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2009/1/12

うげぇ~っ、今年初の駐車禁止のチケットを切られてしまいました。
いや~、またこれが凄い嫌なオマワリだったので思いっきりムカついてしまいました。まだまだ自分は悟りの境地には達していないな~と反省しながら、このフラワー・トラヴェリン・バンド、1971年このアルバムを聴きながら今帰ってきました。

1.  Satori, Pt. 1 5:25
2.  Satori, Pt. 2 7:06
3.  Satori, Pt. 3 10:44
4.  Satori, Pt. 4 11:01
5.  Satori, Pt. 5 7:58


Joe Yamanaka – vocals, harmonica
Hideki Ishima – guitar
Jun Kowzuki – bass guitar, guitar
Joji "George" Wada – drums

日本のロック・ヒストリーに燦然と輝く超名盤ですね。
メロディやリズムに日本人にしか出せない「和」の香りのブレンドを試みて、欧米にはない全くオリジナルな作品になっています。
僕は学生の頃先輩に聴かせて貰ったのが最初でした。
アメリカに来る時、このアルバムは絶対に手に入らないだろうと思い、カセット・テープにレコードを録音して持って来ましたが、今になって、ここアメリカでもあちらこちらでこのアルバムを見かけることがあります(イースト・ヴィレッジのCD屋に大々的にディスプレイしてありましたし、アマゾンでも買えます...。)
しかしながら彼らをジャパニーズ・ブラックサバスと紹介しているのは、僕はちょっと違うんではないかな~と思うんですね。(影響は勿論あったんでしょうけど...。)。
う~ん、まあ、言いたい事分かるんですけど~、

この当時、ロックを英語でやるべきか日本語でやるべきかと言う論争が日本であったようですね。
英語でやるバンドの代表格がこの「フラワー・トラヴェリン・バンド」で、日本語でやるバンドの代表格が「はっぴいえんど」だったのでしょうか?
僕はその昔、ロックは英語でやるべき派に属していたと思います。
ロックはアメリカで生まれた(そしてイギリスで育った)音楽なので、その国の言語で(つまり英語)でやるのが当たり前だと単純に考えていたんですね。
またその方がカッコいいような気もしていました。
今日本でも演歌を歌うアメリカ人歌手がもてはやされているようですが、彼は当然日本語で歌っている訳です。
演歌は日本のものですからね。
もし彼が英語で歌っていたら、あんまりレコードも売れないでしょう。
ただもし彼が祖国アメリカへ帰ってこの歌を売り込もうと思ったら、当然英語に変えて歌わないと相手にしてもらえないので録音しなおす事になるでしょう。
つまりこれって言うのは、単にどっちの国の聴衆を対象にして歌うかで変るだけの話で、ロックは英語で歌わなければロックじゃないと言うようなロック哲学の話とは違っているんじゃないかと思うわけです。
今現在の僕の考えは...日本語でも英語でもどっちでも良いんじゃない...というのが正直な感想です。

自分のやりたいようにやる。
これがロックの基本姿勢ですから...。

結果的にフラワー・トラヴェリン・バンドもはっぴぃえんども自分たちのやりたいようにやって、素晴らしい作品を世に送り出し、こうやって日本のロックの歴史を築いていったわけです。

「Satori, Pt. 2」でジョーが

There is no up or down
Your truth is the only master

とまさしく歌っているように
上とか下とか、良いとか悪いとか、売れるとか売れない、じゃなくて、自分の中の真実に従ってやって行きましょうよ、と言う事なんだと思います。

ただ僕個人的には、英語と日本語のミックスでやっている歌謡曲的ロックなノリは好きになれませんので、是非やめてもらいたいと思っています。

ところで、全然知らなかったんですが、先月再結成したフラワー・トラヴェリン・バンドがニューヨークのニッティング・ファクトリーでライブを敢行していたんですね~..。

知らなかった~...見逃した~...。

あ~あ、残念。
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無題
さとりか~。

己の導かれしがままに、寸毫のの迷いなく具現したアートはすばらしい。
絵筆を直接手に持ち、書きなぐったのは山中さんだけど、
同時に、同じ向きに導かれし人々の集いしバンド。

かの、アトランティックのどのタイトルとも引けを取らぬ、
素晴らしき音盤。

これは、日本人の私の誇り。

デザートは、パティシエのおすすめを。
syd peeko 2009/01/13(Tue)22:46:15 編集
Re:無題
あの時代日本にこんな凄まじい音盤があったなんて信じがたいです。
欧米の一流バンドに混ざっても全く遜色ないですよね。
今になってこの音盤アメリカでも発掘されたみたいで、再評価?されているようです。
今回再結成されたフラワー・トラベリンがNYのクラブでライブをやった背景には、きっとそんな経緯があったんではないかと想像しています。

こんな名盤を紹介してくれた先輩に感謝感謝です...。

パティシエのお勧めのデザートの前に、出し忘れていたスープを先にお持ち致します。
【2009/01/15 11:04】
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
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