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天知る 地知る 汝知る
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2007/3/3

いや~、もう今年も3月に突入ですな~。
相変わらず時間の経過は加速していくばかり...。
はっと気付いたら棺おけに片足突っ込んでるなんて状態にならないように毎日を大切にしていかないとね。

昨日の午前中、仕事と仕事の間が1時間半くらい開いたので空港のリムジン待機場でゆっくりしていた。
う~ん、何て言うか、こんな事って以前の仕事では考えられない事だった。仕事のスケジュールがギリギリで余裕なんて全く無くて、いつも精神的に何かに追われているような状態でいたからね。
あ~、こんな風に余裕のある仕事に就けて、何て幸せなんだろうか、満足、満足...なんて思って、このスティーラーズ・ウィール、1973年のファースト・アルバムをカー・ステレオの中に挿入した。

このアルバムにはタランティーノの映画で使われてリバイバル・ヒットとなった「Stuck in the Middle」が収録されている。
この曲ってシェリル・クロウの出世曲「All I Want To Do」の下歌じゃないかなと思っていたのは僕だけだろうか?メロディが似てるわけじゃないから、パクリでは無いんだよね。
曲を作る時の動機になったって言うか...。
シェリル・クロウはそれにディスコっぽいニュアンスを加えていたから、ちょっとしたレトロな感覚でうけたんだろうね。
この曲に象徴されるように、全体にポップな音作りになっているアルバムなんだけど、何かこう明るさがないと言うか、陰りをもった作品なんだよね。
所謂ラブ・ソングなんて一切ないし、人生につまづきながらその意義を求めているような曲が多い。

「Another Meaning」

Still don't know what I really believe in,
Will someone please put on the light, and make me feel all right?
I've searched my head all night,
Looking for another meaning

車の中で寝転がりながら聴いていた僕は、はっと思った。
う~ん、確かに以前に比べてストレスの少ない仕事に就いたけど、これで満足してしまっていて良いのだろうか?
別に改めてもっと良い仕事を探すべきだと言う事じゃないんだけど、満足の中にどっぷり浸かっていたら人としての進歩がなくなるし人生終わったようなもんじゃないかって...。
満足しながらも、常に外から自分自身を見ながらAnother Meaningを模索していかなきゃって改めて思わされた。
そうだよね~、今や現存するいろんな意味で世界一のロック・バンド、ローリング・ストーンズですら未だに「I can't get no satisfaction!」って歌い続けてるし、ザ・フーのピート・タウンシェントも未だに怒り続けてる....。
だから、前進し続けていられるんだろうから。
改めて反省を促してくれたこの「Stealers Wheel」に感謝しながら、昨日はその後の仕事を終わらせました。

いや~、ロックン・ロールはいつでも僕の人生の教科書です...。
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2007/2/24

最近ニューヨークの街中でフロリダ・ナンバーの車を見かける事が多いんだけど、何でだろう?
この寒い冬ニューヨークから暖かいフロリダへ行くのが増えるのは分かる、でもその逆はよく理解できない。
ただ職業運転手の僕としてはあまりこのように他州の車が街中に増えるのは嬉しくない。
道に不慣れな車が多いと事故につながる要因が増えるし、またどういう訳か見てるとこのフロリダ・ナンバーの車って運転が荒いの多いんだよね。
出来るだけ運転中に感情的にならないように努力しているけど、ついカッとなってしまう事もしばしばある。
ただそんな僕にとって非常に手助けになる精神安定剤が、音楽なのである。

そしてこの数日間清涼剤のようなヴァイヴを車内一杯に満たしてくれているのが、イアン・マクドナルドの1999年の初ソロ・アルバム、そのタイトルもずばり「Driver's Eyes」。
う~ん、イアン・マクドナルド。
説明するまでも無いだろうが、彼はキング・クリムゾンのオリジナル・メンバーとして、あのロック史に燦然と輝く「クリムゾンキングの宮殿」にて最重要な役割を果たし、ロックの可能性を一気に高めた超天才ミュージシャンである。
彼がクリムゾンを脱退する時、あのロバート・フリップが「僕が辞めるから、君はバンドに残ってくれ。」とまで言って説得したとか...。
う~ん、あの当時誰もがイアン・マクドナルドの才能を認めていたのだろう。
そして彼は、マクドナルド&ジャイルズ、フォリナー、と音楽の活動を続けていったが、何故に今になって(ってもう10年近く前だね。)初のソロ・アルバムの発表に至ったのだろう?
僕としては彼にはもっと多くの作品を制作していって貰いたかったけど、インタビューで彼はこう答えていた
...。
う~ん、制作費か...。
本人が言ってるんだからそうなんだろうけど、それだけが理由なのだろうか?
そして、そんなマクドナルド・ファンへ長い年月を経て届いたのが、このファースト・ソロ・アルバムという事になる。
オープンイング・ナンバー「Overture」のイントロのフルートが鳴ったとたん「来た~!来た~っ!!、こりゃ~凄いぞ~!」と心の中で僕は叫び狂喜乱舞してしまったが、展開していきなり爽やかなライト・ミュージックに変化したのでガクっとぎっくり腰になりそうな位腰が砕けてしまった。
う~ん、何か違うぞ....。
その後も80年代風のポップスが次々に鳴り響き、永遠の恋が冷めてしまったかのように僕は残念な気持ちで一杯になってしまった。
思えば僕の中でイアン・マクドナルドはキング・クリムゾン、マクドナルド&ジャイルズで終わってしまっていて、アシッド・フォーク、或いはビートルズ的な部分を持った彼の音楽性だけを僕は追っていたのかも知れない。でも実際彼はその後フォリナーというヒット・レコードを作るバンドにも在籍していたわけで、音楽性はどんどん変化していたのは事実だった。
しかしガッカリしながらも、「またちょっと聴いてみるか...。」と思わせるようなひっかかる物がこの作品には存在していた。
そして聴いていくうちに、...ちょっと待てよ...、う~ん、意外に悪くないかも....、いや、結構良いよ....、う~ん、何か好きだな~、...、え~、....この作品傑作だよ~。
と僕の印象もどんどん変化していったのだった。
今ではオープンイング・ナンバー「Overture」なんて、頭の中でず~っとなり続けている。
このアルバムでは、GARY BROOKER、LOU GRAMM、STEVE HACKETT,JOHN WAITE,PETER FRAMPTON,MIKE GILES,JOHN WETTON,PETE SINFIELD,
G.E SMITH と言った豪華なミュージシャン達が参加しているのも楽しみの一つである。
特に「Demimonde」ではマクドナルド&ジャイルズが再結成されているのである。ジャイルズがリズム・キープに徹している姿は僕の期待していたものから掛け離れてしまっていたが、逆に言うと妙であり変であるので面白い。
そして最後を飾る「 Let There Be Light」ではピート・シンフィールドとの競演。ピートの詩はクリムゾン時代のそれとは違いかなりシンプルになっているがゲーリー・ブルッカーのヴォーカルと相まって重さを感じさせる曲になっている。

このアルバムの雰囲気はサンプルを聴けば少しは伝わるかもしれない。
でも晴れた日に運転しながらこのアルバムをフルで聴いてみると、普通に聴いていた時とは違ったものが見えてくる。
それが 「Driver's Eyes」なのかも知れない。


2007/2/20

昨日仕事でTerrytownと言う街にあるお城へ行って来た。
待機時間が1時間半位あったので、この風景にぴったりと来るだろうと思いイエスのフロントマンであるジョン・アンダーソンの1976年のファースト・ソロを聴いていた。
このアルバムは学生の頃アナログのレコードで持っていたのだが、久しぶりに聴きたくなってつい数ヶ月前にCDを購入した。
う~ん、しかし殆どアルバムの内容が記憶に無く、今回初めて聴くような気さえしてしまった。
そう、あの頃は正直言って少し肩透かしを食らったような感じで、このアルバムを熱心に聴いた記憶はない。
ソロ・アルバムなのだからイエスのバンド・サウンドと異なるのは当然なのだが、僕のようなわがままなオーディエンスは「これ、イエスみたいにロックしてないじゃ~ん。」なんて思ってしまったのだ。
まあ、確かにここにはイエス作品のようなバンドによって発せられるビートが無いのは事実であるし、バンドで起こるちょっとしたハプニングによる面白さのようなものが欠如しているかも知れない。
しかしその分、ある物語(ジョンのオリジナル?)を基に構成されているこのコンセプト・アルバムは、ジョン・アンダーソンによって全てがコントロールされているからか、隅々まで丁寧に仕上げられていると言う印象が強い。
ヴァンゲリスの影響も少なからずともあったのだろうね。
またこのアルバムをスティーブ・ハウ、クリス・スクアイヤー、リック・ウエイクマン等のソロと聴き比べると各人のイエスにおける役割が浮かび上がって来て興味深いのと同時に、やはりジョン・アンダーソンこそイエスそのものなのだと改めて確信し納得させられてしまう、何か非常にイエス・サウンドの骨格のような部分を聴き込む内に感じてくる。
この作品が発表された1976年というのはイエスの「リレイヤー」と「究極」の間くらいだろうか?
その割には1973年の「海洋地形学の物語」頃を思わせる曲作りがされているような気がするのは僕だけだろうか?
今聴くと「Flight of the Moonglade」のような印象的な曲も多く、学生の頃とは違って思った以上に楽しめるのは僕が年を取った証拠か...。
ジョン・アンダーソンはこのアルバムについてこんな事を語っていました。

機しくもこの日の夜BBキング・カフェ(また~っ?)でジョン・アンダーソンのライブが行われると言うのを帰宅時に聴いていたラジオで知った。
う~ん、時既に遅し...。
残念でした。


2007/2/18

いや~、またまた、可也ご無沙汰の更新になってしまいました。
先週は下痢、嘔吐、貧血、寒さ、雪、...などなど、色々な事に悩まされましたが、今週辺りから気温も少し上昇するようなので、張っていた肩の力も和らぎそうです。
ところで先々週日本から学生時代の友人とその従兄がNYに来ていたので、会って久々にヴィレッジの辺りをぶらぶらとしてまいりました。
う~ん、しかしながらもうあれも先々週の出来事になってしまったのか~?
相変わらずですが、「光陰矢のごとし」を如実に感じる今日この頃ですな~...。

その友達が先々週滞在していた時BBキング・カフェで行われたアリス・クーパーのライブをたった1ドルぽっち払って観て来たというの聴いた時、非常に羨ましかったっす...。
う~ん、あのアリス・クーパーも今や過去の人になってしまったのか?
それにしても何故にたった1ドル?
今時ローカルのバンドを観に行くにも7ドル位払ったりするのに...。
天下のアリス・クーパーでっせ!
ちょっと興奮気味になる自分を抑えて、昨日寝る前にアリス・クーパーのこのアルバムを聴いたのですが、いかんいかん、余りにもグルービーなロックのビートが溢れ出てきて逆に眠気が覚めてしまった。
いや~、一発目の「Under My Wheels」のグラム・ロック的なビートからアルバムを締めくくる最後の「Killer」まで、凄まじいロックン・ロールの疾走感がひたすら駆け巡る!。
しかしながらその中にも、変拍子やサウンド.エフェクトなど様々な音楽的試みガ施されているので、決して1本調子にならないヴァラエティに富んだアルバム構成になっている。
ここら辺はプロデューサーのボブ・エズリンに負う所が大きいのだろうか?...。
曲も1曲1曲非常に視覚的な印象を受ける作品が多く、畑違いだが僕にはピーター・ガブリエル在籍時のジェネシスとだぶる部分が多い...。
アルバム後半の「Dead Babies」では、親にケアされない子供がお腹を減らしてアスピリンを食べて死んでいくというショッキングなストーリーが描かれている。
このようにアリス・クーパーはショッキング、グロテスク、といったバンド・イメージを曲作りやライブ・ショウの中で聴衆に与えているが、これは聴衆への問題提起であって決して単なる物見的エンターテイメントに終わっていないのが彼のいくつかのフォロワー達と違っている部分かもしれない。


2007/1/30

何となくピックアップしたこのブラック・サバスのCDを聴いてから、久々に古いハード・ロックにどっぷりと浸かり始めたU.G.です。
う~ん、ハード・ロックっていう響き...。良いな~。
この頃のサバスはヘビメタじゃなくて、ハード・ロックだったと思う。
じゃあハード・ロックとヘビメタは何が違うのか?と言われると...、う~ん、何でしょ?
昔ロバート・プラントが、ヘビメタは目的の喪失みたいな事を言ってたけど、そこら辺にヒントがありそう...。
前にもこのブログで書いたけど、イラストと絵画の違いに似てるような...。
まあ、いいや...。
ところでこのサバスのサード・アルバム。
オープニングが咳き込んでるSEなんだけど、今まであまりこのSEについて深く考えてなかった。
で、今回歌詞カードを見ながら聴いてたら(僕にはオジーの歌って歌詞が良く聞き取れない...。)、ほう、なるほど、そういう事だったのかと合点がいった。
1曲目「Sweet Leaf」だもんね。
「甘い葉っぱ」....。
つまりマリワナの事なんだよね。だからイントロのSEはマリワナ吸って咳き込んでるって言う訳だったんだね....って、歌詞を見る程の事じゃなかったか...。
まあついでに歌詞の話をすると、サバスはオドロオドロしい彼等のイメージとは違って、社会からに適応できずにドロップ・アウトしてしまった人達の代弁者であり、そう言った形で苦しんでいる人達を「愛」を持って救おうとする意志を持っているのを感じるね~。
サバスを語りながら「愛」という言葉が出てくるのに妙なギャップを感じてしまうが、実際に歌詞の彼方此方にLOVEと言う言葉がが散りばめられている。
う~ん、もしかしたらここら辺もハード・ロックとヘビメタの違いか?
な~んて、考えたりもしてみる...。
いや~、でもサバスって現在のロック・シーンにも色々な形で引き継がれているよね~。
「After Forever」のリフの展開部分なんて、もろスマッシング・パンプキンズだもんね。
彼等も好きだったんだろうね~、サバス。



2007/1/25

ここの所めっきり冷え込んできましたね~。
今日もチラチラと雪が舞っていましたが、車が汚れるので嫌なんですよね~。(自分で磨かなきゃいけないから...。)
そんなこの数日間、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターのアルバムをかわるがわる聴き続けていました。
う~ん、孤高のヴォーカリスト、ピーター・ハミル率いるヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター...。
僕は元々そんなに好きなバンドではなかったけど、はまる時ははまりますな~、この人達...。
基本的にメロディ重視のロックとは一線を画してるから、取っ付き辛いのはあるよね。...って言うかこの人達、意識的にメロディを排除しようとしてる気がする...。
一つにはデビッド・ボウイに似た声質を持ってるピーター・ハミルのヴォーカル・スタイルだね。
この人、歌を歌わないでしょ。
彼のしてるのはどちらかというとポエトリー・リーディングに近いもんね。
言葉のイントネーションとかを強調しているのが歌になってるという感じ。
きっとこの人はメロディと歌詞をそれぞれ別の物という風には観念的に捕らえていないんだろうね。
言わばディラン的というか...、う~ん、ちょっと違うか。
どちらかと言うとジム・モリソンに近い感じかな?
いや、パティ・スミスの方が似てるかな?
で、バンドもピーターの詩の朗読にコラージュ的に音をぺたぺたとのせていってるから、摑み所のない曲という印象になってしまう。
しかしながら、このピーターの歌う歌詞に目を瞑って耳を傾けていると、...。
う~ん、じわりじわりと心に侵食してくる何かを感じてしまいます。
そして彼等のこのサード?アルバム...。
タイトルの意味は不明だな~、僕には良く分からない...。
ただこのアルバムのタイトル「Help Me!!」でも良かったんじゃないかと思うくらい、各曲でピーターがこの言葉を連呼してます。
自分にはどうにもならない生まれ持って背負わされている宿命と言うものに、苦しみ、もがき、こぼれてしまう「Help Me!!」という叫び...。
う~ん、ずしりと重い。
特に2曲目の「 House With No Door 」を聴いていると、彼の持つ苦痛と言うのがひしひしと伝わってきます。
これは超名曲です。
僕は何度もリピートして聴いて涙します...。
素晴らしい。

それにしても、こんなにもハンサムなバンドのフロントマン、ピーター・ハミル。



何故に彼はこんなにも苦しみを抱える事があるのでしょうか.。。。?


2007/1/21

今や映像の宝庫となっている 「You tube」ですが、昨夜夜更かしして見ていたらこんな映像を発見してしまいました。
ちょくちょくチェックしている方はもうご覧になったかもしれませんが、こんな珍しい映像があった事に僕は可也興奮してしまいました。
コンピューターのキーを押しただけでこんなお宝映像が見れるなんて、本当に便利な時代ですね~。
昔だったら、海賊ビデオ屋さんに行って高いお金を出さないと見れなかったですけどね~、いや実際に手に入ったかどうかも分からないっすよね、これは..。
という事で、今日はその興奮冷めやらぬままエマーソン・レイク&パーマーの頂点を極めたこの作品を娘に邪魔されながらも聴いていました。
う~ん、まさに彼等の才能、能力、持てる物全てを注ぎ込んだ集大成的な作品と言える不朽の名盤。
バンドというのは常に自分達の音を探し続け、到達しうる音楽的頂点を目指しているもので、ある意味それらを得た時点で継続の意味は無くなってしまう。(バンドによってはそれらが波のように何度か押し寄せて来る場合もあるだろうけど...。)
エマーソン・レイク&パーマーにとっては、このアルバムがまさにその究極の瞬間だったと思う。テクニック、アイデア、勢い、若さ、深み、それら全てが灼熱の太陽のようにギラギラと輝き、聴くものに挑んできては最後に圧倒してしまうこのパワー。
素晴らしい。
この作品の聴き所は全て...ではあるが、やはりアルバムの後半を占める「Karn Evil 9」が目玉であろう。
しかし不思議なのは、組曲的なこの作品はアナログ盤ではA面の最後から始まりフェイド・アウトして終わり、B面はその続きでフェイド・インして始まり、そのまま最後まで突き抜けていくのである。
何で?
この時代、大概のバンドは基本的に組曲はレコードの片面に収まるように曲を仕上げるか、アルバム全部を使ってその組曲を完成させている。
何故にこんな中途半端な形になったのか?
う~ん、片面に納める心算がアイデアが溢れ出すぎて収めきれなくなった為の結果か、レコードのA面、B面、という物理的に分かれてしまっていた媒体に対する挑戦だったか...。
分からないですけど、僕はこの中途半端が好きで何の違和感も無く受け入れていました。
何じゃそりゃ?
まあ、そんな事どうでも良くなるくらいの不朽の名盤という事です。
今夜辺り部屋を暗くして久しぶりに聴いてみては如何でしょうか?
ひょっとしたらジェケットに描かれているゴーゴンが目を開けるかもしれませんよ~。

ついでに...、こんな映像を見て昨夜笑っていました。

2007/1/17

いや~、大分冬らしくなってきたニューヨークです。
寒かったな~、今日は...。
僕は体が冷えると直ぐ腹冷えを起こしてしまう。
そして同時に便意を催してしまうと言うちょっと困った体質を持っている。
必ず朝仕事に出る前に腹の中のものを全部排出しているつもりなのだけどね~。
今日も朝一番の仕事をJFK空港で終えリムジンの待機場所で待機していた時、キュルキュルキュ~っと言う音とともに急に便意が襲ってきた。
この待機所内にもトイレはあるのだけど、とてつもなく汚いので流石にここで便を足す事は出来ない。
仕方ない、空港のターミナルまで行って用を足すか~などと気楽に思って車を走らせた。
走らせたのはいいが、便意第2弾が早くもやって来た。
うっげ~、これは大分周期が早いぞ~。
これはちょっと甘く見てたかもしれない。
このままでは次の周期が来た時に耐えることが出来るかどうか?
車を走らせながら野グソの可能性を頭に置き周囲を見たが、流石にここは空港の敷地内、そんな場所があるわけも無かった。

ともするうちに便意第3弾が慈悲も無くやって来た。
ふんっぐっ、...。
運転しながら座席の上で背中を仰け反らせながら便意に耐えた。
額に油汗がにじんできた。
思えば車の座席はトイレの便座に座っているがごとき状態なので、便意を促進させるのかもしれない。
そうこうするうちに何とかターミナル1に辿り着いた。

車をパーキングに入れて、そこから走ってでターミナル内のトイレへ...。

便意第4弾が来たと同時にズボンを脱ぐ事が出来ので、惨めな思いをすることは無かった。
そして思わず「う~、助かった~」っと声が出てしまった。
僕がトイレに来た時には誰もいなかったが、トイレをフラッシュして出ると空港の職員の兄ちゃんがそこにいて僕はちょっと気まずい思いをした。

それにしても冬本番。
腹冷え、便意には十分注意が必要になってきた。




2007/1/14

う~ん、今日は可也懐かしいアルバムを引っ張り出して聴いていた。
ロビン・トロワーがジャック・ブルースとビル・ローダンで組んで作ったタイトルもそのままの「B.L.T.」。
1981年の作品。
トリオというバンド編成に拘り続けた?ロビン・トロワーとジャック・ブルースがこれまでにバンドを一緒にやっていなかった事が不思議なくらいで、彼等の出会いは必然的だったような気がする。
音はジャケットにもあるB.L.Tサンドイッチのように、クリスピーでありながら瑞々しい切れのある味わいのサウンドで、言わばジャック・ブルース=ベーコンの脂っこさが、ビル・ローダン=レタスによって適度に抑えられ、食べやすくなっているという事か...。
ビル・ローダンのドラムがシンプルでストレートなんだよね。
それに合わせてジャック・ブルースも比較的おとなしくストレートにベースを弾いているから、ジャックのファンの僕には少し物足りない気がしてた。
脂っこいの、好きだからな~。
80年代に入って、60年代、70年代とバリバリに楽器でバトルを繰り広げていた時代とは違った方向性や可能性をこのバンドでは模索していたんだろうね。
でもロビン・トロワー=トマト、は甘みのある果汁をこのサンドイッチ全体に行き届かせている。
曲は殆どがロビン・トロワーによるもので、ジャック・ブルースの作品は「Life on Earth」という曲のみ。
クリームでは殆どがジャック・ブルースの作品だった事を考えると、ジャックがこのバンドに求めていたものは何だったんだろうか?
ちょっと謎である。
このアルバムはハードでソリッドなロックン・ロールのオンパレードなのだが、僕のフェイヴァリットは美しいバラード「Won't Let You Down」。
今日もこの名曲に聴き入ってしまった。
素晴らしい。
明日はこのロビン・トロワー&ジャック・ブルースのプロジェクト2作目でも聴くかな~。




2007/1/9

このところ更新を怠っているので久々に...。
去年、一昨年、とたまたま2年連続で新年の聴き初めがピンク・フロイドだったのだけど、今年は逆に意識してピンク・フロイドを聴き初めとしました。
どれにしようかな~、とCDのラックを物色してたら、彼らのラスト・アルバム(再結成する前の...)であるこの作品を暫く聴いていなかったのを思い出した。
このアルバムはリアルタイムで聴いたんだけど、当時全然ピンと来なかったんだよね~。
...って言うか、今回聴くまで僕はピンク・フロイドのワースト・アルバムだと思っていて、あまり真剣に聴いた事が無かった。
何て言うか、ルー・リードの「ベルリン」をより暗くして、ジョン・レノンの「ジョンの魂」を更に何倍も重苦しくしたようなイメージだけだったんだよね。
それに日本人の僕としては不愉快にさせられるような部分があったし...。
あと一般に言われているように、このアルバムはピンク・フロイドの作品と言うよりロジャー・ウォータースのソロ作品と言った意味合いが強いし。
だってバンドで曲を組み立てていないでしょ、このアルバムでは...。
ロジャー・ウォータースがギルモアのギターとかメイソンのドラムを曲にはめ込んでるだけっぽいもんね。
いや~、でも結論から言ってしまうと、今回聴きなおしてみたら実はこの作品は可也の力作で名盤だと言う事をに気付きました。
ずしんと思いボディー・ブローを腹に受けて、暫く麻薬常習者のようにこの作品を聴き狂っていました。
前作「ザ・ウォール」より更に自分自身の内面をさらけ出しているロジャー・ウォータース。
それを聴衆が受け入れられるかどうかは別にして、これには可也凄まじいものを感じました。

sweetheart sweetheart are you fast asleep, good
'cos that's the only time that i can really talk to you
and there is something that i've locked away
a memory that is too painful
to withstand the light of day

息が詰まる程の苦しみ...。
この苦しみゆえか散々悪態をさらす無様な姿。
オブラートに包むことなく、ここまで自分の姿をさらけ出したアーティストは極わずかではないだろうか?

僕と同じようにこのアルバムがピンク・フロイドのワーストだと思っていた人がいたら、この機会にじっくりと聴き直してみてください。
また聴いた事がない人は是非とも一聴を...。
プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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