天知る 地知る 汝知る
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2007/4/1
う~ん、4月か~。
時間は全く容赦なく過ぎていきますな~。相変わらず....。
こう時間が過ぎるのが早いと、自分の死ぬまでの時間と言うのが本当に大切になってくる。
そしてこんな事を考えていると、僕の中で時間的な部分と経済的な部分の狭間でくすぶる葛藤が不安を伴って命題として首をもたげてくるのである。
それは...
「死ぬまでに今まで聴き損ねているアーティストやアルバムにどれだけお目にかかることが出来るか...。」
という命題....。
何じゃそりゃ?
...。
でもさ、自分が病院のベットで死を待っている瞬間に「あ~、そう言えばあのアルバム聴いた事無かったな~、う~ん、死ぬ前に聴きたいよ~。」なんて思いを出来るだけしたくないもんね。
だから実際それは僕の人生の課題のひとつかもしれない...。
...、やっぱ大袈裟かな。
まあ、でもそういう課題を今回ひとつ早速クリアしたというお話を..。
そう、このスティーヴ・ヒレッジは今まで僕には全く縁の無かったアーティストのひとりだったが、今回ひょんなことから旧友の勧めもあって聴く事が出来た。
思えば学生時代、新宿や下北沢の中古レコード屋巡りを先輩や後輩と良くしたものだが、時たま見かけたこのスティーヴ・ヒレッジの1976年のアルバムを先輩からも後輩からも「結構良い。」と勧められたのだが何故か今まで手にすることは無かった。
そして何十年も経った今こうして聴いてみる事が出来た。
いや~、良いっすね~。これ...。
なるほど、確かに先輩や後輩及び旧友の言ってる事は良く分かる。
聴き易いけど、聴衆に媚びてはいない。
プログレ=難解、というステレオ・タイプに見事に対峙していながら、プログレ→売れない→ポップ、という路線に流されているわけではない。
とても良い感じでそこら辺のバランスを取っている印象を受ける。
タイトルの「L」とは、「LOVE」とも「LIFE」とも取れるけど、ここでは単純に「LSD」の事を示唆していると考えて良いと思う。
それほど、音が総天然カラーでキラキラと立体的に響き渡ってくるのだ。そして聴いてる僕を宇宙の彼方へ連れて行ってくれる。
う~ん、これはもはやプログレというよりサイケデリックと言った方が近いかもしれない。
この作品はトッド・ラングレンのプロデュースで、ユートピアの連中がバックを勤めている。
そうか..なるほど、このアルバムの聴きやすさはトッドによるものだったのかな~?
う~ん、となるとトッドがプロデュースしていないスティーヴ・ヒレッジの他の作品もチェックする必要があるな...。
...。
え~っ、お金がいくらあっても足りないよ~。
トホホ(泣)
この作品はドノヴァンのカヴァー「Hurdy Gurdy Man」で幕を開ける。
そして「Hurdy Gurdy Glissando」というオリジナル曲に続く流れに、僕はこのアルバム製作のきっかけを感じた。
2曲目はどう考えてもドノヴァンの曲を受けているからね。
「Hurdy Gurdy Man」の持つ一種不思議な世界を「Hurdy Gurdy Glissando」で宇宙へまで導いていくと言う流れ、そして更に奥深くへ...。
聴き進めながら僕は何となくどこかで聴いたことのあるような感じだよな~、何て思い始めてくる。
う~ん、スティーヴ・ヒレッジのちょっとコミカルな印象を受けるヴォーカル。
そしてインド的なアプローチ...。
そうか、最近のバンドのクーラーシェイカーってまるっきりこんなじゃない。
彼らのアルバム・タイトルも「K」だった....。
う~ん、スティーブ・ヒレッジの魂ははこんな形で引き継がれていたのか~...。
このアルバムのクレジットを見て驚いたのは、ジャズ界から何とドン・チェリーが登場して「Lunar Musick Suite」の中間部でトランペットを吹きまくっているのだ。
一体どういう繋がりだったんでしょうか?
アルバムの最後を飾るビートルズのカヴァー「It's All Too Much」は、ビートルズ好きのトッドのアイデアじゃなかったんだろうか?
比較的原曲に忠実に演っている。
元々ビートルズの曲の中でもサイケ色の可也強い作品だったからね。
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Re:おお!
ドノバンのカバーがきっかけなんだよね、きっと....。
オリジナルに比べると若干明るいね。
>まだ僕はアルバム聴いた事ないけど、是非聴いてみたいな。
分かりました。(意味不明。)
オリジナルに比べると若干明るいね。
>まだ僕はアルバム聴いた事ないけど、是非聴いてみたいな。
分かりました。(意味不明。)
無題
こんにちは、これユートピアでトッドのプロデュースでしたっけ?
いや~ちょっとあったと思ったので聴いて見ます。忘れちゃってるけど、この人好きなんですよ。KHANをこの間記事にして久しぶりに聴いたらめちゃくちゃ良かったんで・・・今度はこれ聴いて見ますね!ドノバンのその曲も大好きなんで。
あと、勝手にリンクしちゃってます・・・すみません、まずかったらおっしゃってください。
いや~ちょっとあったと思ったので聴いて見ます。忘れちゃってるけど、この人好きなんですよ。KHANをこの間記事にして久しぶりに聴いたらめちゃくちゃ良かったんで・・・今度はこれ聴いて見ますね!ドノバンのその曲も大好きなんで。
あと、勝手にリンクしちゃってます・・・すみません、まずかったらおっしゃってください。
Re:無題
KHANと言うバンド...存在すら知りませんでした。
う~ん、チェックリストに入れておこう..。
>あと、勝手にリンクしちゃってます・・・すみません、まずかったらおっしゃってください。
いえいえ、とんでもない。
こんなブログにリンクして頂けるなんて光栄です。
こちらもリンクはらせて下さいね。
う~ん、チェックリストに入れておこう..。
>あと、勝手にリンクしちゃってます・・・すみません、まずかったらおっしゃってください。
いえいえ、とんでもない。
こんなブログにリンクして頂けるなんて光栄です。
こちらもリンクはらせて下さいね。
続編待ち?
コメントを読んで久し振りに聴いてみたいなという気にさせられました。ステイーブヒレッジは近くて(プログレ好き)遠い(でも、かなり支線を走っているな)というイメージの人でした。せめてハケットくらいの位置にいてくれたらと思わせるような存在。でも、プログレ、サイケは襖一枚の隣接度。ドノバン、トッド、ビートルズとくれば必聴の秘蔵盤かも。
[L]うーん、あとは誰か日本のバンドが[D]を作ればいいのかな。
[L]うーん、あとは誰か日本のバンドが[D]を作ればいいのかな。
Re:続編待ち?
良い意味で聴きやすいアルバムだと思います。
プログレとも、サイケとも、言えますが、スペイシーでクロスオーヴァーなロックン・ロールと言った印象です。
私信:数週間前東86丁目で待機していた時にお見かけしましたが、気付いた時にはもうアパートの中でしたので声をかけられませんでした。
プログレとも、サイケとも、言えますが、スペイシーでクロスオーヴァーなロックン・ロールと言った印象です。
私信:数週間前東86丁目で待機していた時にお見かけしましたが、気付いた時にはもうアパートの中でしたので声をかけられませんでした。
プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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