴かせたいフレーズというかパート、言わば聴かせ所はひとつあって、そこまでどう言う経路で辿って行かせるかというのがプログレ超大作の醍醐味だったわけです。
それを、もうややっこしい事は止めて、聴かせたいフレーズをシンプルにバーンッと出せば良いじゃん!と目覚めたんでしょうね。
まあ、スイカを塩をかけて食うか?そのまま食うか?の違いではないでしょうか?(何のこっちゃ?)
1曲目の「To France」でいきなり強烈な泣きのメロディーが炸裂します!!
ここに全てが在ります!
再びマギー・ライリーと組んで「ムーンライト・シャドウ」を超えると言っても過言ではない、素晴しい作品になっていますが、もしかしたらフランスの観光局に頼まれて作ったのかな~なんて邪推をしてしまった僕自身を恥じます。
素晴しい作品です。
この後も各曲で短い印象的なギター・フレーズが飛び出して来ます。

アルバム・タイトルが示してる通り、これはマイクにとって正しく「発見」だったのではないでしょうか?

プログレの世界での価値観。

超絶テクニック。
超大作主義。
等々..

だけが、良い音楽ではないのだ、と。
CD


2/14/2011

最近ですね、CDをとんと買っていなかったんですが、先日久しぶりにアマゾンを覗いて見て値段の高騰に驚いてしまいました。
音楽媒体はインターネットでのダウンロードが主流になりつつある現在、CDの製造が当然のことながら激減していますよね。
となるとCDの絶対数が減ることによって当然そこに価値が生まれ、値段が高騰してしまう...。
僕にはあまり嬉しくない状況になってきました。

中学生の頃に欲しかったストーンズのアルバムで「gimme shelter」と言うのがありました。(何故あれをあんなに欲しかったのか?忘れてしまいましたが...。)



このアルバムは恐らく正式にCD化されていないのでは?...と思うのですが、ちょっと前にアマゾンで見つけたので自分の買い物かごへ入れて置きました。
その時は$20を超えていたので、もうちょっと安くなったら買おう~っと、なんて気楽に思っていたんですね。
これ、昨日見たら、なんと

$249!!

に跳ね上がり!!

うっげ~、何じゃそりゃ!

値段が下がるどころか、10倍になっちゃったよ。

他にも買い物かごに入れていた、マイク・オールドフィールドの「Discovery」というアルバムなんかも、$5~$7あたりをアップダウンしていたんですが、



$95だって...。

唖然。

その他のCDも軒並み値段アップです。

パトゥーの「Hold Your Fire」は



$17~$20位だったのが、$46。

これは大変遺憾で御座います。



2/5/2011

ちょっと以前から気になっていた事がありまして...。

息子が通ってる補習校の目の前に最近出来た、これは塾なんでしょうか?
「Kuei Luck Enrichment Center」と言うのががあります。
この地域はアジア系の人達が比較的多く住んでいるので、そう言った人達を対象にした施設、ビジネス、等が多く、このセンターもそのひとつのようです。
対象が中国系の人達と言う事で、看板には漢字で表記もあります。

しかしながら、これが...



「快楽教育中心」と書かれていまして...。

快楽教育!?

中国系の人達には「へっ?それが何か?」と突っ込まれそうですが、僕のツボに見事に入ってしまいまして、前を通る度に考えてしまいます。(何を...?)



1/31/2011

先週の土曜日、近所のカフェ Waltz-Astoria で開かれたオープンマイクに参加してまいりました。
オープンマイクに行くなんてもう約2年ぶり。
一体その間僕は何をやっていたんでしょう..。

今年は音楽活動を積極的にやっていく事を年初に誓ったので、その言わば事始めとして意を決して参加したのですが、実はそれ以外にも理由があって、それは今回のオープンマイクはコンテスト形式で優勝者に$500の賞金!だったからなんです...。
つまり金に釣られてしまった訳です...。
情けな~...。
まあ実際のところ賞金が獲れるなんて真剣に思ってはいませんでしたが、微かな期待もなかったかと言うと嘘になりますかね~。
それと一度審査員に審査されて見たかったし...。
兎に角アマチュアでも基本的にみんな上手いですから、力でねじ伏せようとしても到底敵わない。
っじゃ、どうすれば良いのかと言うと、もうこれは人と違う事をやって個性として目立たせるしかないんですね。
幸いにもこちらではプロ顔負けに上手くても、似た様な印象を与える音楽が多いんですね。
そこが狙い目。
ちょっと風変りな曲で勝負に出れば多少の可能性は出て来ると思ったんです。

と言う事で、今回僕は自分ではプログレッシブ・フォークだと思い込んでいる変わり種の曲と地下鉄の構内で歌った時に受けの良かった曲を安全パイに選曲して挑みました。

コンテストは予選に3日間あててあって、各日3名の決勝進出者が選ばれて計9名+敗者復活1名の10名で決勝が争そわれると言うもの。

う~ん、それにしても相変らずオープンマイクの会場は緊張の空気で包まれていました。
特に今回はコンテストで賞金$500。
出演者は皆、目が血走っておりました。
くじ引きで僕の出番は10番目。
これが良いのか悪いのか分かりませんが、自分の出番まで心臓がもうバクバク状態でした。
きっと可也血圧上がっていたんでしょうね~。

出番でステージに上がった時は緊張の絶頂でした。
1曲目では手が震えてイントロのアルペジオ思いっ切りミスピッキング。
本番直前に歌詞を変えた部分は間違わずに行けましたが、声が上ずってしまって思った様に歌えず、ちょっと高音の部分で音程を外してしまった上、声が裏返ってしまうという醜態をさらしてしまいました。
これはもうアカンわ~と開き直ったせいか、2曲目の安全パイの曲は比較的冷静に演奏出来きお客さん審査員の反応の良さが手に取る様に感じられ、最終的に曲が終わる前に拍手が沸き起こり好感触を得ました。

審査では1曲目のプログレ・フォークはケチョンケチョンに貶され、さらに歌唱の問題を徹底的に批判されました。
う~ん、これに関してはぐうの音も出ませんでした。
しかしながらこれに反して2曲目は大変お褒めの言葉を頂きまして、何とか救われた思いでした。
特に自分では意外な気がしたのが、歌詞の表現が変わっていて良いと褒められた事でした。
いや~これは外人だから編み出せる言葉の常識を無視の賜物と言えるかも知れません。

当然の事ながら予選通過はならず、$500の夢も泡と消えました...。

次回は半年後くらいにあるそうなんで、曲をブラッシュアップして再び挑みたいと思っています。


1/16/2011

息子の通ってる学校で3月に卒業生を送る会がありまして、在校生の送る歌の演奏の手伝いを頼まれました。
曲は一青窈と言う人のこの曲。



送る会での演奏者はピアノの生徒とエレクトリック・ギターの生徒、そしてアコースティック・ギターの父兄と僕がベースをやる事になっています。
先日コード付の譜面を頂いたのですが...。

ややっ、...これ...、難しい...。

ベースはシンプルで問題ないんですけど..、コード・チェンジの嵐で分数コードやディミニッシュのコード、それにD#m7-5なんていう僕にはちんぷんかんぷんなコードまで登場します。
きっとこの曲はピアノで曲がかかれたんでしょうね。
ギターで演奏するのは可也難しいです。

先日譜面を貰ったときに初練習があってちょっと僕は顔だけ出したんですが、...アコギの父兄はすらすらと演奏してましたが、エレキの若大将はやはり全くついていけておりませんでした。
いや~それは当然です。
全くの初心者(それも小学生)にこの曲は余りにも酷と言うものです。
分数コードなどは当然省略形でやったとしても、練習でどうにかなるレベルではないですね。
う~ん、どうなる事か...。

それより何より、ベースでのお手伝いを快く引き受けたもののアンプをとおの昔に処分してしまったあなた...ベース・アンプ一体どうするつもりですか?

うぐっ!


1/13/2011

今日のお客さんがNYは初めてと言う事だったので、JFK空港からマンハッタンまで来る途中所々の観光ガイドをしておりました。
クイーンズからマンハッタンへ入るミッドタウントンネルへ来て、「このトンネルはイースト・リヴァーという川の下を通ってるんです。」と説明した時、心の中で「おお、イースト・リヴァーか~...。」と思わず囁いてしまいました。

トンネルまでの様子↓


というのもつい最近ブレッカー・ブラザースの1978年のこのアルバムを聴いていたからなんです。

1. East River
2. Inside Out

3. Some Skunk Funk



4. Sponge



5. Funky Sea, Funky Dew



6. Squids

   
   全曲視聴

1曲目が「イースト・リバー」ですからね...。


今年のプログレ会の新年会で会長からこのCDを借りてきたんですが、いや~凄いっす!!
カテゴリー的には何でしょう?ジャズ?フュージョン?ファンク?...。プログレではないですが...まあ、そんなことはどうでも良いです...。
アルバム・タイトルが如実に全てを形容していますね~。
兎に角”音の嵐”に圧倒されます。

僕が学生の頃は所属していた軽音サークルでもメインストリームと言う感じだったですし、当時は隆盛を極めていたんですかね、こういうのって...。
しかし反抗精神を基軸にしていたローテクのロック小僧の僕は、そのせいもあってこの手の音に比較的否定的な態度でおりました。
また実際のところ聴いても良さが良く分かりませんでした。
しかし反面あの楽器のテクニックには憧れがあったのは事実です。
今は素直に「凄い!!カッコいい!!」と言える様になりましたが、やっと成長したのでしょうか?このオッサンにして...。

このアルバムではあのテリー・ボジオ先生がドラムを叩きまくっておりまして、圧倒的な存在感を示しています。
いや~流石ですね、先生!!(貼り付けのビデオは先生の演奏ではありません...。)

いや~、しかし「East River」のイントロを聴いて、大学の先輩のあるオリジナル曲のアイデアはここから来ていたのか~と出所をつかんでしまいました(笑)


1/7/2011

NYはまた雪です。
仕事が暇です....。

今日はミック・カーンの追悼の意も込めましてイギリスのバンド、Japanの1980年の4枚目を聴いていました。

All songs written by David Sylvian (Copyright Opium Arts Ltd.), except where noted,

1."Gentlemen Take Polaroids" – 7:08

2."Swing" – 6:23

3."Burning Bridges" – 5:23
4."My New Career" – 3:52

5."Methods of Dance" – 6:53

6."Ain't That Peculiar" (Robinson/Moore/Tarplin/Rogers) – 4:40
7."Nightporter" – 6:57

8."Taking Islands in Africa" (Ryuichi Sakamoto/Sylvian) – 5:12

何でこのバンドの名前がジャパンなのか知らないですが、その御蔭?で日本で人気が出たのはご存知のとおりです。
そのせいか日本のアーティストとも色々と交流がありましたよね。
このアルバムでは日本が誇る坂本教授が「サポート・ミュージシャン」として参加し、最後の曲「Taking Islands in Africa」でデヴィッド・シルヴィアンと共作しておるようです。
が、しか~し!
彼はサポートとしての役割以上にバンドに影響を与えていたのではないかと?僕は推測します。
アルバム全体を通して坂本"臭"を感じるんですよね~...如何でしょうか?
例えば3曲目の「Burning Bridges」など、ボウイの名曲「warszawa」とイメージがダブるので、その影響はおそらくあったとは思います。しかしコード進行から受ける印象はそれよりも坂本教授の影響と言う気がするんです。
5曲目の「Methods of Dance」の合の手みたいな女性コーラスなども、僕は矢野顕子さんが登場したのかと思ってしまいましたし...(ちょっと嘘。)

いや~、それにしてもミック・カーンと言う人のベース・プレイには中々驚かされます。
エフェクトを駆使した独特の音作り。
低音でバンドの音を支えるというベースの観念を無視したようなフレーズ。
特異なベーシストであったんだな~と改めて感じました。
僕は昔ボトムラインと言うクラブで、天才ドラマーのテリー・ボジオと一緒にやっていたのを観に行った事がありました。その時は音楽自体が風変わりなものだったので、ミック・カーンのベースを特に変態的だとは感じませんでしたが、独特の「うねり」を出していたのは印象に残っています。
惜しいミュージシャンを亡くしたものです...。

ジャパンでは、僕はドラムのスティーブ・ジャンセンと言う人も、無機質でリズムマシンのような変わったドラムを叩く人だな~と感心しております。
何となくアンディ・ニューマークを思い起こさせられるんですが、意外にそこらへんの影響のあるドラマーなのかも知れませんね。
そう言えば、初期のジャパンって結構ファンキーな曲もあったりしましたよね。
意外とスライとか好きだったかも知れないですね。


1/6/2011

皆さん、明けましておめでとう御座います。
今年も当ブログを宜しくお願いいたします。

今年は例年と違い新年から気持ちが充実した状態のスタートとなりました。
久しぶりに音楽活動を再開する事が出来た事がその理由だと思いますが、今年はこの充実感を更にヒートアップさせたいと考えております。
期待していて下さい。

しかしその一方で今年は残念な事に新年早々ロック界では訃報が続きました。
Japan のベーシストだった Mick Karn。
Stealers Wheelの中心人物だった Gerry Rafferty。

ご冥福をお祈りいたします。



さて今年の僕の聴き初めは、ボブ・ディランの1970年のこの作品でした。


All songs written by Bob Dylan.

1."If Not for You" – 2:39

2."Day of the Locusts" – 3:57
3."Time Passes Slowly" – 2:33
4."Went to See the Gypsy" – 2:49
5."Winterlude" – 2:21
6."If Dogs Run Free" – 3:37
7."New Morning" – 3:56
8."Sign on the Window" – 3:39
9."One More Weekend" – 3:09
10."The Man in Me" – 3:07
11."Three Angels" – 2:07
12."Father of Night" – 1:27

アルバムを通して聴きたい方は
     ↓
 グルーヴシャーク

如何にも新年っぽいタイトルのアルバムです。(笑)
いや~、でも実際、半分はそういう意識が働いてのチョイスでした。
何か新しい事が始まる事への予感と期待に充ちた気分だったんだと思います。
この作品は所謂低迷期のディランのものではあるんですが、いや~実に素晴しいです。
ディランが何を意味してこのタイトルをつけたかは知りませんが、とても肯定的なパワーや新鮮な気分を感じさせてくれるものです。
ジャケットのディランの顔も挑戦的な意志が固い表情をしていてカッコ良いですね~。◎( ← 二重丸)
オープニング・ナンバーはジョージ・ハリソンやオリビア・ニュートン・ジョンのカヴァーでおなじみですが、ディランのオリジナル・ヴァージョンを知らないという人は結構多いのでは?(笑)
実際僕もジョージのヴァージョンの方がメロディアスで好きです。(笑)
ところでこのアルバムの特徴のひとつに、2曲目の「 Day of the Locusts 」(名曲ですね~これは...。)に象徴されるように、ピアノの多様化があると僕は思っています。
いや単に多様化というのではなく、ピアノがスタート地点であったと言うべきでしょうか。
つまり平たく言えば、ディランがピアノで作っただろう曲が多かったと言う事です。
基本的にディランはギターで曲を作っていると思われますが、このようにピアノ主体のものは数多いディランの作品の中でも、このアルバムくらいのものだと思います。
ここら辺にも彼の意識変化があって「 New Morning 」と言うタイトルに結びついてると言うのは...単純に考えすぎですかね?...。

今回この機会に色々このアルバムの事を調べたら、いくつか面白い話が見つかりました。
「Day of the Locusts」はプリンストン大学でディランが表彰された時の事を歌ったものだとか。(ディラン自身はとても嫌だったらしいですが...。)
「Went to See the Gypsy」は、エルビスの事を歌ってるという説とジミヘンのことを歌ってると言う2つの説があると言う事とか。

エルビス説は

He did it in Las Vegas

と言う部分から来ていて(ベガスと言えばエルビスでしたからね、当時は...。)、

ジミヘン説は、ジミヘンのバンド Band of Gypsiesからですね。

いや~、何も知らないで聴いてる時、

Went to see the gypsy
Staying in a big hotel

と言う歌いだしを聴いて、「何でジプシーが大きなホテルにステイしてるの?」とは不思議に思っていたんですが。。。こういうカラクリが分かると、な~るほどザワールド!と合点が行きます。
僕としては、エルビスよりジミヘンという印象が強いですね。

それにしても、最後の曲「Father of Night」とその前の曲「Three Angels」は入れ替えた方が良かったんではないか?と考えるのは僕だけでしょうか?


12/31/2010

今年も残すところ数時間となりました。
思い返すと様々な事がありましたが、良い想い出はそのままに、思い返したくないような想い出は水に流して、新しい年を迎えたいと思います。

今年は最後の最後でやっとオリジナル曲をアップ出来たのが良かったです。来年はもっともっとアップしていこうと思ってます。

それから今年は1年を通して一番良く聴いたのが、ジャック・ブルース関連の作品でした。
夏に彼のバイオを読んで以来、事ある毎にCDを引っ張り出していましたからね~。
と言う事で、今年の締め括りは1971年の彼のセカンド?いやサードでしたかね?のこのアルバムです。

All lyrics composed by Peter Brown, music by Jack Bruce.

1. Can You Follow? – 1:32
2. Escape to the Royal Wood (On Ice) – 3:44
3. You Burned the Tables on Me – 3:49

4. There's a Forest – 1:44
5. Morning Story – 4:55

6. Folk Song – 4:20

7. Smiles and Grins – 6:05

8. Post War – 4:20
9. A Letter of Thanks – 2:54

10.Victoria Sage – 5:02
11.The Consul at Sunset – 4:14


実のところ、セールス的には全く振るわず、ここからジャックの不遇なソロ活動が始まってしまった、言わば不名誉な作品ではあります。
しかしながら内容的には前作の超名盤「Songs for a Tailor」に勝るとも劣らない、名曲揃いの素晴しいアルバムに仕上がっています。
参加メンバーはギターのクリス・スペディングとドラムのジョン・マーシャルのみで、残りの楽器は全てジャック・ブルースと言う、これこそジャック・ブルース・アルバムと言ったところでしょうか。
ベーシストとしての彼の魅力も存分に味わえますし、ソングライター或いはメロディメイカーとしての彼の才能が眩いばかりに昇華している作品であります。
ロックンロールあり、ポップソングあり、ジャズロック的なアプローチの実験的作品あり、随分と後になって彼と関わりを持つ事になるラテン・ミュージックあり、ととてもバラエティに富んでいます。
何故にこんな名盤が売れなかったのか?僕には不思議で仕方ありません。
高校生の時に初めて聴いて以来の僕の愛聴盤。
これからもず~っと聴き続ける事でしょう。

では、皆様、良いお年を!!



プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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