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5/29/2011

たまにキング・クリムゾンのロバート・フリップのブログをチェックするんですけど(マメにアップされるし写真も沢山ある律儀なブログです...)、5月7日の日記にクリムゾンのリフォーメーションについて書かれていました。
どうもジョン・ウエットンとデヴィッド・クロスと話をしたらしいです。

う~ん、後期クリムゾンか~...素晴しい。

という事で、1974年のこのアルバムを聴いていました。


1."The Great Deceiver" ( Wetton, Fripp, Palmer-James) – 4:02
2."Lament" (Fripp, Wetton, Palmer-James) – 4:00


3."We'll Let You Know" ( Cross, Fripp, Wetton, Bruford) – 3:46
4."The Night Watch" (Fripp, Wetton, Palmer-James) – 4:37


5."Trio" (Cross, Fripp, Wetton, Bruford) – 5:41
6."The Mincer" (Cross, Fripp, Wetton, Bruford, P-James) – 4:10
7."Starless and Bible Black" (Cross, Fripp, Wetton, Bruford)– 9:11
8."Fracture" (Fripp) – 11:14

パーカッションを担当していたジェイミー・ミューアが脱退して、4人組になった時期のスタジオとライブのレコーディングを混ぜ合わせた変則的なアルバムですが、そう言う事実を知らなければ普通のスタジオ・アルバムとして聴けてしまいます。
ライブ録音というのは低コストであがるらしく、フランク・ザッパもそういう理由からライブとスタジオの録音をミックスしてアルバムを作りますが、果たしてクリムゾンがそういった理由からこの作品を作ったかどうかは知りません。
ただ言えるのは、それらライブ録音の作品群は恐ろしいほどのドライブ感と超絶テクニックがあることです。
特に僕はジョン・ウエットンの歪んだベース・サウンドとカッ飛びテクニックには憧れました。
学生の頃、ある先輩が「あれはマーシャルのギター・アンプにプレシジョン・ベースを突っ込んで作った音だ」と推測していましたが、それが事実か否かは別にして、それだけ激しくもマイルドに歪んだ大迫力サウンドだったわけです。
「Fracture」の後半のベース・ソロはこのアルバムの一番のクライマックスと言えると思います。(ソロに入る一寸前のジョン・ウエットンの掛け声がまたカッチョええです...。)

ところで今回CDを出して来て日本語タイトルを眺めていて気が付いたんですが、これって今の福島原発事故の周辺と妙に合致してるんです。

"The Great Deceiver"(偉大なる詐欺師)...今まで原発の安全神話を作り上げて来た原発推進の人達。
"Lament" (人々の嘆き)...放射能汚染に脅かされている国民。
"We'll Let You Know"(隠し事)...東電及び政府が、ず~っとやって来てる事。
"The Night Watch"(夜を支配する人)...電力会社の人。
"Trio"(トリオ)...東電、政府、安全委員会。
"The Mincer"(詭弁家)...枝野官房長官、管総理。
"Starless and Bible Black"(暗黒の世界)..節電で暗くなった東京。
"Fracture"(突破口)...今現場で作業員の人達が必死になって探し続けてるもの...。

なんとか「暗黒の世界」から明るい光を見つけ出したいものです...。
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1/7/2011

NYはまた雪です。
仕事が暇です....。

今日はミック・カーンの追悼の意も込めましてイギリスのバンド、Japanの1980年の4枚目を聴いていました。

All songs written by David Sylvian (Copyright Opium Arts Ltd.), except where noted,

1."Gentlemen Take Polaroids" – 7:08

2."Swing" – 6:23

3."Burning Bridges" – 5:23
4."My New Career" – 3:52

5."Methods of Dance" – 6:53

6."Ain't That Peculiar" (Robinson/Moore/Tarplin/Rogers) – 4:40
7."Nightporter" – 6:57

8."Taking Islands in Africa" (Ryuichi Sakamoto/Sylvian) – 5:12

何でこのバンドの名前がジャパンなのか知らないですが、その御蔭?で日本で人気が出たのはご存知のとおりです。
そのせいか日本のアーティストとも色々と交流がありましたよね。
このアルバムでは日本が誇る坂本教授が「サポート・ミュージシャン」として参加し、最後の曲「Taking Islands in Africa」でデヴィッド・シルヴィアンと共作しておるようです。
が、しか~し!
彼はサポートとしての役割以上にバンドに影響を与えていたのではないかと?僕は推測します。
アルバム全体を通して坂本"臭"を感じるんですよね~...如何でしょうか?
例えば3曲目の「Burning Bridges」など、ボウイの名曲「warszawa」とイメージがダブるので、その影響はおそらくあったとは思います。しかしコード進行から受ける印象はそれよりも坂本教授の影響と言う気がするんです。
5曲目の「Methods of Dance」の合の手みたいな女性コーラスなども、僕は矢野顕子さんが登場したのかと思ってしまいましたし...(ちょっと嘘。)

いや~、それにしてもミック・カーンと言う人のベース・プレイには中々驚かされます。
エフェクトを駆使した独特の音作り。
低音でバンドの音を支えるというベースの観念を無視したようなフレーズ。
特異なベーシストであったんだな~と改めて感じました。
僕は昔ボトムラインと言うクラブで、天才ドラマーのテリー・ボジオと一緒にやっていたのを観に行った事がありました。その時は音楽自体が風変わりなものだったので、ミック・カーンのベースを特に変態的だとは感じませんでしたが、独特の「うねり」を出していたのは印象に残っています。
惜しいミュージシャンを亡くしたものです...。

ジャパンでは、僕はドラムのスティーブ・ジャンセンと言う人も、無機質でリズムマシンのような変わったドラムを叩く人だな~と感心しております。
何となくアンディ・ニューマークを思い起こさせられるんですが、意外にそこらへんの影響のあるドラマーなのかも知れませんね。
そう言えば、初期のジャパンって結構ファンキーな曲もあったりしましたよね。
意外とスライとか好きだったかも知れないですね。


6/22/2009

先週の事、家の近所に住む知り合いの子J君(4歳?5歳?)を数時間預かる事になりまして、久々に小さい子と接しました。
この子はとても賢く大人しい全く手のかからない超お利口さんで、僕など驚きで顎が外れてしまった位です(...それは嘘...でも本当にお利口)。
通常この位の年齢の子は、多少なりとも大きな声を出したり、ちょっとはしゃいじゃったりするものですが、そんなことは全くなし。
きっと親御さんの教育が良いんでしょうね。
でもここは自分の家ではないし、この年齢なので、玩具で遊んでいても気がそぞろなのが何となく分かるんです。
で、うちの子供が好きだったDVDを出して来て見せてあげたんです。



3部構成の古いアニメーションなんですけど、味があって僕も好きなんです。
でもこの子は最初のストーリーを見てて、結構直ぐに飽きちゃっていたんですね。子供とは言え、人それぞれ好みがあるから仕方ないんな~と思っていたんですけど、第2部のキャロル・キングの歌をフューチャーしたアニメーションが始まったらじ~っと画面に釘付けになっちゃったんです。
合計4曲収録されているんですが、その間全く動かずに見ていて、玩具を持っていた手も止まったまんまでした。
何だか魔法にかかったみたいな様子だったんで、見ていて面白かったですね。
そして第3部のアニメが始まって、やっと魔法が解けて画面を見ながら遊びだしました。

いや~、それにしても恐るべしキャロル・キング。
子供に魔法をかけてアテンションを奪ってしまったんですね。
まさに音楽のパワーを見せ付けられた瞬間だったように思いました。

と言う事で、キャロル・キングの1975年リリースのこのアルバムを聴いていました。

Lyrics by Maurice Sendak, music by Carole King

1. Really Rosie
2. One Was Johnny
3. Alligators All Around
4. Pierre
5. Screaming and Yelling
6. The Ballad of Chicken Soup
7. Chicken Soup with Rice
8. Avenue P
9. My Simple Humble Neighborhood
10.The Awful Truth
11.Such Sufferin’
12.Really Rosie (Reprise)

子供用のアニメーションのサウンド・トラックと言う事で、既成のキャロル・キングのアルバムとは違ったポジションにある作品かもしれません。
しかしながら、そんじょそこらのソングライターの作品なんかではなく、あのキャロル・キングの作品です!
クオリティーは当然の事ながら高いです。
またある意味良い具合に彼女の肩の力が抜けて、楽しんでこの作品に取り組んでいるように感じます。
ですから、聴いている人たちにもそれが伝わって、素直に楽しむ事が出来るのでしょう。
Maurice Sendakさんと言う、絵本作家?の書く歌詞も理屈っぽかったりお説教臭かったりするのではなく、単なる言葉遊びに徹していたりして良いですね。
ビートルズやディランが批評家などに歌詞の意味を問われて、「単なる言葉遊びさ」って答えているのをよくインタビューの記事に見ましたが、それと同等の事なんだろうと思います。

ところで、チキン・スープと言うのはこっちでは風邪を引いたりお腹の具合が良くない時の定番で、また冬の寒いときに体が温まる非常に家庭的な料理なんですね。
と言う事で、今お腹を壊して学校を休んでチキン・スープを食べているうちの娘の横でブログを更新しているEugeでした。


2009/5/13

前回RCを聴いて以来、至極自然な流れだと思うんですが、ローリング・ストーンズを無性に聴きたくなりまして、来る日も来る日も丘の上の愚か者のようになって彼等のアルバムを聴きまくっていました。
ブログもストーンズのアルバムのどれかについて書こうと思って用意しておりました。
それが一昨日の夜の事。
その晩も「ストーンズを一発ガツンと聴いてから寝よう。」と思っていたのですが、「その前に軽いアピタイザーが欲しいな~。」などと思って、ポール・モーリアなど聴いておったのですがそれは流石に軽すぎたんですね。
そしてCDの棚を眺めていましたら目に飛び込んできたのが「Unfinished Music No.2: Life with the Lions」...。
「おっ、これは暫くの間聴いてませんな~。」(と言うか、買って最初に聴いた時から殆ど聴いていなかった...。(笑))などと思い、軽い気持ちで聴き始めたんですね。
ジョン・レノンとオノヨーコによる1969年の作品なんですが...。

1. Cambridge 1969 – 26:31
2. No Bed For Beatle John – 4:41
3. Baby's Heartbeat
– 5:10
4. Two Minutes Silence – 2:00
5. Radio Play – 12:35

bonus tracks
6. Song For John - 1:29
7. Mulberry - 8:47

「んぐっ、...。(汗)」

いや~、相変わらずヨーコさんやってくれていますな~、なんて最初思っていたのです。

しかし...。

ん?ん?ん?

ちょっと待てよ...。

ん?ん?ん?

いや、これ、ちょっと凄いかも...。

うむ、うむ、...。

と言う具合に1曲目の26分31秒、完聴してしまいました。
この時ヘッドフォンをして聴いていたのですが、どうも音が漏れていたらしく、ふっと気付くと僕の傍らで心配そうな顔をしながら立ってる子供達に「お父さん、何聴いてるの?」と訊かれてしまいました。
自分自身我に帰って絶句してしまいまして、子供達には笑ってごまかしました。

所謂アヴァンギャルドなノイズ音楽と言うものに関して詳しくないんですが、ギターのフィードバックとヨーコさんの絶叫が呼応しながら延々と続くこの音世界に、1973年に発表されたロバート・フリップとブライアン・イーノの「No Pussyfooting」の原型を観たような気がしたんです。
「音楽」と言うひとつの流れ(展開やストーリー)を持った、言わば「線」、に対して、「音」と言う、言わば「点」のような物、或いは「線」であったとしても金太郎飴のようなどこを切っても同じ顔の出てくる物の追求...。
そんな気がしたんです。
これは明らかにビートルズに対してのジョン・レノンの挑戦とも思えますし、構築されたものへの破壊行為であるような気がします。
そういう意味では、これはパンクと言えると思います。
5曲目の「Radio Play 」は、僕が想像するに、ラジオの周波数をいじくってそのノイズをリズム化しているんですが、これって今ヒップ・ホップ系のDJの人たちがやっているスクラッチと同じなんですね。
ジョンとヨーコはもう何十年も前に始めていたんです。
この先見性には流石に脱帽です。

このアルバムは「未完成」と言うタイトルがついているんですが、これってつまり「提示」なんだと思います。
ジョンとヨーコが「こう言うことも出来るんだよ。」というヒントを与えてくれているアルバムなんですね。

と、こんな事を昨日考えていたんですが、NYにあるロックン・ロールの殿堂でちょうど昨日からジョン・レノン、ニューヨーク・イヤー展?が始ったのを知って、おおっ、何と言う偶然!と一人で悦に入っていました。


2009/4/26

いや~、大分ご無沙汰してしまいました。
先週1週間ほど日本へ帰国してたもんですから...。
この木曜日の夜にNYに戻ってきたんですが、時差ボケ、等々の「後遺症」と現在格闘中です。(実際今、早朝の4時位ですが、眠れなくて眠れなくて、...諦めてブログを更新してます。)
6年振りの日本、良かったですね。
僕の身内や友人達に会って、あ~っ、みんな着実にこの土地で時間を重ねてるんだな~って、実感しました。
ただそこへ6年の空白(とは言っても、6年前の帰国は10年振りだったので実際16年以上の空白と言っても良いでしょう..。)を持った自分が一足飛びに現在へ来たものですから、時間の喪失感に伴う何とも空虚な感覚は滞在中ずっとありました。(それは必ずしもネガティブなものでは無かったですけど...。)
だから自分自身の過去の記憶と、今目の当たりにしている現在を結び付けようと頑張っていたんですけど、1週間では無理だった見たいです。
まさに「I Stand Alone 」と言う感じでした。

と言うことで帰国後第一弾は、アル・クーパーの1968年のファースト・ソロです。

All tracks composed by Al Kooper; except where indicated

1. Overture – 4:39
2. I Stand Alone – 3:37
3. Camille (Kooper, Tony Powers) – 2:54
4. One"
(Harry Nilsson) – 2:53
5. Coloured Rain (Steve Winwood, Jim Capaldi, Chris Wood) – 3:01
6. Soft Landing on the Moon – 3:58
7. I Can Love A Woman – 3:28
8. Blue Moon of Kentucky (Bill Monroe) – 2:14
9. Toe Hold (Isaac Hayes, David Porter) – 3:53
10.Right Now For You – 2:33
11.Hey, Western Union Man"( Butler, Gamble, Huff – 3:43
12.Song and Dance for the Unborn, Frightened Child" – 4:31

久々の日本と言うことだったので、CD屋巡りでもしたかったんですが、そんな時間は一切作れませんでした。
でもアメリカにいては入手困難なCD(実際物が無かったり、高かったりと、様々な理由がありますが...。)が日本では楽に手に入ると言う現実があるので、今回アメリカから日本のアマ〇ンでオーダーを入れて実家に送ってもらうと言う手をとりました。
その中でもアル・クーパーの作品はず~っと欲しかったので、今回入手出来て(しかも可也の安価)とても嬉しかったですね~。
早速こちらに戻ってきてから聴いたんですが、いや~、素晴らしい!
長年の僕の期待に思いっきり応えてくれた名盤ですね。
正直言ってアルのヴォーカルはそんなに上手いとは言えないんですけど、何とも頼りなげな感じがリアルで哀愁を呼び込むんですね。
だから僕は凄く好きなんです。
「I Stand Alone 」と言うアルバム・タイトルにあるよう、力強さを感じる反面、孤独な悲しみも背負ってるみたいな...。

アルほどのソングライターが、アルバムを自分自身の作品だけで完成させないのが不思議なんですが、オリジナルもカヴァーもとても自然な流れの中で響いています。
これは彼のプロデューサーとしての資質がもたらしたものなのでしょうね。
更に言えば冒頭や曲間のSEがとても効果的で、特に笑い声から叫びに変わるSEは後のピンク・フロイドの歴史的名盤「狂気」に大きなヒントを与えているように感じられました。
きっとロジャー・ウォータースはこのアルバムを愛聴していたんだろうな~と僕は思いました。

この作品は今後へヴィー・ローテーションになりそうです。


2008/12/28

クリスマスも過ぎ、後数日で今年も終わりますね。
あ~、何とも月日が経つのは早いこと!(毎年、と言うか毎度嘆いておりますが...。)
何にも考えずに生活しているので、今年はクリスマスカード(と言うか僕の場合、クリスマス・メール)を出すのを忘れてしまいました。
そして子供たちへのクリスマス・ギフトは家内に任せっぱなし...。(毎度のことなんですが...。)
いや~、でも子供たちって、彼らの認識として、クリスマスって言うのは単にギフト・デイでしかないんじゃないかな?って感じるんですよね。
まあ、クリスチャンの人達はそこらへんの教育はちゃんと受けているんでしょうけど、それ以外の人達はね~...。
しかしながら、年に一度のギフト・デイ(いや、日本ではお正月のお年玉がありますし、誕生日なんていうのもあるか...。)で幸せな気分を味わえることが出来るなら、あまりごちゃごちゃとクリスマスの教義を理解する必要もないんではないかとも思います。
ギフトをもらうほうも、ギフトを送るほうも、何だか幸せな気分になれるじゃないですか。
こういう気持ちって、大切だと思うんですよね。
ただ世界中では、こんな単純明快なことすら叶わない人達が多くいるのも事実なんですけど...。

で、今日はザ・ジャムの1982年彼らの残した最後のスタジオ・アルバムで、僕は彼らの最高傑作だと思ってる、この名盤です。

All songs by Paul Weller except where otherwise noted:

1. Happy Together – 2:51
2. Ghosts – 2:11
3. Precious – 4:13
4. Just Who Is the 5 O'Clock Hero? – 2:15
5. Trans-Global Express – 3:59
6. Running on the Spot – 3:06
7. Circus ( Foxton) – 2:11
8. The Planner's Dream Goes Wrong – 2:19
9. Carnation – 3:28
10.Town Called Malice – 2:55
11.The Gift – 3:08

このアルバムが発売された当時は僕はまだ高校生だったんですけど、中学時代の友達にジャムの大ファンがいた影響で、このバンドには少し興味を感じていたんですね。
そしてある晩、ロック評論家の渋谷陽一氏のラジオ番組で、当時僕が期待していたバンド、「エイジア」(その時は未聴だったのでプログレな音を期待していた。)のオンエアがると言うので、ラジオにかじり付きになって聴いていました。
ところが、この番組で最初にかかったのは実は当時ジャムの新作だったこのアルバムの方だったんですね。(最初は「Circus」だったかな?)
聴いていた僕は、「なぬっ?何じゃこりゃ?これがエイジア?全然プログレじゃないじゃん。」とかなり悲劇的な落胆をしたのを覚えています。(そりゃそうだ...。)
しかしながら、番組を聴き進めるうちにこれがエイジアではなくジャムだったことを知り、ほっとしたんですね。(この落胆が大きかったせいか、実際のエイジアの曲がかかって、そのプログレとはかけ離れた彼らのポップな方向性への落胆がなかったのは幸いでした。笑、)
でも、この「何じゃこりゃ?」と言うジャムの新作に感じたインパクトが大きかったんですね。
その時にエアチャックしたテープを僕は何度も繰り返し聴いていて、その後なけなしのお金をはたいてこのアルバムを購入したんです。
その後は聴きましたね~このアルバム。
メロディが明快になった上、ブラスなどの大胆な導入など、一応ロンドン・パンクの代表的バンドのひとつとして活躍していたジャムにしては、疾走感の減退という負の印象もファンの間ではあったかも知れませんね。
これは実際、ポール・ウエラー自身も「Running on the Spot 」の歌いだしで

I was hoping we'd make real progress -
But it seems we have lost the power

言わば認めているんですね。
しかし、以前にエルヴィスの記事で言及しましたけど、ビートルズにしてもゼップにしても、疾走し続けたバンドがある地点から音楽的成熟が始まると、それをバンドのパワーの減退或いは軟弱化ととる人がいると思うんですけど、僕は少し違うと思うんです。
これは単にパワーの質の変化なんだと思うんですね。
ジャムもこのアルバムではそんな自体が起こっていて、バンドとして本当の意味でプログレスしていたんだと思うんですが、それが結果的にバンドの存続を絶ってしまったのはパンク・バンドとして活躍していた(僕はパンクだと思っていないんですけど...。)彼らの宿命だったのでしょうか。
ポール・ウエラー自身、そんな自分の置かれた状況に苛立ちや悩み、疑問、を抱えていたのかも知れないですね。

Why are you frightened - can't you see that it's you
That ain't no ghost - it's a reflection of you
Why do you turn away - an' keep it out of sight
Oh - don't live up to your given roles
There's more inside you that you won't show

2曲目の「Ghosts」の歌いだしもそんな自分自身を歌ってるみたいに聴こえるんですね。
人に与えられた役割(彼らにしてみれば、パンク・バンドとしてのジャム。)を幽霊みたいに生きるんじゃなく、もっと何か自分自身の中にあるものがあるんじゃないか?と問いかけているようです。

このアルバムは10曲目「Town Called Malice 」というシングル・ヒットを含む、今聴いても色あせることのない名曲のオンパレード。
本当に凄い作品だと思います。

いや~、素晴らしい。

Move - move - I've got the gift of life
Can't you see it in the twinkle of my eye
I can't stand up and I can't sit down
I gotta keep movin' - I gotta keep movin'

生きていること自体が、ギフト(贈り物)なんだ。
止まってる暇はない、動き続けろ!
と歌っていたポール・ウエラーのこのメッセージは、この一年の終了を間じかに控え、新しい年へのぞむ自分自身への反省を促しながらも希望へと導いてくれる、素晴らしいギフトだと感じました。


2008/12/15

おっと~、気付いたらもう今月も半分を超しましたね~...。
今年も残すは2週間のみ。
焦らず、気張らず、のんびり行きましょう。

先週の12月8日は、ご存知の方も多いと思いますけど、ジョン・レノンの命日だった訳ですね。
あの日は可也寒さの厳しい日でしたけど、セントラル・パークのストロベリー・フィールズは熱き思いで溢れかえっていた事と思います。
かつては僕も毎年足を運んでいたのですが、ここ数年(10年位?)はご無沙汰してしまっております。
ただジョン・レノンを神の如く崇めている僕にとっては、その思いは変ることなく、この日は1986年に公式に発表されたこのライブ盤を聴きながら自分ひとりで儀式を執り行っておりました(可也怪しい...。)


1. New York City – 3:38
2. It's So Hard
– 3:18
3. Woman is the Nigger of the World (John Lennon/Yoko Ono) – 5:30
4. Well Well Well – 3:51
5. Instant Karma! – 3:40
6. Mother – 5:00
6. Come Together (John Lennon/Paul McCartney) – 4:21
7. Imagine – 3:17
8. Cold Turkey – 5:29
9. Hound Dog" (Jerry Leiber/Mike Stoller) – 3:09
10.Give Peace a Chance
– 1:00


このライブは1972年にマディソン・スクエア・ガーデンで行われたものなんですが、何ゆえにその14年も後になって発表されたのか....?

う~ん、正直言って、演奏内容は期待以下です。
恐らくはジョンとヨーコの事なので、バンド自体リハーサルを十分に重ねず、ハッとライブを思いついてから何の準備もなくいきなり本番ライブを行ったと結果だったんだろうと僕は思います。
ですから、ジョン・レノン自身も十分にそれは承知していて、ライブ盤としての発売をしていなかったんじゃないかと想像します。
2曲目の「It's So Hard 」のMCでも「リハーサルにようこそ」なんて冗談混じりで言っていますが、半ば本心だったんではないでしょうかね。
アーティストとしても、パーフォーマーとしても、僕はジョン・レノンを常に自分の中で最高の位置においておりますが、その僕も正直このライブ盤は最初に聴いてからその後は敬遠していました。
しかし久しぶりに聴きなおしてみると、演奏の良し悪しに関わらず、ここには紛れもなくジョン・レノンの生の姿が記録されているのが分かります。スーパースターとして何処か遠い所で輝いているのではなく、直ぐ間近にいて声を発している、飾る事のないジョン・レノンを感じる事が出来るのです。
ヨーコさん(何故か「さん」付け...。)はこのアルバムを出すにあたって、出来の悪い方のショー(この日はどうも2回やってるようですね。)を敢えて選んだようです。
この事はこのライブでバックを務めているバンド、エレファント・メモリーのバンマスにヨーコさんは批判をされたようですが、恐らくはバンドの音の良し悪しより、生のジョンレノンの姿を大事にしたヨーコさんの意思ではなかったのかと僕は感じました。
何だか妙に緊張してるジョン・レノン、声の裏返ってしまうジョン・レノン、歌詞を間違えるジョン・レノン、演奏を失敗するジョン・レノン、...カッコいいだけではない、真の姿のジョン・レノンを見せる事によって、人間なんて誰一人として完璧な人なんていないんだよって勇気づけられているような気がしました。

このライブではジョン・レノンの代表的なナンバーが目白押しなのですが、恐らく彼がこの時重点を置いていた曲は3曲目の「Woman is the Nigger of the World 」だったんじゃないでしょうか。(その割には曲の始めにドラムが入りそこなっております...。)
女性の地位向上が叫ばれていた時代でもあったわけですね。
この曲の遺志を受け継いで、7曲目の「Imagine」では歌詞の

A brotherhood of man

と言う部分に

Sisterhood

と言う言葉が付け加えられ、ちょっぴり過去の自分を反省をしているジョン・レノンの姿が垣間見れます。

このライブ盤は、音楽の教科書には向いていないかもしれませんが、人生の教科書としては最高のものですね。


2008/11/01

ハロウィンも昨日無事に終わり、(って、お父さんは夜仕事だったので子供達には付き合わなかったけど...。)今日から11月。
もう今年もあと残すは2ヵ月ですな~。
ここのところ景気の悪い話ばかり..。
来週にはアメリカ大統領の選挙があって、新しい大統領の下景気の回復を期待したいけど、実際どうなのかね~...。
あんまり期待しない方がガッカリしないで済むとも思うけど。

こう言う時は、景気の良い音を一発!
と言う事で、皆さんご存知の仮面ロック(なんじゃそれ、そんな言い方あり?)のキング、キッスの1976年の6枚目のアルバム。

1. I Want You (Paul Stanley) – 3:04
    Lead vocals - Paul Stanley
2. Take Me (Stanley, Sean Delaney) – 2:56
    Lead vocals - Paul Stanley
3. Calling Dr. Love (Gene Simmons) – 3:44
    Lead vocals - Gene Simmons
4. Ladies Room (Simmons) – 3:27
    Lead vocals - Gene Simmons
5. Baby Driver (Peter Criss, Stan Penridge) – 3:40
    Lead vocals - Peter Criss
6. Love 'Em and Leave 'Em (Simmons) – 3:46
    Lead vocals - Gene Simmons
7. Mr. Speed (Stanley, Delaney) – 3:18
    Lead vocals - Paul Stanley
8. See You in Your Dreams (Simmons) – 2:34
    Lead vocals - Gene Simmons
9. Hard Luck Woman (Stanley) – 3:34
    Lead vocals - Peter Criss
10.Makin' Love (Stanley, Delaney) – 3:14
    Lead vocals - Paul Stanley

イェ~、ロックンロールだぜベイベー!これで景気回復だぜ、社長!

このアルバム好きなんだよね。
キッスでは1番のお気に入りかな。

僕は気の滅入るような音がどちらかと言うと好みなんだけど、あんまり暗さのない明快なロックンロールの方がこう言う時には必要なもんっすよね。
前作の「デストロイヤー」(ちなみにプロレスラーの事じゃないっすよ、って...古!)では、プロデューサーのボブ・エズリンが色々いじくってキッスの新しい魅力を引き出そうと頑張ってたけど、このアルバムではエディ・クレイマーに再び戻してシンプルにロックンロールを極めている。
それが功を奏したのか、一皮剥けたバンドの魅力がアルバム中充満している。
う~ん、素晴らしい。
特に、前作の「べス」と言うバラードで脚光を浴びたドラマーのピーター・クリスが今回もヴォーカルで可也良い所を見せている。
いや~、下手するとポール・スタンレーより良いかも...。
「Baby Driver」はグランド・ファンクを彷彿とさせるノリの良いロック・ナンバーで ピーター・クリスのちょっと乾いたような声が目茶目茶魅力的だ。
これ、お気に入りの一つです。
それと有名な曲「Hard Luck Woman」。
いや~、ロッド・スチュアートの「マギー・メイ」?それとも「ユー・ウェアー・イット・ウェル」か?なんて思ってしまいますが、実際これ、ロッドに歌ってもらおうと考えていたらしいね。
でもピーターが歌って正解だったんじゃないでしょうか?
良い感じっス。
キッスって、ハード・ロックと言うより、グラム・ロックに近いと思うんだけど7曲目の「Mr. Speed」なんてモロにTレックスだもんね。
好きだったんだろうな~、きっと。
いや~、でもこの曲ってちょっと異色だな~と思って可也気に入っていたんだよね。
だって、この「 Mr. Speed」って何?と思ってサビの所聴いてたら

I'm so fast, that's why the ladies call me Mr. Speed
They call me Mr. Speed

でしょ。

これってどうも「早漏」の事じゃないかな~って感じてたんだよね。
ハードロックってマッチョでボンド・ガールみたいな女を侍らせてる男のイメージを表現すること多いでしょ?(えっ、そうでもない?)
キッスもそういう傾向あったけど、何だか「早漏」で女に「 Mr. Speed」なんて言われてる情けない男を歌うのって滅茶「粋」だし、面白いもんね。
でも歌詞の全部よく読んでみたら、そうでもなさそうな気がしてきたのでちょっとガッカリだったかな。
でも僕はこの曲は「早漏」で女にバカにされてる情けない男の歌だという事にしておこう。

ジーン・シモンズもいつものように頑張ってて、「Love 'Em and Leave 'Em 」なんてカッチョイー曲を提供してる。

いや~、良いな~、ロックンロール。

イェー、ベイべー!
景気回復だぜ、社長!
大統領はジーン・シモンズで決まりだぜ!


2008/10/18

最近何だか大分涙もろくなってきた...。
ちょっとした良い話を聞いたり感動的なシーンを見ると直ぐに目頭が熱くなってしまう。
特にそれが子供と親の事だったりすると顕著。
この間も「アイアンマン」とか言う映画を観ていて、父親が悪人にいたぶられその子供が叫ぶシーンで何だか泣けてしまった。
客観的に観てそこは泣くような場面じゃないでしょ、と自分自身に突っ込みを入れてしまったくらい...。
何とも歳をとった証拠だろうか。

...。

で、今日はジャニス。(今週の頭からずっとこれ聴いてます。)
これはジャニスの死後13年経った1983年にリリースされた未発表曲集のような編集盤。

1. Tell Mama - 5:46
2. Magic Of Love - 3:02
3. Misery 'N - 4:13
4. One Night Stand - 3:07
5. Harry - 0:57
5. Raise Your Hand - 3:44
6. Farewell Song - 4:36
7. Medley: Amazing Grace/Hi-Heel Sneakers - 2:35
8. Catch Me Daddy 4:50

ライブ録音とスタジオ録音がごちゃ混ぜにされているし、録音の年代もバラバラ、当然バックのバンドもビッグブラザーからコズミック・ブルース、フル・ティルト・ブギー、はたまたポール・バターフィールドと曲によって違っている。
アルバムとしては、統一性のない寄せ集めの酷いもんなんですけどね~、いやいや、何をおっしゃいますウサギさん、そんな事を通り越してここには紛れもないジャニスが存在しておるんですわ。
それに多少の聴き辛さ(各曲の録音レベルの違いやら曲間の繋ぎやら、まあ細かい事だけど...。)を別にすれば、各曲のクオリティーなどは他の彼女のアルバムに引けを取らないくらい素晴らしい。
いや~、これが彼女の死後13年も経ってから発売された事が信じられまヘン。
まあレコード会社の色んなビジネス的思惑があってそうなったんだろうと想像するけど...。
でも、思うんだけど、天国ロック界の同期生、ジミヘンやジム・モリソン南下に比べると、ジャニスって彼女の死後に出されたこう言う未発表音源とかライブ盤とかって少なくない?
ジミヘンなんかはその辺異常な位多いんだけどね。
何でかな~って、思うな。

それにしても、僕は4曲目の「One Night Stand」を聴いた時は、レッド・ツェッペリンの「コーダ」(このジャニスのアルバム同様の寄せ集め作品集)の1曲目「WE'RE GONNA GROOVE」を聴いた時と同様の感動を覚えましたね~。
曲自体のクオリティの高さ、これほどの作品が埋もれていた事への驚き、何だか物凄く儲けた様な気分、等々...。
彼女の切ない人生を感じさせる超名曲っすね。
バックはポール・バターフィールド・バンドで、プロデュースをトッド・ラングレンがしております。
なるほど、トッドか~って言う感じなんですが、流石です。
素晴らしい。

ジャニスって自分の家族と上手くいっていなかった人のようで、随分辛い思いをしたんだろうな~って、勝手に想像してるんだけど、彼女が高校の同窓会に行ったときのフィルムを見るとそれを何となく感じる事が出来る。
だからかどうか分からないけど、このアルバムでも冒頭は「Tell Mama 」そして締めくくりは「Catch Me Daddy 」とお母さんお父さんでまとめられている。

う~ん、意識的か無意識でか、ジャニスは求めていたんだろうな~、親子の絆を...。

これを読んでる、お父さんお母さんの、皆さん、親子の絆を大切にしましょうね~。


2008/6/7

いや~、今週は仕事の忙しい週でした~。
疲れたけどその分自分に返ってくるので納得できます。
こう言う時って僕はあまりロックを聴きたくなくなるので、全く違うジャンルの音楽を聴く事が多くなります。
クラッシック、ジャズ、映画音楽、シャンソン、今週は色々と物色してそれぞれに感銘を受けてとても有意義な時間を過ごせましたが、その中でもこのBBキングのブルースは久々に良かったですね~。

ブルース。
いわばロックの祖先ですが、何故かロック程の進化を遂げた音楽ではない。
ご存知の通りロックは元々チャック・ベリー等がブルースをベースにしてはじめた音楽だったのですが、今では一括りにするには可也多義に渡っています。
しかしながらブルースは未だにブルースとして一括りにするのは難しくはありません。
これは一体何なのでしょうか?
まるで人類の進化とその祖先である猿の進化の違いの様です。
そんな事を思いながらこのBBキングの1971年のアルバムを聴いていました。

1. Caldonia
2. Blue Shadows
3. Alexis Boogie
4. We Can't Agree
5. Ghetto Woman
6. Wet Hayshark
7. Part-Time Love
8. The Power of the Blues
9. Ain't Nobody Home

サンプル♪

これは豪華な顔ぶれで録音されたセッション・アルバムみたいなもののようですが、メンバーは以下のような人達です。

Line-up
B. B. King - lead guitar, vocals
Ringo Starr - drums
Peter Green - guitar
Alexis Korner - guitar
Jim Price - trumpet, trombone, electric piano
Bobby Keys - tenor saxophone
Gary Wright - piano, organ
Klaus Voorman - bass
Duster Bennett - harmonica
Steve Marriott - harmonica
Greg Ridley - bass
Jerry Shirley - drums
Pete Wingfield - piano
Paul Butler - guitar
John Best - bass
Jim Gordon - drums
Bill Perkins - baritone saxophone, clarinet
Ollie Mitchell - trumpet
Chuck Findley - trombone
Jim Keltner - drums
Mac Rebennack (Dr John) - keyboards
Barry Ford - drums
Rick Wright - keyboards
David Spinozza - guitar
Dr Ragovoy - piano
Joshie Armstead - background vocals
Tasha Thomas - background vocals
Carl Hall - background vocals

お~っ、色んな人がいますね~。
中でも僕の眼を引いたのがキーボードのRick Wright なんですが、そうなんですあのピンク・フロイドのRick Wright なんですね。
僕の持っているCDには、どの曲で誰が演奏してるかなどの詳細が一切ないのですが、6曲目の「Wet Hayshark」と言う曲がWright と言う人の作品になっているしピアノをベースにした曲なので、お~っ、これがRick Wright の参加してる曲か~何て思っていました。
しかしながらよくよく参加メンバーを見るとあのスプーキー・トゥースのGary Wrightも参加しているんですね。
う~ん、となるとこれは Gary Wright の可能性も出てきたわけで...。
分からないですね。
ただ曲名を見ると何となくRick Wright方のような気がしないでもないですが...。
2曲目の「Blue Shadows 」は僕の想像ですがおそらくKlaus Voorman がベースを弾いていると思われます。
そうKlaus Voorman とは、あのビートルズのお友達ですね。

このような詮索もアルバムを聴いている時の楽しみ方なのですが、やはり主人公のBBキングをなしに語れない訳です。
BB。
BIG BROTHER? BAD BOY?一体何の略なのかな~と思ってましたら、 "Beale Street Blues Boy"と呼ばれていたところからきたそうです。
今やキー一つを押せば一発ですね。
この Blues Boy の発するブルースが未だに聴衆を魅了するのは何なのでしょう?
今回もこのアルバムを聴いていて思ったんですが、基本的にBBのブルースは楽しいですね。
あまり暗くない。
彼の体のように可也へヴィー級の音ではあるんですが、聴いていて憂鬱にさせないんですね。
ここが未だにこの人の人気の秘密なんではないかと思いました。
そして粘りのあるギターの音。
テクニック的に彼に勝るギタリストはいくらでもいるでしょうが、この魂を揺すぶるような音の存在感と言う点ではBBを超える人はそんなにいないはずです。
名前に負けていない、まさにブルースのキングですね。

プロフィール
HN:
Euge
性別:
男性
趣味:
夢想、妄想、ナチュラル・ハイ
自己紹介:
ジョン・レノンから影響を受けた、
自称、シンガー・ソングライター...。
今日もニューヨークのアストリアで白昼夢。
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