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2009/9/7
もう先週の事ですが、ロングアイランドの最西端に位置するモントークまで日帰りの家族旅行をしてきました。
車でNYCから2時間以上ですかね、結構遠かったです。
そこには灯台があってある種の観光名所なんで、そこへ目指して行った訳です。
灯台は現在でも使われているらしいんですが、昼間は観光客が上まで上って行けるようになっています。
このモントークと言う場所はまたお金持ちの人たちの避暑地として有名なところで、色々な有名人の人たちもセカンド・ハウスを持っていたりします。
そんな中でも、ミック・ジャガーがお忍びで泊まったりしていた「Memory Motel 」があるので、そこに立ち寄るのが今回の旅行の目的のひとつでもありました。
(自分で撮った写真ではありまへん...。自分で撮ったやつは上手くアップ出来なかったので、いつもの事ですがどっかから拝借してまいりました。すみません。)
いや~、感慨深かったですね~...。
ミックがこんな安っぽいモーテルにあるピアノであの名曲「Memory Motel 」を作っていた訳です。
今回は日帰り旅行だったのでただ立ち寄っただけでしたが、次回は是非宿泊していきたいな~と思いました。
実際このモーテルはビーチまで歩いていけると言うロケーションで、また目抜き通りに位置してるのでとても便利なんです。
宿泊料もこの近辺の他のホテルに比べると可也安いらしいですし。
しかしながら宿泊した人たちのつけたレヴューを読むと、あんまり評判良くないですけど...(笑)。
と言う事で、BGMは当然の事、ストーンズでした。
1976年リリースのこのアルバムですね。
All songs by Jagger/Richards except where noted.
1. Hot Stuff – 5:20
2. Hand of Fate – 4:28
3. Cherry Oh Baby (Eric Donaldson) – 3:53
4. Memory Motel – 7:07
5. Hey Negrita (Inspiration by Ronnie Wood) – 4:58
6. Melody (Inspiration by Billy Preston) – 5:47
7. Fool to Cry – 5:04
8. Crazy Mama – 4:34
このアルバムからロン・ウッドがストーンズに参加したんですね。
ストーンズの第3期(そんな言い方あるの?)の始まりだった訳です。
いきなりファンキーなナンバー「Hot Stuff 」で幕を開け、レゲエの「Cherry Oh Baby 」そしてジャージーな「Melody」と色々な事を試しながら何かを模索しているといった印象を受けます。
そのためか人によっては纏まりのない散漫な作品と言う評価を下すかもしれないですし、ストーンズらしくないと言い切ってしまう人も中にはいます。
いや~、すみません。でも僕は結構このアルバムは好きなんです。
いきなり「Hot Stuff 」のキースのギター・リフでやられてしまうタイプの人間でして、あんまりストーンズのイメージを固定してないせいかもしれません。ストーンズ(命)!っていうゴチゴチのファンではないのかもしれないですね。だから、カッコ良ければ許せる。
ホワイトスネークの「Come An' Get It」と言うアルバムに「Hot Stuff 」と言う同名異曲が収録されているんですが、僕はこれはデヴィッド・カヴァーデイルがこのストーンズの「Hot Stuff 」にインスパイアされて書いたんだと思ってるんです。きっと強いインパクトを受けたんでしょうねデイヴィッドは。
歌詞なんかもまるっきり重複してる部分がありますしね...。
それほどの曲だと言う事です。
この「Hot Stuff 」は...。
2曲目の「Hand of Fate 」なんかはストーンズらしい粋なロック・ナンバーなんではないでしょうか。
ギター・ソロなんかもカッコいいし、インパクトの強い1曲目からの流れの受け皿としてとても順当曲なんではないかと思うんです。
しかしこの順当な流れをレゲエ・ナンバー「Cherry Oh Baby 」でいきなり切ってしまうんですが、この唐突な感じがまた良いな~と、矛盾した事を言うのは僕が単に天邪鬼なせいでしょうか。
いや~、結局曲がよければいいんですよ、アルバム全体の流れも大切ですけど...。
インパクト強いですもん、この曲も。
スムースに流れているものに対して抵抗を入ってくるというのも、結構人間って快感なんだと思いますよ。
でもやっぱり何を言っても僕にとってはこのアルバムは「Memory Motel 」に尽きますね。
この曲のためにこのアルバムは存在してるんじゃないかと思うくらいです。
歌詞に登場する Hannah honey とはカリー・サイモンの事らしいですが、ミックと彼女はこのメモリー・モーテルで一夜を共にしているんです。
そしてミックはそれをこの曲にしていたんですね。
何だか男の弱い部分を丸出しにしたミック・ジャガーがそこにいて、聴いているとグッと込み上げてくるんです。
何度聴いても、良いな~って思うんですけど、実際あのぼぼっちぃメモリー・モーテルを眼前にして聴くと、格段の差で感じるものが大きくなります。
う~ん、素晴らしい。
「Black and Blue」というアルバム・タイトルは恐らく複合的な意味合いを持たせていて、ひとつに「あざ」と言う意味で、暴力的なイメージをかもし出そうとしていたんでしょうが、その反面男の弱さと優しさが見え隠れする不思議な作品なんですね。
ついでにこのアルバム・タイトルを考えると、「Black」は黒人音楽であり「Blue」はブルースであり、また「Blue」はモントークの青い海であり青い空であり、一晩共にした女を想うBlueな気分であり、暗黒のBlackであり...。
想像すると色々飛び出してくる、とてもイマジネイティブなタイトルですね。
全曲について解説したかったんですが、時間が無いので割愛してしまいました。
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夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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