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2009/10/17

いや~、大分ご無沙汰してしまいました。(最近このセリフが多いですね...。)
ブログのネタは結構あったんですが、中々キーボードに向う気力が無かったもので...。
と言う事で、書きそびれていたネタを少しづつアップして行こうと思います。

もうあれは何時だったか...マンハッタンの楽器屋街の近くで仕事があって、待機中に時間があったので数件楽器屋さんをのぞいてみました。
う~ん、久々の楽器屋さん...。
未だにそこへ足を踏み入れると子供のようにワクワクしてしまうのは、一体何なんでしょうか?
40過ぎてもこの様か!と情けなくもありますが...仕方ないです。
これはもう一生変えることが出来ないと思います。
早速一軒目、ギター専門店のショーウインドウをじっくりと眺めてから店内へGO!
入って直ぐの所のショーケースには何とビートルズ・グッズがてんこ盛り。
ビートルズのリマスター発売に合わせてのグッズ便乗販売なのは明らかだったんですが、僕にとってはこれが一番の弱点。
いきなり店の入り口で足止めを食ってしまう破目に...。
う~ん、しかし色鮮やかな商品の数々が眩しいばかりに僕の目の前で輝いています...。
素晴らしい...。
便乗販売、万歳!!
そんな中で特に僕の目を引いたのが、2種類のギター・ピック・セット。


リボルバーの「ジャケ・ピック」と


カラフルな「その他色々ピック」

値段が手ごろだったので両方とも買うことに決定。
しかし「ジャケ・ピック」の方は店頭に在庫があったものの、「その他色々ピック」は店頭に在庫なし。
店員にその旨を伝えると、マネージャーらしき男にショーケースの鍵を貰ってアイテムを出してくれた。
店員はその男に「ビートルズ・グッズの売れ行き早いね~。だってこのピック・セット、今朝店頭に並べたばっかりだよ。」などと言っていた。
う~ん、恐るべきビートルズ。恐るべき便乗販売。
かく言う僕も彼等の罠にまんまとはまってしまった訳ですね。

その後店内を探索。
試奏してる兄ちゃんを遠めに眺めたり、光り輝くギターやベースを見たり、テクノロジーの進歩に驚かされるばかりの新たなギター・エフェクト群を目の当たりにしたり、と、これは1日いても飽きないな~、と実感しました。

そして帰宅後、久々の楽器屋さん巡りの感動を持続すべく、ミスター・ギターこと(注・僕が勝手にそう呼んでいます。)ジェフ・ベックの1989年のこの作品を聴いていました。
そのものズバリの「ギターショップ」です。

1. Guitar Shop (Jeff Beck, Terry Bozzio, Tony Hymas) - 5:03
2. Savoy (Beck, Hymas, Bozzio) - 3:53
3. Behind the Veil (Hymas) - 4:55
4. Big Block (Beck, Hymas, Bozzio) - 4:09
5. Where Were You (Beck, Hymas) - 3:17
6. Stand on It (Beck, Hymas, Bozzio)- 4:59
7. A Day in the House (Beck, Hymas, Bozzio) - 5:03
8. Two Rivers (Beck, Hymas, Bozzio) - 5:25
9. Sling Shot (Beck, Hymas) - 3:05

Guitar Jeff Beck
Keyboards Tony Hymas
Drums Terry Bozzio

何が凄いって、この作品ではテリー・ボジオがドラムを叩いてる事でしょうね。
当時このメンツで来日を果たしてるのですが、何も知らずに観に行ったギタリストの友人は「ベックは確かに凄かったけど、ドラムが滅茶凄かった。」と感想を述べていました。
ただアルバム聴く限りだと、テリー・ボジオのドラムがベックを押しのけている程出張ってる訳ではなく、あくまで音の中心にはベックのギターが据えられています。
僕としてはクリームのように超人楽器奏者達の超人技対決の方が面白いような気がしたんですけど、これはあくまで「音楽追及」をしているボジオの良心によるものだと言う気がします。
しかしそんな良心の欠片も持ち合わせない駄々っ子ギタリスト(注2・僕が勝手にそう呼んでいます。)ジェフ・ベックは、妥協を許さぬ徹底的なギター追及アルバムにこの作品を仕上げています。
いや~、しかしまあ、未だに進化を続けている進化中ギタリスト(注3・僕が勝手にそう呼んでいます。)ジェフ・ベックの魅力は十分に堪能出来るのではないでしょうか。
確かに凄い!
僕個人としては、「楽器中心じゃなく、もっと音楽を中心に考えて作品作ってよ~。」などと甘い事を思ってしまうんですが、そんな意見なんて入り込む余地が全くありません、このアルバムには...。
これでもか、これでもか、と次々に攻め込んでくるベックのギター攻撃には、白旗を振って降参するしかありません。

バンドの編成がトリオなんですが、昔からトリオと言えば、ギター、ベース&ドラム、或いは、キーボード、ベース&ドラムと言うのが相場だったんですが、ここではギター、キーボード&ドラムと言う非常識的編成をとっていて、何か挑戦的なものを感じずにはいられません。
まあ実際、低音はトニー・ハイマスのキーボードでまかなえるし、何しろドラムがボジオなのでベースなしでも十分なグルーブが作り出せるのは間違いなかったわけで...。
9曲目「Sling Shot」を聴いてもらえれば納得してくれると思うます。

このアルバム・ジャケットは個人的に趣味ではないんですけど、ジェフ・ベックと言うギター殺人者(注・これは僕が呼んでる訳じゃないです。)をとても象徴的に描けていると言う点で素晴らしいと思います。
まさに「ギターショップ」。

ジェフ・ベックなんて楽器屋に行ったら、一日中どころか一週間でも一年でも飽きないんだろうな~。
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自称、シンガー・ソングライター...。
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