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2009/4/26

いや~、大分ご無沙汰してしまいました。
先週1週間ほど日本へ帰国してたもんですから...。
この木曜日の夜にNYに戻ってきたんですが、時差ボケ、等々の「後遺症」と現在格闘中です。(実際今、早朝の4時位ですが、眠れなくて眠れなくて、...諦めてブログを更新してます。)
6年振りの日本、良かったですね。
僕の身内や友人達に会って、あ~っ、みんな着実にこの土地で時間を重ねてるんだな~って、実感しました。
ただそこへ6年の空白(とは言っても、6年前の帰国は10年振りだったので実際16年以上の空白と言っても良いでしょう..。)を持った自分が一足飛びに現在へ来たものですから、時間の喪失感に伴う何とも空虚な感覚は滞在中ずっとありました。(それは必ずしもネガティブなものでは無かったですけど...。)
だから自分自身の過去の記憶と、今目の当たりにしている現在を結び付けようと頑張っていたんですけど、1週間では無理だった見たいです。
まさに「I Stand Alone 」と言う感じでした。

と言うことで帰国後第一弾は、アル・クーパーの1968年のファースト・ソロです。

All tracks composed by Al Kooper; except where indicated

1. Overture – 4:39
2. I Stand Alone – 3:37
3. Camille (Kooper, Tony Powers) – 2:54
4. One"
(Harry Nilsson) – 2:53
5. Coloured Rain (Steve Winwood, Jim Capaldi, Chris Wood) – 3:01
6. Soft Landing on the Moon – 3:58
7. I Can Love A Woman – 3:28
8. Blue Moon of Kentucky (Bill Monroe) – 2:14
9. Toe Hold (Isaac Hayes, David Porter) – 3:53
10.Right Now For You – 2:33
11.Hey, Western Union Man"( Butler, Gamble, Huff – 3:43
12.Song and Dance for the Unborn, Frightened Child" – 4:31

久々の日本と言うことだったので、CD屋巡りでもしたかったんですが、そんな時間は一切作れませんでした。
でもアメリカにいては入手困難なCD(実際物が無かったり、高かったりと、様々な理由がありますが...。)が日本では楽に手に入ると言う現実があるので、今回アメリカから日本のアマ〇ンでオーダーを入れて実家に送ってもらうと言う手をとりました。
その中でもアル・クーパーの作品はず~っと欲しかったので、今回入手出来て(しかも可也の安価)とても嬉しかったですね~。
早速こちらに戻ってきてから聴いたんですが、いや~、素晴らしい!
長年の僕の期待に思いっきり応えてくれた名盤ですね。
正直言ってアルのヴォーカルはそんなに上手いとは言えないんですけど、何とも頼りなげな感じがリアルで哀愁を呼び込むんですね。
だから僕は凄く好きなんです。
「I Stand Alone 」と言うアルバム・タイトルにあるよう、力強さを感じる反面、孤独な悲しみも背負ってるみたいな...。

アルほどのソングライターが、アルバムを自分自身の作品だけで完成させないのが不思議なんですが、オリジナルもカヴァーもとても自然な流れの中で響いています。
これは彼のプロデューサーとしての資質がもたらしたものなのでしょうね。
更に言えば冒頭や曲間のSEがとても効果的で、特に笑い声から叫びに変わるSEは後のピンク・フロイドの歴史的名盤「狂気」に大きなヒントを与えているように感じられました。
きっとロジャー・ウォータースはこのアルバムを愛聴していたんだろうな~と僕は思いました。

この作品は今後へヴィー・ローテーションになりそうです。
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カツカレー
来日公演おつかれさまでした。先日は久しぶりにお会いできてうれしかったです。今度はゆっくり飲んだり歌ったりしましょう。
yasuji 2009/04/27(Mon)14:12:11 編集
Re:カツカレー
おおっ、ヤスジさん、突然の来訪失礼いたしました。
ヤスジさんの店の様子も分かったし(いや~、立派だな~って色々感動しました。駅から近くて、良いね。)、少しだったけど生で話せたのも良かったです。
次回はしっかり時間をとって、ゆっくり飲んだりしましょう。
【2009/04/28 09:46】
アルクーパー賛
このアルバムを初めて聴いたときから、ファンになりました。冒頭のシュプレヒコールが時代の空気を思い出させます。ただ音色はとても明るいレコードでお祭り広場の臨場感が漂います。確かに歌もオルガンもそんなに上手い人ではないですが、その圧倒的な音楽性とセンスの良さは鬼才、奇才と呼ぶに相応しい存在だと思います。明るい孤独感とでも言うべき独特の世界を作り上げています。次作の”孤独の世界”も是非、聴いて見て下さい。幾分,地味ですがこの路線が深化しています。当時、日本からの招待に応じなかったのがくやまれます。僕らの世代にはもの凄く人気があったのです。未だに全カタログが廃盤になってない国は日本だけらしいです。日本の音楽嗜好のセンスも捨てたものじゃないですね。
ミスターT 2009/05/02(Sat)12:05:52 編集
Re:アルクーパー賛
そうですね、「明るい孤独感」と言うのはとても分かります。
ある意味孤独を楽しんでいるのでしょうか?アル・クーパーは...。

セカンド・アルバムは以前から持っていて聴いていたんですが、僕はこのファーストの方にインパクトをより強く感じました。
それと「赤心の歌」にも可也やられました。

アメリカ人のアル・クーパーの作品がアメリカで買えなくて(とは言っても今ではちょっと高いのを覚悟さえすれば手に入りますけど...。)日本で買ってくるというのは、やはり何か変です。
【2009/05/03 00:00】
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ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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