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2008/2/22

NYは結構な雪が降って大変でしたね~。
僕も仕事が早く終わったので、家の前とガレージの雪掻きを2時間以上していました。
ふ~っ、疲れた...。
と言いつつ、結構好きだったりします...雪掻き。

この病み上がり後の数日間、アル・クーパー、マイク・ブルームフィールド、そしてスティブン・スティルスによる1968年の歴史的アルバム「Super Session」を聴いておりました。

1.ALBERT'S SHUFFLE
2.STOP
3.MAN'S TEMPTATION
4.HIS HOLY MODAL MAJESTY
5.REALLY
6.IT TAKES A LOT TO LAUGH, IT TAKES A TRAIN TO CRY
7.SEASON OF THE WITCH
8.YOU DON'T LOVE ME
9.HARVEY'S TUNE

ビートルズだとかローリーング・ストーンズだとか、カチッと決まったメンバーによって作り出される音楽ではなく、もっと自由にセッションと言う形で音楽を作りアルバムにすると言う発想。
見事に成功しております。

素晴らしいです。

さすがアル・クーパーです。

マイク・ブルームフィールドのギターを前面に押し出しながらも、アル・ムーパーは彼らしいブラスのアレンジや4曲目の「HIS HOLY MODAL MAJESTY」ではondiolineというキーボードで摩訶不思議なサウンドを作り出してアルバムに幅をもたせています。
やはりこのアルバムの成功はこうした彼のプロデュサー的な感覚に負う所が大きかったのでしょう。
スティーブン・スティルスの参加は、ともすればブルース一辺倒になりがちなこのセッションにポップという空気を持ち込み、このアルバムが実は「ロック」のセッションだった事を思い起こさせてくれます。
ボブ・ディランに世界一のギタリストとさえ言わせたマイク・ブルームフィールドのギターにどうしても注目してしまいがちですが、実は軽快なギター・ソロを聴かせてくれるスティルスのギターも可也捨てがたいです。

久しぶりに聴いていて、心の奥から「あ~っ、良いな~、。」って呟いてしまいました...。
家の子供とかに是非聴かせたいアルバムの1枚ですね。
実に「生」な音ですからね。
よく聴いてると、スネア・ドラムの裏のバネが「ササーッ...。」っていう音が聴こえたりするんです。そんなのが聴こえると「おおっ、本当にスタジオでジャムってるんだな~。」って感じるんですよね。
でも、息子にはまだ良く分からないだろうな~...。

ライブ・アルバム「フィルモアの奇跡」と合わせて聴くと更に美味しさが広がります。
最近「Super Session Vol.2」なんてのが出てるみたいですね...。
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フィルモアより奇蹟?
これは、歴史的な一枚ですね。もうこんなレコードは生まれないと思います。アル クーパーの功績として後世に語り継がれていく作品でしょう。まず、マイクブルームフィールドの最高の演奏が残されました。出だしのギターはもうこれ以上カッコいいプレイはないというくらい決まっています。友人同士のリラックスした雰囲気がいいですね。メンバーのハーベイブルックスはアルが選び、ドラマーのエデイーホーはマイクが選んだママスアンドパパスの人だそうです。ハービーはマイクとエレクトリックフラッグで演ってた人。
もともとBSTを追い出されたアルがマイクに電話して始まった企画。一日目のセッションでA面分を録音して、翌朝目覚めるとマイクが置手紙をして消えていた。慌てて西海岸中のギタリストに電話しまくり、バッファロースプリングフィールド解散であぶれていたステイルスが承諾。(当時マーシャルのアンプを買ったばかりで張り切っていたそう。)レコード会社がアトランテイックでアルはコロンビアだったので本来は発売が出来なかったはずが、会社同士の話し合いで同意を見る。グラハムナッシュはコロンビア傘下だったのでCS&Nのアトランテイック発売と交換条件が成立。この事実だけでもスーパーセッションの名前に値しますね。たしかにステイルスの参加でカラフルになりましたね。スタジオにはリンダロンシュタットも来ていて、じっとセッションを見守っていたそうです。
ミスターT 2008/02/26(Tue)11:10:42 編集
Re:フィルモアより奇蹟?
>もうこんなレコードは生まれないと思います。

残念ですけど、僕も同感です。
いろんな意味で冒険が許された時代的な事もありますが、やはりミュージシャンの資質が今とは違っているような気がします。

>まず、マイクブルームフィールドの最高の演奏が残されました。

素晴らしいギター・プレイですね。
マイクの演奏では僕はディランの「トゥーム・ストーン・ブルース」のギター・ソロが最高に好きなんですが、やはりこのアルバムではじっくりと持ち味を出しながら演奏しているのが何よりも凄いです。

レコーディングの経緯についてはあまり知らなかったんですが、マイクの気まぐれ?でスティルスが参加したのは僕個人としては良かったと思っています。
スティルスがマーシャル買って張り切っていたなんて面白いエピソードですね。
あとレコード会社同士のエピソードについては、当時はビジネス・マンの中にも「音楽」を商品としてだけでなくその可能性にかけていた人達がいたのかな~と感動を覚えました。

>スタジオにはリンダロンシュタットも来ていて、じっとセッションを見守っていたそうです。

へ~っ、そうだったんですか?
とすると、このセッションが後のウエスト・コースト・サウンドに直接的に影響を与えた可能性が大ですね。
【2008/02/27 02:23】
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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