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天知る 地知る 汝知る
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4/8/2010

このところ、年を取ったせいか...、振り返ることが多くなったような気がします。
子供を寝付かせるときに、本を読んであげる代わりに自分の子供の頃の話しをしたりするのもそんなうちのひとつかもしれません。

で、Pan と言うバンドの1998年のアルバムを久しぶりに引っ張り出して聴いていました。

1. With You 3:51
2. Move 3:22
3. She Comes 3:54
4. Joy 2:55
5. All the Best 4:02
6. Goin' Home 3:09
7. Again 2:36
8. Sky 3:44
9. Sun 3:26
10.Good Day 3:40
11.Revolution 3:49
12.Justice 3:29
13.Maybe 3:55
14.Dangerous 3:34
15.Now That You Know 5:35
16.May B. Instrumental 3:53
17.Just This Instrumental

このバンドを知っている人はまずいないと思います。
実はこれは僕が一時期在籍していたNYのローカル・バンドなんです。
取り合えず、どんなもんなんじゃ?と仰る方は、断片的なサンプルがCDベイビーにて聴けますのでお試しください。
僕が好きだったのは、7曲目の「Again」、11曲目「Revolution」、 15曲目「Now That You Know」だったのですが、残念ながらそれらはサンプルで聴く事は出来ません。
興味のある方はMP3でダウンロードして聴いてみてください。(各曲99¢かかりますけど...。なんじゃそりゃ!!)
ちなみにその時ギターを担当していたトミーというやつも7曲目の「Again」がお気に入りだったみたいだし、別の友達に聞かせたときも「Again」に反応していたので、この曲は特にお勧めかと思います。
...って、あんたはセールスか!!

これは僕が米国にて初めて活動したバンドを辞めた後バンド浪人してた時に、たまたまスタジオのメンバー募集の張り紙を見て何となくオーディションに行ったバンドでした。(あの頃はヴィレッジ・ヴォイスのクラシファイドを見ては沢山オーディションに行ったものです。)
バンドはアコースティック・ギターとヴォーカル担当のクリスとエレクトリック・ギターのトミー、ドラムのブライアンの3人でした。
皆上手かったし(特にドラムのブライアンはタイトな良いドラマーでした。)また良い人たちだったし、音楽もそんなに悪くなかったんですが、何となく「華」が無いな~と思って、加入は断ったんです。
でも彼等は僕を気に入ってくれて、「ライブがもう決まっているのでその手伝いだけでもしてくれないか」頼んできたので、取り合えず数回のリハをしてライブを演ったんですね。
そのライブが終わったあとに再び「実は来月もライブが決まっているので、また頼むよ。」と言うので、まあリハーサルのスタジオ代免除だったし、僕はバンド浪人中でもあったし、でOKしました。
その後リハに今度はクリスがパーカッション担当のカサンドラというフランス人の女の子を連れてきたので、おいおいおい..とは思ったんですが、自分のバンドではないし、別に口出しはしませんでした。
いやいや、でもこのカサンドラ、女だてらにとは思っていたんですが、中々気合の入ったパーカッションを叩いて、良いバンドの触媒にはなったように思いました。
そしてライブは盛況に終わり(クリスは友達が多くライブの観客動員は中々のものでした。)、僕は「さあ、またバンド就職活動しなきゃ。」と思っている最中、今度は「いや~、レコーディングをしたいと思っていて、メンバー見つけるのも大変だし、そこまで付き合ってくれない?」とまた頼まれてしまったのでした。
そうしてこのCDが出来上がったと言う次第です。

レコーディングは朝の11時にスタジオへ行きセッティングをして、2時にレコーディングをスタート。
終わったのが夜の11時というハードスケジュールでした。
基本的にヴォーカル以外のバンド演奏をスタジオ・ライブで一発録り。
ガイドラインであるヴォーカルのメロディがないので演奏がしずらかったのを覚えています。
ヴォーカルやコーラス、ギターソロ、その他の追加楽器は後日オヴァーダブと言う形をとりました。(これは中々経済的な方法らしいです。)
レコーディングする曲数がやたら多く、その内の何曲かはレコーディングの2日か3日前にリハに持って来た曲で、僕はベースのフレーズを前日にやっと決めたなんていう状態でした。
ですからアレンジを煮詰めるような事が全く無かったので、殆どの曲がアコースティック・ギターではじまり、それにリズム隊が乗っていくと言うワンパターンになってしまっています。

僕は結局この後も数回ライブを頼まれましたが(この時にはギターのトミーもドラムのブライアンもいませんでした。)、ある機会を境にきっぱりと手伝いをやめました。
その後今は無きライブハウスの老舗CBGBなどに彼等のライブを見にいたんですが、バンドのコンセプトが全く変っていたのには驚かされました。
僕がいた頃は60年代のラブ&ピースをコンセプトにしたようなバンドでしたが、知らない間にギターの音がへヴィーでダークなオルタネイティブバンドに変容していました。
コスチュームも可也きわどいな~なんて思っていましたら、演奏中あのパーカッション担当だったカサンドラがストリップを始めるパフォーマンスをするなど、僕はひっくり返るくらい驚きました。(と同時に、しまった~っ、あのままバンドに残ってれば良かった~、などとも思いました。笑)
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3/22/2010

ちょっと、新しい企画を。
日常に起こるニューヨークならではの〇〇な話を(某番組のパクリっすか?)アップしていきます。
...って言っても、単に日常の話のカテゴリーと大してかわらないっすけどね。

ではまず、先日JFK空港にて仕事中にあった話を...。

空港でお客さんをピックアップする場合、大概はターミナルにあるパーキングに車を停めてターミナル内に行きお客さんをお迎えします。
お客さんが入国審査を終えて出てきたら、一緒にパーキングまで行き車に乗り込みます。(場合によっては、僕一人で車を取りに行き、ターミナルの車寄せにてお客さんをピックアップする事もありますが。)
パーキングの支払いは、入った時点でパーキング券を受け取り、出るときにその券を出口の機械に挿入すると料金が表示されると言うシステムになっています。
僕等のような仕事で利用している場合は大概現金清算ではなく、EZ-Passと言う、日本で言うETC?でしたか...、自動支払いシステムを使います。(その方がはるかにスムースに出られますので...。)

この日は日航が発着するターミナル1にてお客さんをピックアップして、パーキングから出ようとしたところでした。
見ると、車が行くべき通り口?をJFK空港の作業員が立ち話をして塞いでしまっているではありませんか。

 絵をクリックすると大きく表示されます。
(下手な絵ですみません。でも様子は分かりますよね。)

まあ、でも車が進入して行けば退くだろうと思って徐行していきましたが、この男、全くそれに動じることなくおしゃべりを続けています。
重要な作業の事で打ち合わせしているならまだしも、単なるおしゃべりですよ!(長年のNY生活の経験上それがおしゃべりなのは一目瞭然でした。実際通り過ぎた時にそれが間違いなかったのは確認しました。)
男は僕の車が進入しようとしてる事を明らかに気付いているので、クラクションは鳴らしたくありません。
仕方ないので僕はそのまま徐行を続け進入していきましたが、それでも男は一向に退こうとはしません。
もう車が男の体に触れるくらいになってからやっと彼は体を動かし、僕の車を通してくれました。
それでも、おしゃべりは止まりません。
この状況では車の運転席からパーキング券を機械に挿入するのは不可能なので、僕はその男にパーキング券を機械に挿入させ、レシートもその男に取らせました。
しかしながら、不思議にも男は別段機嫌を損ねる訳でもなく、おしゃべりを続けながら一連の作業はしてくれました。
う~ん、何なんでしょうかね、こう言う人達は一体?
自分の仕事と言うものを、あまり大切に思っていないからこう言うことが出来るのでしょうか?
今失業の問題が取りざたされている中、一切そういった危機感を持ち合わせていないんでしょうね。

何とも楽天的で羨ましい限りです。

チャンチャン。


3/20/2010

先日ヴィレッジ・ヴォイスなる新聞を見ておりましたら、ランナウエイズの映画が今週から公開と言う記事を見つけまして、へ~っ、何で今更ランナウエイズなんでしょう?と思いながらも感慨に耽っていました。
で、早速1976年の彼女等のファースト・アルバムを聴きました。

1. Cherry Bomb (Joan Jett, Kim Fowley)
2. You Drive Me Wild (J. Jett)
3. Is It Day or Night? (K. Fowley)
4. Thunder (Mark Anthony, Kari Krome)
5. Rock & Roll (Lou Reed)
6. Lovers (J. Jett, K. Fowley)
7. American Nights (M. Anthony, K. Fowley)
8. Blackmail (J. Jett, K. Fowley)
9. Secrets" (Cherie Currie, K. Fowley, K. Krome, Sandy West)
10.Dead End Justice (S. Anderson, C. Currie, K. Fowley, J. Jett)

いや~、何が凄いって、彼女等はこの当時(嘘か本当か知らないけど...)16歳、17歳だったんですね。
見た目が異様に色気があって大人っぽいと言う事より、この年齢で(しかも女の子で)これだけインパクトのある楽曲を作り演奏していたと言う事に驚かされました。
自分が16歳の時を思い返してみると、どう考えてもここまでは出来ませんでしたね。
音楽的にはグラム・ロックの影響が大きいと思われますが、時代的にパンク・ロックへと続く流れの過渡期にあったバンドと言う感じでしょうか。
ただ社会にフィットできない若者のフラストレーションが、8ビートにのせて激しく歌われる様はまさにパンク・ロックと言って良いかもしれません。
5曲目、ヴェルベット・アンダーグランドのカヴァーをやっています。
これは大分オリジナルと違ってへヴィーなアレンジが施されていますが、僕個人的には、ヴェルベットの軽快なアレンジの方が好きです。
まあ、でもご愛嬌って事で、許しちゃいます。(何を親爺が偉そうに...。)
いや~、それにしても「Cherry Bomb」でのチェリー・カリーのシャウトを聴きますと、こんな年になってもゾクゾクと興奮してヘッドバンキングをしたくなってしまいます。
これこそ時代を超えた、年齢を超えた、ロックンロール魂なんでしょう。

イエー!!


3/13/2010

皆さん、明けましてオメデトウございます......。

...って年が明けてから、何ヶ月たってんねん!!

大分ご無沙汰してしまいました。
本人はほんの数週間位の感覚なのですが、知らない間に2ヶ月以上当ブログの更新を怠っていました。
その間色々な事があったのですが、2月中旬に日本へ1週間ほど帰国した事が一番大きな出来事だったでしょうか。
今回は実家の周りだけでなく、東京へ久しぶりに出向く事が出来て良かったです。
いや~、凄いですね、東京は...。
以前より賑やかになって飲食関係の店が増えたような気がします。

友人と会うことがあったので、そのついでに新宿でCD屋さん散策を付き合ってもらいました。
いや~、あっぱれ!
凄いですね、日本のCD屋さんは。
特にプログレ・コーナーの充実度には目を見張るものがあります。
どっかの外人さんなど、買い物かご2つ山盛りのプログレCDを購入していました...。
そういう僕も、おっ~!!とか、え~っ、!!とか、すっげ~!!とか、ひとりで呟きながら思わず次から次へとCDを握り締めてしまいました。
こちらに戻ってから、早速1枚1枚じっくり聴いて行きましたが、一番感銘を受けたのが、何年ぶりかに聴いた日本のプログレ・バンド、四人囃子の1974年のデビュー・アルバムでした。


1,[hΛmaebeθ]
2, 空と雲
3, おまつり
4, 一触即発
5, ピンポン玉の嘆き

(ボーナス・シングル)
1, 空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ
2, ブエンディア

昔聴いていた時と大分印象が違いましたね。
あの頃は、さほど良いと思わなかったんですけど...。
いや~、森園氏の透明感のあるギター・サウンドが素晴らしいです。
何処と無くグレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアを彷彿とさせますね。
四人囃子を日本のプログレと呼びますけど、80年代に再び盛り上がった日本のプログレ・シーンとは一線を画すような気がします。
確かに彼等の音にはピンク・フロイドやキャメルと言ったプログレバンドの影響がうかがえますが、僕はそれ以上にドアーズやデッドやサンタナやパープルなど、プログレという枠で語られないバンドの影響の方が強いように思われます。
ですから、あまりプログレ的な様式に囚われない、自由な発想で音楽と対峙しているようでとても気持ち良いです。
ただそれと反対に、四畳半フォーク時代のちょっと屈折した日本の若者の世界観が気持ち悪く音に混ざりこんでいるのが、僕個人としてはあまり好みではないですけど...。
でもそれが独特の世界を作り出しているのは間違いない事ですね。

いや~、それにしても「一触即発」とは何とも緊張感のあるロックらしいタイトルなんでしょう。

素晴らしい。


2009/12/30

2009年もいよいよですね。
今年も色々な事があったな~などと思い返しながらも、時の経過の早いことに改めて驚かされるばかりです。
人生この先まだまだ長いぞ~、何て思っていたら知らない間に棺おけに片足を突っ込んでいそうです。
出来る限り悔いの無い、無駄の無い、残りの人生を過ごしたいものです。

そんなこんなで、今年は僕が一番良く聴いたこのアルバムで締めくくりたいと思います。
コールドプレイの2008年の4枚目の作品です。
Viva la Vida (long live life)、何だかピッタシですね。


1. Life in Technicolor 2:29
2. Cemeteries of London 3:21
3. Lost! 3:55
4. 42 3:57
5. Lovers in Japan/Reign of Love 6:51
6. Yes (includes hidden song "Chinese Sleep Chant") 7:06
7. Viva la Vida 4:01
8. Violet Hill 3:42
9. Strawberry Swing 4:09
10.Death and All His Friends (includes hidden song "The Escapist": ) 6:18

僕はコールドプレイと言うバンドには元々余り興味は無かったんですね。
何だかU2やレイディオヘッドの毒気を抜いたような、ただサラサラとして淡白な軽~い質感の音楽と言う印象しかありませんでしたから。
(U2自体そんなに毒気があるわけじゃないのにね~...。)
でも、ある日たまたま7曲目の「Viva la Vida」を聴いて、「おっ、これは!!今までとは違ってる」と感じたんですね。
バンドの欠点であった毒気の無さをある意味開き直って逆手に取ったと言うか、何かこう吹っ切れたような感じがありました。
スイカに塩を振って食べなくても、甘いものは甘いままで良いではないか!と言う主張に似ているでしょうか?(う~ん、逆に分かり辛いかな...?)
ジャケットもインパクトありましたしね。
(歴史的な名画を殆どそのまま使ってる訳で、当然と言えば当然なんですけど。)
ちなみに、これはドラクロワの『民衆を導く自由の女神』と言う絵で「フランス7月革命」を題材にしてると言われています。(フランス革命の事は全く知らないので言及出来ませんです。すみません。)
で、アルバムを購入して驚いたのと同時に、な~るほど!と納得したのは、プロデュースにブライアン・イーノがかんでいたと言う事でした。
何処までイーノがこの作品での影響力を持っていたのかは知りませんが、音作りの部分に関して「ハッ」とさせられる所が彼方此方にあるので、これはイーノの仕業かな?と。
例えば「Lovers in Japan」のイントロの突き抜けていく冷たい光のような音、等々...。
曲作りの上でも、とてもプログレ的な(出た!相変わらずのプログレ嗜好)展開の多い構成のものが多いのは、プログレ畑で色々栽培していたイーノのアドバイスなのではないかと...。
でも最終的にはやはりこのバンドの持っている美意識と言うものが、彼等の元来持っていたメロディ作りのセンスと共に開花したのが、このアルバムの一番の成功理由なのでしょう。
そうなんですよね~、「美意識」。
これは作る側にも、それを受け取る側にも必要なんですよね~。
常々思うんですが、やはり人間、物事に美しいと感動をする事がとても大切な事なのではないでしょうか。
話が脱線しますが、先週ブルックリンに住む友人と数年ぶりに会って、知り合いのレストランで食事をしました。(ちなみに「日比の」というお店です。機会のある方は是非!お勧めです。)普段僕は単に空腹を満たすためにレストランへ行っていましたが、今回久しぶりに「美味」と言うものに出会えてとても感動しました。
人生ただ長生きすれば良いってものではなく、「感動」という味付けがあるからこそViva la Vida (long live life)であって、それがなければ「Death」に等しいとさえ思います。

今年も色々な事がありましたが、来年は今年以上に「感動」を味わえる年にしていけたらと願います。

それでは皆様、良いお年を!!

Viva la Vida !!






12/16/2009

日本で言う所のETCに当てはまるもので、E-Zpassと言うのがこちらにはあるんですが、これは高速、トンネル、橋、の料金所で利用できるだけでなく予め申し込みをしておけば空港の駐車場でも使えます。
仕事柄、当然僕も空港で使えるようにしてあったのですが、一昨日の朝から急に使えなくなりまして、E-Zpassのカスタマー・サービスへ確認の電話を入れました。
すると先方は、自動引き落としになっている僕のクレジット・カードの有効期限が切れていて、その更新がされていない為に起こったのだと説明。
「そんなもん、カードが切れる前に更新するかどうかの確認くらい連絡してこいよ。」と思いつつも口には出さず、更新の手続きのみ済ませ、電話口のあんちゃん曰く直ぐに使えるようになったので、一件落着!
ところがどっこい、そんなに物事がスイスイと流れる水の如く進むはずの無いのがNY!
早速昨夜仕事で空港へ行き、駐車場でE-Zpassを使って出ようとすると...
「あんたのE-Zpassはここじゃ使えないよ。」と一言。
「え~、今日使えるように手続きし直した所だよ!」
「いや~、でも実際使えないんだからしょうがない。」
「.......。」
仕方なく自分のカードで支払いを済まし、空港を後にしました。
後で再びE-Zpassへ電話を入れ確認すると、実際使えるようになるのは今日からと判明。
なんといい加減なサービスでしょう。
今日も夕方に空港へ行く事になっているんですが、本当に使えるようになっているかどうか、正直疑わしいです...。

そんなこんなを思い出して、フ~ッと溜息をついたのが昨晩帰路に通るクイーンズ・ボロ・ブリッジの上でした。
ひとりおもむろに「溜息橋か~。」などと口にして、つい思い出しましたのがこのロビン・トロワーの1974年のセカンド・アルバムでありました。(う~ん、何だか詩的~...。)

All tracks composed by Robin Trower; except where indicated

1. Day of the Eagle – 4:59
2. Bridge of Sighs – 5:05
3. In This Place – 4:28
4. The Fool and Me (Trower, James Dewar) – 3:57
5. Too Rolling Stoned – 7:29
6. About to Begin– 3:43
7. Lady Love (Trower, James Dewar) – 3:21
8. Little Bit of Sympathy – 4:20

いや~、しびれますね、ど・ハード・ロック!
特に1曲目と5曲目は学生時代にコピーして演奏した事があるので、僕にとっては思い入れが大きいです。
ロビン・トロワーはジミヘンのフォローワーとして有名ですが、確かに彼のギター・サウンドのうねり具合ははジミヘン的。
昔先輩に聞いた彼に関する逸話で、エリック・クラプトンがラジオを聴いていてロビン・トロワーがかかったらしいんですが、「あれ、俺、ジミヘンの曲は全部知ってるはずなのに、これは知らないぞ。」と思ったとか。
それ程、彼のギターはジミヘンに酷似していたんですね。
またインターネット・ラジオで自分の好きな曲やアーティストの名前を入れると、それに似たような曲を集めて流してくれると言うサイトがあるんですが、僕がロビン・トロワーと入れると、ロビン・トロワーのラジオなのかジミヘンのラジオなのか分からないくらい、ジミヘンの曲だらけになりました。
しかしながら、ジミヘンがエレクトリック・ブルースからより黒人としてのアイデンティティを模索しファンキーな方向へ邁進して言ったのとは違い、ロビン・トロワーはハード・ロックと言うカテゴリーの中でより自分らしいギター・ワークを追求して行ったように感じます。
そして、このアルバムでも感じるんですが、体に纏わりついて来るような粘りっこいロビン・トロワーのギターは、スローなナンバーでより効果を発揮してるのではないでしょうか。
特にアルバム・タイトル・ナンバーの「Bridge of Sighs 」から「In This Place 」は非常に幻想的で、聴いてる人のイマジネイションを刺激してきます。

素晴らしい!

ここら辺が通り一遍等のハード・ロック野郎達と一線を画して今でも現役で活動してられる理由のひとつなんじゃないでしょうか。

いや~、久々にバンドで大きな音を出したくなってしまいました。

ところで、このアルバム・タイトルはイタリアに実際にある橋から名付けられたらしいですね。
知らなんだ~...。

それから、どうでも良い事なんですけど、1曲目の「Day of the Eagle」
、訳すと「鷹の日」となりますが、当時映画で「イルカの日」や「怒りの日」、「ジャッカルの日」、「イナゴの日」等々「・・・の日」なるタイトルのものが多かったですが、それと何か関係あるのでしょうかね?


2009/12/8

いや~、すっかり月刊と化している当ブログです。
当人は前回の記事からそんなに経った気はしていなかったんですけどね...。
最近益々時間の流れが加速してるように思われます。
そんなこんなで、ハッと気が付くと、何と!今日はもうジョン・レノンの命日ではないですか!
う~ん、Viva La Vida!
今夜もセントラル・パークには彼の死を悼む多くの人たちが集う事でしょうが、何を隠そうその昔は僕もそんな一人だったんです。(...って、別に隠す必要は無いでしょうけど。..と、毎回ひとりツッコミ。)
でも今はそんな時代を懐かしむただの親爺です。

そう、懐かしいと言えば、最近殆どCDを買っていなかったんですが、この間某日系の古本屋にて懐かしいCDを発見しまして思わず買ってしまいました。
そうなんです、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの1984年のこのデビュー・アルバム(アナログは2枚組)なんですね。


1. The World Is My Oyster – 1:57 (incorporates "Well...")
2. Welcome to the Pleasuredome –13:38(incorporates "Snatch of Fury (Stay))
3. Relax (Come Fighting) – 3:56
4. War (...and Hide) – 6:12
5. Two Tribes (For the Victims of Ravishment) including The Last Voice – 10:22 (Two Tribes version is actually Annihilation)
6. Born to Run – 4:13
7. Happy Hi! – 4:12
8. Wish (The Lads Were Here) including The Ballad of 32 – 7:35
9. Krisco Kisses – 2:57
10.Black Night White Light – 4:05
11.The Only Star in Heaven – 4:16
12.The Power of Love – 5:28
13.Bang – 1:08

懐かしく思うって事は、つまり、当たり前なんですけど、継続的でないって事なんですよね。
フランキーと同じ時期に活躍していたバンドにU2がありますけど、U2を懐かしいって思う人があまりいないわけです。
それってU2が未だにバリバリの現役として継続してるからなんですよね。
逆に、フランキーは?と言うと、もうバンドは解散してるし、僕自身彼等のこのCDは持っていなかったので、音楽を聴く事が無く、継続を断たれていたわけです。世間的にも個人的にも...。

で、懐かしさに誘われて久々に聴いたんですが...。

いや、今聴いても、結構良いです。

所謂ダンス・ミュージックという要素を基盤にはしていますが、これは決して踊る為だけの音楽ではなく、聴く為の音楽だと言って良いのではないでしょうか。
と言うのは、明快なメロディを持った楽曲のわりに音は暗いし、取り上げてるテーマが、セックス、同性愛、戦争、という重い物ばかりで、イエー!イエー!と両手Vサインだしながら踊る代物じゃないですから。
当時は彼等のスキャンダラスなイメージが先行していて、音楽性というものが真剣に取り扱われていなかったのではないかと思います。
このアルバムのプロデュースはあの「ラジオ・スターの悲劇」で有名なテクノ・ポップ・バンド、バグルスのトレイヴァー・ホーンなので、バリバリにシンセのアレンジが施されていて、プログレ的なフレイヴァーを醸し出しています。
曲も結構長いものが多く色々な展開を見せ、楽器バトル的なインプロを繰り広げるプログレの要素は無いとは言え、なんともプログレ的。当時のダンス・ポップとは一線を画していました。
プログレこそ最上級の音楽とさえ思い込んでいたプログレ信者の僕の興味をそそるのには十分な要素が揃っていたんですね。
それに、驚いた事に最初の曲のアコースティック・ギターはイエスのスティーブ・ハウが弾いているらしいです。
道理で「う~ん、このアコギ、プログレ的で良いな~。」なんて思わされていたわけです。
なるへそ~。
その一方ではベース・ギターはず~っとチョッパーでビンビンと低音を走らせると言う、時代に沿った音作りもされていた所が良かったんでしょうね。

 ”The World Is My Oyster”゜「世界は俺の思いのまま」と言う挑発的な言葉でアルバムは始まり、重いテーマを持った各曲を通り抜け、”Frankie Say, Nomore" と言う人間の愚行に対する バンドの言葉で終わると言う、コンセプト・アルバム的な作りにもなっています。
ここら辺は、やはりプロデューサーの負う部分が大きかったのかもしれませんね。

ところで、今回このCDを手にして何だかちょっとした違和感があったんですが、これジャケット違っていますよね。
オリジナルはこんなでしたね↓



更に収録されていない曲があったりして、
何でこうなるの?って思ってしまいました。  


2009/11/15

今出張でメリーランド州のボルチモアにおります。
NYからは車で3時間半位でしょうか。
明日の朝からここで仕事なんですが、その後デラウェア州のウィルミングトンへ行き、そしてフィラデルフィア、ニュージャージー州のプリンストン(プリンストン大学のある所です。)、そしてNYに戻ってくると言う結構なハード・スケジュールです。
いや~、しかし、そんなスケジュールはなんのその。
実はボルチモアへは初めてて来るので何となく浮き浮き気分なんです。(とは言っても、街に出るわけでなくこうしてホテルの小部屋でブログをシコシコ書いてるだけですけど...。)
それにしても、ひたすら無教養な僕はこの街に関する知識は全くと言って良いほどないので、恥ずかしいばかりです。
ボルチモアと言えば....せいぜい思いつくのは、野球のチーム、ボルチモア・オリオールズ...もちろんチーム名を知ってるだけで、どんなチームだかは知りません。(日本人選手はいましたっけ?)
そして、このグラム・パーソンズのアルバムに収録されている「Streets of Baltimore」と言う曲を聴いて得た街の印象くらいです...。

と言う事で、イメージを膨らますためにこちらへ向かう間、ず~っと、グラム・パーソンズのこの1973年のファースト・ソロと1974年のセカンド・ソロのカップリングCDを持参して聴いていました。

う~ん、カントリー!

All songs written by Gram Parsons unless otherwise indicated.

1. Still Feeling Blue – 2:40
2. We'll Sweep Out the Ashes in the Morning (Joyce Allsup) – 3:13
3. A Song for You – 4:58
4. Streets of Baltimore (Tompall Glaser, Harlan Howard) – 2:53
5. She (Parsons, Chris Ethridge) – 4:59
6. That's All It Took (Edwards, Grier, Jones) – 3:38
7. The New Soft Shoe – 3:54
8. Kiss the Children – 2:57
9. Cry One More Time (Peter Wolf, Seth Justman) – 3:38
10.How Much I've Lied (Parsons, David Rifkin) – 2:29
11.Big Mouth Blues – 3:52

12.Return of the Grievous Angel (Parsons, Brown) – 4:19
13.Hearts on Fire (Walter Egan, Tom Guidera) – 3:50
14.I Can't Dance (Tom T. Hall) – 2:20
15.Brass Buttons – 3:27
16.$1000 Wedding – 5:00
17.Medley Live from Northern Quebec:
(a) "Cash on the Barrelhead (Charlie Louvin, Ira Louvin) – 2:12
(b) "Hickory Wind (Parsons, Bob Buchanan) – 4:15
18.Love Hurts (Boudleaux Bryant) – 3:40
19.Ooh Las Vegas (Parsons, Ric Grech) – 3:29
20.In My Hour of Darkness (Parsons, Emmylou Harris) – 3:42

グラム・パーソンズの音楽は一般にカントリー・ロックという定義がなされていますが、僕のようなカントリー・ミュージックを熱心に聴かない人間してみると、これは紛れもなくカントリーなわけで...ロックと言う言葉をはずしても良いのでは...という感じです。
したがって、僕にとっては結構敬遠していた作品だったんですね。
ただ、たまに「ああ、ちょっとロック飽きたな~。」と思うときがあって、そんな場合にジャズやクラッシク、ブルースなどとともに、ひとつのチョイスになっていた程度です。
でも今日のようにアメリカの田舎町の風景を眺めながら高速を飛ばしていると、何故かカントリーってしっくり来るんですよね。
凄く不思議。
こう言うときに、「あ~、自分は今アメリカにいるんだな~。」と言う、普段は感じない妙な感覚を得るんです。
そして初めてアメリカに来た時のことを思い出したり...。
何だかアメリカ人が感じるのとはちょっと違った、僕にとっての「ルーツ」と言うものを思い起こさせる音楽なのかもしれません。

グラム・パーソンズはカントリー・ミュージシャンでありながら、バーズやフライング・ブリトー・ブラザースと言うロック文脈で語られるバンドにいたり、スト-ンズの連中と仲が良かったりするので、ロック・ミュージックとして語られるのかな~?なんて漠然と思っていましたが、今日聴いていて感じたのは、この人って実は、エルヴィスなんだな~と言う事でした。
エルヴィスの持っていたカントリーと言うエッセンスを膨らました結果だったんじゃないかと...。
実際にこの2枚のソロではエルヴィスのバックを支えていたミュージシャン達が参加していますし、「Ooh Las Vegas 」なんていう曲はもろエルヴィスっていう感じですもんね。(エルヴィスがラス・ヴェガスで数々のショウをこなしていたのは、この頃ですよね..。)
彼の衣装もかなりエルヴィスですしね。(笑)



ところで、最後の曲「In My Hour of Darkness」のタイトルに、ビビッーンとビートルズ反応をしてしまうのは僕だけでしょうか?
これって「Let It Be」にインスパイアさてれ出てきた言葉ではないでしょうか?

と言う事は、やはり彼はロッカーだったんでしょうか...。


2009/10/17

いや~、大分ご無沙汰してしまいました。(最近このセリフが多いですね...。)
ブログのネタは結構あったんですが、中々キーボードに向う気力が無かったもので...。
と言う事で、書きそびれていたネタを少しづつアップして行こうと思います。

もうあれは何時だったか...マンハッタンの楽器屋街の近くで仕事があって、待機中に時間があったので数件楽器屋さんをのぞいてみました。
う~ん、久々の楽器屋さん...。
未だにそこへ足を踏み入れると子供のようにワクワクしてしまうのは、一体何なんでしょうか?
40過ぎてもこの様か!と情けなくもありますが...仕方ないです。
これはもう一生変えることが出来ないと思います。
早速一軒目、ギター専門店のショーウインドウをじっくりと眺めてから店内へGO!
入って直ぐの所のショーケースには何とビートルズ・グッズがてんこ盛り。
ビートルズのリマスター発売に合わせてのグッズ便乗販売なのは明らかだったんですが、僕にとってはこれが一番の弱点。
いきなり店の入り口で足止めを食ってしまう破目に...。
う~ん、しかし色鮮やかな商品の数々が眩しいばかりに僕の目の前で輝いています...。
素晴らしい...。
便乗販売、万歳!!
そんな中で特に僕の目を引いたのが、2種類のギター・ピック・セット。


リボルバーの「ジャケ・ピック」と


カラフルな「その他色々ピック」

値段が手ごろだったので両方とも買うことに決定。
しかし「ジャケ・ピック」の方は店頭に在庫があったものの、「その他色々ピック」は店頭に在庫なし。
店員にその旨を伝えると、マネージャーらしき男にショーケースの鍵を貰ってアイテムを出してくれた。
店員はその男に「ビートルズ・グッズの売れ行き早いね~。だってこのピック・セット、今朝店頭に並べたばっかりだよ。」などと言っていた。
う~ん、恐るべきビートルズ。恐るべき便乗販売。
かく言う僕も彼等の罠にまんまとはまってしまった訳ですね。

その後店内を探索。
試奏してる兄ちゃんを遠めに眺めたり、光り輝くギターやベースを見たり、テクノロジーの進歩に驚かされるばかりの新たなギター・エフェクト群を目の当たりにしたり、と、これは1日いても飽きないな~、と実感しました。

そして帰宅後、久々の楽器屋さん巡りの感動を持続すべく、ミスター・ギターこと(注・僕が勝手にそう呼んでいます。)ジェフ・ベックの1989年のこの作品を聴いていました。
そのものズバリの「ギターショップ」です。

1. Guitar Shop (Jeff Beck, Terry Bozzio, Tony Hymas) - 5:03
2. Savoy (Beck, Hymas, Bozzio) - 3:53
3. Behind the Veil (Hymas) - 4:55
4. Big Block (Beck, Hymas, Bozzio) - 4:09
5. Where Were You (Beck, Hymas) - 3:17
6. Stand on It (Beck, Hymas, Bozzio)- 4:59
7. A Day in the House (Beck, Hymas, Bozzio) - 5:03
8. Two Rivers (Beck, Hymas, Bozzio) - 5:25
9. Sling Shot (Beck, Hymas) - 3:05

Guitar Jeff Beck
Keyboards Tony Hymas
Drums Terry Bozzio

何が凄いって、この作品ではテリー・ボジオがドラムを叩いてる事でしょうね。
当時このメンツで来日を果たしてるのですが、何も知らずに観に行ったギタリストの友人は「ベックは確かに凄かったけど、ドラムが滅茶凄かった。」と感想を述べていました。
ただアルバム聴く限りだと、テリー・ボジオのドラムがベックを押しのけている程出張ってる訳ではなく、あくまで音の中心にはベックのギターが据えられています。
僕としてはクリームのように超人楽器奏者達の超人技対決の方が面白いような気がしたんですけど、これはあくまで「音楽追及」をしているボジオの良心によるものだと言う気がします。
しかしそんな良心の欠片も持ち合わせない駄々っ子ギタリスト(注2・僕が勝手にそう呼んでいます。)ジェフ・ベックは、妥協を許さぬ徹底的なギター追及アルバムにこの作品を仕上げています。
いや~、しかしまあ、未だに進化を続けている進化中ギタリスト(注3・僕が勝手にそう呼んでいます。)ジェフ・ベックの魅力は十分に堪能出来るのではないでしょうか。
確かに凄い!
僕個人としては、「楽器中心じゃなく、もっと音楽を中心に考えて作品作ってよ~。」などと甘い事を思ってしまうんですが、そんな意見なんて入り込む余地が全くありません、このアルバムには...。
これでもか、これでもか、と次々に攻め込んでくるベックのギター攻撃には、白旗を振って降参するしかありません。

バンドの編成がトリオなんですが、昔からトリオと言えば、ギター、ベース&ドラム、或いは、キーボード、ベース&ドラムと言うのが相場だったんですが、ここではギター、キーボード&ドラムと言う非常識的編成をとっていて、何か挑戦的なものを感じずにはいられません。
まあ実際、低音はトニー・ハイマスのキーボードでまかなえるし、何しろドラムがボジオなのでベースなしでも十分なグルーブが作り出せるのは間違いなかったわけで...。
9曲目「Sling Shot」を聴いてもらえれば納得してくれると思うます。

このアルバム・ジャケットは個人的に趣味ではないんですけど、ジェフ・ベックと言うギター殺人者(注・これは僕が呼んでる訳じゃないです。)をとても象徴的に描けていると言う点で素晴らしいと思います。
まさに「ギターショップ」。

ジェフ・ベックなんて楽器屋に行ったら、一日中どころか一週間でも一年でも飽きないんだろうな~。


2009/9/21

リマスターやらゲームやらの登場で未だに世間ではビートルズが話題をさらっているようですね。
先日プログレッシブ・ロックを語る会でも、プログレの話題そっちのけでビートルズ話で大盛り上がりでした。
ラジオを聴いていても頻繁にビートルズがかかり、リマスターについて語られている事が多いです。
でもそんな中で、あるクラッシック・ロック系の局ではそれを他所に、今年はレッド・ツェッペリンの40周年と言う事で(ツェッペリンの何の40周年か不明ですが...。)ツエッペリン特集をしていました。
特に今月はSeptember(セッテンバー)ならぬZeptember(ゼップテンバー)と言う事で盛り上がりを見せているとか....。

と言う事で、僕もゼップ関係をと思って、これを聴いていました。
1998年リリースのジミー・ペイジとロバート・プラントによる作品です。

All songs by Page/Plant/Jones/Lee

1. Shining in the Light – 4:01
2. When the World Was Young – 6:13
3. Upon a Golden Horse - 3:52
4. Blue Train – 6:45
5. Please Read the Letter – 4:21
6. Most High – 5:36
7. Heart in Your Hand – 3:50
8. Walking into Clarksdale – 5:18
9. Burning Up" – 5:21
10.When I Was a Child – 5:45
11.House of Love – 5:35
12.Sons of Freedom – 4:08

これは出た当時には全く興味なくて聴きませんでした...すみません...。
ゼップ解散後、ジミー・ペイジもロバート・プラントもそこそこの活動はしていたにしろあまりパッとしませんでしたからね~。
ただ今こうして聴いてみると、決して悪くない作品ではあります。(と言うか結構良い!!)
基本的にロバート・プラントを中心とした、ヴォーカル・アルバムではあると思います。スロウなナンバーやミディアム・テンポのアンバーが多く、歌いこむような曲に仕上がってるんですね。
そこら辺がゼップ・ファンには少し物足りない印象は与えるかもしれませんが、ここにはボンゾもいませんしジョン・ポール・ジョーンズもいないわけですから仕方ないです。諦めてください。
またジミー・ペイジはあまり表に出てくることは無く(ギター・ソロが極端に少ないです。)バックに徹しています。「イン・スルー・ジ・アウト・ザ・ドアー」の頃を彷彿とさせるギターの音色が随所に現れている気がしますが、結局あれからジミー・ペイジは進化していなかったと言う事なんでしょうか?(笑)。
ストリングスなどのアレンジが何故か素っ頓狂に聞こえる場面もありますが、1曲目の「Shining in the Light 」でのメロトロンっぽい音色は可也「有り」ではないかと思います。(何を隠そう僕はこの1曲目のメロトロン・サウンドにやられてアルバムを購入したひとりです...。)
2曲目の「When the World Was Young 」では、

Oh, yeah, here I am
I've been here since all time began
Oh, oh, I'm here and then
Go round and round and back again
Ah - ah - ah
Ah - ah - ah
Hey hey, come look and see
My footsteps through eternity
Riding hard, strong and free
The messenger will hold the key, ohh-hoh-hoh

と、再びジミー・ペイジと一緒に活動し始めたロバート・プラントの心境がクールに歌われているようで感動を誘います。
結局この2人はゼップの再結成で再び顔をあわせたわけですが、何となくこのアルバムのような作品でもいいので、新作を出さないかな~なんて思っているのは僕だけでしょうか?...。
プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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