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2008/8/23

いや~、大分ご無沙汰してしまったようで...。
こんなブログでも記事をアップするのに結構時間がかかるんで、ある程度まとまった時間がないと出来ないんだよね。
じゃあ、まとまった時間がない位忙しかったのか?と言うとそういう訳でもなかったんだけど...。
最近はちょっと時間が出来るとオリンピックを観てしまって。
前回のオリンピックは全く無関心だったのに...一体どういう風の吹き回しでしょうか。

う~ん、でもスポーツという共通の言語で世界中の人たちが競い合ってるのを観るのはとても感慨のあるもので...。
いや、それにしても大変だよね、こうやって世界中の人を集めて競技をやるって言うのは。
やっぱり、ルールとかの面でも大分解釈の違いとか出てきちゃうし...って言うか、ルール自体が実際変ってしまったり...。
詳しくは知らないけど、柔道でも大分ルール面でもめたんでしょ?
柔道と言えば日本の武道なんだから日本が圧倒的に発言権があると思いきや、やっぱりこうやってグローバル化するとどんどん変化してしまうと言うか、もはや日本のものでなくなってしまうんだよね。
日本がいくら「それは柔道じゃない。」と主張しても、世界は聴く耳を持たなくなってしまう。
だからね、一概にグローバル化って言うのもね~、それがスタンダードになってしまうと多少の弊害があるかもね~?
まあ、日本がいつまでたっても圧倒的発言権を持ってるって言うのもなんだけど。

と言う事で、本題に入りますが...。
今日のこのアルバムはイル・バレット・ディ・ブロンゾ(で良いのかな?)Il Balletto Di Bronzo と言うイタリアのプログレッシブ・ロック・バンドの1972年のセカンド・アルバム。

1: Introduzione
2: Primo Incontro
3: Secondo Incontro
4: Terzo Incontro
5: Epilogo
6: Tua Casa Comoda * Bonus Track*

サンプル♪

ロックが1950年代にアメリカで生まれ、それが世界中に広まって今やロックのない国なんてないんじゃないかと思われるくらいに成長していった。
もう言ってみればロックはグローバル化して原型をとどめない形に変ってしまった。(プログレッシブ・ロックなんて言うのはそういう意味ではその代表と言えるかもしれない。)
しかし英語のロックン・ロールが原型でありスタンダードと考える人にとって、こういったロックの変化や更に別の言語でそれを演るなんて言うのは邪道でもってのほかだったことだろう。(パンク・ロックの登場にはそう言った意識が多少なりとも存在していたと思う。)
ただ元がどうであったにしろ、その物が様々な土地に流れ着き、生き残る為にそこの風土に適した形で変化していくのは当然の事と言えるし、だからこそそこにオリジナルにない味わいが出てくるんじゃないかと、僕は思うんだよね。
だからこのバンドのようにイタリア語でやってるロックと言うのも、とても泥臭いヨーロッパ臭を放っていて、人によっては可也はまってしまうんじゃないかな~と思うんだけど。

このアルバムは学生の頃先輩のアパートで、「このアルバムはイタリア語だけど、言葉が音にのってるからそれ程気にならないよ。」と勧められた作品だった。
でもその後僕はこのアルバムを聴くに至らなかったんだけど、つい最近ひょっとアマ○ンでみていたら比較的安価で販売していたので思わず購入した。
そして届いたのが数日前なので、正直言うと未ださほど聴きこなしていない。
いや~、でもこれは最初に聴いた時から僕がステレオタイプ的に抱いているナポリタン・プログレ、もとい!、イタリアン・プログレのツボをドンピシャと押してくれました。
う~ん、オリーブ油とトマト・ソースの臭いがプンプン!!
イギリスのプログレ・バンドが持っていた神秘的な部分をオカルト的な方向へ少しずらしながら、ワイルドなハード・ロックをブレンドして人間の持つ狂気へと繋げている感じっす。
キーボード中心のバンドなんだけど、ELPのようなキーボード音のけたたましさはあまり感じられなくて、それはあくまでもバンド・サウンドという部分に重点を置いている結果なのかな?と...。 
それがまた功をなしていると言うか...。

これは久々に心が燃えた1枚になりました。

でもさ~、結局イタリアのバンドも世界と言うスタンダードでやろうと思ったら、結局そのルールに従うべく英語でやらざるを得なくなるんだろうね。
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無題
イル・バレット・ディ・ブロンゾかー。

おのれの遺伝子優先の表現が聴き手によみとれし。それが心地よき音を奏で。
アパートで一緒に聴いたとき、音の印象がなぜかフラワートラベリンバンドとかぶるのね。
と言った記憶が残り。

様々をごちゃごちゃ計算せず、己ありきで、
全力を出して頂けた音楽はすばらしく、このわたしにも感動をあたえてくれる。

だから、好き。
syd peeko 2008/11/06(Thu)23:37:03 編集
Re:無題
土着的な表現の方法がフラワートラべリンと似てるんでしょうか?
聴く側の受け止め方次第なんでしょうけど...。

心地よき音というより、心地悪い音を如何に心地よくさせるかという感じもします。
それの方が、はまった時のインパクトの強さが遙かに上回りますもんね。

素晴らしい音源です。
有難うございます。
【2008/11/08 10:25】
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
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