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2008/10/4

今週の頭に私用で叔母の住むオハイオ州クリーヴランドへ行って来た。
2年ぶりのクリーヴランド。
アメリカで衰退している都市ワースト10に見事にランクインしていたこの街には唯一僕のようなロック人間に嬉しい所がある。
それは「ロックの殿堂」。
しかしながら今回はそこに行く余裕など全く無しだったので、パス。
次回の訪問時には是非足を運びたいと痛切に思った。
それにしても今回久しぶりにこの街へ行って感じたのは、何ともアメリカ人のフレンドリーで優しい事。
NYでの生活に慣れていると、これはもう一種のカルチャーショック....。
う~ん、アメリカは広いんだな~と妙に感心して、この国を見直してしまいました。
今回叔母の友人でテキサスから来ていた人たちがいて紹介された。
元々オハイオの人たちなんだけど、テキサス辺りだとまたオハイオとは生活習慣とかそこに住む人達の気質とか色々違うんだろうな~と想像してしまった。

テキサスと言うとJFKが暗殺された街ダラスがあり、オイル・ビジネスが盛ん?(良く知りません...。すみません。)で、ブッシュ大統領の出身でもある事が直ぐ頭に浮かぶ。
う~ん、何とも暗躍した世界の砂嵐が僕の頭の中で吹きまくりと言う感じだけど、いやいや、テキサスと言って忘れてはいけないのがこのブルース野朗、スティーヴィー・レイ・ヴォーンでしょう。

と言う事で、彼の1983年のデヴュー・アルバムを久しぶりに聴いていた。

1. Love Struck Baby (S.R. Vaughan) – 2:19
2. Pride and Joy (S.R. Vaughan) – 3:39
3. Texas Flood (Larry Davis, Jim W. Scott) – 5:21
4. Tell Me (Chester Burnett) – 2:48
5. Testify – 3:20 *
6. Rude Mood (S.R. Vaughan) – 4:36
7. Mary Had a Little Lamb (Buddy Guy) – 2:46
8. Dirty Pool (Doyle Bramhall, S.R. Vaughan) – 4:58
9. I'm Cryin' (S.R. Vaughan) – 3:41
10.Lenny (S.R. Vaughan) – 5:00

いや~、それにしても、ぶっといギターの音だね~。
この人、ジャケットに描かれてるようにストラトキャスターがメインなんだろうね、シングルコイルらしい何ともシャキシャキで切れ味の良い音なのに線が細くないんだな~。
ブルースには違いないんだけど、限りなくロックに近いブルースだよね。
...って言うか、ブルース自体ロックが登場してから、(特にジミヘンやクラプトンが登場して以来...、)ロック寄りになったと言うか、ロックに犯され続けてきた感がある。
う~ん、ちょっと近親相姦みたいだけど...。
だからこれは純粋に現代のブルースと言っていいかも知れない。
いや~、しかし5曲目の「Testify」と6曲目の「Rude Mood 」のインスト・ナンバー連発は圧巻ですな~。
特に「Testify」はモロ、ジミヘンではないですか。
これは堪りませんな~。
ただドラムのお兄さんにもうちょっとミッチ・ミッチェル風にオカズをビシバシ入れて派手に叩いてもらいたかったっすけど...。
...って、それはただジミヘンの幻影を見てるだけなのかな?
いや、ドラムのお兄さんはタイトで、それはそれで良いと思います。
失礼いたしました。
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2008/9/27

いや~、もう今週は国連総会のおかげで大変な迷惑をこうむりましたわ。
...って、あんまり自分勝手なことを言ってはいけないけど(皆さん世界平和のためにやってはるんでしょうから...。)
もう街中彼方此方道路が閉鎖されて大渋滞。
特にブッシュが来ていた火曜日(大統領を呼び捨てですか?)は、もう最低だった。
通常全く渋滞がない時JFK空港~マンハッタン間は20分から30分で行ける。ただ基本的にいつでも混んでいるので、大体1時間を目安にしているけど。
ところが火曜日はこの渋滞のせいで2時間以上かかった。
2時間以上ですよ!
2時間って言ったら、マンハッタンからウッドストックまで行けちゃうよ!...って、あまり実感のない例えだけど...。
お客さんにも流石に苦笑いで、「今までの最長時間ですな。」などと皮肉を言われてしまった...。
大体において何で国連はニューヨークにあるの?
どっか海の真ん中に島でも作ってさ、そこに国連は移転してもらいたいよね。
そしたら一般の人には全く迷惑はかからないから。

と、そんなこんなで今週はカナダのロック・バンド、ラッシュの1977年のこのアルバムを聴いていた。
「王よさらば。」とでも訳せばいいのかな?
そう言えば、王監督が引退を表明したらしいけど...関係ないか...。

All songs music written by Alex Lifeson and Geddy Lee with lyrics by Neil Peart, except where noted.

1. A Farewell to Kings (Music: Lee, Lifeson, Peart) – 5:51
2. Xanadu" – 11:08
3. Closer to the Heart (Lyrics: Peart, Peter Talbot) – 2:53
4. Cinderella Man (Lyrics: Lee) – 4:21
5. Madrigal – 2:35
6. Cygnus X-1 (Music: Lee, Lifeson, Peart) – 10:25

このアルバムが発表された1977年はロンドン・パンク元年で、パンク・ロックが隆盛を極めていた時。
パンク以外のロックはオールド・ウエイブなんて言うカテゴリーで一まとめにされてしまって、目の敵にされていた。
特に前記のピンク・フロイドに代表されるプログレはそう。
それにも拘らず、キング・クリムゾンのロバート・フリップなどはパンク・ロックを絶賛していたし、他の所謂オールド・ウエイブの代表的なアーティストでも同様のにパンクに賛辞を送っている人は多かった。
そんな中、ロンドンからもニューヨークからも少し距離のあるカナダで(実際地理的距離なんてあまり関係ないんだけど...。)オールド・ウエイブというか、ある意味時代錯誤に近かったプログレッシヴ・ロックを後追いの形でやっていたラッシュにとっては、この事態がどういう風に写ったのかとちょっと謎だった。
でもこのまさにパンク旋風ど真ん中の時代にリリースされた、このアルバムが示す「王様の終焉」と言う意味を考えると、それはやはり「オールド・ウエイブのロックの終焉」と自ら自虐的になって語っていたのかな~なんて思ったりもしていた。
う~ん、しかしながら今回聴いていて、「そうじゃないな~...。」って勝手に自己反論してしまった。
それは今回マンハッタンを車で走っていて、パトカー数台に警護されながら移動してる各国の要人達の姿を見ながら漠然と思った事。
一体何でこんな事が起こっているのでしょう?
まるで彼等は昔の「王様」達のよう。
でももう、「王様」は要らないよ、特に私利私欲でぶくぶく太った王様は...。
ジョン・レノンが「イマジン」で

Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace...

って、歌ってたように、「国」なんて、「王様達」なんて、ないことを想像してみようよって、自分に語った時に、ああ、やっぱりこのラッシュのアルバムは純粋に「Peace」を歌っていたのだな~って実感した次第で...。

まあ実際2曲目の「Xanadu」とは桃源郷を意味した言葉で、ある一部の権力者に支配される世界でない理想郷を表現してるんだろうし...。

そして「Closer to the Heart 」でも

And the men who hold high places
Must be the ones to start
To mould a new reality
Closer to the heart

と歌われているように、現代の王様達に送られたメッセージであるんだろうな~と分かる訳で...。

いや~、やっぱりこう言うメッセージは実際、世界中の「the men who hold high places」に聞いてもらいたいっすね。
本当に。

そうしたら、渋滞も起こらなくなるし...、って随分と言ってる事が小さいな...。







2008/9/20

世間一般の方はもうそろそろピンク・フロイドのキーボーディスト、リック・ライトの追悼儀式は終えているんではないかと思うんですが、そういう世間の波に乗れず僕は未だに追悼モードです。

う~ん、それにしても無念の一言。
ロック界には数々の超名キーボーディストがいるけど、リック・ライトのような個性を持っている人は他にいないのではないか。
そして、その個性がこの超ビック・バンド、ピンク・フロイドにどれだけ重要な位置を占めていたかは、彼らのこの1969年の2枚組アルバムを聴けば明白である。

Disc one: live album

1. Astronomy Domine (Syd Barrett) – 8:29
2. Careful with That Axe, Eugene (Waters/Wright/Gilmour/Mason) 8:50
3. Set the Controls for the Heart of the Sun" (Waters) – 9:15
4. A Saucerful of Secrets (Gilmour/Waters/Mason/Wright) – 12:48
   Something Else
   Syncopated Pandemonium
   Storm Signal
   Celestial Voices

Disc two: studio album

1. Sysyphus (Wright) – 13:26
   Part 1 1:08
   Part 2 3:30
   Part 3 1:49
   
Part 4
6:59
2. Grantchester Meadows (Waters) – 7:26
3. Several Species of Small Furry Animals Gathered Together in a Cave and Grooving with a Pict (Waters) – 4:59
3. The Narrow Way (Gilmour) – 12:17
   Part 1 – 3:27
   Part 2 – 2:53
  
   Part 3
– 5:57
4. The Grand Vizier's Garden Party (Mason) – 8:44
   Part 1: "Entrance" – 1:00
   Part 2: "Entertainment" – 7:06
   Part 3: "Exit" – 0:38

アルバムは1枚目がライブ音源、2枚目がスタジオ録音、と言う変則的な構成になっているが、特にライブ音源においてライトのキーボードがどれだけフロイドに必要不可欠であったかを如実に語っている。
個人的にはこのアルバムのライブ音源が他のどのアルバムより一番ピンク・フロイドらしい姿ではないかと思っているんだけど、この怪しげで危ない雰囲気を作り上げているのがライトのキーボードなのである。
そう、極端に言ってしまえば、ライトのキーボードこそピンク・フロイドなのだ。(繰り返し断りますが、「極端に言ってしまえば」と言う事です。)
このバンドの初期はシド・バレットと言う天才によってその狂気の世界を表現してきた。そして彼の脱退後、ロジャー・ウォーターズによってそれは引き継がれ形を変えて作り上げてきた。
しかし、その違った世界観の橋渡しはニック・メイソンの大海のようなうねりのあるドラムとライトの霧が霞むようなキーボード・サウンドによってなされたのは間違いのない事で、特にライトの存在が大きな鍵を握っていたように思う。
それは、このアルバムのライブ音源の構成にシド・バレット・フロイドの頃の曲「Astronomy Domine 」の演奏が収録されてる事によって良く聞き取る事が出来る。
これってシド・フロイドに決別を告げながらもそれを引きずっているバンドの姿が浮き彫りになってくるんだけど、ここでの音世界を牛耳ってるのは明らかにライトのキーボードだし、それはその後の3曲でも変ることなく世界を包み込んでいるのだ。
「A Saucerful of Secrets 」は「宇宙の創生を表現している。」と友人の友人が語っていたが、一歩踏み込んでこれは「地球創生から人類の誕生まで。」を表現しているのではないかと考えるんだけど、(或いは単に「生命の誕生」かもしれない)一番感動的な部分はライトのハモンド・オルガンなのだ。(ギルモアのスキャットだ!という説もある。)
兎に角、ライトの存在がどれだけピンク・フロイドにとって重要であったのかという事を理解していただけたのではないかと思います。

スタジオ録音の方はメンバー各自のソロの作品集的な趣きがあるんだけど、ここでもライトの作品「Sysyphus」は異彩を放っている。(う~ん、...、これはどうかな...。各自可也個性的で実験的な事をやってるからな~...。)
ピンク・フロイドの持つ現代音楽的なアヴァン’ギャルドな部分を請け負っていたのは、実はライトだったんじゃないかと思ってしまうんですな~、この作品を聴くと...。


...もうそろそろ時間だな...。(出かけなくてはいけないので。)
では、急ぎでもう少し...。

今回はリック・ライトにスポットをあててこのアルバムを聴いてみたけど、もちろん他の3人も凄い仕事をしていて、やはりこの4人がいてこそピンク・フロイドなのだな~と痛感した次第でして...。

いや~、実に素晴らしい。

あと...蛇足なんですが、メイソンの「The Grand Vizier's Garden Party 」のパート2の冒頭のパーカッションの部分が、ブルース・リーの映画「ドラゴン危機一髪」のサントラでパクられていたって知ってました?
どうでもいい話...。

ところで、このアルバムの日本語タイトルは「馬熊」もとい!「ウマグマ」だけど、アメリカ人に「ウマグマ」って言っても通じませんよ。
昔バンドの友達とフロイドの話をしていて、一生懸命「ウマグマ」って言ったんだけど通じず、結局最後に「あ~、アマガマか~。」って言われた事があるんっす。
アルファベットの「U」が最初に来ると大概「ウ」とは発音しないでしょ。
「Us」は「ウス」とは言わないし「Under」を「産んだー!」もとい!「ウンダー」とは読まないように...。
じゃなんで、「ウマグマ」なんてつけたのか?
これ、実は本当は冒頭に言った「馬熊」なんじゃないかな~?なんて思っている 今日この頃なんです。
いや~、またどうでも良い話をしてしまった...。




では最後に...。

心よりリック・ライト氏の冥福をお祈りいたします。


2008/9/15

僕のようなロック・オジサンの世代では「ベック」と言えば、当然それは「ジェフ・ベック」の事を指し、常識だった。
でも今の世代の若者にとって「ベック」とは、おじさん達の語る孤高のギタリスト「ジェフ・ベック」ではなく、それはおそらくこのオルタネイティブ・ロックの星?「ベック」を指し、常識なんだろうと想像する。

そもそも、「常識」って言う言葉自体可也曖昧なもので、日本にいるときには日常茶飯事で使っていた言葉だし、使われていた言葉だけど、今は殆ど使うことないし使われることもない。
限定された範囲内での共通の約束事とでも言うべきか、同じ方向のベクトル内でだけ有効な意識と言うべきか...、兎に角そう言う実体がない世界では「死語」に等しい。

おそらくこの「常識」と言う意識について書き始めたら、僕の少ない知識や低い教養では収拾つかなくなってしまう上、ボロが出てしまうので止めます。
ただミュージシャンと言われる人たちが、この言葉に囚われていたらきっとツマラナイ音楽しか発信できないだろうな~とは真に思う。

数々の偉大なロック・ミュージシャン達は色々な形でその「常識」を覆してきた。
それが成功したかしなかったかの問題ではなく、創造に必要な囚われない自由な意識を常に持っていたということだろうか。

ベックの2002年のこの作品はある意味で彼のファンの常識を覆していたと言えるかもしれない。

All songs written by Beck Hansen.

1. The Golden Age – 4:35
2. Paper Tiger – 4:36
3. Guess I'm Doing Fine" – 4:49
4. Lonesome Tears – 5:38
5. Lost Cause – 3:47
6. End of the Day – 5:03
7. It's All in Your Mind – 3:06
8. Round the Bend – 5:15
9. Already Dead – 2:59
10.Sunday Sun – 4:45
11.Little One – 4:27
12.Side of the Road – 3:23

何とも脱力感と言うか、レイドバックしたような感覚で空気を満たしているこのサウンドは素晴らしい。
ザ・バンドとも違うし、ピンク・フロイドとも違う。
ましてやレイディオヘッドとも違った空気感....。
まさにベックの独特な世界観をシンプルに表現した音世界なんですな~これが。
 
「Round the Bend 」辺りを聴くと、可也ニック・ドレイクっぽいな~とも思うんですが(笑)僕は好きなんで全然許してしまいます。

この数日はこれを聴きながら仕事して、脱力しています。
...いや、単にダレてるだけなのかも。



2008/9/10

これまた長いことブログをサボってしまいました。
と言っても、今月に入って仕事が忙しくなったので仕方がないんだけど...。

実は先週の金曜日にのプログレ好きのおじさん4人が集まって、何やかんやとロック談義で大いに盛り上がったんだよね。
う~ん、ああやって飲みに行くなんて何年ぶりの事だろうか?
でも良いね、好きな事で盛り上がれるのは。
ストレスの発散になる。

そのうちの一人の人とは初対面だったんだけど、その人はベックの大ファンで僕がベックの作品の中でどれが一番かって訊いたら、この通称「オレンジ」という1972年のこのアルバムを上げていたんで、僕は先週から久々にこれを聴いていたと言う訳です。

All tracks composed by Jeff Beck; except where indicated

1. Ice Cream Cakes
2. Glad All Over (A. Schroeder, S. Tepper, R. Bennett)
3. Tonight I'll Be Staying Here With You (Bob Dylan)
4. Sugar Cane (Beck, Steve Cropper)
5. I Can't Give Back The Love I Feel For You (Valerie Simpson, Nickolas Ashford, Brian Holland)
6. Going Down (Don Nix)
7. I Got To Have A Song (Stevie Wonder, D. Hunter, L. Hardaway, P. Riser)
8. Highways
9. Definitely Maybe

Personnel
Bob Tench on vocals
Clive Chaman on bass
Max Middleton on keyboards
Cozy Powell on drums
Jeff Beck on guitar

いや~、相変わらず尖ってますねベックのギターは...。
尖り加減では「ワイアード」が最高かなと思っていたけど、いやいやこの頃のベックも可也ギラギラです。
「ワイアード」はギター・インストの作品だからギラギラなのは当然なんで、基本的にこっちはヴォーカル・バンドだから刀が鞘に納まってる感じだよね。
でも刀自体は両方とも全く同じ切れ味なんだな。

しかし、いつも思うんだけど、ベックって兎に角ギターが1番大切なんだね。
ギタリストだから当たり前だろ!って?
いやいや、僕が言いたいのは、彼は音楽よりギターの方が大切だと思ってるだろうって事。
こう言うギタリストっているようでそんなにいないと思う。
ジミー・ペイジだって、クラプトンだって、ギターは音楽を奏でる為にあるって言う認識の下で演奏してると思うし、あのジミヘンですらきっと音楽が最優先だったと思うよ。
でもベックは違っているんだな~。
ギターじゃなけりゃ音楽をやる意味がない位に思ってると思う。
いつものように何の根拠もなく言ってる僕ですけど...。

でもさ、だからかこのアルバムでは圧倒的に「I Can't Give Back The Love I Feel For You」と「Definitely Maybe」の2曲のインスト・ナンバーが光っていると思わない?
Bob Tench のヴォーカルが良くないって言う事じゃないんだけど、やはりジェフ・ベックのような刀は鞘に納まったままでなく、バッサバッさと切らないと輝きを失ってしまう名刀なんだろうな~。
クラプトンなんかは鞘に納まったまま博物館に保存されてしまった感があるけど...。
ギター・インストにベックが踏み込んだ出発点はここら辺にあったのかな?

しかしまあ、ジェフ・ベック・グループ第1期のセカンド・アルバムはリンゴのジャケットで、第2期のセカンドはオレンジとは...よっぽどベックはフルーツが好きだったんだろうか(笑)


2008/8/23

いや~、大分ご無沙汰してしまったようで...。
こんなブログでも記事をアップするのに結構時間がかかるんで、ある程度まとまった時間がないと出来ないんだよね。
じゃあ、まとまった時間がない位忙しかったのか?と言うとそういう訳でもなかったんだけど...。
最近はちょっと時間が出来るとオリンピックを観てしまって。
前回のオリンピックは全く無関心だったのに...一体どういう風の吹き回しでしょうか。

う~ん、でもスポーツという共通の言語で世界中の人たちが競い合ってるのを観るのはとても感慨のあるもので...。
いや、それにしても大変だよね、こうやって世界中の人を集めて競技をやるって言うのは。
やっぱり、ルールとかの面でも大分解釈の違いとか出てきちゃうし...って言うか、ルール自体が実際変ってしまったり...。
詳しくは知らないけど、柔道でも大分ルール面でもめたんでしょ?
柔道と言えば日本の武道なんだから日本が圧倒的に発言権があると思いきや、やっぱりこうやってグローバル化するとどんどん変化してしまうと言うか、もはや日本のものでなくなってしまうんだよね。
日本がいくら「それは柔道じゃない。」と主張しても、世界は聴く耳を持たなくなってしまう。
だからね、一概にグローバル化って言うのもね~、それがスタンダードになってしまうと多少の弊害があるかもね~?
まあ、日本がいつまでたっても圧倒的発言権を持ってるって言うのもなんだけど。

と言う事で、本題に入りますが...。
今日のこのアルバムはイル・バレット・ディ・ブロンゾ(で良いのかな?)Il Balletto Di Bronzo と言うイタリアのプログレッシブ・ロック・バンドの1972年のセカンド・アルバム。

1: Introduzione
2: Primo Incontro
3: Secondo Incontro
4: Terzo Incontro
5: Epilogo
6: Tua Casa Comoda * Bonus Track*

サンプル♪

ロックが1950年代にアメリカで生まれ、それが世界中に広まって今やロックのない国なんてないんじゃないかと思われるくらいに成長していった。
もう言ってみればロックはグローバル化して原型をとどめない形に変ってしまった。(プログレッシブ・ロックなんて言うのはそういう意味ではその代表と言えるかもしれない。)
しかし英語のロックン・ロールが原型でありスタンダードと考える人にとって、こういったロックの変化や更に別の言語でそれを演るなんて言うのは邪道でもってのほかだったことだろう。(パンク・ロックの登場にはそう言った意識が多少なりとも存在していたと思う。)
ただ元がどうであったにしろ、その物が様々な土地に流れ着き、生き残る為にそこの風土に適した形で変化していくのは当然の事と言えるし、だからこそそこにオリジナルにない味わいが出てくるんじゃないかと、僕は思うんだよね。
だからこのバンドのようにイタリア語でやってるロックと言うのも、とても泥臭いヨーロッパ臭を放っていて、人によっては可也はまってしまうんじゃないかな~と思うんだけど。

このアルバムは学生の頃先輩のアパートで、「このアルバムはイタリア語だけど、言葉が音にのってるからそれ程気にならないよ。」と勧められた作品だった。
でもその後僕はこのアルバムを聴くに至らなかったんだけど、つい最近ひょっとアマ○ンでみていたら比較的安価で販売していたので思わず購入した。
そして届いたのが数日前なので、正直言うと未ださほど聴きこなしていない。
いや~、でもこれは最初に聴いた時から僕がステレオタイプ的に抱いているナポリタン・プログレ、もとい!、イタリアン・プログレのツボをドンピシャと押してくれました。
う~ん、オリーブ油とトマト・ソースの臭いがプンプン!!
イギリスのプログレ・バンドが持っていた神秘的な部分をオカルト的な方向へ少しずらしながら、ワイルドなハード・ロックをブレンドして人間の持つ狂気へと繋げている感じっす。
キーボード中心のバンドなんだけど、ELPのようなキーボード音のけたたましさはあまり感じられなくて、それはあくまでもバンド・サウンドという部分に重点を置いている結果なのかな?と...。 
それがまた功をなしていると言うか...。

これは久々に心が燃えた1枚になりました。

でもさ~、結局イタリアのバンドも世界と言うスタンダードでやろうと思ったら、結局そのルールに従うべく英語でやらざるを得なくなるんだろうね。


2008/8/12

数日前にちょっと不思議な偶然が重なって、何となく気持悪いような気がした。

その日何故か妙にグレイトフル・デッドを聴きたくなって、仕事に彼らのアルバム「ブルース・フォー・アラー」を持参して聴いた所、僕にとって近年にないくらいの大ヒット。
いや~、このアルバムって凄いな~って感動の嵐に巻き込まれ、何度もリピートして聴いていた。
そして、一応交通情報や天気予報の確認の為ラジオのニュース局にスイッチして聞いたニュースに驚いた。
その日はグレイトフル・デッドのシンガー&ギタリスト、ジェリー・ガルシアの命日だったのだ。
お~、何と言う偶然。
これは、ジェリー・ガルシアの霊にデッドを聴くよう仕向けられたのか?(笑)、な~んて、思っていた。

そして一昨日。
やはり何故かアイザック・ヘイズのこの1971年同名映画のサウンドトラックを聴きたくなった。
そして仕事に持参して聴きながら、お~、カッチョえ~、何て感動に浸っていたが、交通情報の確認の為ラジオのスイッチをひねると...。
何とアイザック・ヘイズが亡くなったとのニュース。

え~っ。

う~ん、単なる偶然とは言えこんな風に連日で似たような事が起こると何だか気味が悪い。
これからは仕事に持参するCDの選択にも気を付けないと...。

でも、昨日はこのアルバムをず~っと聴いていたので大丈夫。

1. Theme from Shaft
2. Bumpy's Lament
3. Walk from Regio's
4. Ellie's Love Theme
5. Shaft's Cab Ride
6. Cafe Reggio's
7. Early Sunday Morning
8. Be Yourself
9. A Friend's Place
10.Soulsville
11.No Name Bar
12.Bumpy's Blues
13.Shaft Strikes Again
14.Do Your Thing
15.The End Theme

アナログ盤では2枚組の大作だったようですな。
ソウルをベースにしたインスト中心(ヴォーカルがあるのは3曲だけ)の所謂映画音楽なんだけど、マンハッタンの街中を車で走りながら聴くBGMとして最高に気分を盛上げてくれる。
昨日は涼しかったのでエアコンを切って窓を開けながら大音量で「Theme from Shaft」を聴いていたら、信号で隣りに止まった黒人のおっちゃんがこっちを見て「Yeah, Baby」と言っていた。
この大ヒットした「Theme from Shaft」は今聴くとソウルからディスコへの起点に立ってるような気がする。
リズムが軽快になり、ストリングスのアレンジがより洗練され、音がつややかになっているせいか...。
しかし14曲目の「Do Your Thing」は20分近くに及ぶ大作で、泥臭いファンキーなジャムをダラダラと繰り広げていて僕は気持ち良い。
これは一度でもワンコードなりツーコードなりスリーコードなりのジャムを経験したことのある人なら分かってもらえるかも知れない。
これを聴いているとまるで自分がジャムっているかの錯覚に陥るのだ。

ところで、この邦題「シャフト旋風」(だったと思うけど)と言う映画は、黒人による黒人の為の映画という事で話題になった作品だったと記憶している。
60年代に白人社会に溶け込もうと努力した黒人社会。
その結果、70年代に入って出来たのが黒人による黒人の為の映画だったのはあまりに悲しい。

今年、もしかすると初の黒人大統領になる可能性のあるアメリカ。
実際の所根底の部分では70年代からどれほどの変化があるのだろうか....。
アイザック・ヘイズも天国から見守っている事だろう。



2008/8/5

夏真っ盛りですが、さして暑くもなく気持ちの良い天気が続くニューヨークですな~。
こう言うときは夏らしい音楽を聴きたくなるもんで、日本ではサザンとかチューブとかって言うバンドが定番だったけど(今でもそうなのかな?)やはりアメリカではこのビーチ・ボーイズが筆頭ではないでしょうか。(本当?)

と言う事でここ数日彼らの1968年のこのアルバムを聴いてました。

1. Meant for You
2. Friends
3. Wake the World
4. Be Here in the Mornin'
5. When a Man Needs a Woman
6. Passing By
7. Anna Lee, the Healer
8. Little Bird
9. Be Still
10.Busy Doin' Nothin'
11.Diamond Head
12.Transcendental Meditation

このアルバム、何とも驚きなのが全プレイング・タイムがたったの25分30秒。
今の時代平気で60分~70分とか収録されているのを思うと、まるで詐欺ではないかと感じてしまうほどの短さ...。
でもね~、長いからって良いもんでもないし(って言うか、60分の収録はちょっと僕には長すぎる...。)この作品に関して言えば、実際の時間の短さを感じさせない位、作品が充実してるので聴き終わった後での満足感は十分に得られるのである。
このアルバムはサーフィン・ミュージックをやっていたビーチ・ボーイズが1966年のアルバム「ペット・サウンズ」からそれを脱却し、バンドとして新境地を切り開いていた時期のもの。
アルバム「ペット・サウンズ」は当時世間から理解されなかったどころか、バンド・メンバーからも「誰がこんなの聴くんだ?犬か?」などと言われ(だからペット・サウンズと言うタイトルが付いたらしい..。)主犯のブライアン・ウイルソンが精神的に痛めつけられてしまったのは有名な話。
しかしそんな自体にも拘らずビーチ・ボーイズは結果的にその後サーフィンには戻ることなく、「ペット・サウンズ」的な実験的音楽の道を辿っていったのはやはり時代のせいだったのだろうか?
しかも「ペット・サウンズ」はブライアン・ウイルソンの単独犯であったけど、このアルバムではメンバーそろっての共犯と言った所だ。
マイク・ラブがこの時期にビートルズやドノヴァンと一緒にインドでマハリシの教義を受けていたし、ヴェトナム戦争、サイケデリック・ヒッピー文化、の中、やはり楽天的なサーフィン・ミュージックを続けていくような状況でなかったのだろう。
彼等はそれが自分達の売りだったにも拘らず、サーフィンで青春を謳歌するをやめた。しかしながらその後山に籠もってしまった訳でもない。
彼等は常に自分達が「ビーチ・ボーイズ」であることは認識していて、サーフィンは辞めても波の音のする太陽の光の下から離れはしなかった。
この作品の端々にもそれらを感じる事が出来る。

オープニング・ナンバーの「Meant for You」はたった38秒と言う超短編にも拘らず、何とも深い味わいのある作品である。

As I sit and close my eyes
There's peace in my mind
And I'm hoping that you'll find it too
And these feelings in my heart
I know are meant for you

Meant for you

さあ音楽でも聴こうと思い、僕はこのアルバムをCDにセットし、ヘッドフォンを着け、椅子に腰掛け、目を閉じ、音に身を委ねる...。
そこには自分と同じ事をしているブライアン・ウイルソン( 声の主はマイク・ラブだけど...。)の姿があり、「この自分の中にある平和なフィーリングが、どれだけ君達に意味合いのあることか...。」と優しく語りかけてくるのである。

う~ん、美しい。これこそピースなのである。
この後の曲を聴かなくても良いと思う位、価値のある名曲である。

そしてアルバム・タイトル・トラックの「Friends」。
「友達」。
1曲目の流れからすると、このFriends の意味するところは、このアルバムを聴いている人全てと捕らえても無理矢理ではないような気がする。
僕個人的にはその位に意味を広げた方がしっくりくるし...。
ただジャケットの左側の人の顔がポール・マッカートニーに見えるんだけど、そうだとしたら自分の身近な友達を意味してるのかな?

アルバム後半にデニス・ウイルソンの作品「Little Bird」と「Be Still」が収録されているんだけど、これがあのチャールズ・マンソンとの共作ではないかとの噂のある問題作。
チャールズ・マンソンはご存知の方も多いだろうけど、当時の女優シャロン・テートを残虐に殺した狂人。



しかしながら、穏やかでピースフルなとても美しい曲である。


夏はこれからが本番。
ビーチ・ボーイズの音楽のように平和に日々を過ごしたいですな~。


2008/7/28

僕は超常現象とかUFOとかの話が好きで、YOUTUBEなどでもその手の物をよく観る。(特に今の時期は心霊もの...稲川淳二氏の話は大好きだな~。滅茶怖いけど...。)
で、この間子供と一緒に日本のテレビを観ていて、UFO は実はタイム・マシンで、それに乗っている宇宙人と思われた人達ってのは未来人なんじゃないかという話があって妙に納得してしまった。
う~ん、実際何千年も先、人類が滅んでいなければの話だけど、時空(って言えばいいのかな?)の研究が進んでタイムマシンが完成してもおかしくないかもしれない。
じゃあ、宇宙人って、やっぱり存在しないのかな?

そんなこんなを考えていたら、お~っ、そう言えば UFO と言うバンドがあったな~、なんて思ってCDを出してきた。
しかし、恥ずかしながら僕は真剣にこのバンドを聴いていなかったので、この1992年にリリースされたベスト盤しか持っていない。

1. Doctor Doctor
2. Rock Bottom
3. Out In The Street
4. Mother Mary
5. Natural Thing
6. I'm A Loser
7. Only You Can Rock Me
8. Lookin' Out For No. 1
9. Cherry
10.Born To Lose
11.Too Hot To Handle
12.Lights Out
13.Love To Love
14.This Kids
15.Let It Roll
16.Shoot Shoot

このバンドの存在を知ったのは高校生の時の文化祭の時。
へヴィメタルをやっていた友達のバンドが「Doctor Doctor」と「Rock Bottom」のコピーをしていて聴いたのが最初だった..。
う~ん、本物じゃなくて高校時代の同級生のコピーが最初の出会いとは、幸か不幸か...。(いや~、しかし、あの頃は文化祭でパープルの「ハイウエイスター」と双璧をなして「Doctor Doctor」をやってるバンドが多かったような気がする。)
だからか、僕の中ではこのバンドはハード・ロックというよりへヴィメタルと言う印象が強かった。
でも今こうして聴くと、単にハードとかへヴィを売り物にしていたバンドではなく、メロディを重視した正統派ブリティッシュ・ハードだったんだな~と思いながら聴き入ってしまった。
このベスト盤はマイケル・シェンカーが加入してからの黄金期の作品のみ収録で、それ以前の 1枚目、2枚目、の曲が収録されていないのが少し残念。(それは単に僕が聴いたことがないのが理由に過ぎないけど...。)
UFO は1969年結成なので結構古株のバンドなんだけど、当時の多くのハードロック・バンドがブルースをルーツに自分たちの音楽を展開していたのと違い、彼等はハードロックが出発地点となってるような気がする。(1、2枚目を聴いたら意見が変るかもしれないけど...。)
そこら辺が後のへヴィ・メタル・バンドに与えた影響の大きさの理由なのかもしれない。言わば、ハード・ロックからへヴィ・メタルへの時代の流れの中で橋渡し的存在だったのだろう。

いや~、それにしても、カルロス・サンタナと並びロック界3大泣きのギタリストの一人であるマイケル・シェンカー(あと一人は誰?)の演奏もさることながら、僕はピート・ウエイのシンプルだけど独特なグルーヴを生むベース・ラインに惚れてしまった。
「Rock Bottom 」のリフやソロのバックであんなラインなかなか出てこないんじゃないだろうか?
そう言えば、学生時代の先輩Mさんもピート・ウエイのベースに惚れていたっけな~。

甘酸っぱいな~、UFO...。 


2008/7/22

いや~、暑い日が続く今日この頃、如何お過ごしですか?
僕はここ数日、ハートの1977年リリースのサード・アルバムにハマりながら暑さをしのいでおります。

1. Barracuda
2. Love Alive
3. Sylvan Song
4. Dream Of The Archer

5. Kick It Out
6. Little Queen
7. Treat Me Well
8. Say Hello
9. Cry To Me
10.Go On Cry

何とも中世の魔女みたいな雰囲気のジャケットなんだけど、このウイルソン姉妹が鏡と櫛を持っているので何か意味ありだなと思ってちょっと調べたら、これは多分グリム童話の「水の魔女」(英語タイトル「The Water Nixie」原題「Die Wassernixe」)から来ているのじゃないかと推測できた。(いや~、今の時代は本当にキーひとつで簡単に調べられるね~。)
このジャケットが何を言わんとしているのかははっきりと分からないけど、これはレコード会社を移籍後の第一弾だし、当時この美人姉妹がレズビアンの関係にあったとか言う噂を立てられたりしてたのを考えると、この童話の中に出てくる魔法の力と自分達の奏でる音楽の力を重ね合わせて、諸問題に立ち向かう自分達の意志を表現したのかな~何て思った。

レッド・ツェッペリンに多大な影響を受けたことで知られているハートだけど、このアルバムでも彼方此方にその痕跡を見ることが出来る。
オープニングを飾る彼女等の代表的なロック・ナンバー「Barracuda」も何となくゼップ的。人によっては、ベースのリズムは「アキレス最後の戦い」から来てる、って言うけど、う~ん、でも全体的な曲の印象は「アキレス最後の戦い」とは全然違っている。
いや~、でもストレート中にもアイデアが詰まっていてメチャカッコいい。
僕はこの曲の2番の所の

Back over time we were all
Trying for free
You met the porpoise and me

の後の、「ア、ハハア~。」って言うアン・ウイルソンのアドリブ?に昇天してしまう一人なんだけど(って、そんな人他にいないか...。)、こんな細部にもバンドの魅力が行き渡っているのは凄い。
それにしても「Barracuda」って一体何なの?日本のコミック・バンド?って思って調べたら、オニカマスって言う魚の事だったんだね。



どう猛な魚らしくて、そこからか英語では「どう猛な人」を指すらしい。
う~ん、と言う事は、この曲でハートは、ミュージシャンから搾取を重ねるレコード会社の事を皮肉ったのか、何のデリカシーもないマスコミやファンの事を歌ったのか...。

2曲目の「Love Alive」は美しい名曲ですな~。
アン・ウイルソンのフルートが非常に効果的で、ジャケットにも表れている中世的な雰囲気が漂っている。
そんな中で

Keep your love alive

と「愛を求める気持」ではなく、自分の中にある「愛する心を持ち続ける」事の責任を歌った、ある意味厳しいメッセージが歌われている。
結局物事、他人のせいじゃなく、自分の中に本当に「Love」があるのか?って言う事だと思う。

4曲目の「Dream Of The Archer」は明らかにゼップの「限りなき戦い」を意識しただろう、アコースティックなナンバー。
マンドリンが美しい。
アン・ウイルソンのヴォーカルも何処となくサンディ・デニーっぽいような気がする。...って言うか、本当なら「限りなき戦い」でロバート・プラントとデュエットするのはサンディじゃなくて私なのよって主張してるような気さえしてしまう。

僕は8曲目の軽快でポップな「Say Hello」がお気に入り。
こう言う、肯定的なのって良いな~。

...。

さあ、そろそろ仕事へ行く時間かな...。
今日も暑そうだけど、頑張っていくか。

今日はハートの1枚目でも持参していくか...。
プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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