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2008/10/18

最近何だか大分涙もろくなってきた...。
ちょっとした良い話を聞いたり感動的なシーンを見ると直ぐに目頭が熱くなってしまう。
特にそれが子供と親の事だったりすると顕著。
この間も「アイアンマン」とか言う映画を観ていて、父親が悪人にいたぶられその子供が叫ぶシーンで何だか泣けてしまった。
客観的に観てそこは泣くような場面じゃないでしょ、と自分自身に突っ込みを入れてしまったくらい...。
何とも歳をとった証拠だろうか。

...。

で、今日はジャニス。(今週の頭からずっとこれ聴いてます。)
これはジャニスの死後13年経った1983年にリリースされた未発表曲集のような編集盤。

1. Tell Mama - 5:46
2. Magic Of Love - 3:02
3. Misery 'N - 4:13
4. One Night Stand - 3:07
5. Harry - 0:57
5. Raise Your Hand - 3:44
6. Farewell Song - 4:36
7. Medley: Amazing Grace/Hi-Heel Sneakers - 2:35
8. Catch Me Daddy 4:50

ライブ録音とスタジオ録音がごちゃ混ぜにされているし、録音の年代もバラバラ、当然バックのバンドもビッグブラザーからコズミック・ブルース、フル・ティルト・ブギー、はたまたポール・バターフィールドと曲によって違っている。
アルバムとしては、統一性のない寄せ集めの酷いもんなんですけどね~、いやいや、何をおっしゃいますウサギさん、そんな事を通り越してここには紛れもないジャニスが存在しておるんですわ。
それに多少の聴き辛さ(各曲の録音レベルの違いやら曲間の繋ぎやら、まあ細かい事だけど...。)を別にすれば、各曲のクオリティーなどは他の彼女のアルバムに引けを取らないくらい素晴らしい。
いや~、これが彼女の死後13年も経ってから発売された事が信じられまヘン。
まあレコード会社の色んなビジネス的思惑があってそうなったんだろうと想像するけど...。
でも、思うんだけど、天国ロック界の同期生、ジミヘンやジム・モリソン南下に比べると、ジャニスって彼女の死後に出されたこう言う未発表音源とかライブ盤とかって少なくない?
ジミヘンなんかはその辺異常な位多いんだけどね。
何でかな~って、思うな。

それにしても、僕は4曲目の「One Night Stand」を聴いた時は、レッド・ツェッペリンの「コーダ」(このジャニスのアルバム同様の寄せ集め作品集)の1曲目「WE'RE GONNA GROOVE」を聴いた時と同様の感動を覚えましたね~。
曲自体のクオリティの高さ、これほどの作品が埋もれていた事への驚き、何だか物凄く儲けた様な気分、等々...。
彼女の切ない人生を感じさせる超名曲っすね。
バックはポール・バターフィールド・バンドで、プロデュースをトッド・ラングレンがしております。
なるほど、トッドか~って言う感じなんですが、流石です。
素晴らしい。

ジャニスって自分の家族と上手くいっていなかった人のようで、随分辛い思いをしたんだろうな~って、勝手に想像してるんだけど、彼女が高校の同窓会に行ったときのフィルムを見るとそれを何となく感じる事が出来る。
だからかどうか分からないけど、このアルバムでも冒頭は「Tell Mama 」そして締めくくりは「Catch Me Daddy 」とお母さんお父さんでまとめられている。

う~ん、意識的か無意識でか、ジャニスは求めていたんだろうな~、親子の絆を...。

これを読んでる、お父さんお母さんの、皆さん、親子の絆を大切にしましょうね~。
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切ない
ジョップリンさんの事はbabyという悲痛な曲と、確かオーバー・ドースでなくなったんだよなあ、位しか知らなかったのですが、このビデオ、痛い、と言うか切ないですね。

ジョップリンさんは結局彼女の求めるものを得れないままあちらに行ってしまったんだろうなあ。親子関係というのは難しいけれど、女性は子供を産めばそこで神話の再構築みたいなことができると思います。必ずしもはうまくいかないけれど、せめて親の目からの親子関係、という目線ができるので、自分が子どもだったときの哀しみとか恨み、つらみ見たいなものからうまくいくと解放されるチャンスがあると思うのです。

hope the peace be with her somewhere up, up there....
しゅうこ 2008/10/19(Sun)01:59:21 編集
Re:切ない
>このビデオ、痛い、と言うか切ないですね。

親子関係に止まらず、学校でもいじめられていたみたいですもんね。
この時はロック・スターとして地元に凱旋した心算だったんでしょうけど、保守的な地域だったんでしょうね...きっと同級生達には逆に冷たい目でみられていたんでしょう。
インタビューで可也痛々しい受け答えをしているし、表情も曇ったまんまでしたね。

う~ん、ジャニスも子供を産んでればね~...。
ただそこには行かずに、ドラッグとアルコールに逃げ込んじゃったんですね。
結局ブルースも彼女を救う事が出来なかったんですかね。
【2008/10/20 09:06】
ご無沙汰しています!
ご無沙汰しています。
涙腺が緩いのは僕も一緒ですが、年を取ったら緩くなることはないそうですよ!
人生経験を重ねて様々な感情を受け止めて来たからこそ、他人への思慮深さが高まり、人の気持ちが分かるぶん感情移入し易くなるんですって。
人間として成長できてるってことだと思いますよー!

今年の遠方はロンドンだけでしたが、年明けに久々の米国業務(サンフランシスコ)がはいりました。
その先NYも行くと思うので、またそちらで会いましょうねー

crane 2008/10/19(Sun)02:48:17 編集
Re:ご無沙汰しています!
おおっ、ご無沙汰です。
そうか~、涙腺の緩みは年齢の問題じゃなくて経験によるものか~...。
説得力のあるご意見を有難うございます。

サンフランシスコか~、良いね~。
それこそ、ジャニスがいた町じゃないですか~。
一度行ってみたいんですよね。

楽しんできてくださいね。
..って、仕事なんすね。
【2008/10/20 09:13】
ジャニス
伝記映画を見たのは10年くらい前ですかね。
心の底から振り絞るような彼女の声はとてもパワフルで切なくて。
男関係でも苦労したらしいですからね。
田舎のいじめられっこで収まっていれば違う人生だったかもしれませんが。
有名人になってしまった故の悲しみまでも背負ってしまったような気がします。

それでも、彼女が歌う魂は、僕らの世代にも受け継がれていると思います。
ryoutaro 2008/10/20(Mon)17:04:57 編集
Re:ジャニス
ryoutaroさん、ご無沙汰です。
僕も映画をテレビで観たのは10年以上前ですね~...。

確かに彼女は有名になってしまって背負ったものもあるんでしょうね。
決して美声の持ち主でないのに、これだけの聴衆が惹きつけらるのは、彼女の魂を見せ付けられているからなんだと思います。

彼女に続くシンガーは、スタイルは少し違うかもしれないですけど、パティ・スミスじゃないかと僕は思うんです。
またカレン・カーペンターなんかもジャニスと少し境遇が似ていますよね。
【2008/10/21 09:38】
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Euge
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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