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8/10/2009

一昨昨日の晩寝苦しくて夜中に何回も目を覚ましてしまい、挙句の果てに寝付かれなくなってしまったので、音楽でも聴けばす~っと寝れるだろうと思いましてリンゴ・スターの1974年のソロ4枚目を聴いていました。


1. (It's All Da-Da-Down To) Goodnight Vienna (John Lennon) – 2:35
Featuring John Lennon on opening count-in and piano and Billy Preston on clavinet.

2. Occapella (Allen Toussaint) – 2:55
Featuring Dr. John on piano

3. Oo-Wee (Vini Poncia/Richard Starkey) – 3:45
Featuring Dr. John on piano

4. Husbands and Wives (Roger Miller) – 3:34
Featuring Carl Fortina on accordion.

5. Snookeroo (Elton John/Bernie Taupin) – 3:27
Featuring Elton John on piano and Robbie Robertson on guitar.

6. All By Myself (Vini Poncia/Richard Starkey) – 3:21
Featuring John Lennon on guitar

7. Call Me (Richard Starkey) – 4:07
Featuring Klaus Voormann on bass guitar, Steve Cropper on electric guitar, David Foster on piano.

8. No No Song (Hoyt Axton/David Jackson) – 2:33
Featuring Harry Nilsson on backing vocals and Nicky Hopkins on electric piano.

9. Only You (And You Alone) (Buck Ram/Ande Rand) – 3:26
Featuring John Lennon on guitar, Steve Cropper on guitar, Billy Preston on electric piano and Harry Nilsson on backing vocals.

10.Easy For Me (Harry Nilsson) – 2:20
Featuring Lincoln Mayorga on piano.

11.Goodnight Vienna (Reprise) (John Lennon) – 1:20
Featuring John Lennon's intro, 'OK, with gusto, boys, with gusto!'

アルバム・タイトルからして眠る前に聴くのには持って来いだろうと思っていたのですが、こう言うときはダメなんですね。
逆に音がクリアーに聞こえてきて、結局最後までしっかり聴いてしまいました。
いや~、しかし、リンゴもたまには良いですね~...って、リンゴに失礼ですが、実際ジョン、ポール、ジョージの持ってる緊張感がリンゴの場合良い具合に解れているので聴いていて肩に力が入れないんです。
これは彼の人柄によるものではないでしょうかね。
音もメローと言うより、角の無い丸みを感じさせるもので、とても心地よいです。
リンゴのヴォーカルは、声量があるわけでもなければ音程も怪しかったりと決して上手いとは言いがたいのですが、これも人柄なのでしょうか、聴いていて不快にならない、それどころかず~っと聴いていたくなる様な不思議な魅力を持っています。
このアルバムはジョン・レノンが協力して作られた作品で、リンゴの作品中でも傑作に位置するものだと思われますが、決してそれは単にジョンの力によってもたらされたと結果ではないと思います。
ここにはユーモラスでフレンドリーなリンゴのキャラクターがオーラのようになって音を司っていて、ジョンは結果的に相談役でしか無かったのではないでしょうか。
アルバム全体の音の基調をピアノにしていて、ビリー・プレストンやらドクター・ジョン、更にはエルトン・ジョンからニッキー・ホプキンスといったロック界の名ピアニスト達に混じりジョン・レノンまでもが伸び伸びとプレイしていてリンゴをもり立てています。
きっとレコーディングも和気あいあいと楽しい雰囲気で進んでいったんでしょうね~。
僕はこのアルバムでは4曲目の「Husbands and Wives 」という物悲しい曲が好きなんです。
簡単に言ってしまえば離婚の状況にある夫婦の歌なのでしょうが、リンゴが歌うことによって何故か救われたような気になってしまうのが不思議なんです。
ジョン、ポール、ジョージではこの感じは出てこなかったでしょうね。
そして8曲目の「No No Song 」。
これは傑作ですね。
今日本では芸能人のドッラグ問題が大騒ぎになっているようですが、この曲は所謂アンチ・ドラッグ・ソングと解釈しても良い曲ですね。
まあ、自身の体験の告白ソングとも言えますでしょうし、取り方は色々だと思います。
しかし曲調とリンゴの独特なユーモラス感覚が変にシビアな歌にしていないところが良いです。
コカインを勧められて、いやいや、もう、プシュー(鼻でコカインをすする音)はしないよ...と歌う部分はユーモアに溢れていて何度聴いても楽しいです。
獄中の芸能人の方にも是非聴いてもらいたい曲ですね。
「Only You 」は言うまでも無くプラターズによる名曲のカヴァーですが、オリジナルとは全く違った70年代の感覚で迫っています。
当時僕の母親が聴いて「何このオンリーユー、全然良くないの~。」と言っていたのを今でも覚えていますが、プラターズの方を聴いてきた人には確かにちょっと厳しいかもしれないですね。
ただ僕は可也このヴァージョンは好きで、実際に当時は結構ヒットしたようです。
アコースティック・ギターのリズムの刻み方はジョン・レノンの「スタンド・バイ・ミー」のカヴァーと同じですよね。
ジョンも結構演奏のヴァリエーション少ねえな~(笑)
アルバムの最後に「Goodnight Vienna (Reprise)」を持って来ているのは、ビートルズの「サージェント...」に対するジョン・レノンの皮肉のように見えるのは僕だけでしょうか?
きっとリンゴのアイデアではなかったと思います。
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無題
コテコテか~。
この、ヘタクソなピートが歌ってるかのアルバム。

コロンビアからやってきた人は、ジママンですか。
このレコードに入ってる Only You は大好き。

ウラジャケットのウンコノウズは、既視感。
あはは~。

で、グッナイ。
syd peeko 2009/08/27(Thu)23:37:31 編集
Re:無題
えっ、ピートって誰でしょうか。

コロンビアからやってきた人は、ジママンかもしれないっすね(笑)。
これって時代のものなのか何なのか分からないんですが、この歌では「マリワナ」がコロンビアから、「コカイン」がスペインから、と歌われていますけど、今ではと言うか僕の印象では「コカイン」=コロンビアなんですけどね...。

僕の持ってるこのアルバムはCDなんでウラジャケットがLPとは違ってるんじゃないかと思うんですけど、ウンコノウズって何でしょう?
えへへっ~。

で、グッナイ。
【2009/08/28 16:26】
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自称、シンガー・ソングライター...。
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