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天知る 地知る 汝知る
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2008/3/29

ここ数日早朝の仕事が続いて寝不足気味です。
こういう時は眠気を吹き飛ばすロッケンロー!で気分を爽快にさせると車の運転もOKです。

と言う事で、昨日の早朝グレッグ・レイクの1981年のライブを聴きながら車の中で一人で盛り上がっていました。

1. Fanfare For The Common Man / Karn Evil 9
2. Nuclear Attack
3. The Lie
4. Retribution Drive
5. Lucky Man
6. Parisienne Walkways
7. You Really Got A Hold On Me
8. Love You Too Much
9. 21st Century Schizoid Man
10. In The Court Of The Crimson King

サンプル♪

ELPの解散後レイクが公衆に初めて姿を見せたライブと言う事で当時話題になりました。
僕の実家では東○新聞を取っていたのですが、何しろこの新聞(多分夕刊)に写真入で報道されたくらいですからね~。
当時高校生になったばかりの僕はプログレの虜だったので、この記事を見つけたときは可也興奮したものでした。
今考えると、これは東○新聞に熱狂的なレイク・ファンがいて無理やりに写真入の記事にしてしまったのではないかと思います。(笑)しかしながら、この記事が掲載された何十年も後まで、この記事の事を覚えている人間がいるという事をこの記者さんは誇りに思って良いと思います。
このライブではゲーリー・ムーアがギターで参加しているのも話題のひとつでしたね。
レイクとゲーリー・ムーアの接点が何処にあったのか謎なのですが、一見相反する個性のように思えますけど、どうしてどうして、これが中々のマッチング。
味噌汁には白いご飯が付き物ですが、味噌汁にトーストも意外に合うみたいな....。(本当に合いますよ、これ。)
レイクと言うとどうしてもキース・エマーソンのキーボードの音が欲しくなりますが、そう言った既成概念をガーリー・ムーア(レイクはMCでこう発音していますね。)のギターは払拭してくれてます。

ライブは「Fanfare For The Common Man 」で幕を上げます。会場が大盛り上がりな様子がそのまま収録されていてCDで聴いている僕も会場にいるような錯覚に陥り知らぬ間に興奮しています。
「ベースの音がレイクらしいな~。」なんて感慨に耽っていたんですが、この時レイクはギターを弾いてるんですね。
この音作りはベース・プレヤーのTistrian Margettsさんの粋な計らいなのでしょうか?それともレイクの要望だったのでしょうか?
どちらにしても聴衆には嬉しい計らいですね。
ガーリー・ムーアのペンによる「Nuclear Attack 」はこのライブのハイライトの1曲だと思います。
タイトルの通り当時冷戦状態だったアメリカとソ連の「核」の恐怖を歌ったものですが、あまり暗くならずに、しかしながらあくまでもへヴィに、ライブのノリを加速させています。
昔流行ったヨーロッパというバンドの「The Final Countdown」と言うヒット曲に少し似ていますが(この曲も核の事を歌ってましたね。)ガーリーのこの曲の方が先ですね。
ここら辺を聴いていると、ライブと言うのは「ノリ」が何より大切なんだな~と実感させられます。
実際ハモリの音程が怪しかったり細かい所では問題がないことないんですが、ライブ全体の流れがこの「ノリ」によって勢いづいているので全く関係ありません。
レイクもMCであまりタラタラと話さず、簡潔にしかも「ノリ」よくやってるので流れを停めず、それどころか潤滑油のようにスムースに事が運ぶのに一役買っています。
そういう意味ではこのライブ盤は名盤と呼んでも遜色ないと思います。
ただこのライブで唯一の疑問は「You Really Got A Hold On Me 」のカヴァーですね。
あまりに唐突でちょっと戸惑ってしまいました。
おそらくゲーリー・ムーアとのセッション時にやったのでしょうが、それをライブにそのまま持ってこなくても良かったのではないかな~とは感じました。
ただ「ELPでやっていた事とは違う事をやりたかった。」と言うレイクのインタヴューを読むと、この曲はその意識を象徴していたのかな~とも思えてきて何となく許せてしまうのでした。

意志薄弱。

お決まりの曲「Lucky Man 」ではキーボードのTommy Eyreさん(知らない人には敬称をつけてます。)がキース・エマーソンのキーボード・ソロをそのままそっくりに演奏していて何だか嬉しくなります。
ミュージシャンなんて我の強い人間が多いんですが、ここでは一歩退いて自分を出さずに聴衆の欲求に答えている形を取っているんですね。
まあ、或いは彼がキースの大ファンで、単にこのソロをそのままやりたかっただけなのかも知れませんが...。

終盤の2曲がキング・クリムゾンの曲。
う~ん、「21st Century Schizoid Man 」はバンドの人達頑張っていますね~。
中間部分のインプロヴィゼイションはクリムゾンのそれとは大分異なりますが、この小難しい曲(テクニック的にも、曲の持つイデオロギーの部分でも)を明快なロックン・ロールの「ノリ」で仕上げているのがこの時代にもマッチしていて成功していると思います。
「In The Court Of The Crimson King 」では、レイクが演歌の道を歩み始めてしまったのを直感させられちょっと悲しくなりましたが、それはそれで良いのかな~と、ここでも安直に許してしまいました。

意志薄弱。

それにしても、このライブ盤からは兎に角「ノリ」の大切さを学びました。
ライブは「ノリ」。
「ノリ」です。
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2008/3/20

これは老化現象の一つなんでしょうか。
就寝時にヘッドフォンで音楽を聴いていると、知らぬ間に枕によだれを流して撃沈してる自分を見つけてるんです。
アルバム最後まで聴いてることはほとんどないんです。

しかしながら昨晩レーナード・スキナードの1977年のこのアルバムは珍しく最後まで聴く事が出来ました。

1 What's Your Name
2 That Smell
3 One More Time
4 I Know A Little
5 You Got That Right
6 I Never Dreamed
7 Honky Tonk Night Time Man
8 Ain't No Good Life

このアルバムを発表後にヴォーカルのロニー・ヴァン・ザントとギタリストのスティーブ・ゲインズが飛行機事故で他界してしまうんですが、炎にメンバーが包まれているオリジナルのアルバムジャケットや



2曲目の「That Smell」の歌詞

Ooooh that smell
Can't you smell that smell
Ooooh that smell
The smell of death surrounds you

が、彼らが死を予期していたようでちょっと怖いです。
(まあ実際違う意味で死を予期していたのでしょうが...。)

いや~、それにしても、酒、タバコ、車、ドラッグ、女、そしてロックン・ロールと言う絵に描いたような退廃的なロック・ミュージシャンの姿を歌い、いわば自分達の楽屋裏をさらけ出しているんですが、それに関して「これが俺達ロッカーの姿、カチョ良いべ!」とも「こんな生活もう嫌や!」とも言わず、淡々と事実だけを歌ってるようでとても好感が持てます。

滅茶カッコ良いです。

聴いてる人の視覚、そして嗅覚にまで想像力を働かさせるこの作品。
素晴らしいですね。
タバコとアルコールと安っぽい香水と汗の臭いが混ざり合って充満している車に乗っているみたいです。
(...でも、乗りたくないな~、そんな車...。)

このバンドの初期はアル・クーパーがプロデュースしていたのですが、このアルバムではトム・ダウドになっています。
サザン・ロックらしくアメリカの南部臭さを残しつつも、音はあくまでもタイト!
曲も良い意味でキャッチーなので聴いていて飽きがきません。
僕はどちらかと言うとブリティッシュ・ロックの湿った音が好みなのですが、このアルバムは好きでちょくちょく聴いています。


2008/2/22

NYは結構な雪が降って大変でしたね~。
僕も仕事が早く終わったので、家の前とガレージの雪掻きを2時間以上していました。
ふ~っ、疲れた...。
と言いつつ、結構好きだったりします...雪掻き。

この病み上がり後の数日間、アル・クーパー、マイク・ブルームフィールド、そしてスティブン・スティルスによる1968年の歴史的アルバム「Super Session」を聴いておりました。

1.ALBERT'S SHUFFLE
2.STOP
3.MAN'S TEMPTATION
4.HIS HOLY MODAL MAJESTY
5.REALLY
6.IT TAKES A LOT TO LAUGH, IT TAKES A TRAIN TO CRY
7.SEASON OF THE WITCH
8.YOU DON'T LOVE ME
9.HARVEY'S TUNE

ビートルズだとかローリーング・ストーンズだとか、カチッと決まったメンバーによって作り出される音楽ではなく、もっと自由にセッションと言う形で音楽を作りアルバムにすると言う発想。
見事に成功しております。

素晴らしいです。

さすがアル・クーパーです。

マイク・ブルームフィールドのギターを前面に押し出しながらも、アル・ムーパーは彼らしいブラスのアレンジや4曲目の「HIS HOLY MODAL MAJESTY」ではondiolineというキーボードで摩訶不思議なサウンドを作り出してアルバムに幅をもたせています。
やはりこのアルバムの成功はこうした彼のプロデュサー的な感覚に負う所が大きかったのでしょう。
スティーブン・スティルスの参加は、ともすればブルース一辺倒になりがちなこのセッションにポップという空気を持ち込み、このアルバムが実は「ロック」のセッションだった事を思い起こさせてくれます。
ボブ・ディランに世界一のギタリストとさえ言わせたマイク・ブルームフィールドのギターにどうしても注目してしまいがちですが、実は軽快なギター・ソロを聴かせてくれるスティルスのギターも可也捨てがたいです。

久しぶりに聴いていて、心の奥から「あ~っ、良いな~、。」って呟いてしまいました...。
家の子供とかに是非聴かせたいアルバムの1枚ですね。
実に「生」な音ですからね。
よく聴いてると、スネア・ドラムの裏のバネが「ササーッ...。」っていう音が聴こえたりするんです。そんなのが聴こえると「おおっ、本当にスタジオでジャムってるんだな~。」って感じるんですよね。
でも、息子にはまだ良く分からないだろうな~...。

ライブ・アルバム「フィルモアの奇跡」と合わせて聴くと更に美味しさが広がります。
最近「Super Session Vol.2」なんてのが出てるみたいですね...。


12/12/2007

巷では10日に行われたレッド・ツェッペリンの再結成コンサートの話題が溢れているようですね。
う~ん、ついにツェッペリンまでも再結成か~。
ピンク・フロイドといい、クリームといい、この間観に行ったポリスといい、往年のロック・バンドの再結成に関してはなんとも複雑な心境だったんですが、それとは裏腹にむずむずと血が騒いでしまっている自分がいつもいたんですね。
そして今回のツェッペリン。
当然のように血液の濁流が血管の中を流れまくり究極の興奮状態に陥ってしまいました。(嘘)
いやいや、まあ、そんな大袈裟ではないけど、でももしこのお祭りに参加できてたらそれはもう大騒ぎだったでしょう。
YouTube で少し見れたけど、やはりライブ会場にいるのとは当然違いますからね。ジミー・ペイジのギターが下手になったとか、ロバート・プラントの声が出ていなかったとか、そんな事どうでも良くなっちゃっただろうしね....。

そんな自分を慰める為に今日はツェッペリン全盛期のライブを集めた1997年に発売のこのCDを聴いていました。
ディスク1が1969年のライブ。
ディスク2が1971年のライブ。
う~ん、聴き比べるとこの2年の間にジミー・ペイジのギターが格段に上達してる事が分かりますね~。
69年の方は荒削りで勢いあった分、今聴くと少し耳障りな感じがしました。それに比べて71年の方では音色もフレーズも安定してきて激しくも美しいプレイがされているように思います。
そしてそその71年のライブでは「Going to California」、「That's the Way」でライブでのアコースティック・ギターの演奏が聴けるのが嬉しいですね。
このアルバムが出るまでは唯一の正規のライブ・アルバムだった「The Song Remains the Same 」ではアコースティックはなかったですから。
また69年ライブのディスク1にも、71年ライブのディスク2にも、また73年ライブの「The Song Remains the Same 」にも収録されている「Dazed and Confused」を聴き比べると、その変化していく様が手に取るように分かりとても興味深いです。
69年時点ではこの曲の演奏時間は6分程度、それが71年には18分に膨れ上がり、73年には恐ろしい事に約27分にまで...。
えらいこっちゃ、って感じです。
きっとライブを重ねていくうちにアイデアが溢れ出てきて、どんどんと継ぎ足しされていってしまったのでしょう。
ツェッペリンと言うバンドが熟していく過程と比例しているようで面白いです。

そう言えば僕は未だ「How the West Was Won」と言う2003年に出たライブ・アルバムをチェックしていなかったな~。




2007/10/8

今日はコロンバス・デイで休日だったけど僕はそれに関係なく仕事。
今週...っていうか、先週か...、ヒマだったからな~。
それにしても、10月も2週目だって言うのにこの暑さは一体何なんだろうか?
今もクーラーをつけていないと汗がタラタラと落ちてきてしまう。
異常気象だね~。

と言う事で(...って、どういう事?とひとりつっこみ)仕事に行く時に元気つけようと思って、当時ビートルズの再来?と言われたナックの1979年のデビュー・アルバムを大ヴォリュームにして聴いていた。
ご存知、大ヒット曲「My Sharona」収録作品なのだが、今こうして聴いてみるとどの曲もノリが良く、アルバムとしてもバランスのとれた良い作品だったと言うのが分かる。
いわゆる「一発屋」としての汚名は、彼等に失礼だったのではないだろうか?(とは言え大ヒット曲は1曲だけだったのは事実..。)
アルバムは「My Sharona」のシングルのB面だった「Let Me Out」で始まる。
1979年と言うと、まだパンク・ロックの余波がガンガンの時代。
この曲もパンクっぽいビートでかなりドライブ感がある。
「Let Me Out」と歌っているけど、僕には「Let Me Come」と言ってるように思えるんだよね...。
つまり、「もう、イってもいいか~!出しちゃってもいいか~!」って...。

失礼....。

そう、でも基本的にこのバンドはこのアルバムで性的衝動をロック・ビートにのせて歌っているだけなんだよね。
パンクのような社会へのメッセージなどでアジるのではなく、それこそエルヴィスや初期のビートルズ、ストーンズがやっていたロックン・ロールなんだよね。

ところでこのバンドには随分と後になってあの天才ドラマー、テリー・ボジオが加入したんだけど、このアルバムの「(She's So) Selfish」って言う曲の盛り上がる部分のヴォーカルが、ザッパのアルバムでボジオが歌ってる「I'm so cute」って言う曲のヴォーカルとイメージがダブるのは何らかの因果関係があったのだろうか?
ちょっと考えすぎ?

それにしても、「My Sharona」。
う~ん、確かにインパクトのある曲ですな。
ギターソロも結構頑張っているんだよね。(途中でネタ切れっぽくなるんだけど、強引に引っ張ってるのが逆にカッコいい...。)
この「My Sharona」の Sharonaさんってのは実在の人物で、


(この写真のお姉さん。)

今は不動産屋なんだって...。どうでも良い話だけど。
ヴォーカルでギタリストのダグ・フェイガーが彼女がいるにも拘らずSharonaにほれちゃってこの曲を書いたらしいっす。
う~ん、まさしく性的衝動...。
これぞロックン・ロール。

「英雄色を好む」ですな....。



2007/7/27

暑いですね~。
とは言え、今年は例年に比べて過ごし易い夏だとは思うんだけど。

此処の所、キンクスのこのアルバムばかり聴いていた。
1971年の映画のサウンド・トラック。
映画は観たこと無いんだけど、あんまり良い評判は聞いていないね~。
生殖器を失くした男がそれを移植してもらったことで起こるコメディらしい。
う~ん、確かにB級っぽいね...。
でも、このサントラは可也良いんっすよ~、これが!

いや~、何を隠そう、僕はキンクスが大好きなんですね~。
(何も隠す必要はないんすけど。)
何て言うかな~、こう、しみじみとしちゃうんです。
ビートルズとかディランとかストーンズとかって、好き嫌いとは別のところで存在してるじゃないですか?
誰が何と言おうと、ロックの歴史上この人達なしじゃ語れない部分があるって言うか....。
曲聴いても、「あ~、何か凄いな~。」って圧倒されちゃうって言うか...。
でもキンクスはちょっと違っている。(個人的には同等だとは思ってるんですが...。)
過小評価に対しての同情とかじゃなくて、こう、心に沁みてくるんだよね~、彼らの音楽って...。
特にこのアルバムはそういった部分が顕著に表れてるんですよ。

1曲目の「God's Children」からもう沁みてきちゃう。

Man made the buildings that reach for the sky
And man made the motorcar and learned how to fly
But he didn't make the flowers and he didn't make the trees
And he didn't make you and he didn't make me
And he got no right to turn us into machines
He's got no right at all
'Cause we are all God's children
And he got no right to change us
Oh, we gotta go back the way the good lord made us all

レイ・デイヴィスの文明批判と言うか、不自然なものに対しての皮肉と言うか....。
彼の才能が爆発しています。
素晴らしい。
ここで歌っている God と言うのは、宗教的な事より地球が作り出した自然という風に僕は解釈しています。
映画でも生殖器の移植と言う「不自然な」人間の行為を描いているところから、レイのこの意志がリンクしているんでしょうな。
しかしながら

And he didn't make you and he didn't make me

とレイは歌っていますが、人間がクローンを作れるようになってしまった今の時代、この歌詞が微妙な響きを持って聴こえてしまう...。
う~ん、怖いです。

2曲目は彼らの代表曲のひとつ「Lola」のインスト。
この曲も元々トランス・セクシャルと言う不自然?な人を歌っているので、このサントラに使われることになったのでしょう。

地球温暖化、環境破壊、クローン...文明とか科学とか呼ばれるものが進歩して行き着いてきた現在。
1971年にキンクスが我々に送っていたメッセージが、心に沁みてきます。
排気ガスを撒き散らしながら仕事をしている僕が言えた義理ではないんですが、果たして人類は正しい方向に向っているのでしょうか?


2006/6/13

仕事のミーティングでマンハッタンのグランド・セントラル駅近くまで行ったので、日系の大手リサイクル書店ブック○フをちょっとのぞいてみた。
以前は仕事で毎週この通りに来ていたけど、忙しくてブック○フに寄る時間など全くなかったからね~。
ここは以外に掘り出し物があって、通常高値が付けられている洋楽のCDなんかが普通の値段で売られているのが魅力だったりするんだよね~。
今回はそんな掘り出し物はなかったけど、その代わりに甲斐バンドのこのアルバムを見つけたので購入してきた。
昔からブック○フへ行った時には、僕が中学生だった頃に流行っていた、この甲斐バンドやアリスなどのCDを探してたんだけど、何故か殆ど見かけたことがなかったんだよね。

あんまりこの人達のアルバムをじっくりっ聴いた事なかったんだけど、結構いいよね~、今こうして聴いてみると。
一曲一曲がそれぞれの世界を持っていながらコンパクトにまとまっていて、それがアルバムを形成している。
って言うか、どうもこのアルバムはベスト盤のようだけどね。
1曲目の「Hero」って言う曲はシングル用で、オリジナル・アルバムには収められていなかったみたいだね。
甲斐バンドもビートルズみたいに、シングルとアルバムって分けて考えていたのかな?
この「Hero」って言う曲以外は全体に別れとか失望とかを扱った曲が多いんだけど、聴いてる方は暗く落ち込むような気がしない。
一つにはいい意味でおしゃれに曲が作られているのがあると思う。
サウンド面もそうだし、歌詞の面でも。
「ポップコーンをほおばって」では

映画を観るならフランス映画さ

と歌い始め、

教会の鐘が聞えるかい
天使の讃美歌は聞えるかい

と、どこか現実とはかけ離れている少しおしゃれなシチュエーションが作られているもんね。

だって、これがさ、

映画を観るなら「寅さん」さ



神社の鐘が聞えるかい
坊さんのお経が聞えるかい

だったらあまりにも現実的過ぎて、すんご~く、暗くなって落ち込んじゃうもんね。

また甲斐よしひろって言う人が、「別れ」と言うものを、別の人生のスタートとして捕らえていたんじゃないかと思うからなんだよね。
何か全ての出来事は人生の流れの中のポイントに過ぎない、みたいな...。
そこら辺が、このバンドを暗くしてない理由なんじゃないかと、思うわけです。

ところで、この甲斐バンドにおける歌詞の部分や、曲やアルバムのタイトルの部分で昔から僕は気になっていたことがあったんだよね。
パクリとは違うんだけど、甲斐バンドって映画の題名をそのまま引用してること凄く多いでしょ?
何故かな~って思うんだけど、きっと彼らは映画が好きで、そのタイトルとかが曲作りのインスピレーションを与えていたんだろうな~って、それでそのまま拝借しちゃったんじゃないかって...。

...。

それって、パクリか...。

う~ん、それならついでに、長くなったけど、
「らせん階段」の歌詞

話すことなく僕はしゃべり
聞くことなく耳を傾け

って、
サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」の中の

People talking without speaking,
People hearing without listening,

と同じじゃないか~?



2006/6/4

マハヴィシュヌを聴いて興奮した後に、キング・クリムゾンでその興奮を更に持続させようとするのは、間違った行為ではないよね~?
そして、それを「太陽と戦慄」や「暗黒の世界」で行うのではなく、このライブ盤でするのは更に正しい事のような気がする。
と言う事で、今日は夕暮れ時家族がビデオに夢中になってる間に、ヘッドフォンをしてこのアルバムを楽しんだ。
う~ん、録音状態が良くないのにも拘らず、ここまでファンの間で珍重されるこのアルバムの魅力は一体何なんだろうか?
一つには「アイランド」の時代のライブとしての価値があげられるかな?
今でこそ、うっげ~、こんなライブ盤あるの~?ってくらい、ガンガンにクリムゾンのライブが発売されてるけど、当時はU.S.Aライブとこのライブ盤だけで、貴重な音源のひとつだったからね。(ブートレッグは沢山あったのかもしれないけど...。)
またあの叙情的なアルバムを製作したメンバーによって行われたライブにしては、大分演奏にギャップがあって面白いアルバムだし。
また崩壊寸前のバンドのエネルギーが、逆に上手い具合に作用してアルバムの成功をもたらしているのも理由の一つかな。
どうせぶっ壊れるんなら、行くとこまで行ってやるぜ~!的な派茶滅茶なパワーがあったのかもしれない。
後にバッドカンパニーにベーシストとして加入するボズと、ボブ・ディランのバックでドラムを叩く事になるイアン・ウォレスの作り出したグルーヴは、ファンキーなロックそのもので、キング・クリムゾン(と言うかロバート・フリップ?)の指向していたジャズ的なアプローチが少なく、それが逆にメル・コリンズのサックスとロバート・フリップのギターを引き立てているような気がする。
面白いミス・マッチみたいな...。

ところで、このアルバムのライナー見たら、ロバート・フリップってこのバンドが崩壊する前後、ジョン・ハイズマン(Dr)とマーク・クラーク(B)更にキース・ティペット(P)とバンドを組む話があったみたいね。
何か、そのバンドも聴いてみたかったな~。



2006/4/25

ニュージャージー州って別名 Garden Stateって言うだけど、車のナンバー・プレートにはそう書いてあるのを見て僕は最近知ったんだよね。
で、地方へ行ってニューヨークへ戻ってくると、Welcome to Empire State っていう看板が州境で迎え入れてくれるから、あ~、じゃあニューヨークは別名 Empire State なのか~、なんて考えてたら、他の州の別名にも興味を覚えて調べてみた。
       ↓
 http://www.livgenmi.com/statemotto.htm

ハワイって Aloha State だって(笑)そのままじゃん!
でも言葉を入れて検索したら一発でこう言うの探せるもんね~今は本当に便利な時代だよな~。

今日はその Garden State で仕事だったんだけど、良い天気だったので、昼はハドソン川沿いにあるフォートリーのきれいな公園で弁当を食べた。
う~ん、全然ファンシーな弁当じゃないのに、ああいう所で食べると美味しく感じるのは不思議。
週末の天気の良い日にまた弁当持ってやって来ようっと...。

仕事を終えて帰宅の路に着いた時、ナックのこのアルバムを聴いていた。
う~ん、ナック....。
デビュー当時はビートルズの再来と言われていたけど、残念ながらそんな事は有り得なかったね~。
第二のビートルズとか言われていた人達でまともに残ったバンドってあんまり無いんじゃないかな~?
このアルバムでバンドはデビュー当時に比べ明らかに演奏技術が向上していて、物凄くタイトなバンドに変身している。
しかしながら、未熟な演奏力だった「マイ・シャローナ」のファースト・アルバムの方が遥かに魅了的だったのは、このバンドにとって可也不幸な事だったんじゃないだろうか?
何か、考えちゃってるって感じがするんだよね。
細かい所ばっかり。
だからパワーとか勢いが落ちちゃうじゃないかな?
もっとハッタリでかまさないとね~ロックは...。
デビュー作はハッタリ合戦だったのにね~。
でもそんな中でも「One Day at a Time」なんていう曲は、ジョン・ウエイトの「ミッシング・ユー」みたいで結構いいんだけど...。
タイトル曲の「Serious Fun」のブリッジの部分は、デビット・ボウイの「レベル・レベル」のパクリ?でしょうか?
ソックリです。



2006/1/19

昨晩は夜中まで仕事だったので、今日の出張の準備が出来なかった。そのため今朝は朝5時半に会社へ出勤せざるをえず、準備が完了した後そのままアルバニーへ出発した。
いや~、眠いったらありゃしない...。
だって結局3時間しか寝てないのに、それなのにこのまったりとした長距離運転だもんね。
睡魔が襲ってくるのも当然だよな~。
う~ん、仕方ない、腹も少し減ったしマックで少し休憩する事にしよう..。
そしてちょっと仮眠を取ったが、逆にもっと寝たくなってしまった...。
困るなこれじゃ...。
よ~し、気分転換にキンクスのこのアルバムを聴こう!!

う~ん、素晴らしい!!!
特にこの田舎の風景の中で聴くには良いよね~。
だって、「都会で汚れた人間達よ!田舎に戻って、人間らしい暮らしを取り戻そう!」みたいなテーマのアルバムだからね。
今や僕にとってはフェイヴァリット・バンドのひとつになったキンクスだが、その数多くあるキンクスのアルバムの中でも( と言っても全アルバムをチェックした訳ではないけど...。)このアルバムは最高峰に位置する作品だよね。
僕が出張に持参する回数も、他の色々なCDに比べてこのアルバムは可也高い。
いや~、何度も言うけど、素晴らしい作品だね~。
聴いてると、胸がキュウっとなってくる...。
その中でも「Village Green」を聴いてると、ノスタルジーな気分でいっぱいになる。

'Twas there I met a girl called Daisy
And kissed her by the old oak tree.
Although I loved my Daisy, I saw fame,
And so I left the village green.

僕はず~っと、I saw fame,ではなくて I saw fate だと思い込んでいた。
今回歌詞を確認して、ちょっと印象が変わったかな...。

まだこのアルバムをチェックしていない人がいましたら、是非1聴をお勧めいたします。

プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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