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2008/12/15

おっと~、気付いたらもう今月も半分を超しましたね~...。
今年も残すは2週間のみ。
焦らず、気張らず、のんびり行きましょう。

先週の12月8日は、ご存知の方も多いと思いますけど、ジョン・レノンの命日だった訳ですね。
あの日は可也寒さの厳しい日でしたけど、セントラル・パークのストロベリー・フィールズは熱き思いで溢れかえっていた事と思います。
かつては僕も毎年足を運んでいたのですが、ここ数年(10年位?)はご無沙汰してしまっております。
ただジョン・レノンを神の如く崇めている僕にとっては、その思いは変ることなく、この日は1986年に公式に発表されたこのライブ盤を聴きながら自分ひとりで儀式を執り行っておりました(可也怪しい...。)


1. New York City – 3:38
2. It's So Hard
– 3:18
3. Woman is the Nigger of the World (John Lennon/Yoko Ono) – 5:30
4. Well Well Well – 3:51
5. Instant Karma! – 3:40
6. Mother – 5:00
6. Come Together (John Lennon/Paul McCartney) – 4:21
7. Imagine – 3:17
8. Cold Turkey – 5:29
9. Hound Dog" (Jerry Leiber/Mike Stoller) – 3:09
10.Give Peace a Chance
– 1:00


このライブは1972年にマディソン・スクエア・ガーデンで行われたものなんですが、何ゆえにその14年も後になって発表されたのか....?

う~ん、正直言って、演奏内容は期待以下です。
恐らくはジョンとヨーコの事なので、バンド自体リハーサルを十分に重ねず、ハッとライブを思いついてから何の準備もなくいきなり本番ライブを行ったと結果だったんだろうと僕は思います。
ですから、ジョン・レノン自身も十分にそれは承知していて、ライブ盤としての発売をしていなかったんじゃないかと想像します。
2曲目の「It's So Hard 」のMCでも「リハーサルにようこそ」なんて冗談混じりで言っていますが、半ば本心だったんではないでしょうかね。
アーティストとしても、パーフォーマーとしても、僕はジョン・レノンを常に自分の中で最高の位置においておりますが、その僕も正直このライブ盤は最初に聴いてからその後は敬遠していました。
しかし久しぶりに聴きなおしてみると、演奏の良し悪しに関わらず、ここには紛れもなくジョン・レノンの生の姿が記録されているのが分かります。スーパースターとして何処か遠い所で輝いているのではなく、直ぐ間近にいて声を発している、飾る事のないジョン・レノンを感じる事が出来るのです。
ヨーコさん(何故か「さん」付け...。)はこのアルバムを出すにあたって、出来の悪い方のショー(この日はどうも2回やってるようですね。)を敢えて選んだようです。
この事はこのライブでバックを務めているバンド、エレファント・メモリーのバンマスにヨーコさんは批判をされたようですが、恐らくはバンドの音の良し悪しより、生のジョンレノンの姿を大事にしたヨーコさんの意思ではなかったのかと僕は感じました。
何だか妙に緊張してるジョン・レノン、声の裏返ってしまうジョン・レノン、歌詞を間違えるジョン・レノン、演奏を失敗するジョン・レノン、...カッコいいだけではない、真の姿のジョン・レノンを見せる事によって、人間なんて誰一人として完璧な人なんていないんだよって勇気づけられているような気がしました。

このライブではジョン・レノンの代表的なナンバーが目白押しなのですが、恐らく彼がこの時重点を置いていた曲は3曲目の「Woman is the Nigger of the World 」だったんじゃないでしょうか。(その割には曲の始めにドラムが入りそこなっております...。)
女性の地位向上が叫ばれていた時代でもあったわけですね。
この曲の遺志を受け継いで、7曲目の「Imagine」では歌詞の

A brotherhood of man

と言う部分に

Sisterhood

と言う言葉が付け加えられ、ちょっぴり過去の自分を反省をしているジョン・レノンの姿が垣間見れます。

このライブ盤は、音楽の教科書には向いていないかもしれませんが、人生の教科書としては最高のものですね。
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無題
ご無沙汰しております。
同じくジョン・レノンに多大な影響を受けたryoutaroです。
このライブ盤は、いろいろ残念ですよね。
でも、なんか違うことをトライしてみようというジョンの気持ちが伝わってきます。
野暮ったいというか、垢抜けないというか。
そんな感じのバックバンド「エレファンツ・メモリーバンド」。
レゲェだとジョンがいっていた「シスター・オー・シスター」。
完全にヨーコに洗脳されているであろう「女は世界の奴隷か」。

ま、そいうはいってもジョンのソロのライブ映像としてはこれ以上のものはないわけで。
ビデオをもう20回以上はみてますかね。(笑)
U.G. 2008/12/29(Mon)11:25:48 編集
Re:無題
ryoutaroさん、ご無沙汰です。
毎度コメント有難うございます。

そうなんですね~、このライブちょっと残念なんですけど、このところ吹っ切れています(笑)
ジョン・レノンと言うアーティストは唯一無二であって、そのまま受け入れるしかないのではないかと...。

そう言えば、プラスティック・オノ・バンドのトロントのライブも殆どリハなしのぶっつけ本番だったみたいで、この時も何だか滅茶緊張してるジョン・レノンの姿が見れますよね。
【2008/12/29 12:40】
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Euge
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趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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