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2008/12/28
クリスマスも過ぎ、後数日で今年も終わりますね。
あ~、何とも月日が経つのは早いこと!(毎年、と言うか毎度嘆いておりますが...。)
何にも考えずに生活しているので、今年はクリスマスカード(と言うか僕の場合、クリスマス・メール)を出すのを忘れてしまいました。
そして子供たちへのクリスマス・ギフトは家内に任せっぱなし...。(毎度のことなんですが...。)
いや~、でも子供たちって、彼らの認識として、クリスマスって言うのは単にギフト・デイでしかないんじゃないかな?って感じるんですよね。
まあ、クリスチャンの人達はそこらへんの教育はちゃんと受けているんでしょうけど、それ以外の人達はね~...。
しかしながら、年に一度のギフト・デイ(いや、日本ではお正月のお年玉がありますし、誕生日なんていうのもあるか...。)で幸せな気分を味わえることが出来るなら、あまりごちゃごちゃとクリスマスの教義を理解する必要もないんではないかとも思います。
ギフトをもらうほうも、ギフトを送るほうも、何だか幸せな気分になれるじゃないですか。
こういう気持ちって、大切だと思うんですよね。
ただ世界中では、こんな単純明快なことすら叶わない人達が多くいるのも事実なんですけど...。
で、今日はザ・ジャムの1982年彼らの残した最後のスタジオ・アルバムで、僕は彼らの最高傑作だと思ってる、この名盤です。
All songs by Paul Weller except where otherwise noted:
1. Happy Together – 2:51
2. Ghosts – 2:11
3. Precious – 4:13
4. Just Who Is the 5 O'Clock Hero? – 2:15
5. Trans-Global Express – 3:59
6. Running on the Spot – 3:06
7. Circus ( Foxton) – 2:11
8. The Planner's Dream Goes Wrong – 2:19
9. Carnation – 3:28
10.Town Called Malice – 2:55
11.The Gift – 3:08
このアルバムが発売された当時は僕はまだ高校生だったんですけど、中学時代の友達にジャムの大ファンがいた影響で、このバンドには少し興味を感じていたんですね。
そしてある晩、ロック評論家の渋谷陽一氏のラジオ番組で、当時僕が期待していたバンド、「エイジア」(その時は未聴だったのでプログレな音を期待していた。)のオンエアがると言うので、ラジオにかじり付きになって聴いていました。
ところが、この番組で最初にかかったのは実は当時ジャムの新作だったこのアルバムの方だったんですね。(最初は「Circus」だったかな?)
聴いていた僕は、「なぬっ?何じゃこりゃ?これがエイジア?全然プログレじゃないじゃん。」とかなり悲劇的な落胆をしたのを覚えています。(そりゃそうだ...。)
しかしながら、番組を聴き進めるうちにこれがエイジアではなくジャムだったことを知り、ほっとしたんですね。(この落胆が大きかったせいか、実際のエイジアの曲がかかって、そのプログレとはかけ離れた彼らのポップな方向性への落胆がなかったのは幸いでした。笑、)
でも、この「何じゃこりゃ?」と言うジャムの新作に感じたインパクトが大きかったんですね。
その時にエアチャックしたテープを僕は何度も繰り返し聴いていて、その後なけなしのお金をはたいてこのアルバムを購入したんです。
その後は聴きましたね~このアルバム。
メロディが明快になった上、ブラスなどの大胆な導入など、一応ロンドン・パンクの代表的バンドのひとつとして活躍していたジャムにしては、疾走感の減退という負の印象もファンの間ではあったかも知れませんね。
これは実際、ポール・ウエラー自身も「Running on the Spot 」の歌いだしで
I was hoping we'd make real progress -
But it seems we have lost the power
言わば認めているんですね。
しかし、以前にエルヴィスの記事で言及しましたけど、ビートルズにしてもゼップにしても、疾走し続けたバンドがある地点から音楽的成熟が始まると、それをバンドのパワーの減退或いは軟弱化ととる人がいると思うんですけど、僕は少し違うと思うんです。
これは単にパワーの質の変化なんだと思うんですね。
ジャムもこのアルバムではそんな自体が起こっていて、バンドとして本当の意味でプログレスしていたんだと思うんですが、それが結果的にバンドの存続を絶ってしまったのはパンク・バンドとして活躍していた(僕はパンクだと思っていないんですけど...。)彼らの宿命だったのでしょうか。
ポール・ウエラー自身、そんな自分の置かれた状況に苛立ちや悩み、疑問、を抱えていたのかも知れないですね。
Why are you frightened - can't you see that it's you
That ain't no ghost - it's a reflection of you
Why do you turn away - an' keep it out of sight
Oh - don't live up to your given roles
There's more inside you that you won't show
2曲目の「Ghosts」の歌いだしもそんな自分自身を歌ってるみたいに聴こえるんですね。
人に与えられた役割(彼らにしてみれば、パンク・バンドとしてのジャム。)を幽霊みたいに生きるんじゃなく、もっと何か自分自身の中にあるものがあるんじゃないか?と問いかけているようです。
このアルバムは10曲目「Town Called Malice 」というシングル・ヒットを含む、今聴いても色あせることのない名曲のオンパレード。
本当に凄い作品だと思います。
いや~、素晴らしい。
Move - move - I've got the gift of life
Can't you see it in the twinkle of my eye
I can't stand up and I can't sit down
I gotta keep movin' - I gotta keep movin'
生きていること自体が、ギフト(贈り物)なんだ。
止まってる暇はない、動き続けろ!
と歌っていたポール・ウエラーのこのメッセージは、この一年の終了を間じかに控え、新しい年へのぞむ自分自身への反省を促しながらも希望へと導いてくれる、素晴らしいギフトだと感じました。
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夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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