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2008/3/15

ひょんな事からフランク・ザッパの映像を見まして1979年のこの作品を引っ張り出してきて聴いていました。

01 I Have Been in You
02 Flakes
03 Broken Hearts Are for Assholes

04 I'm So Cute
05 Jones Crusher
06 What Ever Happened to All the Fun in the World
07 Rat Tomago
08 Wait a Minute
09 Bobby Brown (Goes Down)
10 Rubber Shirt
11 The Sheik Yerbouti Tango
12 Baby Snakes
13 Tryin' to Grow a Chin
14 City of Tiny Lites
15 Dancin' Fool
16 Jewish Princess
17 Wild Love
18 Yo' Mama

いや~、やっぱりザッパ、凄いですね。
何が凄いって、勿論演奏も驚異的に凄いですが、世の中のタブーとされている事、性、人種、宗教、等に彼独特のユーモアのセンスをもってザクリ、ザクリ、とメスを入れているのが凄いです。(正直小学生の息子の前で聴くのは、はばかりますが...。)
このパロディとユーモアがため一見不真面目そうなんですが、ザッパほど音楽を真剣に考えてる音楽家はいないんじゃないか?と思うくらい、実は真面目な人なんではないかと僕は思っています。
それは彼の音楽が、テキトウに音楽をやっている人間には作り出しえないものだと思うからです。
そしてこの驚異的パーフォーマンスがライブ音源であるのが更に驚きを増します。
う~ん、兎に角凄い。

このアルバム・タイトル「Sheik Yerbouti」は、KC and the Sunshine Bandの 1976年 のヒット "Shake Your Booty"のパロディらしいですが、これは当時世の中を席巻していたディスコ・ミュージックに対するザッパの返答だったのでしょうか?(こき下ろし?)
そう言えば15曲目の「Dancin' Fool」は如何にも皮肉を込めたような歌です。
その一方でドゥワップ風の1曲目「I Have Been in You」はピーター・フランプトンのヒット曲「I'm In You」のパロディをやっていたり(いや~、ザッパの低音のヴォーカルが滅茶いやらしいですね~。)、2曲目の「Flakes」ではディランの物まねをエドリアン・ブリューが見事に(本当にソックリですね...。)やって、おちょくったり...。(上の映像はブリューではないですね。)
聴き所満載といった感じです。

このアルバムの裏ジャケは



タバコを吸ってるのではなく、何か別のものでは?と邪推してしまうのは僕だけでしょうか?

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枯れない才能
ザッパは本当に凄いですね。曲を次から次へと書きまくってもレベルが一向に低下しない。これ二枚組ですが、デビューから13年目ですよ。疲れを見せないどころか益々、活きが良くなってる。音楽が聴き易くなっている。その創造力のもの凄さ、リスナーが先にへばりそうです。このアルバムはライブ盤ではないのですが、音源にしている。スタジオで何度もテイクを繰り返すより経済的だという理由だったそうです。テープの編集はデビュー当時から得意でしたから、技術の発達にともなって乗りに乗っていたんでしょうね。
エイドリアン ブリューはザッパが発掘したタレントでした。場末のホテルなんかで物真似やっていた侘しい人だったようです。真剣にもう音楽なんか止めようと思って奥さんに相談したら、”大丈夫!さっきザッパから電話があったわ。”それでオーデションを受けに行って、その場で合格。ザッパのオーデイションは相当厳しいはずだから、実力があったのでしょうね。出来ればもう少しザッパの下にいて何枚かレコードを作って欲しかったと思います。この時期ボッジオもいたのでバンドの演奏に勢いがありました。ジョークも面白いのですが、音楽的センスも繊細で各所でピカピカ光っています。Rat Tomeigoの強力なギターソロやCity of Tiny Lightsの美しさが印象に残っています。
ミスターT 2008/03/17(Mon)06:34:08 編集
Re:枯れない才能
今回色々な映像を見たんですが、ディスコとかピーター・フランプトンの曲とかザッパはライブでメチャクチャ言ってるんですね。
僕が思ったのは、結局知らなきゃ何にも言えないと言う事です。
彼はきっと聴き込んで研究したんじゃないかと思うんですよね。
で、結果的に「こんなのクソだ!」って結論づけた訳です。
常に新しい物と向き合っていた彼の態度が、「枯れない才能」に繋がったんではないかと...。

【2008/03/19 05:36】
名盤!
この頃のザッパは一番ロックしてますね~。
ボジオ先生のドラムがいいです。
ロック界の飛び道具、エイドリアン ブリューの使い方はザッパが一番ですね!
フロイド 2008/03/17(Mon)17:42:17 編集
Re:名盤!
>ボジオ先生のドラムがいいです。

いや~、バンド・メンバーのボジオ先生すら、「I'm So Cute」なんて歌を歌わせておちょくるこの精神。
またそれに乗っかって元気に歌うボジオ先生も粋ですね~。
【2008/03/19 05:51】
無題
ザッパかーっ。
この人の作品を楽しむ度に、私が英語圏外の国に生まれ育ったのを感謝してる。
そうでなければ根性無しが、この人の歌を聴き狂いはしなかったはず。
その体験がなけば、私はもっともっとツマラナイ人間に育ったはず。
今回も、直訳調。
syd 2008/03/18(Tue)21:08:16 編集
Re:無題
いや~、でも言語が分かると(と言っても僕はそんなには理解してませんが...。)また違った見方が出来て面白いですよ。
1口で2度美味しいみいたいな...。

ただ確かに言葉だけに縛られると想像力のキャパが減るような気もします。

【2008/03/19 05:56】
ザッパですね。
最近、ニコニコ動画というところをみているのですが、なんとそこにも「フランク・ザッパ」が上がっていました!
ジョン・レノン関連で、
「Well (Baby Please Don't Go)」の動画を初めてみたばかりです。
そこで、動くザッパを始めて見ました。
アルバムは、1stの「FreakOut」しかもっていませんが、「Sheik Yerbouti 」は、まだ聴いていません。
敷居の高いザッパ。
こんどじっくり聴きこんでみたいと思います。
ryoutaro 2008/03/21(Fri)21:16:33 編集
Re:ザッパですね。
>最近、ニコニコ動画というところをみているのですが、なんとそこにも「フランク・ザッパ」が上がっていました!

この「ニコニコ動画」の無料登録って時間制限があるんですね。
良く見たら大半が寝ている時間なので登録の途中でやめてしまいました...。(24時間にしてくれれば良いのにな~...。)

>ジョン・レノン関連で、
>「Well (Baby Please Don't Go)」の動画を初めてみたばかりです。

僕もこの動画を見た時は「生きてて良かった~」と思うくらい感動の嵐でした。
こう言う映像が残っているのは本当に嬉しいです。

>アルバムは、1stの「FreakOut」しかもっていませんが、「Sheik Yerbouti 」は、まだ聴いていません。

音の部分では「FreakOut」と「Sheik Yerbouti 」では大分違いますけど、ザッパの変態性はと言う部分は基本的にファーストからずっと貫かれている気がします。

是非ザッパの敷居をまたいでみて下さい。
【2008/03/22 20:08】
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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