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7/11/2009

7月も半ばにさしかかり夏本番と言った感じ....ではないですね。
いや~、毎日涼しい日が続いているNYです。
我が家では、今年に入ってエアコンをかけたのはほんの数回こっきり...。
過ごしやすくて良いのですが、何だかいつもの夏と違うな~と感じています。
先日ジョギングしながら横目で見たのですが、近所の市営?プールなど殆ど人が入っておりませんでした。
と言うか、この涼しい気候でプールに入っている事が不思議なくらいで、この夏の異常さを物語っております。

しかしながら、こんな冷夏でありながらも昼飯に冷た~い素麺が食べたくなるのは一体何なんでしょうか?
ここの所朝と夜のみ仕事で日中は自宅待機というパターンが続いていて昼飯は自宅でとる事が多いんですが、必ずと言って良いほど「素麺」を茹でて食べています。
まあ、作るのが簡単と言うのもありますが、同じように簡単に出来るインスタント・ラーメンはあまり最近食べたくならないんです。
いくら涼しいとは言っても、やはり、夏=冷たい素麺+麦茶、と言う方程式が有効な季節なのでしょうか。

そしてこの時期自分の中で盛り上がってくるものがもうひとつあります。
所謂、ジャズ・フュージョンと呼ばれる音楽ですね。
何度か語っていますが、以前はこの手の音楽はあまり自分の肌に合わなかったんです。
でもここ数年音楽的視野が広がったのか、全然許せるようになりまして、いやそれどころか逆にまるで素麺を欲するが如く、この時期にはフュージョンを聴きたくなったりするようになったんです。

と言う事で、今日は子供を土曜日の補習校へ送った帰り、リターン・トゥ・フォーエバーの1976年の作品を聴いておりました。

1. Medieval Overture (Corea) – 5:14
2. Sorceress (White) – 7:34
3. The Romantic Warrior (Corea) – 10:52
4. Majestic Dance (Di Meola) – 5:01
5. The Magician (Clarke) – 5:29
6. Duel of the Jester and the Tyrant (Part I & II) (Corea)– 11:26

このバンドは高校生の時に友達と読○ランドでライブを観ました。
あの頃はフュージョンと言う音楽に全く感じるものは無かったのですが、
「へ~んだっ!僕チンたち、ジャズ・フュージョンなんて高尚な音楽聴いてるんだもんね~、音楽的センス良いんだもんね~。」と何だかちょっと背伸びをしていたんですね。
野外ライブだったので、通りがかりの人がちらっとのぞけるような状態だったんですが、何とあのムッシュか○やつ氏がやってきて「お~っ、やってる、やってる。」みたいな顔してちょっと見てから直ぐに帰っちゃったんですね。
それを見ていた僕等、青高校生達は、「な~んだアイツ!カッコつけて!音楽なんて分かってないくせに!」なんて自分たちを棚に上げて語り合っていたのを覚えています。
今思うと、何だか恥ずかしいやら、懐かしいやら、複雑ですが、良い思い出です。

さて肝心のバンドの方ですが、そんな何も分かっていなかった高校生をも圧倒する凄まじい超絶テクニックをショーの初めからかましていたのを覚えています。
中間部では全員アコースティック楽器に持ち替えたりして、メリハリをつけようとしていたのは分かったのですが、その後も次から次へと飛び出し続ける楽器弾きまくり叩きまくりの嵐にこの高校生達は段々辟易としてしまったんですね。
そして最終的にショーが終わってから、「やっぱ、ダメだよ!あんな奴等!あんなの弾きまくってるだけじゃん。音楽を分かってないよ。」なんて語り合いながら帰宅の途についたのを覚えています。
う~ん、恥ずかしいばかりの背伸びしまくり無知高校生でした。

今ある程度歳を食って聴いてみますとあの頃とは違った印象で捉えることが出来るんですね。
まあ、当たり前の話なんですが...。

ジャズ側からのロックへの接近。
それを当時はフュージョンとかクロスオーバーとか言う呼び名をつけていた訳ですが、そんな中でもこのリターン・トゥ・フォーエバーと言うバンドはとりわけプログレッシブ・ロックへの接近が強かったのでしょうか。
特にこのアルバムはジャケットといい、アルバム・タイトルと言い、楽曲と言い、その影響が顕著に表れています。
そのせいか、僕のようなプログレ好きにはとても入りやすい作品だった訳です。
メンバー各人の演奏テクニックの凄さは僕が語るまでも無いですが、緻密な構成に基づく楽曲のアレンジにそれらが散りばめられていて、明と暗、静と動、がバランスよく表現されていると思います。
ライブでも披露されましたが、アコースティック楽器もところどころ取り入れて音の幅を広げています。

いや~、しかし、スタンリー・クラークのベースは信じられないっすね~。




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無題
このアルバムは僕も好きだな。
何も言わせないくらいの圧倒的な演奏力。

う~ん、大人になったなぁ~。
ふろぱぱ 2009/07/12(Sun)09:16:48 編集
Re:無題
素直に凄いものは凄いと言えるようになったのは、やっぱり「大人」になったからでしょうか...。
ただ、「でもね...。」と言い訳がましい態度を未だに取る僕は、本当の所「大人」に成りきれていないのかも知れないですね。
【2009/07/12 10:24】
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
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