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2006/1/26

今週はイサカ方面からコネチカットまでの出張。
いつものごとく、大量のCDを持参。
そしてXTCのこのアルバムが今回のヒットだった..。
う~ん、サイケなジャケットが良いね~。
何となくビートルズの「オールディーズ」って言うベスト盤に似てるけど...。
「イエロー・サブマリン」のデザインもちょっと入ってるかな?
タイトルもサイケ時代のピンク・フロイドの曲「アップルズ・アンド・オレンジズ」をパロッたような感じ...。
まあ、意識的にサイケにしてるのは事実だよね。
音の方は所謂サイケとは勿論違うけど、ある意味サイケ...。
って言うか、これはサイケなんだね。
怪しいアラビア音楽のようなイントロで始まる1曲目の「garden of earthly delights」。
何となく、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの「プレジャードーム」を思い出してしまったけど、怪しい世界に招き入れてくれるアルバム冒頭の曲と言う事では共通してるかな?

This is your life and you do what you want to do,
This is your life and you spend it all.
This is your life and you do what you want to do,
Just don’t hurt nobody,

と、字面だけ追っていくと「当たり前じゃん」なんて思ってしまうシンプルなメッセージなんだけど、これが音に乗って耳に入ってくると妙に納得させられてしまう。
頭での理解ではなくて、実感として受け止められるようになるんだね。
ここが音楽の凄い所ではないだろうか?
ただこう言うサイケな音楽って、僕は個人的に可也ハマっていたんだけど、内心現実逃避ではないかとも思っていたんだよね。
映画「ビッグ・ウェンズデイ」でもヒッピーのおやじを反現実の象徴のように扱っていたシーンがあったよね。
でも今日この曲のこのシンプルな歌詞を聴いていて、ん?果たしてそれって本当にそうだろうか?って考えたんだよね。
「これは君の人生なんだ、君のしたいようにすれば良いんだ.。」って繰り返し歌われてると、ハッと、自分って一体なんなんだろうかって思わされるんだよね。
何でこんな田舎を車で走ってんのかな~って(笑)
つまりサイケって、現実逃避の旅に導くものではなくて、失われつつある自分らしさ(あるいは単刀直入に言えば自分自身)を再探索する旅へ導くものだったんじゃないかって、考え直したんだよね。
現代社会、「現実はここにある。だから自分自身を殺して、この現実を飲み込め。」って言われてるだけなんじゃないかな?
サイケ時代、ベトナム戦争は事実現実としてあった訳で、その現実を飲み込めと言われてもそんな事出来ない。
ヒッピー達はその現実を飲み込む代わりに、マリワナを飲み込んでいたんだよね。そしてその現実に押しつぶされてしまった自分自身を探していたんじゃないかと、そんな風に感じたんだよね。
...とそんな事を考えていました。
2曲目の「The Mayor Of Simpleton」は僕の友人じゅげむ君のお気に入りナンバー。
このアルバムの中での看板曲じゃないかな?
僕も大好きです、この曲。

サイケ...。
僕にとって、ビビっと反応してしまう言葉のひとつです。

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