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2006/1/20

今回のアルバニー方面への出張は、仕事的には散々だった..。
しかしながら色んなお客さんと有意義な話が出来て、僕としてはとてもためになった出張だったな~。
いくつか印象に残った話としては、人生ってジェット・コースターみたいだねって言うのがひとつ。
子供の頃は早く大人になりたくてず~っと上を向いて生きてるんだよね。だから時間が経つのがゆっくりなんだね。
つまりジェット・コースターで言う所の、発車して間もないスロープをゆっくりと登っている時に相当するんだろうね。
ところがある点を越すと、ジェット・コースターはぐわ~っと凄いスピードで下りだす。それが人生で言うと大概20歳代くらいになるのかな?
その後凄いスピードで下って行くけどその中でも少し上ったり下がったりを繰り返す...。結婚があったり、子供が出来たり、転職したり、などなど...がそう言った山になるんだろうね。そしてす~っと終点に到着するんだね。
まあ、結局人間ってある点を越すと下を見っぱなしになるんじゃないかと言う話。だから時間の流れが凄く速く感じられる...。でも感じてるだけで、実際に時計の針は子供の頃と全く同じに動いてるんだからね。
出来るだけうつむかずに、上を向いて歩こうって言う事。
そしたら、時間も昔のようにゆっくりと流れるようになるのかも。

と、また前置きが長くなったけど、(って、言うか、違うカテゴリーで書くべきなんじゃないかな?なんて最近思う...。)今日はストーンズのこの超名盤。
ロックン・ロールを知らない人に、ロックン・ロールって何?って訊かれたら、僕は黙ってこのアルバムを差し出すと思う。
ロックン・ロールって何か教えてくれる、素晴らしい歴史的アルバムだね。
アナログで2枚組が、CDでは1枚にまとめられていているので、そこに違和感を感じる人もいるかもしれないけど、僕はこのロックン・ロールの音の洪水にず~っと休むまもなく身を委ねられるので1枚にまとめられたCDも好きかも知れない...。
時代的にも、2枚組って言う事からも、録音されたのが地下室と言う事からも、ディランとザ・バンドの「地下室」を想像させられるけど、双方とも素晴らしいアルバムに間違いない。
フリークスをあしらったこのジャケットは可也エグイ。
「俺達もこのフリークスと似たようなもんさ。」とでも言いたいかのようである..。
キースが骸骨のアクセサリーをよく身につけているのを思い出す。彼曰く「人間皮を引っ剥がせば、みんな同じ骸骨なんだぜ。」
1曲1曲、可也高いクオリティーの曲が収録されているが、僕は特に「Shine a Light 」にいつも心をゆすぶられる...。

May the good Lord shine a light on you
(Yeah) Make every song your favorite tune
May the good Lord shine a light on you
(Yeah) Warm like the evening sun

ストーンズって、一般にワルのイメージが前面に押し出されてるけど、こんな優しい事を歌ってくれるんだよね。
救われるよね..。

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2006/1/19

昨晩は夜中まで仕事だったので、今日の出張の準備が出来なかった。そのため今朝は朝5時半に会社へ出勤せざるをえず、準備が完了した後そのままアルバニーへ出発した。
いや~、眠いったらありゃしない...。
だって結局3時間しか寝てないのに、それなのにこのまったりとした長距離運転だもんね。
睡魔が襲ってくるのも当然だよな~。
う~ん、仕方ない、腹も少し減ったしマックで少し休憩する事にしよう..。
そしてちょっと仮眠を取ったが、逆にもっと寝たくなってしまった...。
困るなこれじゃ...。
よ~し、気分転換にキンクスのこのアルバムを聴こう!!

う~ん、素晴らしい!!!
特にこの田舎の風景の中で聴くには良いよね~。
だって、「都会で汚れた人間達よ!田舎に戻って、人間らしい暮らしを取り戻そう!」みたいなテーマのアルバムだからね。
今や僕にとってはフェイヴァリット・バンドのひとつになったキンクスだが、その数多くあるキンクスのアルバムの中でも( と言っても全アルバムをチェックした訳ではないけど...。)このアルバムは最高峰に位置する作品だよね。
僕が出張に持参する回数も、他の色々なCDに比べてこのアルバムは可也高い。
いや~、何度も言うけど、素晴らしい作品だね~。
聴いてると、胸がキュウっとなってくる...。
その中でも「Village Green」を聴いてると、ノスタルジーな気分でいっぱいになる。

'Twas there I met a girl called Daisy
And kissed her by the old oak tree.
Although I loved my Daisy, I saw fame,
And so I left the village green.

僕はず~っと、I saw fame,ではなくて I saw fate だと思い込んでいた。
今回歌詞を確認して、ちょっと印象が変わったかな...。

まだこのアルバムをチェックしていない人がいましたら、是非1聴をお勧めいたします。



2006/1/17

今日の話ではなく昨日の事だが、マーティン・ルーサー・キングの祝日という事でブロック・バスターでヒッチコックのこの映画を借りてきて家族で観た。
う~ん、この映画を僕がはじめて見たのは、恐らく息子の年令くらいの時ではなかっただろうか?
いつもの事だが、光陰矢のごとし...。
知らぬ間に時間が経ってしまっている。
だって未だにこの映画を観たのは、ついこの間のような気がしてるもんね。
人間としての進歩が無いのかも...(笑)
まあ、でも久しぶりに見ると、全然昔気が付かなかったけど、今になると気が付くことがある。
まず驚いた事に、この映画って、音楽が無いよね。
映画の最初もテーマ曲とか一切無し。
ず~っと、鳥の羽ばたく音がバックに鳴ってるだけ...。
結構画期的なことだったんじゃないのかな?
それと、今だからそう感じるのかもしれないけど、ロケで撮影しただろう画面とスタジオ撮影の画面の違いがハッキリと分かってしまう。別に気にしなきゃいいことなんだけどね....。
いや~、でもこの映画は凄い作品だよね。
映画史に残る名場面が目白押しだもんね。
校庭のジャングルジムに鳥がとまって来るシーンなんて圧巻だよね。
アイデアも素晴らしいし、どうやって撮影したか不思議なくらい。
やはり、名作はいつまで経っても名作だね...。
また今度何か借りて観ようっと。



2006/1/15

今朝ドアを開けたら外は雪景色。
あっちゃ~、雪か~、参ったな~これから洗濯へ行くのに...。
まあ、いいや、ランドリーもこの天気だったら空いているだろうしね...。
と、いざランドリー・マットへ!
案の定この天気のこの時間ではランドリーはガラガラ、これだったらのんびりと洗濯に勤しむ事が出来る。
そして洗濯開始。
順調に洗濯は進み無事乾燥機へ放り込むに至った。( 混んでる時はこの乾燥機を取り合いになるから嫌なんだよね..。)
乾燥の作業も終わって、あとは洗濯物を畳むだけ。
この時点でランドリーへ来てた人は、僕とあと2人だけだった。
お~、これだったら洗濯物の畳み台を占領出来て、ゆっくりと作業が出来る...と思って、ドリーム・アカデミーのこのアルバムをCDウォークマンで聴き始めた。
♪♪♪♪~...
すると音楽を聴き始めてから直ぐに、ランドリーにいた残りの親父が僕の占領していた洗濯台の直ぐ隣りへ来て洗濯物を畳み始めた。
????...。
何?...何で...?
他に洗濯台いっぱいあるんだから、別の所へ行けばもっと洗濯台を広く使えるじゃない?何でわざわざ僕の隣りに来て、お互い窮屈な思いをして洗濯畳まなきゃいけないの?
う~ん、この人の精神構造が僕には良く理解できない。
電車乗ってて、その車両に自分ともう一人しかいないのに、もう一人が自分の直ぐとなりに座りに来たら何か気持ち悪いのと一緒だよね..。
まあ、いいや...。
そんな事気にしていたら、ニューヨークじゃ生活できないもんね。
気にせずに、ドリーム・アカデミーを楽しもう....。

と前置きが長くなってしまったけど、このドリーム・アカデミー...。
「Life in a Northern Town」と言う超名曲を世に送り出したが、この曲オンリーの一発屋と考えられても仕方ないかも知れない。
だってアルバムを通して聴いていても、1曲目がとびぬけて完成度が高くて、残りの曲の印象が可也弱いもんね。
ピンク・フロイドのデビッド・ギルモアがプロデュースなので、多少アレンジ面でフロイドっぽいニュアンスも飛び出してくるが、基本的にはこのバンドの核になってるニック・レアードという人のポップなソング・ライティングが、バンドのカラーを打ち出しているようだ。
日本語のライナーノーツには、この人がソング・ライティングについてもっと教えてあげるからとポール・サイモンに誘われたと書いてあった。
確かに「(Johnny) New Light」なんかは、可也ポール・サイモンの曲調に似ているよね。

う~ん、それにしても雪の降る寒い冬の日に「Life in a Northern Town」を聴くと、心に沁みますな~。



2006/1/14

何年振りだか覚えてないが、時間を見つけてちょこちょこと読み直してみた。
本当は英語で読みたかったんだけど、まあ、取り合えず本棚に日本語のがあったので...。

飛ぶ事にとりつかれた1羽のかもめ、ジョナサン・リヴィングストンの物語。
飛ぶ事って、此処では「自由」を象徴しているんじゃなかな~と思うんだけど、つまりこれってドロップ・アウトの話なんだよね。
仲間のかもめ達が餌を探して食う事にしか執着していないを、人生(かもめ生?)には他にも大切な事(つまり、飛ぶ事=自由)があると自らを持って証明していく...。
う~ん、現在の僕からみると非常に羨ましいばかりです...。
僕自身、飛びたくてアメリカまで来たけど、結局飛んできた現在餌を探して食う事しかしてない...。
そう、生活にどっぷりと埋められてしまって、飛ぶ事が出来なくなっているんだね。
五木寛之が解説で「決して食う事は悪い事じゃない」って言ってるけど、そりゃそうだし分かるけど、そんな事を言ってるんじゃないんだよね。
ジョナサンだって、群れを追放されてから群れから離れた所で虫を食ったりしてるんだから...。
ただこの本を読んで、食う事=生活(社会)=ビジネス=お金、と言う価値観以外にも、生きている上で違った価値観の存在に気付かされると言う事なんだよね。
ダライラマが数年前セントラル・パークへ来て何かやってたけど、彼もこの世界統一の価値観以外の価値の存在を唱えていたようにね。
昔ニューヨーク・マラソンに出場する為にジョギングしてた時に、そんな事を感じたな。
あの時は兎に角タイムを気にしてたんだけど、このタイムばっかりはお金があったって早くならないもんな~って...。
あまりにも、この世界中に蔓延している「お金」という価値観が先行し過ぎると色々な所でおかしなことが起こってくるしね...。
音楽だってそうじゃない。
やはり、創造する事に情熱を燃やして出来た作品と、お金儲けを目的に作った作品って、違いが出てくるもんね...。
ただ創造した音楽に対して、収入が入ってくるのは別に悪い事ではないんだよね。

「われわれは自由なんだ。好きなところへ行き、ありのままの自分でいていいのさ。」

その通りなんだよね。
少なくとも、精神だけはそうであるべきだと思う。



2006/1/12

いや~、もう暖かで良い陽気だね~。
...って、1月だよ未だ。
暖かいのは勿論過ごし易いので良いが、やっぱりどう考えても異常気象だよな...。

こんな暖かな今日はニュージャージーで仕事。
そしてグレイトフル・デッドのこのアルバムをフル回転させていた。
う~ん、デッド...。
このバンドほど日本と米国での認知のされ方が違うバンドは無いんじゃないかな~?
今でもジェリー・ガルシアが死んだ時の事覚えてるけど、アメリカでは随分と大騒ぎだったもんね。
日本でどれだけ報道されたか知らないけど、あそこまでの騒ぎには絶対にならなかったと断言できるな。
デッドの音楽って、こう摑み所が無くて、日本人には引っかかっり辛いもんね。
でも、今日みたいにニュージャージーの田舎をドライブしながら聴いてると、ぐ~っと来るんだよね~、彼らの音。
何かこう、腹に響いてくる感じ...。
特にこのアルバムみたく、カントリーっぽいサウンド(... って言うか、ザ・バンドっぽい音。)をやってた頃の作品ね。
良いんだよね~、これが~。
特にこのアルバムは好きだな~。
「Candyman」のギター・ソロのあたり聴いてると、ちょっとまだサイケを引きずっているけどね。
ピンク・フロイドっぽい感じかな?
...。そう、デッドのノリとフロイドのノリ少し似てるかもね。ミディアムテンポで、アシッドと言うよりはマリワナっぽいノリなんだよね。

昔のバンドのメンバーにデッドの大ファンがいたから、デッドだったらどのアルバムが良いの?って訊いた事あるんだよね。そしたら、デッドはどのアルバムよりライブが1番だって言ってた。
このバンドって、コンサートの録音を聴衆に許してるからコンサート会場が凄いらしいんだよね。みんなプロ並みの録音機材持ち込んで、録音しまくってるらしい。
そしてファン同士そのテープを交換し合うらしいんだよね。
そのテープがどのデッドのアルバムよりも良いんだって。



2006/1/10

どうもこの1週間、ずう~っと暖かみたい..。
今年の冬は例年に比べ随分過ごしやすいね。
今日から3日間、長男は学校でNYのパブリック・スクール共通のシティ・ワイド・テストを受けている。
3年生、4年生、5年生、が受けなきゃならないんだけど、テストの結果次第では進級できなくなるんだよね。
きびし~っ!
去年担任の先生と保護者面談で話した時、その先生はこのNYのシティ・ワイド・テストのあり方に疑問を持っていると言っていた。
う~ん、確かに僕なんかも、ちょっと行き過ぎじゃないかなとも思うんだよね。
子供にはもっとのびのびとした生活をさせて上げたいな...。

そんな前振りには全く関係なく、今日はフィニアス・ニュ-ボ-ンJr.のこのアルバムを1日中聴いていた。
いや~、このアルバムは良いっすよ~。
ストリングスのアレンジが鬱陶しいと思った事もあったけど、今日聴いていたらそんなに気にならなかった。いいや、それどころか結構シャープなサウンドのこのストリングスのアレンジは可也このアルバムに良い効果をもたらしているな~とさえ思った。
1曲目の「While My Lady Sleeps 」を聴いてたら...、んん?
なんかどっかで聴いた事のあるようなフレーズが出てくるな~?
一体なんだこれは?
な~んて思っていたら、結構他の曲の何箇所かでも同じようなことがあった...。
んん...?
これって、もしかしたら、キース・エマーソンじゃない?
「While My Lady Sleeps 」では、ELPの「トリロジー」と言う曲のある部分に良く似たフレーズが出てくる...。
う~ん、もしかしたら、キース・エマーソンもこのアルバムを可也愛聴していたのではないだろうか?
これは新しい発見。
しかし、それにしても「Black Is the Color of My True Love's Hair 」と言う曲は中々凄い。
もうジャズという範疇は超えている。
知らない人が聴いたら、おっ、これって坂本龍一の新曲?なんて思ってしまうかも知れない...。
東洋的な音階を多少取り入れているが、非常にその使い方が洗練されていて全く嫌味にならない。
かなり僕の好みかも。
曲名も良いね。
この時代にしては、可也挑発的なタイトルなんじゃないかな?
昔働いていた所にちょくちょくエルビン・ジョーンズが買い物に来てたんだけど、友達がフィニアス・ニュ-ボ-ンJr.の事を尋ねたら「彼は天才だった。」て答えていたって...。



2006/1/9

何だか暖かだったな~今日一日。
今週一杯この気候が続くようだけど、大分助かるね~。
目の赤いのも大分良くなったし、何とか普通に1週間の幕開けが出来た。

そして、今日はこのニール・ダイアモンドのこのサウンド・トラックを1日中聴いていた。
でもこの映画見てないんだよね..。
ビデオかDVDは出てるのかな?
小説は小学生の時に1度読んで、その後10年位前に読み直したけど、もうどんな話だったか忘れちゃった。
また読み返すか...。
今度は英語で読むのもいいかも知れないな~。
それにしてもこのアルバム。
う~ん、心に染み渡りますな~。
基本的にニール・ダイアモンドの書いたであろう数曲を元に、所謂映画音楽っぽいストリングスのインストも作られているんだけど、アルバム編集の上手さか、聴いていてあんまり飽きない。
でもニール・ダイアモンドの歌ものが、当然目玉になっているけどね。
ことに今回「Dear father」と言う曲に何故か心を震わされてしまいました。

Dear father
We dream
We dream
We dream
While we may

う~ん、非常にシンプルな歌詞だけど、何故か心に深~く響いてくる...。
自分が父親であるから、自分の父親と自分、自分と自分の息子、と言う2つの違う親子関係の視点からこの歌を捉えられるのが、感動を増幅させてるのかも知れない。
僕は時々自分が良い父親なのかとても疑問に思う事あるんだよね。まあ、実際どんな父親が良い父親なのかなんて、人によって違うだろうし一言では言えないだろうけど、この「Dear father」の歌詞のように、一緒に夢を見れる親子関係ってうらやましいね。
ちょっと、ハリウッド映画っぽいけど...。



2006/1/6

昨日からず~っと片目が充血していて変だな~と思っていたが、今日になったら両目が真っ赤。
目の中に異物感があり、「目やに」が凄い。
どうも結膜炎ではないかと思われる...。
う~ん、睡眠不足は明らかだし、疲労が溜まってるからな~。
病原菌に対する抵抗力が低下してるんだろう。
目薬を買っったんだけど、あまり効かないんだよね。
それにしても、最後シラキウスのお客さんの所から帰宅時の途中、ガス休憩に寄ったペンシルバニアのギブソンと言う所のトイレで、自分の顔を鏡を見たら気持ち悪かったな~。
両目が真っ赤で、まるで宇宙人だか何かの怪物みたいだったからね...。うっげ~、ブルッ、ブルッ...。

この帰り道も長時間ドライブなので、CDをたんまりと聴ける。
今回はビートルズ解散後の各メンバーのソロを持参して、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴの順番に聴いていった。
う~ん、どの作品も素晴らしい。
こうやって順番に聴いていくと、同じビートルズの元メンバーでもそれぞれの持つ個性が分裂して行ったのが良く分かる。また、ビートルズという過去の引きずり方も、それぞれ違っていて面白い事に気付く。
今回はそんな中で、何となくジョージのこの作品を取り上げたくなった。
「オール・シングス・マスト・パス」をコンパクトに1枚にまとめたような印象のこのアルバム。
全体にサウンドはジョージ特有のメロウさが漂っているが、そのサウンドに乗って歌われているのは、愛、平和、宗教的なこと、など様々。
1曲目の「Give Me Love 」のアコースティック・ギターとボトルネックのリードとのコンビネーションはギタリスト・ジョージの独壇場と言っても良いかも知れない。
僕もアコースティックが基調になった曲を作ると何故だかスライド・ギターの音が欲しくなるが、ここら辺はジョージの影響かもと思う。
それにしても、ジョージと言うと直ぐにスライド・ギターの音を思い浮かべたしまうが、ジョージ=スライド・ギターになったのはいつ頃からなのだろうか?
「アビーロード」では未だジョージはスライドではなく普通にギターを弾いているから、ソロになってから意識的にスライド・ギタリストに変貌していったのだろう。
2曲目の「Sue Me, Sue You Blues」は、僕は勝手に「マイ・スイート・ロード」の盗作問題を歌っているものかと思い込んでいたが、どうもビートルズ解散時の諸問題について歌っているようだった。
何となく皮肉が込められているようで面白い。
ジョージがこの当時どんな宗教に傾倒していたのかは詳しく知らないけど、「The Lord Loves the One 」は明らかに宗教色の強い曲だ。

The Lord loves the one that loves the Lord
And the law says if you don't give,
then you don't get loving

ジョン、ポール、リンゴ、のアルバムには存在していないジョージのみの世界観...。
良い悪い、好き嫌い、は別にしてこれがジョージを形成している一つのファクターである事は間違いないよね。

ちなみに今回持参したそれぞれのアルバムは、ジョン「イマジン」、ポール「ラム」、リンゴ「林檎」、そしてジョージがこのアルバムでした。



2006/1/5

今週はバッファロー方面への出張。
う~ん、大分かったるくなってきたよ、この出張~。
だって午前2時に起きて出発するのって、やっぱどう考えても異常だもんね。昨晩だって寝たのは11時だったから、結局3時間しか寝てないんだもん。
僕はナポレオンじゃないからな~。
シラキウスに近くなってきた頃、もう眠くて眠くて、運転を続けるのが危険になったから休憩取ったんだけど、その時ふっと「こんなところで自分は一体何をやってるんだろうか?」なんて思ってしまいました...。
う~ん、愚痴をグチグチ言っても始まらないけど...。

最近はいろんな意味で心がささくれ立っているので、ちょっとした清涼剤が必要なんだけど、いつもロックばっかり聴いているから尚更心がささくれ立ってるかもしれない(笑)
今日はちょっと気分を変えてライトな音楽にしようと思い、カーペンターズのこのアルバムを聴いた。
う~ん、美しいね~。
音はライトだし、カレンの歌声もとても優しいので、曲が液体のように耳の中をするりと入り込んできて心まで達してくる。
そしてドライになった心に優しく水分を補給してくれるのだ。
1曲目の「Sing」はおなじみのナンバー。
セサミ・ストリートなんかを見てても、ちょくちょくこの歌を歌っているし、学校でも教えているらしい。家の娘が歌っていた。
明るく優しく、子供にも歌える曲なのだが、2曲目の「This Masquerade」で急に大人の世界へ変わってしまう。
ここら辺の展開が変わっていて面白い。
それにしてもこのアルバムで唯一リチャード・カーペンター作の「 Yesterday Once More 」は素晴らしい。

When I was young
I’d listened to the radio
Waitin’ for my favorite songs
Waiting they played I’d sing along
It made me smile

この曲で歌われている、こういう気持ちっていうのは、誰でもが持っている、或いは持っていたものであるのは間違いないと思うんだよね。
ジョン・レノンのように時代の先頭を切っていたような人間でも、「ロックン・ロール」なんていうアルバムを作ったのは、この「 Yesterday Once More 」で歌われている気持ちをジョンが持ち続けていた証拠なんだろうし...。
僕が掲げているツァラトゥストラなんていう超人も、絶対に持ったことのあるイノセンスなんだよね。

たまには心にも水分補給をしないとね。

プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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